ドラえもんとカーラたちの協力によってブリザーガは消滅した。
翌日、スネ夫は尋ね人ステッキを使っていた。
スネ夫「あっち!」
ジャイアン「よっしゃ」
ジャイアンとスネ夫はタケコプターで石コウモリの巣に入り、自分たちのリュックを見つける。
スネ夫「あったよジャイアン!」
ジャイアン「俺様のカップラーメン!」
スネ夫「僕ちゃんの高級チョコレート…… ん? 見てジャイアン。これってもしかして……」
カーラの持つリングは灰となって消滅してしまう。
のび太「ごめんね、カーラ……」
カーラ「大丈夫! また別の星を探すわ」
のび太「カーラ!」
博士「宇宙は広い。きっとどこかにあるさ……」
しずか「ねぇ、武さんたちは?」
ドラえもん「そういえば……」
声「おーい!」
一同「ん?」
ジャイアンとスネ夫がたくさんの荷物をやってくる。
ジャイアン「おーい!」
しずか「どこ行ってたの?」
スネ夫「見てよ、これ。石コウモリの巣にあったんだけど……」
ジャイアン「奴らが集めてたんだ」
スネ夫が持っていたのはたくさんのリングだった。
カーラ「リング?」
博士「これは…… 調べてみる価値は十分にあるぞ。ヒョーガヒョーガ星が救えるかもしれん!」
のび太「よかったねカーラ!」
カーラ「ありがとう、のび太! それにみんなも」
一同「うん!」
博士「地上まで送ろう…… みんな、シェルターに乗ってくれ」
モフスケ「パオ!」
博士がシェルターを起動させる。
スネ夫「ねぇ、ユカタンってあのままでいいの?」
博士「大丈夫、10万年後に君たちが起こしてくれる……」
しずか「10万年……」
博士「彼らにとって昼寝みたいなもんさ……」
ドラえもんたちは地上に送られる。
シェルターが飛び去る。
カーラとパオパオたちが手を振る。
10万年と1週間後
のび太が宿題に捗っている中、ドラえもんは屋根から双眼鏡をのぞいていた。
ドラえもん「のび太くん!」
のび太「何してるの?」
ドラえもん「天体観測だよ。博士に教えてもらったヒョーガヒョーガ星の座標に合わせたんだ…… 10万年光年先にある星だから、ちょうど10万年前の姿が見えてる……」
のび太「これがヒョーガヒョーガ星? 星は凍ってるの?」
ドラえもん「よく見てごらんよ……」
地上から雪が溶けていた。
のび太「見えた! 氷が溶け始めてる!」
ドラえもん「きっと博士の研究が成功したんだ……」
のび太「よかったね、カーラ……」
ドラえもん「だいぶ涼しくなってきたね…… 夏もそろそろ終わりだ」
ママ「のび太、ドラちゃん。ごはんよ」
ドラえもん、のび太「はーい!」
最終更新:2020年03月25日 22:34