グランド・イリュージョン 見破られたトリックのエンディング (吹替版)

過去に大金を盗んだことから指名手配中のマジシャン集団であるフォー・ホースメン(以下略でホースメン一同)を陥れオクタ社のチップを悪用しようとしたウォルター、アーサー、チェイスらは逮捕され、事件は終息しフォー・ホースメンらは現場から逃亡する。
次にフォー・ホースメンは何らかの理由でグリニッジ天文台へ来た中、入口からマジックの協力をしたリーがやってくる。

リー「来たね」
ホースメン一同「やあ」「はい」
リー「会えて嬉しいよ」
ホースメン一同「いやどうも」「リー、どうだ?」
リー「入って」

リーの案内でホースメン一同は天文台の中へと入る。

ブブ「おはよう!いらっしゃい。よくやったね…みんなよくやった…見せたいものがいっぱいあるよ。さあ、おいで」

ホースメン一同がビビに案内される形でいく中、ディランは足をとめて何かに気づいて事務室らしき部屋へと入る中でアルバムに入れられていた亡き父のライオネルの写真があり、それを手に取る中でライオネルとサディアスが一緒に写っている写真に目をつける同時に後ろからサディアスに呼びかけられる。

サディアス「そうだ…私たちはパートナーだった。お互い敵対する関係を演じていたんだ。私は冷徹な現実家、彼は夢見る理想家を演じていた。観客を完全に店拾いしたんだ。私はわざと彼を煽ったんだ。唯一の誤算はあの日の…事故だった」
ディラン「だから、なぜ俺に理由を言わなかった理由は?」
サディアス「分からない…誰かが羞恥し罪悪感、後悔…」

変わってホースメン一同はマジックの種明かしなどがある部屋を見回る中、J・ダニエル・アトラスはファイルの上に置かれていてた写真を発見する。

ダニエル「みんなちょっとこれ見てみろよ…」

再びディランとサディアスは話し合っていた。

ディラン「刑務所送りにした時もなぜ何も言わなかった?」
サディアス「話そうとはしたよ…しかしあっさりと君はこれを敵討ちと誤解してる。正直言って話す気をくじかれた」
ディラン「俺の弱さだ…」
サディアス「君の未熟さが出たんだろ…だが今回私の前に現れた君は私たちに対する30年越しの復讐をやめようとした。ホースメンのためにな…私は心の中で呟いたよ。これぞライオネルの息子だ。私に課せられた仕事は君が立派なマジシャンにもなるよう見届けたんだ。そのためには君を…」
ディラン「どん底に落とす?あの金庫を?父の時も全部?あんたが用意したのか?ウォルターとトレスラーを巻き込んだのも…」
サディアス「ウォルターが生きていることは知っていた。オクタ社でのショーは彼をおびき出すために計画したものだ…それに…君の判断は正しかった。」

ホースメン一同がウォルターらの不正を暴くために披露したマジックに関連するミニチュアを見ると同時にサディアスはディランに真意を語り続ける。

サディアス「ホースメンには団結力が必要だったんだ。ひとつになることが…」

ホースメン一同がマジックの種明かしを見る中で館長が呼びかける。

館長「どこかでお会いしましたか?君らホースメンだろ?」

変わってディランとサディアスの話は続く。

ディラン「だが他にも理由があるんだろ?」
サディアス「最高のトリックは何重にも働く私は最も楽しみにしていたのは…語り合うことだ。君と…今でも残念だ…それに寂しいよ…」
ディラン「30年も引きずったなんて無責任だ…」
サディアス「つらかったろ?」
ディラン「次は何を?」
サディアス「もう種は尽きたよ…」
ディラン「また…」
サディアス「疲れたよ」
ディラン「最後はカーテンにいる偉大な魔法使いに会えるって言ってと…」
サディアス「言ったな」
ディラン「なのに…その目で見ないつもりか?」
サディアス「もう見てる」

サディアスが笑顔でそう言った後、席から立ち上がる。

サディアス「こっから君のゲームだ。君がいいと思う通りにやれ。一つアドバイスするなら君も後継者を見つけておけ」

サディアスがそういう中でダニエルを筆頭とするホースメン一同がやってくる。

ホースメン一同「はい…いきなりですが…いくつか質問していことが…あるんです。だろ?」
「こいつのいくつかってのは…500万くらいってこと…」

サディアス「じゃ…元気でな」

サディアスがそう言い、立ち去るなかで忘れたことをホースメンらに話しかける。

サディアス「あっ、ところで…カーテンの向こうは見るなよ」
ルーラ「カーテン?」

ルーラがそう言うとディラン含むホースメンらはカーテンをめくると扉があった。

ホースメン一同「うおっ!すごいな!」「さあ、行こう!」

カーテンの中にあった扉の先は螺旋階段でホースメン一同はその階段の下を見る。

サディアス(ナレーション)「見ることは信じること。それは真実か真実かどうかは見方による。聞いているかホースメン?。諸君は表舞台にまた現れる。私はその時まで待っている。この言葉を覚えておけ。君らは見返りを貰うだろう…思いもよらない方法で受けるべき見返りだ。なぜなら私には確信がある。アイは常に諸君を見ている」

ホースメンらは螺旋階段を降りる中でサディアスがホースメンに語りかける形でナレーションをする。


(終)

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最終更新:2021年08月19日 03:48