文殿の竜

文殿と呼ばれる僻地の廃城に住んでいる知識欲の塊のような
蒐集した全ての本を読破し、全ての内容を記憶している。

竜族特有の角や翼はなく、ずんぐりとした巨体に丸い頭、大きな口と小さな眼を持っており、身体は剥がれ落ちる事のない鱗で覆われている。
これらの特徴から竜族の中でも特異な個体だと考えられる。

性格は気まぐれで自己顕示欲が高く癇癪持ち。
言葉は発せないが全ての種族に対して思念による会話が可能で、自分の知識を他者に話したがる癖がある。
だが彼の話は魔術師や冒険家にとって非常に役に立つ内容なのだが長すぎる上に脱線も酷い。
ちゃんと最後まで聞く事が出来た者は稀。

膨大な知識を使った『暇つぶし』として謎かけを好んでいる。
これは互いに謎かけをしあう遊びなのだが、文殿にいる奇妙なスケルトンを除きこれまで竜に勝てた者はいない。


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最終更新:2022年07月30日 00:25