大いなる力を持つ
ドラゴン達と
竜人族と呼称される亜人種が暮らす、広大で緑豊かな大地。
国と呼ばれてはいるが明確な王や支配者等は存在せず、竜人の数も五千人程度と非常に少数。
この地にある造形物は辛うじて町と呼べる場所が一つと幾つかの小さな村落に畑と牧場。それらを除けばドラゴンの住処ぐらいである。
竜の国において貨幣と言うものは重要視されておらず、取引等は主に物々交換で行われているようだ。
だが貨幣が存在しないからといって商売が出来ないと言う訳では無く、むしろ来たがる
商人は多いとの事。
その理由はドラゴンの身体から剥がれ落ちた鱗や爪等は他国で非常に高額で取引されるからである。
竜人達との交渉が上手くいけば、持ち込んだ物の値段より遥かに高額な素材を入手する事が出来るだろう。
ただし辿り着くまでの道中が非常に危険。
この地を取り囲むように険しい山脈や峠が列なるが、其処には真竜の力に引き寄せられたかの如くに
レッサードラゴンが蔓延っている。
仮に峠を越えて辿り着く事が出来たとしても、竜人やドラゴンの機嫌を損ねたり、挙句の果てに敵と認識されてしまった場合には生きて帰る事はほぼ不可能。
訪れるにはそれ相応の実力と覚悟が必須となるだろう。
関連
最終更新:2024年07月19日 22:34