スーカラ・マッダヴァ

シュバルツピルツ大森林に隠れ住んでいる穏健派魔族の小集団。
茸の傘を編み笠の様に被り、菌糸を編んで作った外套を身に付けているのが特徴。
一部の菌糸類のみではあるが、その成長や増殖等に干渉できるという特異な魔術式に長けているようだ。

第四次魔族侵攻の瓦解後に乱立した魔王候補の一人に与していたが、人族及び魔王候補同士による終わらない闘争に疲弊し離反。
以降は人魔問わず他勢力との関わりを徹底的に断ち、森の奥で隠者めいた暮らしを送っている模様。
また自身の一族の長き存続を願い、とある悪魔を多産と子孫繁栄の神と見做し崇拝しているらしい。

自分達の存在を秘匿する為、拠点周囲を魔術式で操作した大量の茸類で覆い隠している。
この茸の量は地形すら変貌してしまう程であり、一時期は頻繁に拠点の位置を変えていた事も相まって相当な環境変化をこの地にもたらしたとの事。

ピルツの庭と呼ばれていた小さな森が急速な拡大を始めた背景には彼らの姿があるとか…。


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最終更新:2024年10月29日 17:17