シークロード

大慶帝国からグリルグゥルデン帝国までの東西ギールシクリヒト大陸を横断する長大な交易路。
道中には広大な砂漠や大陸を分断するペタツール双壁等の難所が幾つも存在するが、この行路が作られた事で東西の交流が生まれ、今もなお国交や貿易に重要な役目を果たしている。

元々は遥か昔に大慶帝国のとある仙女が三人の霊獣を伴い、古代アッシュラ王国にて何らかの秘術を得る為に歩んだ旅路とされる。
だがアッシュラに到着して目的を果たした後も彼女達は止まる事無く歩みを続け、遥か西の大陸に存在する『とある地』を目指したと云う。

しかし時が過ぎ、幾つもの戦争や動乱によって旅路の記録は忘却の彼方へと追いやられる事となる。
いつしか歴史を探求する者達からは『隠された道(シークロード)』と呼ばれるようになり、長きに渡って単なる伝承や御伽噺と思われるようになったようだ。
だがある時に双壁付近にて仙女一行の旅の痕跡が見つかり、それらを丁寧に辿る事で伝承は事実であった事が判明したのである。

そしてこの報に真っ先に飛びついたのは当時の商人キャラバン達であった。
彼等はこれらの情報や痕跡を参照に、大陸を横断する為の様々な道筋を構築。
徐々に比較的安全なルートや双璧を超える海路等の整備が成されていき、現在の交易路の下地が完成する事となったのだ。


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最終更新:2024年07月04日 21:53