コルブン

勇者アンリを付け狙っていたゴブリン重装戦士

元々は魔王ダガラスの軍勢に与していたゴブリン遠征部隊の雑兵。
とある日にアンリ一行と遭遇・敗北するも、コルブンのみが生き残った事で勇者(この頃はまだ普通の冒険者)アンリの存在を魔王側が知る切っ掛けとなった。
後日には新たな部隊に組み込まれて再びアンリ一行を襲撃するも壊滅、だがその都度生き残っては何度も襲撃を繰り返すようになる。
(アンリの仲間達からは『執念深さとしぶとさだけなら並みの魔族蛮竜以上』と評された事も)

やがて月日が経ち、何を思ったのか次第に単独行動を取り出し単身でアンリに挑むように。
この頃になると彼の体躯は相当な場数を踏んだ事でキングゴブリン相当となっており、一対一の戦いにおいてはアンリに迫る程の力を培っていたようだ。

その後も挑んでは負けを繰り返し、アンリとダガラスが和解に至る数日前にも現れ勝負を挑んできたとの事。
だが何故かその時は数度の打ち合い程度で剣を収め、アンリの仲間である女騎士帝国軍の動向を伝えると以降現れる事は無かったと言う。


+ 【帝国軍極秘資料】
【黒狗騎士団特務部隊による魔王暗殺作戦報告書の一部】

進入経路であった崖沿いの山岳路で部隊が襲撃を受ける。
襲撃者はキングゴブリン一体のみであったものの、通常よりも遥かに高い戦闘力と生命力を持つ特異体と認定。

最終的に数十本の長槍で串刺しにした所を中級から上級炎魔法を一斉掃射。
対象は渓谷へと転落した為に死骸の確認は出来なかったが討伐成功と判断、経路の安全を確保。

しかし部隊は甚大な被害を受け、現状での任務続行は困難。
陣地を構築し後続部隊の到着を待つが、想定していた作戦に大幅な遅れが出ると予測される。

+ 【余談】
【勇者候補プレヤーの雑談】

剣と魔法は両親から叩き込まれたけど、それ以外の人達からも色んな事を教えてもらってたよ。
特に冒険の旅では『生き残る力』が大事ってよく言われてた。

それで母さんがとあるゴブリンのおっちゃんを薦めてくれて、会いに行って色々話も聞いたな。
殆どが気合とか根性って話ばっかりだったけど…。


関連



最終更新:2024年04月29日 03:20