万年桜の葉や樹皮を製した香で、
薫桜ノ皇国の交易品の一つ。
また遠く離れた地を旅する皇国出身の冒険者にとって、その煙は故郷を偲ぶ懐かしき香り。
市で見かけたら大金をはたいてでも買ってしまう程に求められているらしい。
『神代桜の香』
神代桜の葉や樹皮を製した香。
薫桜ノ皇国の皇家のみが、特定の行事や儀式に於いてのみ使用を許される物。
神木から得られる物故、その作成や使用には数多の儀礼や作法が存在するという。
ましてはそれを口に含むなどはやってはならない禁忌の所業。
しかし過去、よせば良いのに楽道公が試しにぺろりと舐めてみたりもしたそうだ。
結果は妙ちきりんな味に顔を顰めただけであったという。
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最終更新:2025年09月30日 02:11