オリアカしよっ
SS_山道難
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oriacasiyo
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洞窟-山道難(サイドストーリー)
出現条件:18章クリア
アイコン:徐晃
説明文:山道は歩きにくいから足元に気をつけなさい
報酬:通常召喚券×1
アイコン:徐晃
説明文:山道は歩きにくいから足元に気をつけなさい
報酬:通常召喚券×1
張星辰
目的地まであとどれくらいかな?
主人公
この山を越えればすぐだよ。
道が悪いから、足元に気を付けて。
関銀屛
あたしもう足が動かない、お兄ちゃん抱っこ……。
主人公
いいけど……この道、間違えてない?
張星辰
……うーん、大丈夫なはずだけど……って、きゃああっ!!
-
星辰は、足を踏み外し斜面を滑り落ちた。
斜面は立ちきり、彼女はすぐには上がって来られなくなった。
関銀屛
星辰姉ちゃん! 大丈夫!?
主人公
こっちだ。手を掴んで、ほら!
張星辰
わたしは大丈夫……でも、この高さじゃ、よじ登れそうにないわ。
主人公
手を伸ばせ、俺の手を掴めるか?
張星辰
んっ、もう少し……えっと……あとちょっと……やっぱだめ……。
主人公
やっぱりこの高さじゃ無理か、どうにかしないと……。
-
その時、誰かが後ろから縄を斜面へ投げた。
主人公
これは……! 星辰、この縄をつかめるか?
張星辰
やってみる……うん! よいしょっ……!
主人公
ふう、よかった。やっと引っ張り上げられたな。
-
そこへ、星辰に縄を投げてくれた兵士がやってきた。
彼は堂々とした風情で、立派な体格をしている。
軍士
お嬢さんとお兄さん、怪我はないですか?
主人公
怪我はありません。兵士さんのおかげでとっても助かりました!
軍士
大した事ではないです。ところで、どうしてこんな所に?
主人公
雲蒙山のはずれの村まで近道をして急いで行こうと、
この森を通り抜けようとしたんです。
軍士
貴方たちはそこの村人ですか?
主人公
いいえ、俺たちは清河郡から来ました。
軍士
……そうですか……わざわざ話してくれて感謝します。
主人公
その村は数日前に通りましたけど、何か用があったんですか?
軍士
いえ……その時の村の様子はどうでしたか?
主人公
村は……もうありませんでした……。
村ごと陰姫に潰されてしまいました……。
軍士
なに!? それなら……ああ、もう少し早く来ていれば!
主人公
あなたはその村とどんな関係があるんですか?
軍士
……私は……私たちは村のおかげで、
いまこうして生きていられるんだ……。
主人公
どういうことですか?
軍士
私が軍にいるとき、その村を通ったことがあったんです。
そのとき村人からたくさんの物資を借りました。
軍士
戦いが終わったらすぐ返す予定でしたが、
戦況が悪くなって、返せずじまいになってしまいました。
主人公
曹丕様の英魂を!そういうことだったのか……
軍士
数年前にやっと将軍になることができました。
これでやっと借りが返せる……そう思っていたのですが……。
張星辰
…………。
軍士
一滴の水の恩には泉のごとく報いるべし、
私は生き残った村人を探して、恩を返そうと思っています。
主人公
立派な志だと思います。村の人たちも喜びますよ。
軍士
そう言ってもらえるなら……頑張る意味も見いだせそうです。
主人公
俺たちも将軍が探すのをすこし手伝います。
軍士
感謝申し上げます!
軍士
俺は清河郡の城主です。子どもの頃からこの辺りで育ったから、
力の及ぶ限り探すのをお手伝いできると思います。
徐晃
そうでしたか。私は徐晃です。
城主様と知り合えて光栄でございます。
徐晃
そういえば……山を登るときはそのまま登らないほうがいいです。
西側に近道があるので、そこ通ればすぐこの山を登れるはずです。
主人公
銀屛、徐晃さんに感謝しないと、道が半分も減ったんだぞ。
関銀屛
知らない、お兄ちゃんのおんぶで山をくだる!
主人公
銀屛、わがまま言うなよ!
目的地まであとどれくらいかな?
主人公
この山を越えればすぐだよ。
道が悪いから、足元に気を付けて。
関銀屛
あたしもう足が動かない、お兄ちゃん抱っこ……。
主人公
いいけど……この道、間違えてない?
張星辰
……うーん、大丈夫なはずだけど……って、きゃああっ!!
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星辰は、足を踏み外し斜面を滑り落ちた。
斜面は立ちきり、彼女はすぐには上がって来られなくなった。
関銀屛
星辰姉ちゃん! 大丈夫!?
主人公
こっちだ。手を掴んで、ほら!
張星辰
わたしは大丈夫……でも、この高さじゃ、よじ登れそうにないわ。
主人公
手を伸ばせ、俺の手を掴めるか?
張星辰
んっ、もう少し……えっと……あとちょっと……やっぱだめ……。
主人公
やっぱりこの高さじゃ無理か、どうにかしないと……。
-
その時、誰かが後ろから縄を斜面へ投げた。
主人公
これは……! 星辰、この縄をつかめるか?
張星辰
やってみる……うん! よいしょっ……!
主人公
ふう、よかった。やっと引っ張り上げられたな。
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そこへ、星辰に縄を投げてくれた兵士がやってきた。
彼は堂々とした風情で、立派な体格をしている。
軍士
お嬢さんとお兄さん、怪我はないですか?
主人公
怪我はありません。兵士さんのおかげでとっても助かりました!
軍士
大した事ではないです。ところで、どうしてこんな所に?
主人公
雲蒙山のはずれの村まで近道をして急いで行こうと、
この森を通り抜けようとしたんです。
軍士
貴方たちはそこの村人ですか?
主人公
いいえ、俺たちは清河郡から来ました。
軍士
……そうですか……わざわざ話してくれて感謝します。
主人公
その村は数日前に通りましたけど、何か用があったんですか?
軍士
いえ……その時の村の様子はどうでしたか?
主人公
村は……もうありませんでした……。
村ごと陰姫に潰されてしまいました……。
軍士
なに!? それなら……ああ、もう少し早く来ていれば!
主人公
あなたはその村とどんな関係があるんですか?
軍士
……私は……私たちは村のおかげで、
いまこうして生きていられるんだ……。
主人公
どういうことですか?
軍士
私が軍にいるとき、その村を通ったことがあったんです。
そのとき村人からたくさんの物資を借りました。
軍士
戦いが終わったらすぐ返す予定でしたが、
戦況が悪くなって、返せずじまいになってしまいました。
主人公
曹丕様の英魂を!そういうことだったのか……
軍士
数年前にやっと将軍になることができました。
これでやっと借りが返せる……そう思っていたのですが……。
張星辰
…………。
軍士
一滴の水の恩には泉のごとく報いるべし、
私は生き残った村人を探して、恩を返そうと思っています。
主人公
立派な志だと思います。村の人たちも喜びますよ。
軍士
そう言ってもらえるなら……頑張る意味も見いだせそうです。
主人公
俺たちも将軍が探すのをすこし手伝います。
軍士
感謝申し上げます!
軍士
俺は清河郡の城主です。子どもの頃からこの辺りで育ったから、
力の及ぶ限り探すのをお手伝いできると思います。
徐晃
そうでしたか。私は徐晃です。
城主様と知り合えて光栄でございます。
徐晃
そういえば……山を登るときはそのまま登らないほうがいいです。
西側に近道があるので、そこ通ればすぐこの山を登れるはずです。
主人公
銀屛、徐晃さんに感謝しないと、道が半分も減ったんだぞ。
関銀屛
知らない、お兄ちゃんのおんぶで山をくだる!
主人公
銀屛、わがまま言うなよ!