Solaris 11のZFS設定

「Solaris 11のZFS設定」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

Solaris 11のZFS設定 - (2012/12/22 (土) 02:56:44) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

-公式情報 --[[Oracle Solaris 11.1 の管理: ZFS ファイルシステム @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E36656/index.html]] --[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/index.html]] ---ZFSやCOMSTAR関係のコマンドは多数のサブコマンドを内包したジャンボコマンドになっているため、コマンドラインからmanコマンドを叩いて読むのは非現実的。WebやPDFで読むのが妥当。コマンドは単機能であるべきとしたUNIXの思想は忘れ去られている? --[[Oracle Solaris 11 ZFSを使ってみよう 基本編 (PDF) @ 富士通>>http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparcenterprise/technical/document/pdf/00_11_ZFS.pdf]] --[[Oracle Solaris 11 ZFSを使ってみよう 構築・運用編 (PDF) @ 富士通>>http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparcenterprise/technical/document/pdf/01_11_ZFS.pdf]] -Windowsファイルサーバー --Solaris 11からはSMBプロトコルがカーネルレベル(Solaris CIFS Service)でサポートされている。ZFS上の属性を立てるだけでWindowsファイル共有として公開できる。 --ネタ元 ---[[Oracle Solaris 11 Administration: SMB and Windows Interoperability @ Docs.Oralce>>http://docs.oracle.com/cd/E26502_01/html/E29004/index.html]] ----2012年12月22日現在、日本語ドキュメントはまだ用意されていないようだ。 ---[[Solaris 11.1 ZFS ファイルシステムを共有および共有解除する @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E36656/gayne.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: zfs_share @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/zfs-share-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: smbadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/smbadm-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: smbstat @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/smbstat-1m.html]] ---[[やっぱり Sun がスキ! Solaris で Active Directory のドメインに参加 してみる @ Blogs.Oracle>>https://blogs.oracle.com/yappri/entry/solaris_%E3%81%A7_active_directory_%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AB%E5%8F%82%E5%8A%A0]] --準備作業: [[Solaris 11 Administration: How to Configure the SMB Server in Workgroup Mode @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E26502_01/html/E29004/configuringoperationmodetm.html#configureworkgroupmodetask]] ---必要パッケージの追加とサービス起動 ----# pkg install pkg:/service/file-system/smb ----# svcadm enable -r svc:/network/smb/server:dafult ----# svcs -a | grep smb -----/network/smb、/network/smb/client、/network/smb/serverという3つのサービスがonlineになっていればOK。 ---パスワード同期のため /etc/pam.d/other ファイルに行を追加 ----password required pam_smb_passwd.so.1 nowarm ---passwdコマンドでユーザーのパスワード設定 ---/var/smb/smbpasswdファイルにユーザーエントリーが追加されていることを確認 ---Workgroup参加 ----# smbadm join -w workgroup --ZFS上のSMB共有設定 ---# zfs share -o share.smb=on tank/home%home ----この例で%homeという名前指定を省略すると、共有フォルダー名は tank_home となってしまう。 --共有状態の確認 ---# zfs get share --フォルダアクセス権の管理など、Sambaよりも細かく制御できるっぽい。でも、上位フォルダ階層からの継承などACL継承を設定していないにも関わらず勝手に働いていることもあるらしく、仕様がよく分からない部分もある。 -iSCSIターゲットサーバー --Solaris 10のときは ZFSのshareiscsi属性設定と iscsitadmコマンドで管理していたが、Solaris 11では SCSIブロックデバイスを管理するsbdadmコマンド、SCSIターゲットを管理するstmfコマンド、そして iSCSIターゲットを管理するitadmコマンドを使う。 --Solaris 10のときはLUNとiSCSIターゲットが1:1で対応したが、Solaris 11ではひとつのiSCSIターゲットに複数のLUNが収納されるようになった。 --ネタ元 ---[[まっちーの仮想化講座 第12回:ZFSでサーバをストレージに @ 富士通>>http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparcenterprise/technical/keytopia/virtual-course/virtual-course12.html]] ---[[Solaris 11.1 の管理: COMSTARを使用したiSCSIターゲットの構成 @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E36651/fnnop.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: sbdadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/sbdadm-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: stmfadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/stmfadm-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: itadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/itadm-1m.html]] --準備作業 ---必要パッケージの追加とサービス起動 ----# pkg install storage-server ----# svcadm enable stmf ----# svcs stmf ----# svcadm enable -r iscsi/target ----# svcs iscsi/target --iSCSIターゲットの設定 ---ターゲットポータルグループ(TPG)の作成 ----# itadm create-tpg TPGIS 192.168.10.10 -----ターゲットに用いるネットワークポートをIPアドレスで指定する。 ---TPGを指定してiSCSIターゲットを作成 ----# itadm create-target -t TPGIS -----iSCSIターゲットサーバーが複数のネットワークポートを持っている場合、使うポートをTPGで限定することができる。 ---できたiSCSIターゲットの確認 ----# itadm list-target -v --接続相手を限定するためのグループ設定 ---ターゲットグループ(TG)の作成 ----# stmfadm create-tg TGIS ----# stmfadm offline-target iqn.1986-03.com.sun:02-1234567890-abc-1234-def-123456789 -----list-targetで表示されたiqn名を指定する。 ----# stmfadm add-tg-member -g TGIS iqn.1986-03.com.sun:02-1234567890-abc-1234-def-123456789 -----ターゲットがonlineのまま追加しようとするとエラーになるので、offlineにしてから追加する。 ----# stmfadm online-target iqn.1986-03.com.sun:02-1234567890-abc-1234-def-123456789 ---イニシエータグループ(HG)の作成 ----# stmfadm create-hg HGIS -----マニュアルでは用語が「イニシエータグループ」と「ホストグループ」と混在しているが、同じ意味と思われる。SCSI用語としてはイニシエータに統一するほうが適切なのではないか。 ----# stmfadm add-hg-member -g HGIS iqn.1998-01.com.vmware:hosta-10000000 iqn.1998-01.com.vmware:hostb-20000000 -----iSCSIボリュームを利用するイニシエータ側(例えばvSphereハイパーバイザーサーバーなど)のiqn名を指定する。 --ストレージボリュームとLUNの設定 ---ボリュームの作成 ----# zfs create -V 10g tank/ist ----# zfs list tank/ist ---LUNの作成 ----# sbdadm create-lu /dev/zvol/rdsk/tank/ist -----zfsコマンドの引数とは違い、/dev/zvol/rdsk/ を省略するとエラーになる。 ----# sbdadm list-lu ---LUNのビュー作成 ----# stmfadm add-view -t TGIS -h HGIS 6001234567890A000000ABCDEF010001 -----こうやってTGとHGの接続相手を限定しておくと、誤接続でのトラブルを防止できる。引数の長い文字列(lu-name)は、上記 stmfadm list-lu の表示結果(GUID)を使う。 -----なぜかremove-viewは失敗する。ビューを削除するには、いったんLUNを削除するしかないもよう。
-公式情報 --[[Oracle Solaris 11.1 の管理: ZFS ファイルシステム @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E36656/index.html]] --[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/index.html]] ---ZFSやCOMSTAR関係のコマンドは多数のサブコマンドを内包したジャンボコマンドになっているため、コマンドラインからmanコマンドを叩いて読むのは非現実的。WebやPDFで読むのが妥当。コマンドは単機能であるべきとしたUNIXの思想は忘れ去られている? --[[Oracle Solaris 11 ZFSを使ってみよう 基本編 (PDF) @ 富士通>>http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparcenterprise/technical/document/pdf/00_11_ZFS.pdf]] --[[Oracle Solaris 11 ZFSを使ってみよう 構築・運用編 (PDF) @ 富士通>>http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparcenterprise/technical/document/pdf/01_11_ZFS.pdf]] -Windowsファイルサーバー --Solaris 11からはSMBプロトコルがカーネルレベル(Solaris CIFS Service)でサポートされている。ZFS上の属性を立てるだけでWindowsファイル共有として公開できる。 --ネタ元 ---[[Oracle Solaris 11 Administration: SMB and Windows Interoperability @ Docs.Oralce>>http://docs.oracle.com/cd/E26502_01/html/E29004/index.html]] ----2012年12月22日現在、日本語ドキュメントはまだ用意されていないようだ。 ---[[Solaris 11.1 ZFS ファイルシステムを共有および共有解除する @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E36656/gayne.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: zfs_share @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/zfs-share-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: smbadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/smbadm-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: smbstat @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/smbstat-1m.html]] ---[[やっぱり Sun がスキ! Solaris で Active Directory のドメインに参加 してみる @ Blogs.Oracle>>https://blogs.oracle.com/yappri/entry/solaris_%E3%81%A7_active_directory_%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AB%E5%8F%82%E5%8A%A0]] --準備作業: [[Solaris 11 Administration: How to Configure the SMB Server in Workgroup Mode @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E26502_01/html/E29004/configuringoperationmodetm.html#configureworkgroupmodetask]] ---必要パッケージの追加とサービス起動 ----# pkg install pkg:/service/file-system/smb ----# svcadm enable -r svc:/network/smb/server:dafult ----# svcs -a | grep smb -----/network/smb、/network/smb/client、/network/smb/serverという3つのサービスがonlineになっていればOK。 ---パスワード同期のため /etc/pam.d/other ファイルに行を追加 ----password required pam_smb_passwd.so.1 nowarm ---passwdコマンドでユーザーのパスワード設定 ---/var/smb/smbpasswdファイルにユーザーエントリーが追加されていることを確認 ---Workgroup参加 ----# smbadm join -w workgroup --ZFS上のSMB共有設定 ---# zfs share -o share.smb=on tank/home%home ----この例で%homeという名前指定を省略すると、共有フォルダー名は tank_home となってしまう。 --共有状態の確認 ---# zfs get share --フォルダアクセス権の管理など、Sambaよりも細かく制御できるっぽい。でも、上位フォルダ階層からの継承などACL継承を設定していないにも関わらず勝手に働いていることもあるらしく、仕様がよく分からない部分もある。 -iSCSIターゲットサーバー --Solaris 10のときは ZFSのshareiscsi属性設定と iscsitadmコマンドで管理していたが、Solaris 11では SCSIブロックデバイスを管理するsbdadmコマンド、SCSIターゲットを管理するstmfコマンド、そして iSCSIターゲットを管理するitadmコマンドを使う。 --Solaris 10のときはLUNとiSCSIターゲットが1:1で対応したが、Solaris 11ではひとつのiSCSIターゲットに複数のLUNが収納されるようになった。 --ネタ元 ---[[まっちーの仮想化講座 第12回:ZFSでサーバをストレージに @ 富士通>>http://jp.fujitsu.com/platform/server/sparcenterprise/technical/keytopia/virtual-course/virtual-course12.html]] ---[[Solaris 11.1 の管理: COMSTARを使用したiSCSIターゲットの構成 @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E36651/fnnop.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: sbdadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/sbdadm-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: stmfadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/stmfadm-1m.html]] ---[[Solaris 11.1 マニュアルページセクション 1M: itadm @ Docs.Oracle>>http://docs.oracle.com/cd/E37932_01/html/E37314/itadm-1m.html]] --準備作業 ---必要パッケージの追加とサービス起動 ----# pkg install storage-server ----# svcadm enable stmf ----# svcs stmf ----# svcadm enable -r iscsi/target ----# svcs iscsi/target --iSCSIターゲットの設定 ---ターゲットポータルグループ(TPG)の作成 ----# itadm create-tpg TPGIS 192.168.10.10 -----ターゲットに用いるネットワークポートをIPアドレスで指定する。 ---TPGを指定してiSCSIターゲットを作成 ----# itadm create-target -t TPGIS -----iSCSIターゲットサーバーが複数のネットワークポートを持っている場合、使うポートをTPGで限定することができる。 ---できたiSCSIターゲットの確認 ----# itadm list-target -v --接続相手を限定するためのグループ設定 ---ターゲットグループ(TG)の作成 ----# stmfadm create-tg TGIS ----# stmfadm offline-target iqn.1986-03.com.sun:02-1234567890-abc-1234-def-123456789 -----list-targetで表示されたiqn名を指定する。 ----# stmfadm add-tg-member -g TGIS iqn.1986-03.com.sun:02-1234567890-abc-1234-def-123456789 -----ターゲットがonlineのまま追加しようとするとエラーになるので、offlineにしてから追加する。 ----# stmfadm online-target iqn.1986-03.com.sun:02-1234567890-abc-1234-def-123456789 ---イニシエータグループ(HG)の作成 ----# stmfadm create-hg HGIS -----マニュアルでは用語が「イニシエータグループ」と「ホストグループ」と混在しているが、同じ意味と思われる。SCSI用語としてはイニシエータに統一するほうが適切なのではないか。 ----# stmfadm add-hg-member -g HGIS iqn.1998-01.com.vmware:hosta-10000000 iqn.1998-01.com.vmware:hostb-20000000 -----iSCSIボリュームを利用するイニシエータ側(例えばvSphereハイパーバイザーサーバーなど)のiqn名を指定する。 --ストレージボリュームとLUNの設定 ---ボリュームの作成 ----# zfs create -V 10g tank/ist ----# zfs list tank/ist ---LUNの作成 ----# sbdadm create-lu /dev/zvol/rdsk/tank/ist -----zfsコマンドの引数とは違い、/dev/zvol/rdsk/ を省略するとエラーになる。 ----# sbdadm list-lu ---LUNのビュー作成 ----# stmfadm add-view -t TGIS -h HGIS 6001234567890A000000ABCDEF010001 -----こうやってTGとHGの接続相手を限定しておくと、誤接続でのトラブルを防止できる。引数の長い文字列(lu-name)は、上記 stmfadm list-lu の表示結果(GUID)を使う。 -----なぜかremove-viewは失敗する。ビューを削除したいときは、いったんLUNを削除するしかないもよう。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。