70年統計
ペナントシミュレーション part18の>>52氏がアップロードした、ペナントシミュレーションver3.4.11を70年プレイしたデータを基に得られた統計的事実をここにまとめる。
平均能力

初期選手は除外している。
投手の先発適性は先発数、中継適性は中継数、それ以外の投手能力は打者数で加重平均を取っている。
野手の打者は打席数、各ポジションはスタメン起用数、代打代走は起用数で加重平均を取っている。
ドラフト指名順位別成績



選手が平均してどれだけ多くのプレイをしているか、どれだけ質の高いプレイをしているかをドラフト指名順位ごとに調べたデータである(*1)。
wOBAは打席の質を、被wOBAは投球の質を表す。
被wOBA・wOBAをリプレイスメントレベルの選手と比較し、その差を平均対戦打者数・打席数倍することによって各指名順位の選手が通算でどれだけの得失点を向上させているかが分かる。
厳密にはその数値を1.24で割らないと得失点のスケールにはならないが、各指名順位を比較する分には問題ない。
投手の場合はプレイの量が、野手の場合はプレイの質が指名順位に大きく依存している。
通算の得失点貢献を投手、野手の指名順位別に並べたのが3枚目の画像である。全ての順位で野手が優位になっているが4位と5位のみその差が縮まっている。
また、野手はポジションに蓋をされる場合も込みでこの値となっているため出場機会を用意できる選手を優先的に指名すれば平均より高い貢献が期待できる。
ドラフトランク別成績
打撃WAR計算機
野手WARの中の打撃に由来する成分のみを算出する計算機である。70年分のデータからポジション補正を算出することによって実現した。
このリンクからダウンロード可能。
以下の画像の様に緑色の部分に打撃成績と出場ポジションの欄を埋めると打撃WARが表示される。

以下、計算手順である。




このリンクからダウンロード可能。
以下の画像の様に緑色の部分に打撃成績と出場ポジションの欄を埋めると打撃WARが表示される。

以下、計算手順である。




疑似投手WARの算出
疑似投手WAR = (2.997P − 8.233h − 9.300H − 5.875W) * 10^(-2) P : 対戦打者数 h : 被安打数 H : 被本塁打数 W : 与四球数
ドラフト指名順位別成績で求めたリプレイスメントレベルの成績を使えば疑似投手WARを算出することが可能となる。
"疑似"と付いているのはバックの守備が平均的であると仮定しているからである。
つまり、WARと名乗っているのに守備の影響を排除していない。
しかし、計算方法は上記の様に非常にシンプルであり、投球の量と質を一体的に評価する指標も他にないことから実用性の高い指標であると言えるのではないだろうか。
守備の影響を排除できていないのは防御率、被打率、WHIPのような他の指標でも同じことであり、守備の影響を排除できる指標に拘ればBB%しか残らない。
以下算出過程である。


"疑似"と付いているのはバックの守備が平均的であると仮定しているからである。
つまり、WARと名乗っているのに守備の影響を排除していない。
しかし、計算方法は上記の様に非常にシンプルであり、投球の量と質を一体的に評価する指標も他にないことから実用性の高い指標であると言えるのではないだろうか。
守備の影響を排除できていないのは防御率、被打率、WHIPのような他の指標でも同じことであり、守備の影響を排除できる指標に拘ればBB%しか残らない。
以下算出過程である。

