六道 沙耶

種族:人間(魔人)
性別;女
年齢:16
身長:162cm
体重:47kg
クラス:学生
属性:氷  属性均衡:『刹』寄り
戦闘スタイル:格闘術
イメージCV:加藤 英美里

「多分君は間違った事は言っていない。その意見に関してはこの上無く正しいんだと思う。でもね…あたしの胸の事に関しては触れるなァァァーーーーー!!」

設定

六道夕依の実妹であり、人間の域を逸脱した身体能力と戦闘技術を持つ以外は普通の一般人であり、学生。
長い白髪を後頭部でお団子状に纏めた碧眼の少女。胸は一般の同年代の女性の平均から比べれば、かなりと言って良いほど足りない。
黒いブラウスに、青系のスカートというファッションを好む。
兄である六道夕依始徒の転生体だったり、メルキア・レーテ・グランツが武術の師だったり、家が退魔師の家系だったり、前世が魔族の姫君であり、レイス・マリオンドールの前世であるグランス・レグナ・アーヴェリットの妻、セフィーナ・ベルクファウ・アーヴェリットだったという事以外は、何ら普通の学生と変わらない。
実はトコトン大食い。そこらの大食い挑戦メニューなどがあろうものなら、確定でクリアしてしまうくらいに大食い。
油絵が趣味で、時々アトリエに篭って一人で絵を描いている事もある。
料理の腕はかなりのもの。とはいえ、レパートリーが和食中心な為、近い内に中華や洋食を覚えたいとの事。
一時期、水原憐の下で探偵のアルバイトをしていた時期がある。(憐曰く、探偵としては目立ち過ぎる傾向ありとの事)

性格は割とお気楽能天気で、時々勝気。んでもって結構図太い。
ただ独占欲が強く、自分が大切にするもの、或いはその時点で最も欲しいものに手を出されると、過剰なまでに反応する傾向がある。
尚、胸に関してはコンプレックスがあるらしく、その事に関して触れるとマジギレする。他人の胸に関しては気にしないようにしているが、レイスのLastOne形態に関しては、ナチュラルに怒りを覚えるらしい。

前世の記憶こそ覚えていないものの、レイスの事は魂の根底で覚えているらしく、何かと彼を振り回す言動が見られる。ただ、そんな自分に対して、理由も分からぬまま戸惑いを覚えている。
兄の夕依とは、彼が4年前の家の出奔以来家に戻っていない為、最近極めて疎遠。仲が良いとも悪いとも言えない間柄。ただ夕依の女装癖に関しては、内心呆れている。
尚、セフィーナよりも前の転生体の中には、レイスと、レイスの恋人であるテレサとの関わりが深かった前世もあり、黎明の時代時点では、テレサの前世の存在である『光の勇者』の仲間、『凍結』の概念適応体にして神官術士である魔女アリューシア・グランドールとして、レイスの前世たる魔王イザベルディータと敵対していた事もあった。
その後は二人を見守るように、二人の側に居るように転生を繰り返していたらしい。

一番得意とするのは格闘戦だが、後述の『虚慈双殺』を持つ為、こと一対一の戦いにおいては限り無く無敵に近い。

保有スキル

『虚時葬殺』 ランク:A++
世界で為し得る最速行動機構。メルキア・レーテ・グランツが編み出した戦闘技。
時間の陥口に踏み込み、0秒間内の時間を行動する『体術』。
因果の書き換えも無く、魔力その他の補佐も無いその秘奥は、あくまで身体技術に過ぎない…が、それを完全に会得した者は、ありとあらゆる『速さ』を凌駕する事が可能。
もしこの秘奥を会得した者がいたとして、その者と速さ比べをしたとしても、絶対に勝ちようがないのである。
もし勝ちたいならば、同じ虚時葬殺を相手より先に使うか、時の逆行を利用した反則で勝つ他は無い。その性質上、発動した者はその時点で初撃を奪える。
また、あくまで身体技術な為、概念や魔力その他を封じるような妨害手段では、『虚時葬殺』を止める事は不可能。
同時に、呼吸や筋肉の微細な動作等の予備動作と呼べるものが一切存在しない為、発動を予期する事は絶望的に不可能と言っていい。また同時に、発動した時点でその最中の動きは一切見る事は出来ず、読む事も不可能。
よって敵対者は未来予知染みた勘で、その発動タイミングを予期せねばならない。予期した所で対処出来るかは別の話ではあるが。

虚時葬殺解除後は、元の時流に戻る際に膨大な負荷が使用者にかかるものの、その負荷を外部に放出、使用者の負担をゼロにするという技術も組み込まれている。その余剰効果として虚時葬殺解除時に、不可視の衝撃波が使用者の周囲に発生する。

尚、沙耶はこの秘奥を完全制御出来ていない。その為、停滞時間に飛び込んだ際の行動が大雑把になってしまい、過剰に動き過ぎてしまう。迷路等による入り組んだ地形において、過剰行動は遮蔽物その他に激突してしまうという危険性を孕む為、開けたフィールドでなければ、彼女は虚時葬殺の真価を発揮する事ができない。
ぶっちゃけた話、技術不足故の欠陥である。


『虚慈双殺』 ランク:EX
絶対迎撃の一種。敵対象が発動した『何か』…単純物理攻撃、技法、魔力、特殊能力その他を問わず、発動した瞬間を見極め、己が体技のみで『相殺』すると言う絶技。
不可視不可触問わず、体一つのみで起こり得るもの全てを叩き潰し、キャンセルするという秘奥。
ただし、あくまで『相殺』である為、相手が攻撃してこなければ意味は無く、また、この技で相手を倒す、或いは傷をつける事は不可能。
虚時葬殺をヒントに、沙耶が生み出した絶技。

かのスリーピー・グロウの逆理絶対とは似て非なるもの。逆理絶対が矛盾時間にて逆説・反例・対偶現象らに該当するモノを以って出来事を上書きするのに対し、虚慈双殺は完全な力技でありとあらゆる出来事を(主に拳で無理やり)相殺するからである。

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最終更新:2008年03月01日 14:35