判示事項の要旨(280字)
下級裁判例
事件番号 | 平成17(ワ)7696 |
事件名 | 出版差止等請求事件 |
裁判年月日 | 平成20年03月28日 |
裁判所名・部 | 大阪地方裁判所 第9民事部 |
結果 | |
原審裁判所名 | |
原審事件番号 | |
原審結果 | |
判示事項の要旨 | 太平洋戦争後期に沖縄の座間味島および渡嘉敷島の各守備隊長であった元軍人が住民に集団自決を命じたという記述及びこれを前提とした意見,論評の記述のある書籍について,元軍人及び遺族が,同書籍を出版し又は執筆した被告らに対し,同記述は虚偽の事実を摘示したものであり,元軍人は名誉,人格的利益を侵害され,遺族は亡元軍人に対する敬愛追慕の情を内容とする人格的利益を侵害されたと主張して,損害賠償及び謝罪広告の掲載を求めた事案において,上記書籍の記述どおりの元軍人の命令を認定することはできないが,同命令があったことを真実と信じるについての相当の理由があったものと認められるなどとして,上記請求が棄却された事例 |