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「~~詩で遊ぼう! 投稿梁山泊 10th edition ~~」の638-727


638 名前:快楽童子 ◆plhXCa4.HY  [] 投稿日:04/03/14(日) 12:39 ID:KhPdoDfh
やっぱりあのままほっといてたら審査間に合わんかったな・・・

「無から有への運動」を書きました!快楽童子です!
楽しい週末を過ごしてました!

では次のお題は

「私」


締め切りは3月21日いっぱいで

639 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/03/14(日) 15:00 ID:082CkPfd
『私のオンナ』
もう、ゆるせない
その、82キログラム
お前の価値は、一体なんなのだ!
さあ、食え!喰え!クエ!
その、無意識のままに!
さあ、食え!喰え!クエ!
その、煩悩の数だけ!

三度のめしより
ご飯好き?
ハラペコの精、Dr.ハラペコー?
本当は、78kg?
本当は...もうどうでもいいです...

お前一人で、一体何人もの...
ハハハ、狂い喰いだな...
餓死するまで、狂い喰え!女!女!女!





640 名前:切望 [sage] 投稿日:04/03/15(月) 01:21 ID:4gamMisk
私は
今日も
私です

ですが

昨日は
私ではありませんでした

一昨日は
忘れました

どうか

明日も
私でありますように

641 名前:「彼は私を観詰める」 [] 投稿日:04/03/15(月) 02:26 ID:PitXIqw3

彼はここに来るたび横たわる私を観る
磨かれた床は普遍的な顔をしている

瞬きに恵まれぬ人の眼は数日で白く濁る
眼は人と私との違いを主張すると思う

ここ一週間のこと太陽は南中せずにいて
賭けをしている彼は幾度も傷を負わされた

門出の来ない非常口の影絵は
自律的と己惚れているだろう彼を
軽く鼻であしらった

萎えることのない私の脚を彼は観詰める
これが造りものでなければいいのに
私にとっても幸福なのにと思う

彼は私について考えるのを止めたらしい
彼は私の体躯を観詰めるのを止めた

慈しむことを気恥ずかしく感じたのか
彼は賭けを止めるのだと思った

642 名前:アディクテッド [sage] 投稿日:04/03/15(月) 03:04 ID:Ei/+qxpG

僕らバカップル
空の向こうなんて見ようとしない
君の目元はイッちまってるみたいに弛みっぱなしだし
僕の精神は崩れ始めて臭ってきた
まったく中毒ってのは心地がいい
とろとろで
とろとろで
床に一滴また垂れた


 -不老不死なんかより時間よここで止まって死ね-


僕らバカップル
天国から帰ってきた
二人でおじゃましておいとましてきた
言葉なんて使い捨てのあぶらとりがみ
いくらでも誓うよ
痛くも痒くもないさ
空の向こう側なんて見ようとしない
また一滴垂れた

僕は腐敗するためにうまれてきた



643 名前:どっかのスレのby79 [age] 投稿日:04/03/15(月) 07:32 ID:kVVc/4O6
ここはどこ?
自分が自分でなくなっていくような気がする。
私は私?
そう。私は私。貴方は私じゃない。
でももうそれも終わり。




644 名前:tsukinosei [1/2] [sage] 投稿日:04/03/15(月) 14:51 ID:JiVocms8
薄くなる空気
私の満ち欠け
この場所から一歩立ち去る勇気
古くなったスニーカーが墓標のように玄関で待つ
待っていても新しいことなど何も無い
死んだ地表を音も無く滑らかに歩く
黒塗りの電話が闇の境を越えて不在の部屋と私を繋ぐ

(探して 探して)
(誰からも見えなくなる前に)

(満たして満たして)
(私が足りなくなる前に)

丘を電車が行過ぎる頃には私はもう別の場所
海の向こうの街灯に消えている

645 名前:tsukinosei [2/2] [sage] 投稿日:04/03/15(月) 14:52 ID:JiVocms8
錆付いた宇宙船
茫漠とした大地
それでも私はどこかに向かおうとしている

何の為?

それはたぶん
私の生きていることを証明するため
そして誰かの声を聞くため

私は凍りついた魂を救いたいのだ
それが私のものであろうと
他人のものであろうと

その安らかな死のために
私は苦しみに満ちた生を選ぶのだ

だから私は
死んだポストに手紙を投函しつづける
途切れた電話に話しつづける
不在のドアをノックしつづける

(寂しい)
(とても寂しい)

母船から切り離された宇宙飛行士
重力に身を任せたまま
月になる

646 名前:生まれつき [sage] 投稿日:04/03/15(月) 17:11 ID:d7RFdlvC
見えますかあれが私です
固有名詞というものをひたすら嫌って
私の心は平和です

他人だらけをるつぼにいれて
カッターでミンチに刻んだら
私の心臓ドキドキ鳴った

安らかであるようにと言いながら
どこまでも追いかけるどこまでも逃げる
まるで使い物にならない私

新しいものが欲しいと他人が言った
簡単なものほど大好きです
領収書が多すぎて
どこに行っても死ななきゃならなくなった私

647 名前:マイコントローラー [sage] 投稿日:04/03/15(月) 20:20 ID:vb5+h63n
私のコントロールしている私は
私にコントロールされているので
私をコントロールしている私は
私がコントロールされているコントローラー
コントローラーのコントロールしているコントローラーは
コントローラーにコントロールされているので
コントローラーをコントロールしているコントローラーは
コントローラーがコントロールされている私
私のコントロールしている私は
私にコントロールされているので
私をコントロールしている私は
私がコントロールされているコントローラー
コントローラーのコントロールしているコントローラーは
コントローラーにコントロールされているので
コントローラーをコントロールしているコントローラーは
コントローラーがコントロールされている私
私のコントロールしている私は
私にコントロールされているので
私をコントロールしている私は
私がコントロールされているコントローラー
コントローラーのコントロールしているコントローラーは
コントローラーにコントロールされているので
コントローラーをコントロールしているコントローラーは
コントローラーがコントロールされている私
私のコントロールしている私は
私にコントロールされているので
私をコントロールしている私は
私がコントロールされているコントローラー




648 名前:直視できないもの [] 投稿日:04/03/15(月) 21:50 ID:2KZlU6vh

私という存在


649 名前:RADIO Channel-i [] 投稿日:04/03/15(月) 23:04 ID:8itGmuw+
p--p-ピーーガガッ……ガ-------------ピー……

…………なさんこんにちは。
ごきげんいかがでしょうか?今回のテーマは「わたし」です

私とわたしが調和する

私の体を生み出した両親
言葉、対人関係の縮図としての家庭環境
それらの延々たる繰り返しと学習による刷り込みで構成された深層意識とその表層

すべては今以前の世界のリミックスで満たされている

わたし=わたし以外の全て

私とは「わたし」以外の全ての事であり、世界を携帯電話のように持ち歩くための圧縮された宇宙。
その所有者が”わたし”というキーワードを口にする度にそれは解凍される。

もちろん「私」は、一体に一つという幻想は、多重人格者達の手による発明により一人格に一つ所有出来ることが今では事実。

ところで、「わたし」とその管理人、「飼いならされた猛獣」と猛獣使い、「わたし」について考える主観、

それは一体誰なのだろうか

この人類の悪戯な発明は、神の天地創造の計画にあったのだろうか?

ここで時間が来てしまいました。

放送局「ワタシ」。これにて本日の放送を終了させて頂きます。

お相手はわたくし、もと……ピーーピーーガガッ……-----------

650 名前:無題1/2 [] 投稿日:04/03/16(火) 04:46 ID:EcsEM/9J
顔を一枚の白い布で覆い
溶剤で隙間なく貼り付ける
端は余らせて
風になびかせる

喉を青く腫上がるほどしめつけて
声のひとすじをも殺し
もう一枚の白い布を結んで
指の跡は隠す

手と足の指の先は
丹念に焼いた後
丁寧にヤスリにかける
爪は深く切りそろえる

歯も折っておくとよい

乳房と性器は取り払う
完璧な滑らかさを追求
石膏で少し輪郭を整える

頭は丸めて
陥没するまで壁に打ちつける
まだ微かに意識があれば
きれいに水拭きもしておく

651 名前:無題2/2 [] 投稿日:04/03/16(火) 04:48 ID:EcsEM/9J
そうしてできたからだで
巨大な交差点の真ん中に立ち
腕をカギ状に曲げ
口を縦に大きく開いたまま
首を上向けて
ひたすらに回転する

やがて生まれた力で
中心化されたものを全て吹き飛ばす時
そこにあるものは何

652 名前:私はチンゴ [] 投稿日:04/03/16(火) 14:33 ID:K9Ia785y

わたしはタワシ

653 名前:発電する伝書鳩の運動~未来を見初めたい若者の脳汁さえも~ [sage] 投稿日:04/03/16(火) 23:45 ID:YRdK8Lr0

荒川の土手で偶然発見したわたし似の子犬にアインシュタインの相対性理論を語りかけるぼくは

ソバカスで顔中染みだらけの14歳がスカートをまくりあげる風を気にしながら進む通学路の途中で

突然思いだしたように母さんの名前を向こう岸に座ってるカップルに叫ぶ僕自身の後ろ姿が圧倒的に大きかったので

ぼくは病弱で神経質な眼鏡出っ歯の学級委員を思い出し猛烈に腹が立ってきたもので

雨天決行の体育祭で密かに思いを寄せていた3組の河村さんの体操服姿に僕の稚拙なリビドーは急反応を示し

太陽の光りと同じ強さで一気に自分のもとへ届くかのように海綿体に血液が急速に集まりそれを感じた直後ぼくは勃起した

それが今年に入って始めて憶えた興奮の結果であり又自由意思の獲得でもあったわけなのだ

数年後確かにこのまま進む肉体の成長と精神の後退のギャップにあくせくと回転板を合わせる作業に追われるようになることは明白で

それが現在のぼくの思考を形成していると云うことを彼女に知らせたくなったのであるが

知らせたところで彼女がぼくの方へぼくの思考基盤へと擦り寄ってくることなど考えられなかった

物体化した時間だけが御都合主義のぼくの生活スケジュールを管理してくれるコンピュータで

その歯車の精密さを強固にしていくために毎日日々の努力を怠るわけにはいかないのだった

特に何かに突き動かされていると云うよりは理性と感情の挟間で遊泳を楽しむ余裕すら今のぼくには有った

つづく

654 名前:わかっている、鬱だ、それでも [] 投稿日:04/03/16(火) 23:51 ID:OUr1Wd53
なんでうまくいかないんだろう

潰れた企画、持ち込まれる苦情、振り向きそうもない女。
合わない計算、きつくなった喪服、戻ってくる手紙。

どうしておれはだめなんだろう

散らかった部屋、磨いていない靴、捨てきれない夢。
ゆるいファスナー、原因不明の胃痛、うすぎたない秘密。

なんでうまくいかないんだろうな

655 名前:sadism    [] 投稿日:04/03/17(水) 00:54 ID:YrMpi5QA
私は中途半端なsadist
愛している人を故意に傷つける

ねちねちと奥のほうから痛めつけ
叫んでも悶えても 決して止めない 
泣いて謝っても無視し 
その行為に専念する

sadismに侵された私は
その瞳にどう映っているだろうか
この溢れ出す感情を
どうしてぶつけずにいられるだろうか

しかし残るのは後悔と
愛しい頬から流れ落ちる雫

あぁ、私は中途半端なsadist
神は完璧を与えようとしなかった







656 名前:それは僕ではなく [sage] 投稿日:04/03/17(水) 18:00 ID:4ugRxep/

私。

しもべ
である僕と
わたくし。
である私

僕より私
が
ほんもの
だなんて

それは私
ではなく
ただの
僕。

わたくしは
もう
いないの



657 名前:まい すたいる [sage] 投稿日:04/03/17(水) 21:28 ID:m6cZui14
朝起きて
便所行って
朝飯食べて
トイレ行って
学校行って
昼飯食って
授業中寝て
部活して
帰りにどっかで遊んで
家帰って
夕飯食って
またトイレ行って
テレビ見て
たまには勉強して
歯ぁ磨いて
またまたトイレに行って
最後には寝る

これが「私」であり、「俺」であり、「自分」でもある。
あと、ときどき「わし」にもなる。

これが、「自分流」である。

これは崩れることの無い「私」なのだ。
多少崩れることはあっても最後にはここに戻ってくるだろう。

658 名前:一人 [] 投稿日:04/03/17(水) 23:51 ID:WBBO5Khx
鏡があって そこには
誰かが写ってるのさ

あんまりにも 酷い顔をしてるから
慰めてやろうと 思ったのさ
そしたら向こうも口を開けるもんだから
                               「なんだい?」
って聞いたのさ
そしたら
                               「なんだい?」
って言ったのさ

あいつはきっと同じことを考えてる
だから口に出さずに言ったのさ
                               「なんだよ」

したらあいつは怖い顔して
まるで
                               「なんだよ」
って言ってるようで

このままやってもしょうがないから
とりあえず笑ってみたんだ
そしたらどうだい
あいつは変な顔してやがる
不思議だな
あれは俺だって言うのに
言う事を聞かないや
笑いたいのに
笑えない

659 名前:自我の生存競争 [sage] 投稿日:04/03/18(木) 00:54 ID:XgS/qYGF
雲ひとつない透きとおる夜空を見上げて散りばめられた無数の星々を眺めていると
存在という儚さと虚しさを強く噛みしめるのと同時に底なしの自我を改めて確信し
コギト主義に陥ることで自身を慰めるその姿を蔑み罵り相対的優位性を見出す
人間的なあまりに人間的な果てしない自我の生存競争の旋律を奏でる人格の格率である孤立という本質に抗する私という観念的実存。


本来は読点(段落)なしの1文なのですが、エラーがかかったので仕方なく区切りを・・・(汗

660 名前:見知らぬ男 [] 投稿日:04/03/18(木) 01:09 ID:U9mArSK8

見知らぬ男があの娘と話している。
見知らぬ男があの娘と手を繋いでいる。
見知らぬ男があの娘とファミレスで食事している。
見知らぬ男があの娘と同じもの食ってる。
見知らぬ男があの娘を助手席に乗せている。
見知らぬ男があの娘と車を降りた。
見知らぬ男があの娘と観覧車に乗っている。
見知らぬ男があの娘の肩に手をかけた。
見知らぬ男があの娘とKissしている。
見知らぬ男があの娘をGetした???
見知らぬ男があの娘とまた車に乗った。
見知らぬ男があの娘の頭を撫でている。
見知らぬ男があの娘の下着を盗んだ。

見知らぬ男が影を失った新月の晩に私の下へ帰ってきた。

影を失った新月の晩に見知らぬ男があの娘の下着を盗んだ。

661 名前:私というカタチがゆっくりと:1/2 [sage] 投稿日:04/03/19(金) 00:20 ID:Pbbt7Nld

雨樋の水滴が一滴ずつ石の塊まりを穿ち
私というカタチがゆっくりと形成されていった

私は苔にぬれた庭をみることができない
私の顔は上をむいたままだから
私の兄たちともいうべき
石の猿や 石の狗 石の羅漢と逢うこともない
樋からおちる水滴と切り取られた空を
ヒマワリのように眺めていた
ときおり
和尚さんの手が私を動かして
ふたたび私のあたらしい表情が刻まれていく

しずかだ。

私は先代の和尚さんの手を知っている
先代の和尚さんも私の顔を彫っていった
語り継がれる手と手のいずれもが持つ
枯れてしんとしたあたたかさ

小間使いのけいこさんは私の顔をのぞきこんでは
みそっ歯をみせて知的障害者特有の
ぬけるような笑顔のまま
私のぬれた顔を執拗に撫でまわす
私の顔を鈍麻せんとばかりになんべんでも


662 名前:私というカタチがゆっくりと:2/2 [age] 投稿日:04/03/19(金) 00:21 ID:Pbbt7Nld

やがてけいこさんを叱責する和尚さんの声と
阪神タイガースのロゴが印刷された
子供用ビニールバットでけいこさんを打擲する音が
きこえる
けいこさんの悲鳴はどこか喜劇的だ

私の兄たちともいうべき
石の猿や 石の狗 石の羅漢が
ゆっくりと砂にかえっていくように
私というカタチもまたゆっくりと
形成という名の侵蝕を施されるのだ
けいこさんのぬけるような瞳は遠い地平を
みつめているのだろうか
みつめているのだろうか
みつめているのだろうか

水滴のレンズのむこう
ひと粒の種子が風にながされて私の視界を横切った
今年が何度めの春になるか
もう忘れてしまった


663 名前:午後の家路 [sage] 投稿日:04/03/19(金) 00:39 ID:STbzOspk
皮膚という自動修復装置付きの薄い壁に閉じ込められた体細胞組織の集合体
が
六十億引力で地球の表面を這い回つている中のひとつの個体
が
此処で動いているのかと思ふと
空の雲の深さにどうにも溶けてまじつてしまいたくなるのでありました。

664 名前:無意識 其の一 [] 投稿日:04/03/19(金) 22:45 ID:lyqDrLFX
純粋無垢で境界線のない宇宙  そこからの別離と引き換えにその代償として

人類の誰もが手に入れることになる「わたし」

時は流れてかつては個性的であった各々の「わたし」も

今では雛形が出来て  そこから同じデザインの「わたし」は大量に生産

雛形はどこで手に入るかって?

それは電波を伝って垂れ流される四角い画面から  数字を押せば色々選択肢があるにもかかわらず

何故か我々の側に選択肢は無い  行き着く先はみんな同じ

気がつけば  あなたにとっての「わたしらしさ」の方が自分のそれよりもよっぽど「わたし」らしい



665 名前:無意識 其の二 [] 投稿日:04/03/19(金) 22:45 ID:lyqDrLFX
お前が盗んだ お前がマネした というあんばい

そんな型にハマらないようにというやり方さえプロデュースされている始末

もう うさんくさいったらありゃしない  一刻たりとも私は「わたし」でなんかいられない。

だから詩でもかかなきゃやってられない  わかってくださいよ……………

という感じでここまで書いてみて  あぁやっぱりここに詩を投稿する者達らしい「わたし」

私もそんな「わたし」の一人なのかと思いつつも

この投稿作品内にそんな「わたし」を埋め込んで安心して

今日も現実に逃避  そしていま到着



666 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/03/19(金) 22:46 ID:RbrWyE0r
年収1300万の香具師がスレ立てて騒いでいます

このスレにあなたの好きなAAを貼ると幸せになれます
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/car/1078407014/


667 名前:3月15日のわたし [1レス目(1/3)] [sage] 投稿日:04/03/20(土) 00:42 ID:mCUEhDdl
テレビが鳴る
めがさめる
閉めきったカーテンをあけはなつ
まだ夜だった

きょうは3月15日、なにもすることがない
インターネットに接続する
ニコチンが血管をかけめぐる
部屋の四隅でゴキブリが性交している
死んで動かなくなった亀に餌をやる

日が昇り始める
高速道路を裸足ではしるように
電子音が遠い海を再現している

布団に入って眠る
厚木の友人と
夢で会う
袋にはいったゼリーをわしづかみで食べる
大学から見えるビルは幼稚園で、
中世の城のような形をしている
色とりどりの濡れたタオルケットが風に揺れて凍みている

668 名前:3月15日のわたし [2レス目(2/3)] [sage] 投稿日:04/03/20(土) 00:42 ID:mCUEhDdl
小さな舟に50人ほどがわっさりと乗っている
先頭で恵比寿様が笑っている
日曜日の新宿の靖国どおりを
風のように進んでいる

壊れた腹を便器に沈める
もがれた腕や足が宇宙で漂っている
赤い虫が天井を埋め尽くして波打っている
頭蓋骨にはみ出した脳みそが私を侵略する

君は舌のない私を補完するだろう
うざい やめてくれ
私は死んでも私である
声を失った私も私である

繰り返される誤解に
石を投げつける

嘔吐しながら目が醒める
震える手で錠剤のビンを手探る
ガラステーブルに転がっている
画鋲をくすりと誤って飲み込む

669 名前:3月15日のわたし [3レス目(3/3)] [sage] 投稿日:04/03/20(土) 00:43 ID:mCUEhDdl
死んで動かない亀が脱皮している
どろどろの水になっている
無数の青い目を持つ羊が
部屋を歩き回り
ひしゃげた声で時を知らせている
ゴゼン4ジ55フン21ビョウ
ゴゼン4ジ55フン21ビョウ
ゴゼン4ジ55フン21ビョウ

動かないはずのものがすべて動き
生きるべきものがすべて死んでいる

きょうは3月15日、
カーテンを開け放つ、
外はいまだ夜だった
インターネットに接続、
戦慄の反射が電脳を満たす
2ちゃんねるの詩板、
梁山泊スレッドをひらき、
私に吐き出された私を文字に閉じ込める

670 名前:3月15日のわたし [3レス目(3/3)続き] [sage] 投稿日:04/03/20(土) 00:44 ID:mCUEhDdl
自動演奏されるピアノのように、
演奏者は世界から消えていく、

あらゆる場所で、私は死に始め
開放をくりかえした

窓際でまわる、
小さなオルゴールの音色のように


671 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/20(土) 00:46 ID:0o5PJE/o
久しぶりの寸評人です。
辛口さんなので、ヤな人は「ヤ」と言ってね。

>>639 「服が4kgあるの」「パンツが3.5kgなの」ってやつだね。勢いありま
す。視点が一方向しかないんで、ちょっと食い足りないかな。
>>640 シンプルで、これも一つの詩の形でしょう。「一昨日は/忘れました」
がこの詩を救ってます。私が私でありますように、ってのは、かなり使われた
テーマだと思うんで、料理が難しそう。
>>641 む。これは読者によってイメージが違いそう。ぼくは美術館の絵か彫
像が「私」だと思った。賭けの内容と切実さが思いっきりぼやけてるんで、賭
けを止めた時の「あきらめ」だけを強く感じたな。

672 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/20(土) 01:04 ID:0o5PJE/o
寸評、すんすん。

>>642 はっきり言いましょう。3連めがイマイチです。せっかく『addicted』
なんですから、タイトルに沿った内容がほしかった。例えばことば常習者のク
レイジーさとか。とはいうものの、イイ線いってると思います。
>>643 名前欄にはタイトルを。始めてのウッカリさんはセーフです。
ぼんやりした終末感が面白いです。しかしこの詩が単体ですっくと自立してい
るかというと、そうではないでしょう。
>>644-645 こころが部屋から外界へ、空へ宇宙へ遠くなっていく展開がいい
ね。その二乗関数的な曲線を表現すると面白そうです。「茫漠」とか「安らか
な死」とかの決まり文句が多いのは気になりました。

673 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/20(土) 01:28 ID:0o5PJE/o
みたび寸評、にんにん。

>>646 こころの矛盾を描いたと思います。が、その振幅の巾が「見えにくい
事例」を追い求めたために、こぢんまりした感じ。最終行だけが、ガッと振り
切れているんだよね。
>>647 「私はコントローラー」「コントローラーは私」の堂々巡り、ですね。
昔はやった巨大迷路を見る感じ。問題は、その迷路に魅力があるかどうかです。
>>648 タイトルと内容がマッチしていると思います。言い古された感は否め
ないところが、残念。

後は気が向いたら書くでござる。

674 名前:創造 [] 投稿日:04/03/20(土) 05:12 ID:Y6R5WgSs
創造

汚れたこの街に一体いくつあるのか
金・地位・世間体・・・・
すべての言葉は私を作り出し
私は私に逆らいそして壊し続ける
私で満員になった電車から開放される日はくるのかなあ

675 名前:春 [] 投稿日:04/03/20(土) 05:42 ID:EOt9krnB
今日は目覚めが悪くて
いつもよりよく寝た
朝には今年初めてのホーホケキョが聞こえた
まだ 下手糞だったけれど

今日の日差しは気持ちよくて
散歩なんかしてみた
ふと目に入った梅の花 桜と間違えてしまった
まだ 桜はつぼみ桜は咲かない

周りは 段々とつぼみを 花を
けれど私は いまだ繭の中
羽は準備出来るだろうか 
この繭は春が来たら 春が来たら

676 名前:ひとりごと 1/3 [sage] 投稿日:04/03/20(土) 13:35 ID:ofOH852y

カチ・カチ・・・ カチャカチャカチャ・ カチッ!
   ..........now loading.........114kb

ん?なんだこりゃ(w カエルちゃんか。あは かわえー
えーっと、mouse button to jump はいはい。
で?・・・press space-bar to strike なんだな。
ほいほい、continue っと

何すりゃいいんだ? 英語ちゃんと読めよ俺!
っつか、このマッタリしたBGMはなに(w
ああ、マウスのほうを向いてくれるのか。
カエルちゃん くるくるくるくるくる~~~♪って
目ぇまわしてどーする、無駄なことすんなよ俺。

あ?なんか飛んで来た ハエか? とろくせー!
えーっと、space-bar で撃てばいいのか。
    ぺしっ!
げっ。カメレオンみたいだ(w っつか、舌短いな。
まったくハエに届かんじゃないか。所詮カエルか?
ああ、蓮の葉っぱを飛び移れと。なるほど。
クリックするんだっけ? ほれ飛べ!

 ・・・落ちやがった。ばかやろ。沈むなよカエル!
うん、わかった。蓮の上をクリックするのな。ごめんよ。

    game over
    your score 0

677 名前:ひとりごと 2/3 [sage] 投稿日:04/03/20(土) 13:36 ID:ofOH852y
もっかい、continue っと
いちおうシューティングゲームなんだな、これでも。
ハイスコアか。 1位は・・・5740  ふーん。
オンラインゲームのスコアってぜってー変。
スクリプトとか使えばハイスコア出るらしいし。知らんけど。
こんなもん、むきになってサイン残すことないじゃん。

さー、カエルちゃんいきますよー(w
舌で ぺろっ! よしよし、ハエ1匹で10点加算。
っていうか、これだけのゲームなのかな。
敵は? 下から魚が狙ってるとか。鳥が飛んで来るとか。
なさそうだな・・・ あるだろ、ふつー。

ハエ来た、ハエ来た、・・・ ぺろっ!
これだけなのかな。タイムアウトもなさそうだし。・・・ ぺろっ
えんえんとハエ喰ってろと。 うそーん?
舌のばしたり、蓮移ったりすると energy のゲージが減るくらいか。
 ・・・ ぺろっ

    energy ━━━━━  score 1020

うーん、終わりが見えん。本気でこのまま続くのか?(w
スコア上がったりするとハエが早くなるとか。
ないね・・・ なんでだよ!(w いいけど、べつに。
カエル放っといてもなんともないしな。 ぺろっ
楽だな、飽きさえ来なければ。 ぺろっ
まあ、カエルの一生なんてこんなもんか。 ぺろっ

あ?なんか飛んで来た トンボだ。 遅っせー!
ひょっとして、これも食べられるのか?
チャンス、ねらって・・・ ぺろっ!

678 名前:ひとりごと 3/3 [sage] 投稿日:04/03/20(土) 13:39 ID:ofOH852y
    ☆ bonus energy ☆

いいなー、カエルちゃん。ボーナスだってさ。

    energy ━━━━━━━━━  score 2130

うわ、元気になっとる。これじゃ終わらないだろ(w
ハエハエ、よっと、・・・ぺろっ!

俺も腹減って来た。ハエ、じゃなかった、メシ。
舌出しても弁当は飛んでこないしな、コンビニでも行くか。
さて、ゲームは放っておくとして・・・ カエル死なないし。
でもやっぱ・・・ どうしよう、カエルちゃん?

もっとスリリングなはず?
なんっか、俺 遊び方まちがってる気がする・・・
蓮から落ちなきゃいいだけで高得点が狙えるわけ?
手近に寄って来たハエだけ ぺろっ してればいいんだよな?
かなり時間はかかるけど・・・

まあいいや、ハイスコア狙ってもしょうがない。
俺には関係ない、やめた。
池ポチャして、カエルちゃん ばいばーい!

    カチャ・カチッ!   ぶくぶくぶくぶくぶく~~~

    game over
    your score 2480


    continue

679 名前:眠る馬 [] 投稿日:04/03/20(土) 18:58 ID:bzha6Q3l
朝まだきフォークを立てる
ブーツの拍車と眠る馬
ザワワザワワ

牧場の土が盛り返される
腰の重りと眠る馬
ザワワザワワ

霞とうねりが近づいてくる
白い光と眠る馬
ザワワザワワ

牧夫が娘と挨拶を交わす
小鳥の飛行と眠る馬
ザワワザワワ

680 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/03/20(土) 20:28 ID:5AYV0Hi6
290 :詩板住民 :04/03/20 00:39 ID:TruCN0+j
【依頼に関してのコメントなど】 おねがいします。かなり長いんで、3分割にしてください。
 ---------------------------------------------------------------------------
【板名*】 詩・ポエム板
【スレ名*】 ~~詩で遊ぼう!投稿梁山拍 10th edition~~
【スレのURL*】 http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1069334282/l50
【名前欄】 3月15日のわたし [1レス目(1/3)、2レス目(2/3)、3レス目(3/3)]
【メール欄】 sage

以下に本文を書きます。


291 :詩板住民本文(1レス目) :04/03/20 00:40 ID:TruCN0+j
テレビが鳴る
めがさめる


681 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/21(日) 00:14 ID:HaTkp0li
感想スレで揉めましたが、寸評です。

>>649 ここでの世界は、私を基準にした世界を指しています。私がテーマな
ので、それもアリかも。使ってることばのスケールが、そのわりに大きいかな
あ…。小さな私の世界を、小さなラジオにさらに圧縮する、ってのはどう?
>>650-651 ベルメールの人形だね。頭部の陥没など、形の美しさよりも自傷
的行為を優先させましたが、その意図を明確にしてもよかったかも。
>>652 チンゴとタワシは、ただのダジャレに思えるけどね…。
>>653 作者は、この作品に登場する年齢よりも上に思えるね。思い出として
書くと、末尾の「つづく」が生きないんで、しかたないか。センテンスをもっ
と私に近寄らせてもよかったかも。客観的すぎるような気がする。

682 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/21(日) 00:39 ID:HaTkp0li
寸評は続きます。

>>654 ストレートでよろしい。でも、結構ありそうな詩だね。えー、目の前
に鼻紙を一枚置きます。鼻毛を抜いて、一本一本、鼻紙の上に植毛していきま
す。うまくいかないと、そりゃあストレスの溜まること溜まること…。
>>655 1連めの発想に酔ってしまったかなあ、ってのが実感。2連め以下の描
写が、冒頭の2行に負けてしまっているように思われます。
>>656 上手くやると、すごく面白くなりそうです。ぼくと私とわたくしが、
いずれものっぺらぼうなんだよね。作者の中で性格付けをして書くと、同じよ
うな茫洋とした内容でも、違った印象があるはず。
>>657 普遍的な日常を書いて、それを「自分流」と称するわけだねえ…。分
ったような分らないような。となると、私、俺、自分、わし、ってのは、単な
るマイナーチェンジってことになりそう。

683 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/21(日) 01:03 ID:HaTkp0li
すんぴょー、すんぴょーい。

>>658 構成が上手だね。読ませる力があると思います。内容としては、この
後を書いた方が面白いと思うけど。
>>659 書ける人だと思うんで、あえて苦言を…。あまりに常套句が多すぎま
す。真摯な感じを出すために多用したとは思うんですが、スタンダードになっ
てしまってオリジナリティが薄れてしまってると思います。
>>660 見知らぬ男=私または私の影。アレな内容を猟奇的にまとめて、なか
なかいいよ。どーして下着にこだわったんだろうか…。
>>661-662 んと、水滴で石の彫刻を創る、ってことですね?和尚さんとけい
こさんが主人公のような…。後半で結論にスラッといってるので、間を持たせ
る工夫がほしかったかも。

684 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [sage] 投稿日:04/03/21(日) 01:32 ID:HaTkp0li
スン★ピョウ、です(香港風)。

>>663 ぼくはこの詩をシャレとして読みました。宮沢賢治風、ってやつね。
ぼくはこのシャレ、ちょっと好き。
>>664-665 ところどころ面白い表現があるんで、もうちょっと整理して書い
てくんないかな…。これは独り言の域を脱してないと思います。
>>667-670 審査対象外になっちゃったけど、寸評はします。
緊迫感があって、いいと思います。未整理な部分が結構あるように思える。現
実と夢の部分をごっちゃにするのはいいんだけど、時間の推移まで日が昇った
り、まだ夜だったり、そこらあたりが読みにくかったです。
>>674 没個性の私という個の増殖ってことで、テーマは興味深いです。ただ
ことばがテーマを上手く使いこなせていないかなあ…。

685 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/21(日) 01:49 ID:HaTkp0li
もうねよっと。

>>675 メジロとウグイスを間違える人は多いので、ご注意を。マターリして
ますね。作者の人柄かな。もっといろんなものを見てもいいかも。
>>676-678 いいね、これ。カエルの無表情なかなしさが何とも…ってマジレ
スつけるのがバカくさくなるような脱力感。実録かっ?(笑)ホントにこんな
ひとりごと言いながらゲームしてたのか?
>>679 荘子の胡蝶を思い出すような…。馬をずっと眠らせたのは成功だと思
う。欲を言えば、情景描写以外の何かが、もうひとスパイスほしかったかな。

686 名前:変声期 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 02:20 ID:3qouSE8E
くろねこの目を えぐったのだ
ぼくははかない にんげんですので
うばうことしか知らないのです

きみはおそらを みあげたのだ
ぼくはめめしい どうぶつですので
むさぼることしか知らないのです

きりんのくびを はねたのだ
ぼくはおろかな いきものですので
泣くことすらかなわないのです

いつかにゆめを みていたのだ
ぼくはさびれた ろぼっとですので
生きてるとさえさけべないのです

687 名前:AM 7:42 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 04:29 ID:5WBWeMS9
チビッコさんが ベッドの中で 海賊団と大活劇。
「やあやあ、僕の名前は山田太郎。悪い奴は許さないぞ。」

そのころトイレで新聞 読んでジャー 流します ヒゲパパ。
「ふむふむ、今年のカボチャは豊作。なるほど、ふむふむ。」

そのころ一階 オテンバママさん 目玉焼きが 出来ました! 
「朝よ、ごはんよ、坊や、貴方。いらっしゃいな。さあ、召し上がれ。」

手を合わせて 「いただきまーす。」

688 名前:新聞紙の外側 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 13:31 ID:ShbP1nOZ

連続して 雪が 打ち出された先の道路で
何にもない 時間だ 音が追っている
ああいう鳥の群れに似た 暢気なものだ、と
カバンを抱えて 川岸を歩くということ

今日もただ 一定の間隔で やってくるだけの
あの音楽が 座り込んだ 子供を立たせて歩かせる
写真の中で遠くの山々は何回もシュプールを描くように
豆粒ほどの観光客も凍り付いてしまえばただの銅像と同じ

晒した生地に 笑いを載せて ちょっとした視界の隅に
もう忘れられた 思想じみた妄想から 始まることもなく
終わってしまえば 最初からモノとしてくくられて
ぼんやりと煙草の吸殻を踏みつけては戻されていく

物語がないと言ってしまえば当たり前だ
主体のないものに火をつけて燃やしてしまえば
発火材のように明るくなっていくもので

ただ
後付された文章に私人は詩人のごとく描かれて出来上がるだけ



   冬の川に今日も鮭が打ち上げられていて
   それを回収するべくただ歩く それだけ

689 名前:なみなみお ◆mCFk32Woec  [] 投稿日:04/03/21(日) 17:45 ID:VnJ3gUxq

♪♪♪♪♪♪♪♪♪

投稿は今日一杯です!!!!!1よ!!!!!!1

♪♪♪♪♪♪♪♪♪


690 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/03/21(日) 22:23 ID:y6IC0OCo
>>639
[ku・e]や「女」の2や4ではない’3’連呼が
薄情である愛の「どうでもいい」感を鋭化し
「ゆる」すもゆるさないもなくなっている。

>>660
対立もしくは疎遠からの合一もしくは親近への急転。
代替物を「盗」ませることによる「あの娘」自身の保守の安心。
最終行では劣情同志が共鳴するかのようだ。

>>687
劇画調に異形化された「AM 7:42」のリアルあるいは仮想リアル。
詩のどこにも’私’を見出させない方法によるその逆説性の他に
読後に何ひとつ残さないことの消極性が問題となるけれど
各連を発言で締めくくるような整合性がリズミカルであると
言えなくもないところにある種のやっかいさが潜んでいる。

691 名前:被告人 1/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:23 ID:MVMZkuC5
  犯した罪に気付いていないかもしれない
それを否定せず認めずただ耳と心を持っている

彼の血飛沫と私の痣がか
彼女の悲鳴と私の溜息がか

  隣人は殴り返される瞬間を目撃した

もしも罪とやらを
誰かによって突きつけられたとしたら
認める可能性よりも否定する可能性のほうが幾分でも高いような気はする

だろうね、という相槌は
結果いつも私が動き描いた波線の延長上に

  何てこと

  裁きのための裁きが始まる

舌で溶かし始める黙秘権
懇願と暴力で掲げる降伏


692 名前:被告人 2/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:23 ID:MVMZkuC5
最初の裁きは見据える的もなく
次の裁きに現れるであろう罪とやらは、まだ控え室

  今ならまだ言っても良いのだろう、私の貴重な時間をどうしてくれるとか尻が痛いとか

その頃、罪とやらは控え室でシルクの布に覆われ
いいえ私は覆われて此処まで連れて来られたので
いいえ覆われているのは罪とやらなのか私なのか私には分からないのだけれど

怯んでいるからでもなく盲の唖だからでもなく
知らぬまに胸が張っている 

  今ならまだ良いのだろう早くしろと催促しても爪で机を叩いても

罪とやらが聴衆の前に現れ、下手は悲鳴が上がり
それを信じるとすれば、覆われているのは私なんだろう
いずれにせよ覆いは剥がされぬまま、最初の裁きは始まった


693 名前:部屋と歪曲と 1/3 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:25 ID:Eu5EYSK6
吐息を繋げとめるたびに怒濤となく流れる浸食があります
  呼吸器なんて要らない要らないという人がいます
   睡魔の淫靡な不条理を真理と崇めています

そういうもの が
部屋の隙間から流し込まれています。
誰か 誰かぁ。水屋さん呼んでくれません?
椅子の上から見下したって何も見えないんだからッ。誰もいないんだからッ。
独り言も独りじゃないならわびしくなくなるかなぁ?
今、膝のしたくらいまで浸かってきた。踝くーん どこだーい?
ポカーンかい?一体全体ポカーンかい?
だってそういうものを アンタは作ったんでしょ。

真実はいつだってねぇ あたしの嘘を踏み殺しちゃうんだぁ
  虚言症は治るよぉ 世界の方を変えちゃうんだよぉ?
   いかなくちゃ・・・
    おまえバカか?どこに?どこに?どこに?あたしのそば以外どこに?

絶えず絶えず延命作業のご最中で御座いますのよ。
パンツの中身はご愁傷様。
あたしのお部屋は水色。「ホントは何色が好きだったんだっけ」
ふいに後ろを振り返っても「何もないのに気付くだけ」
そして前に向き直せたなら「何かあるのに気付くだけ」

   うっせーんだよ  下 衆 ! !

694 名前:被告人 3/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:26 ID:MVMZkuC5
  子供の頃、キャンディーを盗んだことを咎められたから笑ってやった
私の生まれた町は綺麗だったろ
15の頃、祖母を騙したことを咎められたから笑ってやった
私の育った平屋は立派だったろ
20の頃、二股をかけていたことを咎められたから笑ってやった
私の選んだ男達は素敵だったろ

  今日の聴衆はついている、静粛に

裁判官の振りかざす袖がシルクの布を少し捲ったとき
それを慌てて押さえた誰かが善人面
裁判官にウインクをしたが
私は気付いていないらしい

彼は私に歩み寄り警告するふりでキスをして
私は反論するふりで彼に問いかけた

  陪審員さんが裁くなら

宥めるふりで返される言葉を
私は二度も聴き間違えたかもしれない

  あれは罪だが私は君の味方だと聞こえたので笑ってやった
あれは罪だし私はお前の味方ではない
あれは罪でもないし私は君の味方だと聞こえたので笑ってやった
あれは罪でもないし私はお前の味方ではない


695 名前:被告人 4/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:27 ID:MVMZkuC5
裁判官の欠伸がシルクの布を捲ったとき
彼がまた慌てたので邪魔してやった
シルクは罪とやらから、いいえ私から、いずれにせよシルクの布は私が捲り

  次の裁きが始まった

すでに聴衆は3人、二人は夢の中、一人は盲の唖

  今ならもう言っても良いんだろう裁判官に
そのシルクを被り裸になれと
今ならもう言っても良いんだろうその陪審員に
そのシルクを被り裸になれと

  家まで送れと

  紅茶でもいかがと招きいれてから小さなテーブルで
ちゃんと告白してと催促して長く長く愛の言葉を聞いた
檸檬とミルクどちらも並べてから小さなテーブルで
ちゃんと裁いてとからかって深く深く罪とやらの容を聞いた

私は耳でその音を聞いて、私は心でその音を聞いて
冷めないうちにと冷め切った紅茶をすすめて
しかし紅茶はシルクの上を滑り落ち
彼の唇へは届かなかった



696 名前:被告人 (+ 完) [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:28 ID:MVMZkuC5
茶葉が死んで何処かの
  皺くちゃの婆さんは泣くんだろう
  同情した嫁は泣いている婆さんにコインを一枚握らせるんだろう
  婆さんは明日から泣いてばかりになるんだろう

紅茶は最後の一滴まで
カップからシルクに移り床に移り私の右手の布巾に移り

  だから冷めないうちにと言ったのに

  気にしないでと慰めるふりで
自分の紅茶だけ温め直したけれど
掲げた両手のまに揺れようと震える鼻からずり落ちようと
私はそのシルクには触らない 


697 名前:「私」     1 [] 投稿日:04/03/21(日) 23:30 ID:qTitRKjj

目覚めた時のこと
見知らぬ空 見知らぬふとん
始めて夜の残り香がよみがえって ぼんやり私が輝き
出す

黒くて丸いもの 追いかけて
追いかけて 見つめるのが赤ん坊だっていう
赤いから赤ん坊っていうんだろ?
青い目の おっ母さんならどうなの?

何を追いかけていたかなんて
すっかり忘れてる私

元はといえば白い鳩のように自分という
元手を何にしたかったのか? 投機してしまって
未来に生きてしまっている
未来も過去も「私」ではないのだから


698 名前:「私」     2 [] 投稿日:04/03/21(日) 23:32 ID:qTitRKjj

「1ドルちょうだい」というピアニストこそ「私」で
あって
百円もらえる「私」さげすまれる「私」こまったような
微笑を「見る」私 微笑みの色を
問い詰められたらきっと誰も怒りだす

しかし怒りたい人なんかいないから
怒りたくない「私」は泣き出すかもしれない
でも もうコップの水は半分を過ぎ
けっして要約ができないのが
つらい

結局 すずめの涙でごまかされる臍の
胡麻 大事にしている「私」は御人好し

しかし 私は結果を見たい 彼方は?
私は ワナを張った張本人 泣いた それで
罠が閉じた
しかし 私はワナの中を見たい 彼方は?



699 名前:他者性と私 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:55 ID:lvkOLv6O
見つめる
ほど離れていく
私
距離が計れない
私
他人と私
どれほど違うのか
見つめるのを止めたら
楽なのだろうけど
止めたくない
私
他人と私
もし他人が居なければ
他物と私
それでも
私
見つめたい
私


700 名前:部屋と歪曲と 1/3 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23:59 ID:Eu5EYSK6
吐息を繋げとめるたびに怒濤となく流れる浸食があります
  呼吸器なんて要らない要らないという人がいます
   睡魔の淫靡な不条理を真理と崇めています

そういうもの が
部屋の隙間から流し込まれています。
誰か 誰かぁ。水屋さん呼んでくれません?
椅子の上から見下したって何も見えないんだからッ。誰もいないんだからッ。
独り言も独りじゃないならわびしくなくなるかなぁ?
今、膝のしたくらいまで浸かってきた。踝くーん どこだーい?
ポカーンかい?一体全体ポカーンかい?
だってそういうものを アンタは作ったんでしょ。

真実はいつだってねぇ あたしの嘘を踏み殺しちゃうんだぁ
  虚言症は治るよぉ 世界の方を変えちゃうんだよぉ?
   いかなくちゃ・・・
    おまえバカか?どこに?どこに?どこに?あたしのそば以外どこに?

絶えず絶えず延命作業のご最中で御座いますのよ。
パンツの中身はご愁傷様。
あたしのお部屋は水色。「ホントは何色が好きだったんだっけ」
ふいに後ろを振り返っても「何もないのに気付くだけ」
そして前に向き直せたなら「何かあるのに気付くだけ」

   うっせーんだよ  下 衆 ! !

701 名前:部屋と歪曲と 2/3 [sage] 投稿日:04/03/22(月) 00:00 ID:wGCq0Fed
  誰も入れない部屋の片隅には
  誰にも座らせない椅子が置かれてる
  だんだんと水嵩は増えていく
  たんたんと現実を偽るように
  一つの絵画である事実は
  冷たい針を喉に突き立てる

淋しくなった。淋しくなった。あぁ あたし 淋しくなった。
急に寒くなるもんだから ね。あたし 淋しくなったのよ。 あぁ あたし。 あ あぁ。
ねぇ!!あたし!! あたしをを抱き締める展開は あたしじゃ無理ですか。
あたしじゃ無理ですか。だって なんで そんな きゅうに あたし そんな。

永遠が過ぎた頃。水面と椅子の上。
空っぽの空気があって。
あたしは膝を抱えてる。
そっと目をつむり、そっと息をのんで。
想像する。創造を超えて。
そうしたら それが 創造されて しまっ


--- ト        ポゥン ---

  あたし  
       もう  
         おぼれちゃった の ?

702 名前:部屋と歪曲と 3/3 [sage] 投稿日:04/03/22(月) 00:00 ID:wGCq0Fed
世界 あたし あなた たまご
それをまた始めから積み上げていくの
あたしはこれから 誰を愛せばいいのだろうか
それも確か この部屋のノートの中に メモっておいたような

あぁ そうだ
そうして
あたしはこの中に身を投げて

---  ゥン  ン  ン  ン  ---


  この  
     話を  

         終わらせようとしたんだっけ


あたしの名前は私
あたしだけの名前
これだけは あたしだけのものに したかったんだ
したかったんだぁ

703 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/03/22(月) 00:38 ID:p4W0d5ex

〆切りですね。

704 名前:一覧です 1/2 [sage] 投稿日:04/03/22(月) 01:07 ID:p4W0d5ex

>639 私のオンナ
>640 切望
>641 「彼は私を観詰める」
>642 アディクテッド
>643 どっかのスレのby79
>644-645 tsukinosei
>646 生まれつき
>647 マイコントローラー
>648 直視できないもの
>649 RADIO Channel-i
>650-651 無題
>652 私はチンゴ
>653 発電する伝書鳩の運動~未来を見初めたい若者の脳汁さえも~
>654 わかっている、鬱だ、それでも
>655 sadism
>656 それは僕ではなく
>657 まい すたいる
>658 一人
>659 自我の生存競争
>660 見知らぬ男

705 名前:一覧です 2/2 [sage] 投稿日:04/03/22(月) 01:08 ID:p4W0d5ex

>661-662 私というカタチがゆっくりと
>663 午後の家路
>664-665 無意識 其の一
>667-670 3月15日のわたし (注:感想スレにてコテばらしのため審査対象外)
>674 創造
>675 春
>676-678 ひとりごと
>679 眠る馬
>686 変声期
>687 AM 7:42
>688 新聞紙の外側
>691-692 + >>694-696 被告人
>697-698 「私」
>699 他者性と私
>700-702 部屋と歪曲と


間違いがないか、確認をお願いします。

706 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/03/22(月) 01:11 ID:z+p8TTe+
毎度、一覧の作成おつかれさまです(敬意>>705
出来ましたら>>○○○というように、直でリンク出来るようにお願いします。
厚かましいお願い、すみませんすみませんすみません
  m(__)m はいはいはいはい 却下覚悟の希望まではいはい....

707 名前:なみなみお ◆mCFk32Woec  [] 投稿日:04/03/22(月) 01:41 ID:q+5b7t9t
直リンクだと制限かけられるのでしゅよ。

708 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23:34 ID:E0sN33GF
残りの寸評から。

>>686 いいと思うよ。かなしみが伝わるし、きれいにまとまっている。個々
のことばに上手さも感じる。ただ、4つの連が並列してる印象があります。
>>687 >>690を要約すると、「内容は今イチなんだけど、テクニックを感じて
評価に迷うなあ」となります。ぼくも同意見。短いことばから、どれだけの情
景を描き出すかが勝負、だったでしょう。
>>690-691>>694-696 うん、堪能した。描き出そうとする内的世界の大きさは
ただごとでないと思います。みんなが罪のシルクをまとって、二人そのままで
お茶にするとこなんか、悪夢のようでゾクゾクする。でも長過ぎるよ…。導入
部で、本当に罪を犯す必要があったのか疑問だし、裁判の場面は冗長だし、何
よりも、場面の転換や会話の流れがモサモサしていて読みにくい。
ケチをつけましたが、良作だと思います。長々と失礼。

709 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23:52 ID:E0sN33GF
えい。最後。

>>697-698 ところどころ上手い表現があると思います。「彼方」って、「あ
なた」と読ませるんだろうな。近視的な内容だとは思うんだけど、丁寧に書き
込んでいます。
>>699 見つめる対象は、私であり、客観性のある私であり、他者でもある、
ってことでいいのかな?ちょっと中だるみがあるような気がする。ちょっと知
恵の輪チックな楽しさは感じました。
>>700-702 何だろ。コワれてるなあ。しかもコワれ方にわざとらしさを感じ
ない。ところで、タイトルは「部屋とYシャツと…」のシャレかしら。

710 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/23(火) 00:21 ID:z3C7sjgg
はいはい、審査っと(あ~しんどかった)。

3点
>>691-692>>694-696 やっぱりこれが一席でしょーがないでしょう。
寸評でも言ったけど、第一印象は、ずいぶんモサッとして読みにくかった。場
面の転換、会話の流れに鋭さを感じないんだよね。でも読み進めていくうちに
この詩の持つ、アジのある世界観が浮かび出て、「ほほう」と唸らされる。そ
んな不思議さがありました。

2点
>>676-678 ファミコンの、ルールすらよく分らないクソゲームで遊んだ頃を
思い出すなあ。詩の形式をほとんど成していないんだけど、描写がいちいち上
手いんだよなあ。すごい力量だと思う。作者の騙しにマンマとハマった気はす
るが、悔しいけど騙されてやらあ(苦笑)。

1点
>>650-651 不思議な世界。ちょっと美しい。タイトルはつけたかった。
>>679 眠り続ける馬が、なんともいい。
>>686 評価に迷ったけど、描写の丁寧さに。
>>688 寸評忘れてた…。ごめん。1点です。
ことばを拾い集めて、山と積み上げて「どうですか?」って言われてる感じ。
何でもない情景描写なのに、不思議と読者を拒絶する何かを感じるよ。
「物語がないと言ってしまえば当たり前だ」の開き直りとも思われる発言が、
面白かったです。

711 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e.  [ ] 投稿日:04/03/23(火) 00:23 ID:z3C7sjgg
あ、審査締め切りは、3/24いっぱい(3/35午前0時)で~す。

712 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/03/23(火) 00:26 ID:57RlVXXF
↑3/35っていつでつか?

713 名前:なみなみお ◆mCFk32Woec  [] 投稿日:04/03/23(火) 01:55 ID:02TeHaAf
ちょー疲れた。今やっと梁山泊の感想を書き終えました。
感想はあまりに長いのでスレには投下しません。点数のみ。
全作品の感想は一番下のリンク張ってあるURLに飛んだ先においてありますので観たい人はみてね。

「点数」
641 :「彼は私を観詰める」 :04/03/15 02:26 ID:PitXIqw3 1点
647 :マイコントローラー :04/03/15 20:20 ID:vb5+h63n 1点
650 :無題1/2 :04/03/16 04:46 ID:EcsEM/9J 2点
661 :私というカタチがゆっくりと:1/2 :04/03/19 00:20 ID:Pbbt7Nld 3点
676 :ひとりごと 1/3 :04/03/20 13:35 ID:ofOH852y 1点
679 :眠る馬 :04/03/20 18:58 ID:bzha6Q3l 1点
691 :被告人 1/4 :04/03/21 23:23 ID:MVMZkuC5 2点


714 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/03/23(火) 17:35 ID:EBKzw1nB
age

715 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/03/23(火) 23:27 ID:Fr8BAxzk


審査募集中。




716 名前:散華楽 ◆DummymO2O6  [sage] 投稿日:04/03/24(水) 20:40 ID:6oKXyEka
2度目の審査参加です。よろしくお願いします。

【3点】 >>650-651 無題
自分から人形になる(?)プロセスは8ミリか何か見てるみたい。ドキドキする演出。
ひっかかるものや、気にさわるものは排

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最終更新:2006年05月21日 19:58