【チャンプ】
【準チャンプ】
作品一覧
【審査員】
- メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo
- Canopus ◆DYj1h.j3e.
- あぶく ◆OPBYKkBBNQ
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w
【採点レス】
253 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/19(日) 07:58:12 ID:WerSuT92
配点
3点>>223 四本足 ID:d2R6Yxhz氏
2点>>231 読書 ID:77C14EyY氏
1点>>218 愛から ID:q7gEqpn3氏
1点>>209 青が繋ぐこの世界で ID:8h2O6R4E氏
1点>>220-221 阿修羅雌(アスラメ) ID:jRoFpkmK氏
256 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/02/19(日) 19:17:38 ID:ScpEd3oj
審査結果です。すべて1点づつです。
>>209 青が繋ぐこの世界で
>>215 『四角をもっと』
>>223 四本足
>>236 枕をひとつ
>>239 庭の箱
>>240-241 朝は始まらない
257 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [] 投稿日:2006/02/19(日) 20:33:05 ID:e4vsTt2z
>>216-217四の刺客:一点
>>232-233ジャングル:一点
258 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2006/02/19(日) 21:27:23 ID:cX4Q1Tv0
1点
>>209 青が繋ぐこの世界で
>>216 :四の刺客
>>223 四本足
作品
論客
タマゴ斬ります
206 名前:論客[(これは投稿作品です)] 投稿日:2006/02/09(木) 20:05:06 ID:mfLtYoPS
【コメント】
251 名前:Canopus[] 投稿日:2006/02/19(日) 00:04:33 ID:cRYcxBnE
>>206 「四角」というテーマを深読みさせるのが目的かなあ。コロンブスの
卵を思わせるね。
721 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 00:15:04 ID:TYhJwCoE
>>206 論客
茹で卵 or 生卵 でかなり意味が違ってきてしまうが生卵として読みたい。
論じる者は誕生の象徴を斬るのか、アンビリバボーな四角感である。
破壊は創造を上回り論客自体を否定しているのか肯定しているのか、
分かりかねる部分がちと弱かった。
735 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/18(土) 00:15:59 ID:JLJqp4Oc
>206 論客
短いが、タイトルも含めていろいろと想像させられる。朝まで生テレビのような政治番組で、
知的な論客がスパッとタマゴに切り込んで行くイメージだろうか。タマゴの綺麗な切り口が想像
され、そこから論客の理論の鋭さが連想され心地よい。なかなか洒落ていると思うが、テーマ
との関連性は薄い。
748 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/19(日) 13:38:28 ID:cX4Q1Tv0
>206 論客
なんか頭にこびりつく。意味不明だけど妙に魅力的です。
二月十四日
うわぐつリノリュームの床ぱたぱた
四角い教室まるく掃く
バケツ蹴っ飛ばしたの誰?
黒板消しもくもく玉手箱
校庭ぴかぴかフユノソラ
濡れ雑巾を傘立てに
ちりとり終えたらから拭きを
から拭き終えたらワックスを
甘い匂いのスケート場
ササクレ抜くのはかわいいあの子
かわいいあの子は保健委員
三角、三角、アンブレラ
あの子とあの子があっちっち
机の傷はおとといの
鉄棒の黄色いコート
ジャングルジムのまあるい手袋
ウサギ小屋のほつれたセーター
チョコレート色のシャツ、カエルの髪留め、真っ白い便箋、宝石箱みたいな筆入れ、バンドエイド巻いた白い指
それから、それから…
机の角をきちんと合わせて、目が、合う
「つくえのなか、きちんとせなあかんよ」
ぎゅっと押し込まれた、リボンのついた赤い箱
207 名前:二月十四日[] 投稿日:2006/02/09(木) 20:39:36 ID:921CQXCW
【コメント】
251 名前:Canopus[] 投稿日:2006/02/19(日) 00:04:33 ID:cRYcxBnE
>>207 ディテールに凝ってて、歌うようなリズムで、面白く読めた。けど、
やっぱ照れみたいのが見え隠れしてるなあ。特に「あの子」の描写部分。作者
は当事者なんだから、そんな冷静な描写だと、読者も冷めちまう。
721 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 00:15:04 ID:TYhJwCoE
>>207 二月十四日
教室の四角から少しづつ少しづつ小さな箱に辿り着く。バレンタインデーの話。
明快なディテールが学校の雰囲気と合っていて青臭い文体なのだけど、妙にリアリティーに繋がるそこが魅力だ。
アイテムが散乱してしまっていて、造形イメージが薄くなってしまっている。
それが、最終連を弱くしてしまって要因な気がするのだけどスクールモノとしてはお茶目で良いね。
735 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/18(土) 00:15:59 ID:JLJqp4Oc
>207 二月十四日
まず小学生らしい言葉づかいで、スッとその世界観に入っていける。やわらかいイメージで、
詩全体がチョコレートの甘い匂いで包まれているようだ。視点を四方に散らしておいて、最後
に目の前の「リボンのついた赤い箱」に持ってきている点は効果的だ。それが「ぎゅっと押し込
まれ」ているのも、チョコを渡す女の子のドキドキ感を際立たせていて良い。「ササクレ抜くのは
かわいいあの子」のフレーズが印象に残る。
重箱
仕出しの弁当はいつも楽しみだ
重箱をあけると
四角く折畳まれた人間が現れた
何してるんですか
いや、一人きりになりたかったのです
手を貸して うんしょと
4日ぐらいですかね こうしてると
体が硬くなっていけない
背中かして ばきばきばきっと
上着とって下さい 寝押しもばっちりです
うーふう 一人を満喫しました
人恋しくなりましたね いってまいります
どうも お世話になりました ごきげんよう
208 名前:重箱[sage] 投稿日:2006/02/09(木) 21:49:34 ID:NKgsdK+F
【コメント】
251 名前:Canopus[] 投稿日:2006/02/19(日) 00:04:33 ID:cRYcxBnE
>>208 新「箱男」?こういうナンセンスは大好物なんだけど、まだ骨組みの
段階ではあるかなあ。ナンセンスを引き立たせる描写がほしいなあ。
722 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 00:18:44 ID:TYhJwCoE
208 重箱
奇想天外だな~おもしろい発想。
仕出しの弁当はいつも楽しみだという出だしが効果的だ。
重箱に人間って組み合わせは考え付きそうでなかなか考え付かない。
話の全体で隠喩している気持ちが思い当たる分、笑ってしまったのと同時にシリアス気分にもなれた。
どういうわけか重箱に入ってはいるものの「寝押し」なんかしてたりして、
作者の生真面目さからくるヒステリックなお笑い精神を見せ付けられた気分。
面白かったです。
735 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/18(土) 00:15:59 ID:JLJqp4Oc
>208 重箱
頑張って生きていれば一人きりになりたくもなるし、一人でいればいたで人恋しくなる。誰に
でもある心境から、この詩への共感が生まれるのだろう。他愛ない。しかし残念ながら、それ
ほど面白くもない。
748 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/19(日) 13:38:28 ID:cX4Q1Tv0
>208 重箱
今回は、阿部公房の箱男を思い起こさせる詩がいくつかあって、これもその一つです。
滑稽さを生かしたタッチがいい。
(しかし、生ものを4日も弁当箱へ入れておいてはいけない。)
836 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/02/26(日) 22:05:38 ID:qcaC7pPB
「重箱」書きました。評価ありがとうございます。これ、もうちょっと書き込んで
みます。もっと、もっとナンセンスでシュールに。
自分は、「ジャングル」好きでした。どこが「四角」だろ、という疑問を吹き飛ばす
パワーとスピードが素敵でした。
青が繋ぐこの世界で
john、その他大勢の、私が生まれた大地で、丘の上で、白い息を吐きながら、走る者達へ、または、
この世界に生まれて、偽名を使い続ける者達へ、僕は、貴方の名前が偽名であっても、貴方に与え
られた名を叫びたい、青という、私たちが勝手に名づけて、定義してしまった、色が、空を覆い、そして
海を覆い、青で、繋がる世界に住む者達へ、挨拶は簡単でいいから、まずは、貴方の声を、声は、世
界を震わして、いつのまにか、私の体にぶつかり、砕け散るまでに、黄金の、麦畑から、ベランダに干
された、白の、繊維の網目を通り抜け、誰かとい見知らぬ者の、白か、黒か、黄色の、皮膚の側を通り
抜けて、私の体にぶつかり、伝えるという機能が壊れると同時に、内部に持った、いくつもの複雑な構
造は、液化し、私の皮膚の表面から、徐々に、内部向かって染み渡り、化学反応を起こし、私の体の
もっとも高い場所、つまり、世界で言うと宇宙において、強く発光し、私の冷え切った暗い場所を、明る
く照らし、熱は、円状に広がり、貴方の名を私は知る、青が、午後に、崩れ去って、降り注いでくる時、
一匹の、緑の、カエルが、水面、つまり、青へ、と帰っていく、青の、音が、あらゆる、色と、ぶつかり合
って、また新たな音を、生み出しては、それが、またぶつかり、私は、一つの大きな名を知る、そして、
最後に、音のない世界が、やってきては、あらゆる音を無残に引き裂いて、地面に、私の体に、部屋
中のあらゆるところに、いや、世界中に、音の、死骸を、僕らは、また、その死骸を、踏み潰して、音
が、音でなくなる瞬間を、聴き、青の延長線上へ、僕の頭の中で、鳴り響く、音の、音でない、記憶
の、それはもう、音ではないはずのものが、鳴り響く、宇宙は、こうやって広がり続ける、その他大
勢の、誰かが、僕の名を叫ぶとき、僕は、泣き叫びながら、僕の名前を呼ぶ誰かのことを思うだろ
う、教えておくれ、貴方の頭上には、僕と同じ、青い空が広がっているのか、と。
209 名前:青が繋ぐこの世界で[] 投稿日:2006/02/10(金) 18:49:13 ID:8h2O6R4E
【コメント】
251 名前:Canopus[] 投稿日:2006/02/19(日) 00:04:33 ID:cRYcxBnE
>>209 最初のjは大文字だよね…気をつけて。途中で音になっちゃうんで分り
にくいんだけど、色が四つ出てきます。人間の肌の色みっつ、地球の色ひとつ。
それを繋げて、四角の完成、なんてね。この人は、この路線を突き進んでほし
いね。「お題」はどっか行っちゃってるけど。
722 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 00:18:44 ID:TYhJwCoE
209 青が繋ぐこの世界で
うぬ、句点が接続詞に付随しているのが邪魔かもしれない。
均一に打ちすぎて読むテンポがぶつぶつ切れてしまう。
「私」「僕」と「僕以外」「私たち」「貴方」の関連が一度読んで分からなかった。
ですが、内容はよい着目眼を持っている。分かりにくいのは整理されていないからかもしれません。もったいない。
順を追って最終連まで導く流れ(全ての語句は最終連に集約されている 最終連に向かって語句を集中させている)
拡張する宇宙というか意識という精神を言葉に置き換えているようで「音」についての考察は、まとまっていないが書きたかった事はやや共感出来る。
音は振動であり実は分子レベルの話であるのだけれど、音を音としてインプットする機能つまり聴覚が備わっている為に聞き取れるのであって、耳が機能しない場合振動というバイブレーションが音の正体。
音が消えた世界というのは人間の聴覚が役に立たない次元の話で、環境や条件の問題でもあるんだよね。
宇宙という概念を細かく裁断した後、構成し「青」という空間を表現したかった部分は感じ取れた。
雑然としていて主要情報の一本化を図ったほうが伝えたい事は伝わりやすいと思う。
それでも伝えようとしている所々に努力と砕きがある。
どうにかして自分の言葉(思いを忠実に文字に託し変換する作業)を獲得しようと試行錯誤している。そのスピリットに価値を見いだせた。
736 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/18(土) 00:18:12 ID:JLJqp4Oc
>209 青が繋ぐこの世界で
読みにくいことこの上ないが、後半の「音の死骸」、「音でなくなる瞬間を聴き」などは、その
意味を考えさせられて良い。フレーズとしても完成されていると思う。全体を通して、シカクより
も聴覚について言及されているようだ。叫び声、水に蛙が飛び込む音、その音を聴く喜び、そ
の音の持つ神秘性のようなものが巧みな言葉で表現されている。声が疾走してきて私の体
にぶつかってくる感覚は爽快だ。ただ、一人称が私だったり僕だったりするのは気に入らないし
、水面の色を簡単に青と言い切ってしまう所も疑問に思った。また読みにくさはネックだ。テー
マとの関連性は評者にはまったく見出せなかった。
748 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/19(日) 13:38:28 ID:cX4Q1Tv0
>209 青が繋ぐこの世界で
最初のイメージは、四角い容器にたたえられた水へ水滴をいくつか落として
波紋を作っていくような気がしました。イメージは四角い容器では収まらずに
宇宙へ広がっていく音なき声の波紋が円を描いて、そしていくつもの他の波紋と
ぶつかって干渉されて壊れながら世界を拡張し、発話者ノ元へ還ってくる。
他の評でも触れていたように、点が邪魔ですが、この純粋で真摯なイメージの広がりは
とても気持ちがいい。エリュアールの自由という詩があるんですが(前に猛禽さんが
寂さんのスレに貼ってた気がする)あれと似た精神の開放感があって、あの場合は
羅列の重なりで高揚感を高めていったんだけど、この詩は一直線にイメージの成層化を
目指して高揚している。良い詩だと思います。
四角への拘りは、もしかして改行にあるのかな、この無限の波紋のように広がる開放を視覚的に四角い
文字列の塊の押し込むことで、無限に広がる世界を有限な四角の中に表現する。
もしそういう意図であるとするならば、AA的に四角を区切ってしまったほうがわかりやすかった
かもしれないとも思うし、いや、この自然に荒々しい文字列のほうが、言葉の勢いを生かして
いるとも思い直しました。
【得点】 3点(準チャンプ作品)
- メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo:1点
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
四角日和
四角...しかく...シカク...四角ってなんですか?
家路を急ぐ 子ども達の声
夕暮れ時の ブランコに
投げ捨てられた 乙女心が
ゆらり寂しく 揺れていた
四角...しかく...シカク...四角ってなんですか?
他人...知り合い...友達...そして愛
順に結んで できますか?
三角よりも 壊れやすいですか?
あなたの隣 慣れすぎたせい
少しいい気に なってたの
四角い部屋から こぼれた明かり
誰かの影を 映すまで
四角...しかく...シカク...四角ってなんですか?
喜び...怒り...哀しみ...過ぎたなら
いつか楽しみ 戻りますか?
三角よりも 壊れやすいですか?
ほら沈む夕陽も 四角く滲む
210 名前:四角日和[sage] 投稿日:2006/02/10(金) 19:41:57 ID:2SR9tGSo
【コメント】
251 名前:Canopus[] 投稿日:2006/02/19(日) 00:04:33 ID:cRYcxBnE
>>210 四角というものをどう表現するか、えらい苦心の跡が見える作品だと
思う。その姿勢にはすごく好感を持つ。が、残念ながら成功はしてないね…。
四角である必然性、三角と対比させる必然性が希薄に感じます。
723 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 00:22:39 ID:TYhJwCoE
210 四角日和
「・・・」や「?」等は使い方に気を付けないと文体に締まりがなく使用頻度を押さえたほうが尚良かった。
けどそれを差し引いてもどことなくメランコリックで雰囲気は良い。
4~5連目のフレーズの効果がよく全体に響いているのだけど、疑問形の使用多発により削げてしまっていると思う。
へたすると思い切って「?」とっぱらっちゃった方が魅力は出るんじゃなかろうか。
最終連の「ほら」も無いほうが景色の想像がスムーズ。
「?」に徹底したもの過剰なまでの主張を含んでいたならより良かった。
約束
長かった離婚調停が終わり、久しぶりに息子と再会した。調停中に会ったときは、
俺のことを他人を眺めるような目で見ていたのに、今日はその口が関を切ったように親しく動き出した。
この半年間、息子にも色々な思いがあったのだろう。
俺に用意されたその言葉は、始まりも終わりもない風のように、さっと回り出した。
四角いものとまるいものは仲が悪いんだよ。
丸いかばんに積み木をつめると、
カドが当たって、ビリビリとやぶけることがあるから。
へんな夢をみたんだ。
ジョンが四角い顔になっていたよ。
そしてね、ジョンに「おすわり!」って言うと、目も四角になるんだよ。
猫も金魚もみんな四角い顔になっていたよ。
地球はまるいのに四角形のビルがたくさん建っているんだよ。
だけどもビリビリとやぶけたりはしないんだよ。
公園は四角いけど、広場はまるいよ。
絵本は四角いのに、おはなしはまるいんだ。
同じクラスのゆかりちゃんのことが好きになったよ。
あした、いっしょに遊ぶ約束をしたんだよ。
パパ、約束ってまるいの?四角いの?」
そして息子は少し肩を強張らせた。
俺は妻に離婚届を直接手渡された日のことを思い出した。
四角く無表情を許された、紙切れ一枚のことを。
211-214 名前:約束[sage] 投稿日:2006/02/10(金) 23:11:24 ID:x++UdDmE
【コメント】
251 名前:Canopus[] 投稿日:2006/02/19(日) 00:04:33 ID:cRYcxBnE
>>211-213 絵本とおはなしの比較は、感心したなあ…。まると四角を父さん
母さんに見立てたのかもしれない。でなきゃあ、息子がこれほど、まると四角
にこだわる理由が見当たらない。子持ちとしての意見。
723 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 00:22:39 ID:TYhJwCoE
211ー213 約束
モチーフが重ったるいのだが子供の心境描写には大人にはない純真さがあって、状況をそれとなく簡略して表現し、子供なりの真剣さを上手く描いていると思う。
約束に形はあるのかという疑問ではなく「まるかしかくか」この2択、子供ながら父親に対して精一杯の語りかけに違いない。
離婚届けの四角が浮かび、無表情を許されたとあるヶ所、説明の一節はないが、我が子に対して思う複雑な心境の余韻を残す。
社会的な約束事は四角だけれど、心情は子に答えられない丸い心持ちと衝突しているようだ。
悲しくなる話であるが、大人はやはり四角の中で生きているのだろう。子供から見れば不安な四角の断片を夢で見せられて怯えるような。
文面表皮よりも内部に秘められた情感を味わうのに、切羽詰まった修羅場をくぐった人間の心がどう動くか、同様な心理状態を経験していればこの悲愴感は伝わりやすい。
どことなく共感を欲している憂いが、残酷でさえあるリアルな四角だ。
736 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/18(土) 00:18:12 ID:JLJqp4Oc
>211-214 約束
約束がまるいか四角いか訊く子ども。ユニークな感性の持ち主だ。そして子どもゆえにロジカ
ルでない。そんな愛しい我が子への父親の切ない思いが、詩全体から醸し出されている。子
どもの台詞の中の、四角いものとまるいものの組み合わせのパターンはなかなか面白かった。
749 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/19(日) 13:38:58 ID:cX4Q1Tv0
>211 約束
子供の連が絶品。 最後の
>パパ、約束ってまるいの?四角いの?
というのが少々あざとく感じられる。
真ん中の秀逸な○と◇の対比を、離婚劇というシナリオで挟み込む構成なわけだけど、
離婚劇の設定によって想像される夫婦の”角”で現実の厳しさを表現すると同時に、
徒労感を伴った反省がかもし出されていた。
四角をもっと
この頃 オイラの身体にゃ傷ひとつ無~い
だから痛いところはまるで無し
なんでかな なんなんだろうかな
あぁそうか オイラの周りにゃ 角々したもの全く無~い
ケータイも車もテレビの角も みんなみ~んな丸っこい
さてはオイラ 傷付きやすいと思われちゃったりしてる?
流線形のなまっちょろい日本車より
オイラは四角いアメ車に轢かれたい
その方が 何か目覚めちゃいそうな気がするだろ?
角の無い ケータイより
オイラは角ばってるメタルな受話器で話したい
その方が握り締めた時の痛みで
自分のボルテージどんくらいか 実感できそうだろ?
思えば 目の前のあんたはさっきから
オイラに丸くてぽよんぽよんの言葉しか吐いてな~い
そんなゴムボールみたいな言葉
オイラの右耳から左耳へ ころころころころ転がるだけ ただそれだけ
お陰さんで オイラのハートはすこぶる滑らか
でもでもひとこと言わせてもらえば
オイラの頭ん中にゃ あんたの言ったこと全然積み上がってな~い
だからもっと もっとさ 積木のような 四角い言葉をおくれよ
オイラの耳とかハートとか そのかどっこで傷付けたっていいからさ
ずっとずっとオイラに停まるような 四角い言葉をおくれよ
さぁ、さぁ、さぁ…
215 名前:『四角をもっと』[sage] 投稿日:2006/02/11(土) 01:26:13 ID:DPcfnhvn
【コメント】
252 名前:Canopus[] 投稿日:2006/02/19(日) 00:37:04 ID:cRYcxBnE
>>215 この作品の独特の口調は、詩全体をまあるく見せようとしてて、アイ
ロニーとして成功してるね。最終部は、積み木じゃなくて、痛みでシメてもい
いかな。
725 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/17(金) 00:35:04 ID:TYhJwCoE
215『四角をもっと』
生活を取り囲む物体形状を連ね徐々に心情、心境を形状に映すテクニックがある。
刺激が無いと記憶の蓄積が衰えるけれど、安心感のある毎日がベースになっていて曲線の物体に囲まれている。
砕けた文の調子なのだが、要所物事の捉えかたがしっかりしているので欲している「積み重ね」の本質が垣間見えてくる。上手い。
736 名前: ◆CEeOGi4Lj. [sage] 投稿日:2006/02/18(土) 00:18:12 ID:JLJqp4Oc
>215 四角をもっと
この作品は、多くの人が共感できるのではないか。特に詩人ならば。当たり障りのない日本
語の氾濫。本気で言葉をぶつけ合うことの出来ない生温い人間関係。大人数でいるのに孤
独な感覚。誰も「オイラ」のことに本気で関心を持って、ガツンとヘビー級のパンチを決めてはく
れない。そのことへの不満と苛立ち。しかしこの詩自体がもっと四角くても良い。
905 名前:カマドウマ ◆a76ZcoQAMM [sage] 投稿日:2006/03/11(土) 02:29:32 ID:tXrDUGgb
もう一ヶ月位経っちゃったんですが、テーマが「四角」のときに『四角をもっと』を投稿致しました
…遅ればせながら審査員の皆さんありがとうございました。
【得点】 1点
最終更新:2006年09月03日 21:33