作品
コドモコモドドラゴン
あちょうっ、
マルコポーロが暗夜行路でエンヤコーラの想いこぼれて仰いだ空を
コドモコモドドラゴンコドモコモドドラゴン
夏の法被を脱皮happy
体長3メートル大腸冷めてお祭り騒ぎ
金魚すくいカラーひよこ赤青ミドリガメ綿菓子騒がしたまらず突撃屋台丸呑み胃壁に穴
わっぱ輪っかまっかっかダンシングオールナイト恨みはらさないと存在の耐えられないハラスメント
今夜もサタデーナイト、フィーバー不飽和フーバーダムニューディールにゅうっと出る
性器映像の世紀戦争戦争また戦争自衛隊員お風呂に入れないのは非銭湯地域だからでありまする
ごくろうさまはなんつってねミルクセーキ吐くくせえ息咳き込む聖域制球難投手交代抗体抗原アレルゲン飽きられる原因
レモンに指ねじこむ火曜日毎日がちゅうしてえ
コドモコモドドラコドモドコモドコモコドモだらけで
死ぬまで成長Σで勘定
東京タワーを鯖折り今日はバイトをさぼり、両方ムリ。いってきます。
320 名前:コドモコモドドラゴン [sage] 投稿日:04/12/26(日) 17:44:56 ID:8XYwolxP
【コメント】
347 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 01:26:55 ID:lFZ+pPwl
>>320 コドモコモドドラゴン
タイトル、よくぞつけま下。言葉遊びのオンパレード。「自衛隊お風呂に入れないのは
非戦闘地域」っていうの、メいっぱい風刺きいてて、いいんじゃない。この種の文体の詩は
風刺詩というジャンルに非常によくマッチする。これからも政治や世界情勢、世のおじさま、
おばさま方を風刺で解体して、笑いのめしてくれ。頼むよ、救世主!
392 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/27(月) 23:22:38 ID:QZBhjh0U
>320 :コドモコモドドラゴン :04/12/26 17:44:56 ID:8XYwolxP
朗読で、よく味わえる詩?
405 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:14:46 ID:P2+YwbcQ
>320 コドモコモドドラゴン
駄洒落オンパレードの不条理世界ですな。
458 名前:ゼッケン ◆pH.mqQ0N/g [sage] 投稿日:05/01/22(土) 08:52:35 ID:3ldfyp/h
お題「こども」で「コドモコモドドラゴン」書きました。
お題「かお」で「ただいま」書きました。
脇さん、_さん、具体的な指摘ありがとうございます。
今回の文章はいちおーフィクションということに、ですけれど、
だれかに嫌われたくないなとか思ってると、詩も縮こまるようですね。
こわいねー、こういう場所でさらけだしちゃったりして、ねえ?
こころに室伏選手ばりの首だか肩だか分からん筋肉がほしい。言葉に遠心力がつきますように。
ぶんなげてやる。
【得点】 1点
めがね
ずっとまえ ぼくはとてもめがよかった
とおくのとおくのほうまで
ぼくはみえていたよ
そこにはないものまで
ぼくはみえていたよ
おとうさんとおかあさんはとてもめがわるい
ぶあついめがねをしていた
「おとなはみんなめがわるいんだよ」
ってわらいながらいった
ぼくがゆびさすところ
「ほら みえる?」
「ぜんぜんみえないなぁ」
おとうさんとおかあさんは
ぼくのしらないめがねやさんで
めがねをいくつもかえたけど
ついにあきらめてしまったよ
ぼくもたんじょうびのけーきをたべるたびにめがわるくなった
とおくのとおくのほうまでは
まだみえるけど
そこにはないものまでは
みえなくなったよ
ぼくはいつのまにか
めがねをかけてた
まだちっちゃくてうすいめがね
おとうさんとおかあさんにきいてみた
「めがねをはずさないの?」
「はずすとなんにもみえないんだよ」
「はずすのがとてもこわいの」
めがねは
だんだんあつみをまして
ぼくのめは
だんだんみえなくなっていく
ねぇ おとうさん おかあさん
めがねをはずして
ぼくをみてよ
ぼくがみえる?
321 名前:めがね [sage] 投稿日:04/12/26(日) 22:37:56 ID:nDFCTtAE
322 名前:めがね [sage] 投稿日:04/12/26(日) 22:38:17 ID:nDFCTtAE
【コメント】
342 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/31(金) 11:22:15 ID:PiGlaziE
お母さん、だから子供の変化の始まりかなぁ?
2点 >321 :めがね :04/12/26 22:37:56 ID:nDFCTtAE
社会、こども、おとな、両親?? 完成度高い、かなぁ……。
347 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 01:26:55 ID:lFZ+pPwl
>>321-322 めがね
今回、あえてオール平仮名書で勝負をかけてきました。おとなになる、ということは
偏見や先入観という厚いレンズの眼鏡を何重にもかけることで、だんだん頭が固くなってゆく
ということ。眼鏡なしではこの世界、オトロシクてとも見ることができない。人の本心とか、
世界の惨状は正視に耐えない。だから、昔のひとは宗教で神話化したり、今のひとは
小説やドラマでフィクションをつくることでごまかしている。詩を書くということは、そのような
フィクションに頼らないで世界を見る、ということなんだ。この世のリアルを裸眼で見る。
私もなるべく眼鏡を壊して壊して、リアルに目を向けようと思うけれど、それって本当に
勇気がいるんだよね。この詩はストレートに主題と取り組んでいる姿勢に好感が持てました。
勝負に勝ったと思ってますよ。ボクは。
359 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/07(金) 01:14:08 ID:a4YHT4Dv
>>321-322 寓話性をほのめかした構成はうまい。ただ、その肝腎の寓話が、
よくあるテーマであるように思われました。展開も読めちゃうしなあ。完成度
は高いと思われます。1点。
360 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/07(金) 01:51:29 ID:bnYBFKZL
「めがね」――「リアルにものを見る」というのは、詩を書くときの極意。これを、めがねを
かける―はずす、で表現した。さらに親子関係への言及もある。子供に対して、まっすぐ向き合い
見てほしい、というのは、子供にとっての切実な思い。そんなところを評価します。
ただし、「色眼鏡で見る」という慣用句が既にあり、メタファーの鮮度という点が
減点材料。そこで次点の評価。
392 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/27(月) 23:22:38 ID:QZBhjh0U
>321 :めがね :04/12/26 22:37:56 ID:nDFCTtAE
めがねを通して見る社会・親子のすがた?
405 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:14:46 ID:P2+YwbcQ
>321 めがね
このめがねは、かけると目が曇るというめがねですね。
いい比喩だと思います。
408 名前:soft ◆soft/e/9Do [sage] 投稿日:05/01/08(土) 02:04:01 ID:oc5DMWXV
めがね書きました。
いやー今回の審査は最後までドキドキしました。
点くれた人どうもです。
【得点】 5点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:2点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
【決戦投票】 3点(準チャンプ作品)
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
空を見る
夜の屋上
プールに浮かんで
何もない空
目に映していた僕は
その時、こどもだった
スーツに着替えて会社に行く
もう
会社のことばかり考えていなければ生きていけない時代だ
破壊される自然を愛し破壊する会社を憎んだあの頃の僕は
目を瞑り耳を鈍感にし口を小賢しくし
いまここで自然は僕と愛しあってくれないじゃないかと
一方的に愛されるだけのハムスターを小鳥を亀を熱帯魚を殺す
なぜならもう
会社のことばかり考えてスーツを着なければ
目を瞑らなければ生きていけない時代だ
人間は、はだかでいると殺される存在だ
それでも新婚の家庭のことは考える
若い妻の腹を見る
息を
殺して
夜の子宮の
プールに浮かんで
空を見る
はだかの人間
323 名前:空を見る [] 投稿日:04/12/27(月) 17:28:33 ID:sSh4nHBP
【コメント】
342 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/31(金) 11:22:15 ID:PiGlaziE
3点 >323 :空を見る :04/12/27 17:28:33 ID:sSh4nHBP
混濁が人生か? うまい!!
348 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 02:54:06 ID:lFZ+pPwl
>>323 空を見る
この詩もストレートの直球勝負。レトリックといえば最終連の「夜の子宮の―」ぐらいで、
自分の思いをメッセージとしてそのまま伝えている。「会社のことばかり考えていなければ
生きていけない時代」とは、よく言ったもので、まことに実感が籠もっている。通勤電車に乗っても
みんな疲れきっている。会社って人間集まりなんだけど、会社組織って非人間的なものを感じている
のは私だけでない。「若い妻の腹を見る/息を/殺して」――どうということのない表現だけれど、
ズシリとした重みを感じる。よけいなレトリックを廃して、難しい表現をしなくても深みのある詩は
書ける、という私の理想を体言した表現。付加価値という虚飾を売ることで利植をあげる会社は
フィクションの権化だよ。そのことを直視たうえで、あとはケツまくって生きればいいんじゃない。
誤解ないよう付け加えれば、私はフィクションを否定しない。ただ、フィクションだけでは
ほんとうの生を生られない、と言っている。
359 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/07(金) 01:14:08 ID:a4YHT4Dv
>>323 ぼくは4連めの「それでも新婚の…」以降の、後半に上手さを感じたな
あ。別種の生き物を視るような目付きが、印象的です。きらいな詩じゃないけ
ど、全体的にことばをぶん投げちゃってる感じ。1点。
360 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/07(金) 01:51:29 ID:bnYBFKZL
「空を見る」――会社組織が個人を抑圧するという現代人が抱えるパトスがテーマ。
そこに普遍性を感じます(まだ社会に出ていない学生には、実感としてわからないかもしれない)。
最終行の「はだかの人間」とは、これもまさに詩人の視点。「めがね」の詩に通じるもの
がある。作品には語られていない多くの苦難が空気として詩の背後に流れている。
特にこの作品に込められている詩を書く動機、が評価の最大のポイントになりました。
369 名前:イタチ小僧安産! ◆8rr1u/54T2 [] 投稿日:05/01/09(日) 23:59:22 ID:qkZvvCm5
遅くなって申し訳ない。
「空を見る」書きました。ありがとうございました。
次のお題は「かお」で。
締め切りは1月14日いっぱい。はい、スタート。
405 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:14:46 ID:P2+YwbcQ
>323 空を見る
どうかなあ、大人ってのは、もう少しいろんなことを考えるよ。
会社の恣意というのは、基本的には利益追求が第一なんだけども、公益という部分を
考慮しないとやっていけないようになってきていて、それはやはり大人が
考えてきた結果なんだと思う。目をつぶっては本当はいけない。働きかけるポイントを
理解し、行動する必要があるのじゃないかと。(いや詩ではなくて内容にいちゃもんを
つけてしまったようでごめんなさい)
詩単体として読むと、新婚の妻の腹の連がいいなあ。はだかの人間が浮かんでいる夜の子宮
というイメージが凄みを感じさせます。
415 名前:イタチ小僧安産! ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:05/01/10(月) 00:12:28 ID:Ng31qwhd
1月5日、一児の父親となっちゃいました小僧です。ありがとうございました。
子宮に空(そら)はないけど空(くう)はある。
あかんぼうが見る空は、ことばをもっちゃったぼくには見えないんだろうな、と。
そんな感じ。中盤は青臭さ全開でストレートに叩きつけてみました。
読んでくれてありがとう。キスしていいですか。
ところで「御挨拶」は、1月5日に産んだ人じゃないかなぁ(にやにや)。
416 名前:イタチ小僧安産! ◆8rr1u/54T2 [sage] 投稿日:05/01/10(月) 00:30:12 ID:Ng31qwhd
あ、ちなみに八木重吉の「息を ころせ」をモチーフに使ってます。
【得点】 5点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:3点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
【決選投票】 7点(チャンプ作品)
- ななほし ◆lYiSp4aok.:3点
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:3点
小雪(ショウセツ)
あなたの 白い靄のような道路の中で
流れる車はしばらくの間等速で走り続けていたが
雲はどこまでも白く積み重なったまま潰れていて
全ての信号を赤に変えた時間がそこで足並みをそろえる
蒼みがかった空もすでに闇に近く
ヘッドライトの照らす角度が見えているが
そこで少しずつ見えてくるものは
白い子供たちのばらばらな行進
向こうの左カーブのさらに奥の歩道から
子供たちは何かの法則を気にしないまま
揃って列になることなく
てんでばらばらに対向して走ってくる
ハンドルにもたれかかった運転手の肘のあたり
温度計は横に棒を示したまま
自然と進みだす感覚を覚えたタイヤが走り出すような
錯覚さえ感じられて
子供たちは丸みを帯びた車をよけるように消えては
色をすぐに変えて近づいては遠ざかり
どこまでもまっすぐ流れていくように
──どこまでもそれは始まりを告げるための行進
今年もまた行進はやってきて
この車の屋根を覆って全てを隠してしまうに違いない
すでに駆け回った誰かの声と多くの足跡が
もうすぐ白い球になって転がっていくのだろうが
今はただ地面を濡らし何を語ることもなく
記憶の内部へと落ちていくだけ
不意に、前の車がウインカーを出して
ぼくはそれをよけてから左折し 橋を渡る
そこには子供の姿はもうなく
フロントガラスはただ横に広く
高さのないだけの空間を真似している
ぼくらは あなたの幻想の中でのみ生きている
324 名前:小雪(ショウセツ) 1/2 [sage] 投稿日:04/12/27(月) 20:59:49 ID:kXM1GxY2
325 名前:小雪(ショウセツ) 2/2 [sage] 投稿日:04/12/27(月) 21:00:11 ID:kXM1GxY2
【コメント】
343 名前:名前はいらない [] 投稿日:04/12/31(金) 11:26:24 ID:PiGlaziE
1点 >324 :小雪(ショウセツ) 1/2 :04/12/27 20:59:49 ID:kXM1GxY2
すれ違う子供たち? 詩らしく書けている。
348 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 02:54:06 ID:lFZ+pPwl
>>324-325 小雪
車という閉鎖空間はそれ自体が自分の心の隔壁になっていて、フロントガラス越しに見える
風景は外界であると同時に心象風景でもあるっていう二重性を持っている。第6連で、小雪は
記憶の内部に落ちてゆき、感傷の熱で溶ける前に、最終連の「前の車のウィンカー」で
外界の現実にひもどされる。そんな心の奇跡がうまく描かれている。
397 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/12/31(金) 14:16:12 ID:3XA4apQi
>本324-325
テール・ランプの「赤」が滲む。「空」が「蒼みがかった」。
初冬。夕刻。退勤。停止。終りが「始まりを告げる」。
脆弱。無防備。自然。「子供」と「小雪」が重なる。
沈潜していく連。表情のない自然は不気味だ。
「対向」する「車」(頑強。テクニカル。)を「法則」的
「行進」でオーバー・ラップしようとするのだから。
「橋を渡る」と境界を越える。もう「ぼくら」は「あなた」
に包摂されるのだ。「車」が「雪」にそうされるように。
406 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:16:09 ID:P2+YwbcQ
>324 小雪
雪をコドモに見立てた幻想世界なのでしょうか?
この美しさはとてもいいです。
427 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:05/01/10(月) 22:38:51 ID:iPLULbsc
どうも、ameです。第八十五回の補完をUPしましたので報告でした。
チャンプのイタチさん、第1子ご誕生とダブルでおめでとうございます。
準チャンプのsoftさんと他1名の方も、おめでとうございます。
今回は全く読むことができなくてすみませんでした。
いちおう「小雪(ショウセツ)」が自分の投稿だったんですが、この季節はやはり時間不足で・・・。
次回こそ、しっかり読みたいと思ってますが(時間ができればいいなぁ)。
【得点】 4点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:1点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
- 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点
子供の頃の事
彼女は食事の時間だけ この部屋の扉を少し開けてくれる
トレーに乗せられた食べ物よりも 差し入る光に向かって
力の入らなくなった足を引き摺って進むけれど
いつも辿りつく前に失われてしまう 暗闇に鎖される
瞳を瞑って思い出す 暖かな暗闇 彼女の中の
望まれていないから嫌われるのだと信じ それでも
彼女に愛されたいと願う お利巧にしていれば きっと
だから僕は泣かないでいる そうすれば彼女は怒らない
ここは寒くてだから もっと暖かい場所へ
ここは暗くてだから もっと明るい場所へ
彼女は扉の向こう きっと僕の望む場所
トレーを扉の側に置いて 待った
扉が開いて そこには微笑む彼女がいて
僕を抱きしめて言うんだ 「私を許してくれ」
そうすればもう全て上手くいく 僕は彼女が好きだ
僕を閉じ込めたままだけど どうしてか好きなんだ
彼女は僕が嫌いで 僕を遠ざける 「要らない子」
そういって抉った傷は いつまでも胸に残っている
それでも彼女が全てで 他に誰の顔も思い浮かべられない
ある日 扉は開いてそこには彼女はいなかった
ただ知らない顔がたくさん たくさんいて
僕を見て悲しそうな顔をする 「可哀想だ」と
僕はもう彼女に会えない 愛される事も無く
引き離された それが「当たり前」の事だと
僕はただ彼女に愛されたかった そうなると信じていたのに
326 名前:「子供の頃の事」 [sage] 投稿日:04/12/27(月) 23:22:40 ID:IsJOpHS+
【コメント】
342 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/12/31(金) 11:22:15 ID:PiGlaziE
3点 >326 :「子供の頃の事」 :04/12/27 23:22:40 ID:IsJOpHS+
点数つけられない。と、いうあたりの気持ちがよく描けている
348 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 02:54:06 ID:lFZ+pPwl
>>326 「子供の頃のこと」
彼女って母親? 全体的にひとり言のようで、いまひとつ、よくつかめない。第4連の
「どうしてか好きなんだ」の「どうしてか」を書くのが詩だろう、とつっこみを入れたくなる。
ちょっとこの詩はなじめないなぁ。ごめん。
406 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:16:09 ID:P2+YwbcQ
>326 子供の頃の事
事実なんだろうか?とつい考えてしまうところが少々。。
この子は愛という概念を理解しているのだけれども、実のところ
わからないのじゃないかと想像してしまいます。
【得点】 3点
こども雑考(無歌詞の子守唄)
1
風邪をひかないでください
お願いだから風邪を引かないでほしい
悲しい思いをしないでください
泣いたりしないでください
ここがどんな世界なのか
知らないでいてほしい
わたしに知らせないでください
風邪をひかないでください
2
人形のように飾られた
乳母車の中の天使のような顔
肘掛のうえの丸い手 投げ出した足に赤い靴
そこにある冷ややかな理性に気付くのは
覗き込んだきぐるみの鼠だけだ
3
小学校を卒業する何ヶ月か前だっけ
夕暮れの教室の窓を背に
クラスで一番背の低い奥山君が
「おれたちこれからセイシュンなんだよな」って誰にともなく言っていた
その言葉の意味を消化しかねつつ考えるのをやめて
何を子どもっぽいことをと
思った自分がどうやら一番子どもだった
4
子どもの話がありました
生まれたときからわるいものである子どもです
子どもは何も知らずに育てられて 愛されて 大きくなって
あるとき 自分がわるいものだと知らされます
そして 一人で わるいものになろうとするのです
わるいものになるのです
この物語をつくった人を憎んでいることに気付きました
5
暗い廊下に薄明り漏れる 薄く空いたドアの向こうで
ちいさいくしゃみが聞こえました
行ってあげてください
327 名前:こども雑考(無歌詞の子守唄) [sage] 投稿日:04/12/27(月) 23:56:14 ID:1NGUeLlc
328 名前:こども雑考(無歌詞の子守唄)つづき [sage] 投稿日:04/12/27(月) 23:56:43 ID:1NGUeLlc
【コメント】
348 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 02:54:06 ID:lFZ+pPwl
>>327-328 こども雑考(無歌詞の子守り唄)
この詩の世界にも、うまく入っていけない。NO4の「わるいもの」の正体がきちんと
書かれていないってこともあるし、各パーツごとの関係もよくわからない。ちょっと、お手あげです。
352 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:05/01/04(火) 01:24:02 ID:w5TFNvWp
3点
>>327-328 うん、1と5が、すばらしい。逆に、1と5だけでも、充分に詩の
世界は創られたと思う。風邪をひくという行為が、世界のかなしみを知るとい
う、そんな世界。そして大切でありふれた優しさ。うん、グッときた。4は少
しいい感じだけど、2と3は蛇足かなあ。『雑考』というコンセプトを改めてほ
しい気もするね。
406 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:16:09 ID:P2+YwbcQ
>327 こども雑考
1と4がいいなあ。
とくに、この物語をつくった人を憎んでいることに気づきました。という一文がいい。
ただ、ここがどんな世界であっても、知って欲しいと個人的には願います。
428 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:05/01/10(月) 23:16:49 ID:9jy0+Jef
遅くなりましたが、「こども雑考」書いた者です。
評や点を下さった方々、ありがとうございました。
頂いた批評が一つ一つもっともに思えました。
大いに参考にして機会があったらリライトしたいです。
いたち小僧さん、準チャンプの方々、おめでとうございます。
【得点】 4点
- Canopus ◆DYj1h.j3e.:3点
- P ◆WN8IybcvEA:1点
席取り合戦
子供たちが
まわる
まわる
椅子のまわりを思い思いに
心に何かを秘めながら
相手の出方を窺いながら
ふいに、音楽が止まる
漲る闘争心
獣のように雄たけびをあげる
輪は崩れる
あっけなく
崩れてしまうんだ…
ここでぼくは瞼を閉じる
きつく
きつく
勝ち誇る子供の顔も
負けて泣く子供の姿も
見たくはない
爽やかだけど
ぼくにはつらい
その先にあるものを
知っているから
こんな席取り合戦を
いつまで子供たちは続ければいい
ひとつずつ減っていく椅子に
座り続けて 奪い続けて
その子は何を…
いつか負けるときがくるのに
329 名前:席取り合戦 [sage] 投稿日:04/12/27(月) 23:58:18 ID:J53mYPIk
【コメント】
349 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 03:24:43 ID:lFZ+pPwl
>>329 席取り合戦
この詩の暗示するものは――たとえば受験戦争、たとえば社内の出世競争、たとえば
会社のシェア争い。昔、学校の社会科の授業で、いまの日本は民主主義で自由主義のよい
社会です、なんて習ったけど、この自由っていうのは、実は自由競争の自由で、競争に敗れて
一家離散する自由、ホームレスになる自由、首をくくる自由だってことに気づいたのは、
おとなになってからだった。もう遅いって。
406 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:16:09 ID:P2+YwbcQ
>329 席取り合戦
いつか負けるときがくる。。
繊細に細かく描写しているのがいいです。
【得点】 1点
なりそこね
彼が人を殺した日
書いた日記のタイトルは
悲しき殺人犯
腹を抉られ仰向けの女は
彼の人生の付録
スパイス大蒜パプリカ冥加って一七一七一七
嘆く彼が
抗う彼が
下向いて点みつめ
狭い狭い視野の中、少ない少ない色で
描く絵みたいな小説には貧相な主人公
今朝、僕は
今日、僕は
今、僕は
ああ神様、僕は
血の変色、速度は気に召した
裁ち昇る異臭、酸度は気に召した
縮んでゆく、皺よってく、枯れてゆく様は気に召した
何をされたかを話そう
何をしたかを話そう
僕がしたことを思い出す
僕の寝息が苦しそう
僕は可哀相だ母さん
一枚
足りない
冬支度は彼女のせいだ
僕の愛した彼女のせいだ
僕の五つ、手足に吊るす、星になる、気に召して罪も文字
330 名前:なりそこね [sage] 投稿日:04/12/28(火) 00:08:08 ID:ou5NvTe3
331 名前:なりそこね [sage] 投稿日:04/12/28(火) 00:09:12 ID:ou5NvTe3
【コメント】
349 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 03:24:43 ID:lFZ+pPwl
>>330 なりそこね
これも、よくわからない。誰か解説お願いします。
406 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:16:09 ID:P2+YwbcQ
>330 なりそこね
こいうのは。。。
造られた子供
大人の姿で
大人の財布から
百円を取り出し
ガシャポンをまわす
カプセルの中は人形だ
直線的に整った机の上に並べられた人形たちは皆同じ顔
正確な時間に出社し(正確な時間に登校し)
淡々と業務をこなす(淡々と授業をうける)
わき目も振らず帰宅して(寄り道もせずに帰宅して)
明日の準備をして眠る(明日の予習をして眠る)
イウコトヲキキナサイ
コノトウリニシテイレバイイノヨ
彫刻刀が内と外から迫ってくる
ガシャポンをまわす
カプセルが生まれる
中身はやっぱり人形だ
造られた子供
大人の姿をした子供
並べられた人形たちは皆同じ顔
誰も僕の部屋に入ってくるな
誰も僕に何も言うな
大人は人形なんかで遊ばない
333 名前:造られた子供/1 [] 投稿日:04/12/28(火) 07:55:49 ID:h+sTOzcF
334 名前:造られた子供/2(完) [sage] 投稿日:04/12/28(火) 07:56:54 ID:h+sTOzcF
【コメント】
349 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jpすい] 投稿日:05/01/01(土) 03:24:43 ID:lFZ+pPwl
>>333 造られた子供
現代社会の画一的な人間像を「ガシャポン」の人形にたとえた着眼点を評価します。
喩法なんて、何も高級なものでたとえなくてもいいのさ。身近なもの、自分の背丈にあった
身近なものでたとえば。学校とは洗脳の場、と前に書いたが、わかっている子ちゃんと
わかっているんだよね。
406 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/01/04(火) 10:16:09 ID:P2+YwbcQ
>333 造られた子供
実際にはこんな子はおらんのじゃないかと。。作者が反抗してるように、きっとどんな子も
どこかで反発して、その結果として大人になってく。
【得点】 1点
最終更新:2006年12月14日 21:23