作品
正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方
―――世界カラ「私」ヲ放逐スル
世界で、私、と呼ぶことができるのは、ただひとり
それは、いま、ここ、にいる、私、だけなのに
どうして、あなたたちは
自分のことを、「私」、って言うの?
―――恐ルベキ僭称
これからは
あなたが、自分のことを、「私」、と言うのを、私は許さない
もう誰も、「私」、という言葉を使っては、だめ
誓いなさい
―――剽窃ハ万死ニ値ス
あなたは
あなた、以外の何者でもない、のだから
あなたは、自分のことを、「私」、と呼ばずに
あなた、と言いなさい
―――私ハ天動説ノ信者
それから、私に声をかけるときには
私のことを、「あなた」、って呼ばずに
私、って呼びなさい
いい、わかった?
―――対象化サレルコトノ不快感
電車の中や雑踏で
「あなた」、って呼ばれて、返事しそうになる
振り向くと、私、じゃなくって、隣の人、って気づくこと、あるじゃない
そんなとき、ちょっと、憮然、よね
―――人称代名詞ハ複雑怪奇
でも、もう、これからは迷わない
「あなた」、って呼ばれても
「あなた」、は、私、じゃないから、振り向かない
ああ、なんて、世界はすっきりして、わかりやすいんだろう
―――朕ノ文法、コレガ正シイ日本語文法
20 名前:正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方 [] 投稿日:04/11/09(火) 00:02:57 ID:ww60ciRw
22 名前:正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方 (続き) [] 投稿日:04/11/09(火) 00:28:47 ID:ww60ciRw
【コメント】
54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22:16:39 ID:OAL8bwgz
2点 >20 :正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方 :
ちょっと長いかなぁ……でも、端正にまとまっていますね。
57 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21:24:34 ID:Mm9CUuI2
>>20>>22 スタイルと内容のナンセンスさが微妙にいいバランスだね。句点の
多用と女性の話しことばが、耳もとで囁くようで、なかなかセクシー。右のこ
とばも箴言集みたいでいいけど、最後の二つはぼくにはあまり面白くなかった。
59 名前:かのプすさん代理 [] 投稿日:04/11/15(月) 22:00:38 ID:Mm9CUuI2
2点
>>20-22 『正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方』
はーい、言ってることはハチャメチャです。でも、ちょっとわがままな「私」
の語り口がかなりセクシーでした。右のことばも講座の体裁をちょっとだけ整
えてみようかな、てな感じで、微笑ましかったよ。
61 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/16(火) 01:15:27 ID:z/PG4xKk
>>20&22 正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方
>>35-38 正しくない日本語講座 その乙/「三単元」の使い方
「正しい日本語―」は作者の自我と他者の自我の間の永遠に埋まることのない引き裂かれた分裂状態を
表す詩、なら、「正しくない―」は自他の統合、圧殺された他者の自我の復権を宣言する詩、といっていいだろう。
それは(4)ではっきり表明される。作者の自我は作者の身体の中に既にない。作者の詩の
中に転移してしまっている。もっと言うなら、パソコンの画面上に浮遊している。
「詩的リアリティーを生きる」とは、まさに作者のこの姿勢そのものだ。
944 名前:ななほし# [] 投稿日:04/11/12(金) 00:02:16 ID:p9aMEslR
>20 :正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方 :04/11/09 00:02:57 ID:ww60ciRw
おもしろい! 白いページに鎮座するオブジョにェ
953 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/16(火) 19:30:42 ID:YM0VND/H
>>本スレ20 正しい日本語講座
十分わかった上で、”私だけを私”と呼べと言い、さらにその事を揶揄して
るわけね。。前提も自分で設定してると思うとちょと踏み込みが浅いかな。
この詩を読んで感じたのは、否応もなく”あなた”になってしまった自分
でした。(この自分という概念も奪われてしまったもんだから、
手も足も出ない達磨のような気分。自発的な思考ができない)同時に、
”あなたたち”という集合体に入ったなっという気がした。作者一人が
絶対なる 1者で (神かな)残りのあなたたちは、1者の意思のままの
集合体やね。。シュールな感覚でした。
一者と、木霊を返すような対話が頭の中に木霊しちまいましたよ。。w
大いなる孤独ですね。”私”にとって。
953 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/16(火) 19:30:42 ID:YM0VND/H
>>本スレ22 空腹
男性視点の女性なわけだけど、ども、これは女性が書いてるような感触がある。
より目のようになるおっぱいの描写が、同性ならではの容赦のなさみたいな。。
官能詩なのだけれども、なんというのか、対象にたいする気配りが
抜け落ちていて、(この辺も女性視点じゃないかなと思う理由でもあるんだけど)
つまり、眠っている女性の側が、性を求めているという前提で事を進める。
そういう性急さが色を失わせているような気がします。
970 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.ne.jp] 投稿日:04/11/19(金) 00:06:12 ID:L5VVGnoS
チャンプのご両人、おめでとうございます。みなさん、お疲れさま~。
今回は「正しい日本語講座 第一回/人称代名詞の使い方」と書きました。
こんなエキセントリックな詩はおそらく受け入れられないだろう、単なる自己チュウ、
拒絶感や嫌悪感を感じるひとがほとんどだろうと予想してました。ところが蓋を開けてみて
びっくり。意外にみなさん優しいコメントで、その上、点まで入れてもらえて、感謝です。
あと、返答詩まで書いてもらって、嬉しい限りです。でも、「正しくない詩講座」は、
どう考えても私の詩をたしなめる詩ですよね。前回の審査員Cさんの言葉が甦ってきたりして、
今回は面白かった。
ところで、審査員が今回4人。ちょっと、また減りました。熱病が治癒するように平熱に
戻りつつあるのを危惧しています。でも、まあ次回は園川さんも戻ってくることだし、
また盛り上がってくれるでしょう。それから、Cさんにもまた是非参加してほしい。
園川氏 VS C氏 の批評対決、なんか面白いんじゃないの。と、けしかけておきます。
【得点】 4点
- ななほし ◆lYiSp4aok.:2点
- かのプすさん代理:2点
空腹
眠れぬ僕を置き去りに
君は横寝を決め込んだ
ベッドの高みから僕を見下ろして
涅槃のポーズ でも釈迦と言うより
ツリ目の君の寝顔は歌舞伎みたいだ
高台からいよーうって高笑いする歌舞伎者みたいだ
いつだって君はそうだ
僕を見下ろして笑っている
あなたどこを見てるのよーうって
頭に血がのぼっていく 顔が熱い
君の寝巻きの上をめくりあげる
圧迫に尖がる乳房 僕の唇も尖る
近づいた左右の乳首 寄り目みたい
ひんがら目の僕も寄り目になっていく
のぼりきった血 きっと顔は真っ赤だ
両の黒目は寄り続けて間も無くくっつく
今夜僕は一つ目の赤鬼になる 人喰いの
突き刺す角だって ちゃんと一本生えているんだ
君の乳首 揃えてくわえて甘噛みして
くきくきと鳴らす くきくきと伸ばす
君の手はグーの形作り頭はぐるぐる回りだす
歌舞伎者は苦悶の色浮かべる夜叉へ変化する
一つ残さず君を食べよう 僕はお腹がすいているんだ
23 名前:空腹 [sage] 投稿日:04/11/09(火) 00:37:18 ID:dhCko9Vg
【コメント】
54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22:16:39 ID:OAL8bwgz
1点 >23 :空腹 :04/11/09 00:37:18 ID:dhCko9Vg
面白いけど……何か足りない。なぜ、詩を書くのか? ……かなぁ??
57 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21:24:34 ID:Mm9CUuI2
>>23 一種の愛の詩というか、彼女観察日記なんだけど、見事に読後に何も残
らないなあ。おそらく歌舞伎役者、赤鬼、夜叉といったことばに必然性を感じ
ないからだと思う。
944 名前:ななほし# [] 投稿日:04/11/12(金) 00:02:16 ID:p9aMEslR
>23 :空腹 :04/11/09 00:37:18 ID:dhCko9Vg
ヒビの入った鏡にアマガミする乳首が映るが、口の中の濡れている乳首がなぜ、
見えるのか不思議……な、読み手の妄想かなぁ
187 名前:心霊写真 [sage] 投稿日:04/11/28(日) 12:02:50 ID:5uqlOws1
チャンプさん準チャンプさん、おめでとうゴザイマス。
前回は書き込み時を勝手になくしましたが、「空腹」を書きました。
リーフさん、お大事にして、また読ませてもらえれば嬉しいです。
評、色々的中ですよー。前回チャンプおめでとうございました。
ななほしさん、点どうもでした。何で詩書くんでしょう?
カノプスさん。。。評が心に残り。。。
【得点】 1点
いつか
白く濁った湯につかり、ゆっくりと温まった後、
湯を止め、浴槽を覗き込む。
4匹の鼠の死骸が底に転がっていた。
こみ上げる嘔吐をこらえきれず、湯船に吐いた。
酸っぱい匂いが充満する浴室
白くふくれあがった鼠の死骸、吐しゃ物
裸体のまま立ちつくす自分自身が
そのまま窮屈な箱へ仕舞いこまれていった。
収束する心象風景。
ガンジス川には死体が流れ、糞尿も流れ、沐浴する人が水に浸かる。
海は全ての死骸を懐に抱く。
万象の響きは濁り、判別しえない音の塊となって、心を押しつぶす。
4匹の鼠の死骸を食べるハイエナをわが身に飼う。
あの湯に浸かり、かみ締めるハイエナを愛しく撫でる。
あのハイエナは私だ。
あの鼠が私であったように
嘔吐する私も私であったように。
一なる日に、果たして心を壊さずに迎えることができるのだろうか?
ねえ、あなた。
どうして私達は一緒にいるんでしょうか?
あなたは、私を見ていないです。
私もあなたを見てないですよねえ。
だって、この鼠の死骸は、あなたのあずかり知らぬものですから。
きっとあなたにも、何かの死骸があると思うんですよ。
見えないんですけどね。
そんなところまで、見せ合うのは失礼ってもんですかねえ。
そうかもしれないです。
でも、いつかきっと、そういうものも、
拾い上げないといけない気がしてならないんですよ。
拾っちゃいけないですか?
風が耳元でささやいていくんです。
”あれ、どうした?”って
あの風は、きっと人らしき鬼なんだと思うんです。
ねえ、あなた。
一緒に人である鬼になってみましょうよ。
南部風鈴の音が聞こえます。
もう、仕舞わないといけません。
”ちりん ちりん”っていうあの澄んだ音は、
南部鉄の鍛えぬいた密度の濃さが作り出すんです。
ああいう音は、綺麗ですねえ。混じり物がなくって。
在り難いから、綺麗なんですね、きっと。
24 名前:いつか 1/2 [sage] 投稿日:04/11/10(水) 10:37:44 ID:qW1YGeCG
25 名前:いつか 2/2 [sage] 投稿日:04/11/10(水) 10:40:10 ID:qW1YGeCG
【コメント】
52 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/14(日) 19:58:49 ID:gWE9yq5c
>>24-25 いつか
死肉を喰らうハイエナや鬼を我が身に飼っているという指摘は、やはりドキリとする。
一なる自我の分裂は確かに統合失調や人格崩壊の危機をもたらす。しかも、食うもの、
食われるもの、という深刻な対立を孕んだ分裂。この分裂はガンジス川へと収束する
というのは、やや予定調和のきらいもあるが一応、首肯できる。生と死、汚濁と潔斎は
聖の中に抱合される――この世界観はいいね。
惜しむらくは、やや冗長さが残る。2/2の前半はもっと割愛できる。常体(である調)と
敬体(ですます調)の混用はふつうは禁じ手だが、これはあえて計算してのものだろう。2/2の
敬体は「笑ウせえるすまん」の喪黒福造の慇懃無礼な不気味な話し方を彷彿させる。
南部風鈴も気が利いているが、やはり、2/1と2/2のバランスが悪いのは否めない。
57 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21:24:34 ID:Mm9CUuI2
>>24-25 はじめは誤爆かと思った。でもちこっと1は出てくるんだね。前半の
鼠の死骸は示唆に富んでるね。後半のあなたへの呼びかけは書簡の形にした方
がよかったんじゃないかな。そうすると南部風鈴が引き立つと思う。
944 名前:ななほし# [] 投稿日:04/11/12(金) 00:02:16 ID:p9aMEslR
>24 :いつか 1/2 :04/11/10 10:37:44 ID:qW1YGeCG
礼儀正しい国は悲しみの国なのかもしれない。朝から葬儀が始まり、夕べに葬儀が
……始まる。
950 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/11/13(土) 11:42:13 ID:F/jGdhh+
本スレの>>24-25『いつか』
審査まで関われるかはわからないのだが、
これを読んだ日に南部風鈴の音が夢に出てきた。寸評だけでも。おじゃまします。
とにかく作者の持つ世界の広さに感動しました。私なりの受け方だけど。
1/2で自分のかかえる罪や内面のグロさを見つめたあと、
それを包含して広がるこの世のスケールを、"死"の側から見渡して途方にくれる
潔い視点を持ち続け、ゆえに色々と抱え込んでいる自分が重苦しい
2/2で主人公を「妻」として夫の前に立たせ、内容も「人と人」に移行する
1/2の内面こそが自分らの重大かつリアルな本性ともいえるはずなのに仮面をまとい平安に過している自分たちに、
無邪気に疑問を呈し、子供のように直截な良心で「拾っちゃだめ?」と呟く
吹く風に応えるためぐちゃぐちゃである不自然ささえ誇って自らも自然になろう、と、「人である鬼」になろう、といい、風に揺れる混じり物のない南部風鈴の音に耳を澄ます。
時間なくなってきてずらっと書き連ねた。読みづらくてスマソ
一点、「四匹の鼠」は仏教だからインダス川じゃないのかな、と思ったけど、作者の意図はまた違うものなのだろうか。
まあとにかく「ツノ銀」「子守唄」同様、こそっとメモ帳にコピりますた
951 名前:GON ◆rOo2fYBBKk [sage] 投稿日:04/11/13(土) 12:15:20 ID:F/jGdhh+
ああ、勘違い
人に聞いたらガンジスってヒンヅゥだけじゃなく仏教もなんだね。すいませんでした。
958 名前:リーフレイン ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:04/11/17(水) 09:21:06 ID:LqiSG6ei
評を下さった方、点を下さった方ありがとうございます。
”いつか”の作者です。
あれは、なんというか、1となる日に、それはもしかして塗炭の苦しみ
なんじゃないかなという思いで書いたものでして。冒頭の鼠の死骸と一緒の
入浴シーンは、実際に夢に見たものでした。頭の中では、あの死骸を、自分の口で
食べないといけない気がしたんですが、それは流石にイメージだけでも
できなくて、ハイエナ君を召還してしまいました。裏テーマは、狂気と理性の
合一でもあります。
>GONさん、気にいってくださったみたいで、ありがとうございます。
とても丁寧に読んでくださって、嬉しかったです。
>ななほしさん。そうです葬儀が待っているんですよね、いつか。
>MUJINAさん、後半の冗長さはご指摘どうりです。書きなぐってしまいましたw。すみません。
>カノープスさん、書簡ですね。今度挑戦してみます。
【得点】 5点
- MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点
- GON ◆rOo2fYBBKk:3点
イコール1
僕は僕だ
僕は誰かだ
誰かは世界だ
世界は何かだ
何かで全てだ
全ては1だ
僕も 誰かも 君も 何でも
1以外にありえない
宇宙も 世界も 海も 空も
もし 1以外に存在しているとしたら
それは人間が勝手に作ったものだ
自然に生まれたものは 1だけだからだ
1を細かく分けて「何分の何」なんていうのはありえない
なぜならばそれを分けた地点で分けたものは全て1だからだ
1に1を足しても1のままだ
なぜならそれを足した地点で足されたものは1になるからだ
1に単位をつけてはならない
つけてしまうと2や3や0という虚数が生まれるからだ
実数は常に1である これを破ってはならない
破った人間は罰を受けた
まるでとある女が箱を開けたかのように
例えば人間は幾度と戦争を起こした おぞましく愚かな戦争を
あれは国を二つ以上に分けてとらえ また人間をその通り分けたからだ
人間は愚かだ
作ってはいけない数を作ってしまった
化学だけが破壊するのではないのだ
幾何学だって立派に破壊するのだ
だから僕は話を戻そう
1の話だ もうこれ以上1でない話はしない
僕は誰かと出会って1になる
誰かは全てと混じって1になる
全てが1であって1になって1に戻ってゆく
そんな事を遠くで見ている
神様もまた1だ
26 名前:イコール1 [sage] 投稿日:04/11/10(水) 17:38:54 ID:QEVpOu9h
27 名前:続)イコール1 [sage] 投稿日:04/11/10(水) 17:39:24 ID:QEVpOu9h
【コメント】
53 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/14(日) 21:32:04 ID:gWE9yq5c
>>26-27 イコール1
世界の原初は一から始まった――これは世界を一者(神)からの流出、と捉える新プラトン主義
の神秘的な宗教観を思わせる。でも、ちょっとねえ。実数だ虚数だ、戦争の例を引き合い
に出したりして、強引すぎやしないかい。
57 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21:24:34 ID:Mm9CUuI2
>>26-27 実数虚数って、使いかた違うよ…。ええと、全ては1である、という
のは真理ではない、あるいは全ては1であればよかったのに、というふうにして
論を組み立ててみた方が、しっくりきたんじゃないかなあ。
944 名前:ななほし# [] 投稿日:04/11/12(金) 00:02:16 ID:p9aMEslR
>26 :イコール1 :04/11/10 17:38:54 ID:QEVpOu9h
イチにバツはにあわにャいかなぁ……じぶんをばぅっつしている意味がないしぃぃ
953 名前:リーフレイン [sage] 投稿日:04/11/16(火) 19:30:42 ID:YM0VND/H
>>本スレ26-27 イコール1
フラクタクル図形というの知ってるかな?
いろいろ表現できるんだけど、再帰的に無限に展開していく図形だと
思ってみてください。たとえばね、平面をxy軸であらわすのでなくて、
ひとつの点から一本の螺旋を密に描いてあらわす。基点からの距離でもって
すべての地点が表示可能であると同時に、その面は、歪曲面であってすら
包含可能です。再帰する初期データーによって変化する。すべてが
1つの曲線の上にある。美しいです。
ま、どうでもいいのだけれども、数学概念を詩に入れるときはもう少し
慎重にしてほしいなと思いました。
フィルム
鳶色の歩道
レンガ造りの壁に命が宿り
青青とした匂いが鼻先をくすぐる
洗濯されたシーツが風になびき
庭先の風車が一定のリズムを奏でている
噴水で遊ぶ子供達の声がこぼれる広場
異国の音楽に耳を傾け
冷たいジェラートに心を奪われる
小さな映画館の前に座る白髪の老人に話しかけ
緩やかな流れに身を委ねる
始まりの世界を映し
流れる雲を意味もなく眺めていた
ー目覚めー
もたれかかっていた木の幹に左手を添え
寝違えた首に右手をあてる
午後の陽射しに目を細め
深く息を吐き ほんの少し弛んでいる口元を閉じた
瞳の先には崩れかけたレンガ造りの壁 ひとつだけ
陽を浴びて色あせたレンガを指でなぞる
歪んだ雲は ただ流れていた
28 名前:フィルム [sage] 投稿日:04/11/10(水) 22:38:07 ID:x/o0HDEg
【コメント】
57 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21:24:34 ID:Mm9CUuI2
>>28 これは一枚のフィルム、という意味かなあ。つまり静止画像。壁に命が
宿ったり雲が歪んだりするけど、それは単発。あとは風景描写に終始している
よね。それだけの詩に思える。
60 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/16(火) 00:44:07 ID:z/PG4xKk
>>28 フィルム
前回チャンプの詩「突堤」の寸評で誰かが「イタリア映画みたいだ」って言ってた。
ひょっとして、この作品、その言葉に着想を得た? だって、これこそまさにイタリア映画。
描写力あるね。でも、なんか小説の書き出しみたい。それに「一」のお題も見えてこないし。
好きな風景だけど、ポエジーはあまり感じられなかった。
954 名前:リーフレイン [] 投稿日:04/11/16(火) 19:55:43 ID:YM0VND/H
>>本スレ 28 フィルム
場所に残された記憶の残滓。追憶かもしれないですね。
ただ、自分だけが(1)、残ってしまったという哀愁の想いかもしれない
と感じました。
ただ、なんとなくですが、この風景は頭で作ったもののように感じます、
”異国の音楽”と自らが書くように、風景は視る者の母体験ではない。
旅先のワンシーンであったとしても、郷愁や、悲嘆を引き起こす力までは
喚起されない、1という主題にはちと力不足に感じます。
風景がとても美しいです。
1の罪
0をみつけた男が、灰になった娘の死体をガンジス河に流していました。
日本では、電卓を片手にロケットの部品が、命の値段を叩きだしていました。
インドでは一滴一滴の涙が、水に溶けていきました。
少年が言いました。
「おじさん、命も、思いも、空も、海も、すべて1つの集まりでしょ?」
男は答えました。
「若いの、馬鹿を言っちゃぁいけないよ。この世の実体を誰か証明できるのか?」
追って少年は言いました。
「おじさん、1つの切欠が、こんなにたくさん塵積ってややこしいことになっています。」
男は黙っていました。
ガンジス河は悠々と流れていきます。
死んだ娘がどこからきて、どこへ帰っていったのか、私たちには永遠の謎なのです。
どうしてこんなことになってしまったのか、その理由を答えるように、
山びこだけがオイオイと泣いていました。
29 名前:1の罪 [sage] 投稿日:04/11/11(木) 03:02:14 ID:VGW3+LhF
【コメント】
57 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21:24:34 ID:Mm9CUuI2
>>29 シュールな童話、といった印象。セリフも含め極力リアリティを排して
いるよね。表現しようとしているものは分るんだけど、表面的なのかな、胸に
突き刺さってくるものは少なかった。
60 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [catwalk7@nifty.co.jp] 投稿日:04/11/16(火) 00:44:07 ID:z/PG4xKk
>>29 1の罪
NO.24-25の「いつか」、NO.26-27「イコール1」のパクリだね。っつうか、パロディ。
すっとぼけかたがいい。最終行はけっこう好き(でも、なんか前に一度読んだことがあるような)。
作者の筆力を感じる。パクリ、失礼、パロディじゃなく、今度は自分のふんどしを穿いている
作者の相撲を見てみたい。
954 名前:リーフレイン [] 投稿日:04/11/16(火) 19:55:43 ID:YM0VND/H
>>本スレ 29 1の罪
これは、”いつか”への返歌のようです。1になることへの怯えを訴えた”いつか”に対して、
気楽にかまえなさい、なるようになるのだ と答えているよう思いました。
【得点】 1点
(無題)
多くの1が溢れかえってる中で
僕はたった一つの2を取りたい
30 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/11/11(木) 18:12:35 ID:w+qrRhVP
【コメント】
54 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/11/14(日) 22:16:39 ID:OAL8bwgz
1点 >30 :名前はいらない :04/11/11 18:12:35 ID:w+qrRhVP
31の駄目押しは計算か? 物足りなさの現れか…… ちょと弱いと感じまスタ
57 名前:かのプすさん代理 [sage] 投稿日:04/11/15(月) 21:24:34 ID:Mm9CUuI2
>>30 多くの1は個人やら情報やら、いろんなものを考えていいんだろうけど、
じゃあいったい、たったひとつの2って何さ?それも考えろってこと?
954 名前:リーフレイン [] 投稿日:04/11/16(火) 19:55:43 ID:YM0VND/H
>>本スレ 30 名前はいらない
”たった一つの2”
恋愛詩かな? 題に暗喩への材料を提示したほうがよかったねえ。
【得点】 1点
最終更新:2006年12月25日 23:57