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作品





怒



「怒」
女の又に心が吸い寄せられてゆく
それで怒?
変な漢字・・・


あ、そういえば
先日、浮気した彼を殺して埋めた花壇に
綺麗な赤い花が咲いていました。


137 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/02/01(水) 19:51:27 ID:O1mXyQvJ


【コメント】

174 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 01:44:21 ID:EiaFK0gb
137 詩と言うより嘘といった印象

187 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 23:12:00 ID:uWGAHsqu
>>137 殺すほどの激情てのは、純粋に怒りから来るものなんだろうか、やや
承服しかねています…。

585 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 02:16:41 ID:3iWgU7nT
137 「怒」
赤い花 真っ先に彼岸花を思い浮べた
確かに女が入った漢字には激情というか言葉自体に何やら念が封じ込められているような印象を受ける
シンプルな表現なのだけれど彼を殺すことによって嫉妬や失う不安から解消されて永遠に私のものだという隠された前置きが「怒」の文字解体の節に含まれている
ぶっ殺す程の愛憎の末なのかいきなり最終回のラストを観せられたような不意打ちだ
呆気なのだがよい不意打ち
怒りの経緯は想像して楽しめる所であって
怒りの簡略を結果として暗喩し文字の形状に委ねたのか逆か
結末から始まる物語の始まりを読んだところで目が覚める夢の中の書物的瞬発芸当と思う
怒りは目に見える形で今ここに有りの状態

619 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:13:08 ID:td7wTWMP
>137
そらっとぼけた風情が味なんだけど、ちょっとあざとさが気になる。





SIDE-OUT



  ・全にまい
  ・板の表きし
  ・完スんるぬ

 以上の規定を満たさない詩は無効となる


138 名前:SIDE-OUT[] 投稿日:2006/02/01(水) 21:55:43 ID:i3poMM+T


【コメント】

187 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 23:12:00 ID:uWGAHsqu
>>138 ああ、すべての詩はこれを満たしてますね。監査院からの発表でした。

585 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 02:16:41 ID:3iWgU7nT
138 SIDE-OUT
何処で無効となるのか設定ヶ所がわからないけど
それは深く考えないようにしよう
縦読み「いきる しぬ」
暗号解きみたいな作品だな
意図が解読出来ない
解けないパズルを与えられてキレて怒りだす子供の気分だ
サイダウト テニスやスポーツ上でのルールも浮かんだ線の外にはみ出しているのはダメなんだ
その線の内側の要素を書いたのかいつまでも考えているし眠れなくなった!

説明されると萎えちゃうしいつまでも謎なままであってほしいと思うが
知りたい ああ 知りたくない でも理解してみたい
イライライライラ怒 嘘!(笑)

619 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:13:08 ID:td7wTWMP
>138 SIDE-OUT
わからん。。意味不明であることが詩の規定であると書いてあるのだろうか?
いやもっとなんかあるに違いないと。。あああああああ、、、あ、竹輪さんが答えを書いてくれた。





森になる



羊水に浮かんで待たされている

出せや、こら

その日を 
丸まって 爪を噛みながら
蹴り飛ばす

出せよ、ほらあ

きみに恋するために生まれる

一刻も早く 待ちきれないんだよ 巡り会うその電撃にしびれたいよ

いま!

出せ出せ出せ、オラ

おまえらのさんざか楽しんだゲーム 
カロリー計算みたいな駆け引き
ファット!ファット! More fat! 
あぶらぎってぎとぎとの虹をかけるぜ おれの情念 世界に
腹の底にヘドロ飼う 吐き出さない おれを大きくしてくれ

奥底に根を伸ばし かたいひび割れた大地にさえ 芽を吹く

生命

恋が森になる 産声は ばかやろう、だ


139 名前:森になる[sage] 投稿日:2006/02/02(木) 17:56:33 ID:YB73I87z


【コメント】

174 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 01:44:21 ID:EiaFK0gb
139 甘い

187 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 23:12:00 ID:uWGAHsqu
>>139 新生児にもし意識があったら、出産時にかかる物凄いストレスで発狂
する、って一般には言われているよね。力強くて面白く読めました。いちばん
長い連が、実は違和感があって、それで「恋が森に…」が弱くなってるかな。

586 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 02:36:09 ID:3iWgU7nT
139 森になる
命を授かり世の空気にさらされ生まれ落ちるまで
母体内で小さな脳が前世と来世との狭間で意識を持って揺れている
生まれ落ちるまでサイキッカーキックキック赤ちゃんの形をした変な生物であれる
赤ん坊ですらまだないのだが一生命は人間として生まれ落ちる前
人間ではない母体の宇宙に揺らめく宇宙人で何でも知っている これからの未来も
そういった思想の上にこの作品があるようだね 最終連がなんとも良い
何かが生まれる瞬間破壊と創造が背中合わせであると思う私の考えで読みとくのも作者の意図とは少しずれるかも知れないが
生まれ落ちる〔産まれるも含む〕破壊力は怒りの亀裂が走るもんだ どこかしらに
こういった表現は私には出来ないものだから読取り所は外れているだろうけど
怒りボルテージを産声に変換した「ばかやろう」
怒れる未来と羊水の中の予知表現はシンプルでありすぎるけれど魅力的だと思う
今を基軸に過去(幼児返り精神と母体の中)とそこから見た今を未来として書いたなにげなく技巧すぐれた作品である

619 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:13:08 ID:td7wTWMP
>139 森になる
恋が森になる というイメージがいい。
そこんとこの展開が
 >奥底に根を伸ばし かたいひび割れた大地にさえ 芽を吹く
 >生命
この2行しかないってのはあまりにももったいない。

631 名前:ゼッケン ◆YWWQB7OsPw [sage] 投稿日:2006/02/09(木) 01:47:31 ID:bWTGeFo1
「森になる」を書きました。

これ、ものになりません。断念、残念。





金魚



金魚が見つめておるな
片方が空いておるな
病んでおるな
骸骨のように透きとおっておるな

翻るか
もう片方が見つめておる
三つ目しておるな
目ん玉で睨んでおるな
ぎょろる
ぎょろるしておる
可愛いな
可愛いな

竹串を刺したくなるな
竹串もないか
おれの血管神経突っ込んで
串刺ししてな
おまえを憎んではないが
恨んでもいないが
おまえの血管とおれの血管が擦れ合い
ギリギリさせてはくれまいか

おまえから
目ん玉をくれてやるか
100円ショップで買ったグラスに入れて
すまなかったな
けどおまえのその目ん玉より
おまえの脳みそ喰いてぇな


140 名前:金魚[] 投稿日:2006/02/02(木) 20:29:54 ID:S5V46k2V


【コメント】

174 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 01:44:21 ID:EiaFK0gb
140 おもしろい。怒りも感じる。同時にキュートさもあった

187 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 23:12:00 ID:uWGAHsqu
>>140 怒っているかどうかは、正直微妙。ですが、妙な味の不条理さが心を
捉えます。2連めの「可愛いな/可愛いな」から、いきなり串刺し、のインパ
クトが強烈すぎて、最終2行の効果が減少してしまったね。

587 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 02:46:00 ID:3iWgU7nT
140 金魚
文の末尾に注目「おるな」「おる」「な」と一定の統一感を持たせる技をなにげなく使っている所がポイント高し
この効果が金魚の動き いわばリズムに同調する
金魚を見て語りかけている内容なのだが病気になった金魚を水槽からコップに移し隔離したのか
他の金魚がいるかわからないが言葉少なめに金魚を見ている人物の心境もちらほらとちりばめられている
 >ぎょろる
金魚の動きがこの擬音だけで上手く表現されている
三つ目の金魚 一つの目を失うとそれに代わるまたもう一つの目を開く
目ではないが聴力を失った人が身近にいるからわかる
聴力を失うと指で音の振動を聞きはじめるように それに近い暗喩だと思われる
怒っている金魚を見ている者が実際は怒りを持っているのだが過剰な程に愛情を優先させている
血管神経を金魚と人間とを繋げば怒りも同心で感じるものなのだろうか
という思惑が内容の裏側に隠されているようだ

過剰な思いが>お前の脳みそ喰いてぇな
怒りの元締をくらえば金魚は金魚でいられなくなるだろうが
脳を喰いたいなどとよほど好きな対象にしか思えない情感だ
文面の表皮から肝を掴み取りにくい作品ではあるけれど過激な愛情を持ちやすい私的にはわかる作品
一見残忍なのだがね
怒りの許容と隔離 外化が読み取れて良かった○

620 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:14:57 ID:td7wTWMP
>140 金魚
音がとてもいい。奇妙にねっちりした味わいがあって、しっかりした餅を食べてるような食感?
怒りより少し違った感情が伝わってきたんだけれども、(抑えた熱情?エロ含み)
何度も繰り返して読んでしまった。病にある対象の弱さへの口にできない怒りみたいなのもあるのかな?
 >ギリギリさせてはくれまいか  でときめいてしまった。


【得点】 3点(チャンプ作品)
  • ◆Oamxnad08k :1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e. :1点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w :1点





    ブンブブン
甘い
     ブブンブク
食べたい
       グンググン
寒い
    ババンバン   ババン
しなさい
   しています
     しています
       しています
          しています
              しています
           しています
        しています
     しています
 しています
たいして
    いたものです
       いたものです
          いたものです
もっぱら
     しました
          された
              おります


141 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/02/02(木) 20:57:12 ID:ql7fTnk6


【コメント】

174 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 01:44:21 ID:EiaFK0gb
141 手抜きにしか見えない

188 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/06(月) 00:02:02 ID:uWGAHsqu
>>141 …これと怒りを、どーやって結び付けろと…?

587 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 02:46:00 ID:3iWgU7nT
141 無題
見た目がまず綺麗で美観を優先させた事で 単調な語句にリズムを持たせる事は成功している
内容については自由度がありすぎてどうにでも読めてしまうがそこに意図があるのだろう 急かされているようでもあるのだけれどね
一度配列を変えて文章のみとして読んでみた
 >いたものです の意味がよくわからなかった
やはり考える詩として読んではいけないと思い感じる事に徹底してみた
何かに対して「うるさいよ!」と言うときの心の呟き状態を表現したのか
思案の爪痕すらない呟きをラフに連ねたのかもうチョイ内容が欲しかったな

620 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:14:57 ID:td7wTWMP
>141 
冒頭は1歳児あたりかな?語句変化に入ってオムツ換えのイメージになっちゃった。
いや、そんだけなんだけどね。





まんこのポエム



ワシことちんぽははち切れんばかりに腹が立っている!

まずはだ、まんこが臭すぎる
情緒もなくただ臭いだけ、これではまんこと呼ぶに値しない
うんこだ、今後お前のまんこはうんこ、けってい

あと、お前のまんこはなんだ
四畳半か
広いにもほどがあるわ、このガバメントマンコめ
ゆとり教育の弊害か
摩擦くれよ…………摩擦をおいどんにくれ!!!
ごっつぁんです!!!
おかわり!!!

それとまぁ、まんこにカス付きまくってよ
カスカスカスカスカス たまらんわ
マンカス定食いっちょあがりってか
どれどれお味は……うまい!
マンカス定食おかわり!!!
あと、かしわぬき一つね!!!


143 名前:まんこのポエム[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 02:53:35 ID:Z8j/8O5y


【コメント】

174 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 01:44:21 ID:EiaFK0gb
143 中学生のひとりおもしろ妄想

188 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/06(月) 00:02:02 ID:uWGAHsqu
>>143 すんげえベタな作品だな。あんまりベタすぎて、怒るか笑うか無視す
るか…「摩擦をおいどんにくれ!!」ここは笑った。

588 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 02:57:43 ID:3iWgU7nT
143 まんこのポエム
「まんこ」それは男を未知へと永遠の旅人にさせる
爆発的アイテムであるのだが
そんなにまんこが好きか?
そう問いたい気持ちをぐっと押さえまして
まんこisうんことは さて何を表しているのか ストレート過ぎるのでかえって難解だ 真面目に解釈に取り組もうと思う
うんこや茶色は汚いというイメージを持つがこの作者は無意識か意図的に
匂いと語呂をそのままダイレクトに物理的に隣接するはずの(排泄物だが)モノとして大胆にもかつ平凡に表現している
甘えや幼児返りも含む語句でもある
しかしね「サラ、又は太平洋」と表現せず四畳半だと記せるあたりはこの状況下でも
絶えず環境を思考に取り入れる目を持っているということがうかがえる
つまりは心のどこかで欲望に溺れられないでいる様と臨場感が読み取れる
さてこの主人公は>ワシことちんぽ さん
なのですが 定食まで食べるワシことちんぽさん 驚愕です
半ばおふざけ文章なのですが欲望という本質を描かず人間の生殖器にのみスポットを当てたところからパーツ愛を感じ取りました
性欲の激しさより卑猥めに爛れた言葉を綴ることに重点を置いている
 >ゆとり教育の弊害か

この連から義務教育科目に性教育実技を受けてきたと暗に示しているのか
放課後自主実技とは思うが 膨らむイメージの連打
しかし一人暮しの部屋にて妄想膨らませているかのようにも取れる 四畳半相手に〔それはありえないが〕
エロ系の語句が怒りというすけべぇチックな作品と思う

620 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:14:57 ID:td7wTWMP
>143 まんこのポエム
好きだというのがよくわかった。 そのせいか読後感が結構よくて、ちょっと吃驚した。





クロマグロの味



彼は冷えた板張りの間にいた
部屋にあるのは ベッド 冷蔵庫 
着替えの入った引き出し一つ
枕元には黒飴の袋

それじゃあお願いしますね と 
笑みを浮かべた家の主人らは 
僕と そして 彼を残した
彼はずっと 飴をしゃぶっている

用意されたのは汲み湯の洗面器
湯を換えさせる気などないのだ
2枚の手ぬぐい そのうち1枚で
湯を大事にして 体を拭う
下の方だけ 石鹸を使い 
オムツの上で古い湯で流す
石鹸箱の蓋を ひしゃく代わりに

飴玉をしゃぶる 音は粘っこい
かさかさになった 両手を合わせ 
生きてる僕は 何故か拝まれる

冷蔵庫にはエビアンが並ぶ
水も高いもんなんですよと
美しく手入れされた庭の方を見て
家の主人らはため息をついた

大腸がんだから下痢が心配で
それで何も食べさせられなくて
刺身が好きなんですよ 高いものばかり 
でもなま物は障りますでしょ

ベッドから落ちるし 目離しできなくて
妻ももう ノイローゼです
でも、我々が看るしかないでしょ?
また笑いながら彼らは言った

 あたしね刺身が好きなんですよ
 でもね 食べさせてもらえないんですよ

ふいに彼が僕に話しかける

 口がただ 渇いてしょうがないんで
 こうして飴を 手放せないんです

ボトルに入った水は 分からない
彼が飲みたいのは 熱く濃い番茶
手を合わせながらまた僕を拝む

 食べさせてもらえないんですよ
 助けてください 助けて ください

数日後 僕は電話を受けた
父がベッドからまた落ちまして
行くと部屋では 彼が血を流し
掌の皮がぱっくりと切れていた

 助けてください 助けて ください

家の主人らの形相が変わる
親爺 何てことを言うんだ
お義父さん私たちがここに
ちゃんといるじゃないですか

 刺身を食べさせてもらえないんです

彼が涙をその手で拭った
じわじわ滲んでる血液がついた
彼は舌を大きくなめずると
満面喜色で僕に言った

 旨いなあ これどこのマグロですか

いやだ手と飴を
しゃぶってもうべたべただわ
ほらそこの黒飴の袋 
捨ててしまいましょうよあなた

 そうだクロマグロだな うまい うまいなあ
 ありがとうありがとう

しっとり濡れた手を合わせて彼は
僕を再び拝み始めた


144-146 名前:クロマグロの味[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 14:42:38 ID:uy1p4mbz


【コメント】

174 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 01:44:21 ID:EiaFK0gb
144 一連の[部屋]はトルほうがいいのでは

188 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/06(月) 00:02:02 ID:uWGAHsqu
>>144-146 僕は訪問介護のヘルパーかなあ。息子夫婦に対する軽い悪意を感
じるんだけど、そうした感情の見え隠れする表現、例えば「湯を…」「また笑
いながら…」は不要かな。「事実」だけを詳細に書き留めることで効果を高めたい。

192 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/02/07(火) 00:55:18 ID:O7CqrcyH
>>144-146クロマグロの味
これは好きというかよいというか、むしろキライ(すまん)。知りたくない、あってほしくない場面が描かれている。年とって病気になったら食べることが一番の楽しみじゃないのかよ。食わせてやれよ、と怒りが生じる。
もうハッキリと虐待されている老人とその家族の構図な訳だが、しかし下痢したら辛いのは本人だしな、在宅ってことはどーなんだ?ひとまず小康状態ってことか?刺身食ったらまた癌が暴れだすのか?と、次から次へと考え始めてしんどかった。

607 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 23:20:47 ID:3iWgU7nT
144-146 クロマグロの味
話の筋はわかりやすいのだが人物が整理されていない為所々読みにくかった
彼(3/3より僕の父 親爺と理解) 家の主人 僕 彼ら(家の主人ら?)
何回か読み直しながら不明確な登場人物の関係を考えた
台詞や描写の言葉の中に二人以上登場させる場合誰の言葉であるのか明確にしないとややこしい
人称代名詞や話を押し進める視点に注意しないと読感に差し障りあるので
メイン登場人物には「名前」を付けてしまい後は人称に気を付けて書き進むのが最も簡単なやりかたかもわからない
前置き長くなったがちょい折角の話がほんの少しの事でもったいないことになっていたので書いてみた
板張りの部屋や庭の記述がある所を見ると在宅介護かとも思ったが(ガンとあるので病院長期入院なのか)病人を抱えた家族と病人の内容でこのタイトルはリアルだ よい悪いは抜きにして
黒飴と体を拭く描写も具体的でリアル クロマグロを食べたいと思う気持ちとか
黒飴を舐めている背景 割れた手から流れる血
この怒りは切実な分当事者(この作品にある状況)しかわからないものだろう
半ばドキュメントのような後読感があるのでもしかしたらもう少し淡々と整理して書いた方がより伝わると思うんだ
重くなりすぎず散漫せず
題材と伝えたいことはわかるのでもったいないと思った
情景として最も鮮明にイメージ出来た作品だった

620 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:14:57 ID:td7wTWMP
>144-146 クロマグロの味
上手い。臨場感のある表現で観察者の怒りが伝わってくる。
在宅介護で問題になる家庭内虐待をクロマグロをベースに鮮やかに切り取っている。
醜悪 かつ、実にありそうな家族像。醜悪さが子供夫婦だけではなく本人にもあるところを
きちんと書き出しているのがいい。部外者である”僕”に助けてくださいと訴える本人は
痴呆の結果とはいえ既に家族の連帯を捨て去ったところにたっている。そうした本人へ家族が
愛情を傾けるはずもなく形ばかりの介護を続ける。卵が先か鶏が先かという問題でもあるかもしれない。
家族制度そのものが持っている牢獄かもしれない。

640 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [sage] 投稿日:2006/02/09(木) 21:57:12 ID:5L140luk
新制度検討中&大量審査お疲れさまでした。「クロマグロの味」を書きました。
そろそろコテバレしそうなので同テーマの投稿は控えようかと思いつつ・・・
ほとぼりが冷めた頃また書いたりして・・・・。

いつもながら詩は下手クソな万年初心者なのですが、
何となく生生しく読んで下さったというご感想どうもありがとうございました。
幾つかの要素は事実見聞きしたことですが、全体としてはもちろん創作です。

文中説明不足だったようなので蛇足ながら:
作中の「僕」は訪問看護師で、がんを患い在宅介護となった高齢者の家庭に
訪問していたと言う設定です。(ちなみに選者指定コンペでこの前書いた「わたし」は
理学療法士の設定でした、分かる人にしか分からないかも・・・)

わたし自身、今現在在宅医療関係の事業所勤めでして、ホント、
あっちゃいけないことがあるのが現実だよなあ、と日々思い知らされてます。
せめて書くことには夢を持っていたいですが何だかダメですねえ。ではまた!


【得点】 1点(準チャンプ作品)
  • あぶく ◆OPBYKkBBNQ :1点





一つの心



千の調べと百の舞いと十の息吹きと一つの心であなたを愛しておりました

月の満ち欠け海の跳躍山の鳴動風の氾濫
地平はるかに浮かぶのはあまた揺らめく億の蝋燭
手招きしつつ遠ざかりつつ
あかあか空を染めあげ燻し
哀しみの大伽藍きずいておりました

降る花はいとゆかしく深海の沫にもにて
咲く雪はげにひそやかに獣の胎動のごとく
鐘の響きは野越え山越えさえわたり
僧侶の群れしずしずと日々歩み
うすごろもの薫り奧津城かすめ
ゆるやかに天へと立ちのぼる

涙の堰をひもとく灯りがいまだ見つからないのです

連山の尾根真白にぬれて
渡りの鳥は宿業の翼はためかせ
地の花腐り雪しめやかに凍りつき
私はなすすべもなく古の唄くちずさむばかりです

唄は心ふるわせ
愛しい人の面影あらわれては消え
苦しくて苦しくて
なにが掴めるというのか腕のばし虚空に爪立て
たましいの鼓動を怨みたましいの懇願を呪い―――

哀しみの大伽藍にひとつの声が響きわたる
鳴咽と絶叫の咆哮

髪逆立てた戦びとが血の涙ひきずり宙駆けあがり舞いあがり
その姿いきおう鬼となり
両のかいな握りしめた鈍ひかる刃
天の奈落のふとい梁に振りおろす

梁はめりめりと裂け
刹那その疵より紅蓮の炎噴きだし
泣きおめく鬼呑みこみそそり立つは一柱の火柱
悲鳴ほとばしる鬼の柱ごうごうと燃えさかり
がらがらと崩れ
炎なみうち燃えひろがる

ふいにつんざめく産声

逆巻きうねる火の海破り
両のかいな剣となった鬼がいくたりもゆらゆらと立ちあがり
天の奈落の壁めがけ跳ねては衝き飛んでは撃ち
哀しみはその疵よりあらたな炎噴きだし鬼たちを炙り
荒れ狂う業火に鬼たちも狂う
はがね重ね軋めかせ
眉根ちりちりと焦がしながら互いに互いを斬りさいなむ

火炎と血潮と叫喚のおおいなる渦

そこに淡い光あらわれ
無限の灼熱に途をひらき虹の雨をふらせた
だが
ああ鬼たちは清浄の光めがけ呪詛の剣を振りかざすのだ


―――そして
焼かれては生まれ生まれては焼かれ焼かれては生まれる私は
一つの心で
何度も何度も血の涙を流す
きよらかではない塩の涙を


147-149,150 名前:一つの心Ⅰ[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 17:57:25 ID:x6gKh2uf


【コメント】

175 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 02:08:20 ID:EiaFK0gb
147 力はいりすぎていて読みづらい

188 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/06(月) 00:02:02 ID:uWGAHsqu
>>147-149 なんか、弥勒菩薩の到来を待つかのような大仰さだなあ。その建
設も、崩壊も。心が一種の無限地獄に墜ちてる、てことなのか。筆力は感じま
した。

607 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 23:20:47 ID:3iWgU7nT
147-149 一つの心
鬼という喩がこの世界観の中での位置付け解釈が出来にくかったけれど
心は変わらず肉体を獲得して存在した一つの歴史が感じ取れた
時間の経過や人の一生~半生~一日 特に一生に匹敵する輪廻の端から端を書くのにはある程度長さが必要と思う
一つの心で思っているという主張が始めのフレーズとラストに色濃いので
途中印象に残るものが少なかったが躍動する光景の切り取り方が美しい
流暢な言葉遣いに日本特有の大和撫子魂に触れた気がした
オーソドックス気味だけどレトリックは好みで私には読みやすかった 日本の昔話の雰囲気もあって
断片をもう少し整理すれば怒りに苛まれるパーツが更に生きることと思う
鬼と剣には違和感があったがよい悪い抜きにして雰囲気と世界観は好きだ
○もらっても嬉しくないかもしれないが好みとして 竹輪賞

620 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:14:57 ID:td7wTWMP
>147 一つの心
力作で、美しい語句が並んでいるのだけれども、大変読み難い。イメージが広がる前に
次の言葉が煩く出張ってきてしまっているような気がします。

628 名前:あぶく ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/02/08(水) 11:07:06 ID:tU4ibz+Q
『一つの心』書きました。詩的な表現で重厚な詩を書こう、が私の今回のテーマだったのですが、力んでる姿ばかりが目立っちゃったみたいでトホホです。
内容はCanopusさんが書いてらっしゃるとおりで、評はかなりウケました。あー、そーかも。でも楽しかったので、また挑戦したいと思ってます。
チャンプになられたお二方、おめでとうございます。


【得点】 1点(準チャンプ作品)
  • メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :1点





What a wonderful world.



たとえば桃源郷へたどりつくには
距離をおくことが必要だ。
かなしみも、いらだちも、恋も、憐憫も
ともかく遠ざけることが必要だ。

 (女がいらいらとテーブルをはじいている。
  男はそれを眺めている。
  女がするどくなにか言う。けれどもなにも届かない。
  男の目はまるでがらす球だ。
  二人の間、一杯だけのブラックコーヒーが
  あたたかな蒸気をたちのぼらせている。)

三歩も引いて、そうして世界を眺めれば
果たしてなべてこともない。
わずかな起伏はあろうとも、
すべては戯画の範疇だ。
なんだ、どうということもないじゃないか。

 (女はこめかみを指先で抑えながら
  痛々しく黙り込んだ。
  コンクリートでおし固めるような沈黙だ。  
  けれども男は身じろぎもしない。
  コーヒーの闇をじっと見つめながら
  ただふわふわとそこを漂っている。)

たとえば絵かきがモデルをながめるように
距離を置くことが肝要だ。
傍観者に悲しみはやってこない。
傍観者に怒りはやってこない。
渦中には、行かないともう決めたのだ。

 (女が多大な努力を払って飲み込んでいた涙は
  やがてぽつりとコーヒーに落ちた。
  そうしてへんに上ずった声でなにかを言い捨て、
  女はそこから立ち去った。
  がらす球の目の男ばかりがぽつりと残った。
  あたたかな湯気はもうどこにも見えない。)

一人きりで手を伸ばす、
どうやらコーヒーは冷めていた。
しんしんとくるしい味がした。


151-152 名前:What a wonderful world.[sage] 投稿日:2006/02/03(金) 23:54:47 ID:HZHv4uBB


【コメント】

175 名前: ◆Oamxnad08k [sage] 投稿日:2006/02/05(日) 02:08:20 ID:EiaFK0gb
151 151の初連と152の初連だけいい

188 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/02/06(月) 00:02:02 ID:uWGAHsqu
>>151-152 一般論と、ひとつの恋愛ケースとの対比。それらのハーモニーか
ら紡ぎ出される、かなしい「美しい世界」というコンセプトは素晴らしいと思
う。ただ、肝腎の対比が、上手くいってないように感じました。

608 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/02/05(日) 23:27:44 ID:3iWgU7nT
151ー152 What a wonderful world
説明調と状況描写の妙というか断言しているヶ所が
やや薄情なのだがコーヒーの描写がうまく決まっていて致し方ない情景を醸している
距離感がさまざま自分を取り巻く環境に存在する
感情が発生するのも他と自己の間にある距離に関係しているのだが
接近しすぎると把握出来なくなるのは姿で 離れる物理的な作用はよくわからなくなった自分の心や欲求という心理的気付きをももたらす
2投稿それぞれの切り出し文句に情景の理由があるのだが自分に言い聞かせている言葉なのかと思う
別れの瞬間に言い聞かせる最もらしい理由がそこにあるのだが
冷めていくコーヒー ガラス球の目
客観しているクールな目によって最終連の効果も上がっている
身勝手な人物を描いてはいるが痛みがある
感情移入しにくい文体だけれど内容から見てこの構成はよりよいのかも知れない
静かな怒りだ 冷たい
冷静になるとやはり残酷なのはこういう眼差しなのかもわからない
一様にして静かだけれど穏やかではない心境がある
距離感についての説明をしないでそのまま読み手に投げている
その中の情景 ガラス球の目 切なく静かな表向きの顔とはなんだろうな
怒りは自分以外の他者に密接することによる産物でもあるのだな描かれていない主なる情感を想定し 堪能しました

621 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/02/07(火) 20:18:28 ID:td7wTWMP
>151 What a wonderful world.
渦中には、行かないともう決めたのだ。
という一行で、過去にさんざん渦中に行って疲れ果てた怒りを感じた。
大事だった他者を自ら排除する虚しさですかねえ。

642 名前:はと[sage] 投稿日:2006/02/09(木) 22:35:54 ID:WB7yuZ2D
はじめまして。
「What a wonderful world.」を書かせていただきました。
多々至らぬ点のある作品だったとは思いますが、
丁寧な寸評や感想を頂けてうれしかったです。
審査員の皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

作品について言えば、実は書いた時点では
「恋愛」の介在をそれほど意識していなかったので
審査員の方それぞれの感想がそれぞれ意外な驚きでもあり、
また新たな着眼点を得る楽しみでもありました。

梁山泊スレの更なる発展をたのしみにしております。




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最終更新:2006年09月03日 21:55