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作品





寿司食いねぇ



どこから来たんだい
東京かあ
そりゃまた遠いとこから
はるばるこんな田舎まで
ホントによく来たね

都会は嫌いってわけかい
しかしね
田舎暮らしも甘いもんじゃない
夢破れた人間が戻ってきて
夢追いの人間もやって来る

仕事は少ない
それなのに時間は余ってる
夢に未練があったり
夢がまだ転がってると思ったり
そんな人間には耐えられない場所さ

なんでここに住んでるのかって?
それは夢なんかに興味はないからさ
夢さえ見なければこんな楽なところはない
空気がきれいで海は近い
渋滞もなければ満員電車もない

それがあんたの夢なんだって?
そんなの夢とは言えないな
ただの当たり前さ
寿司でも食いながらよく考えてみな
十年くらいかけてゆっくりとね


667 名前:寿司食いねぇ [] 投稿日:2005/12/27(火) 23:55:36 ID:w8K54KcT


【コメント】

684 名前: ◆i4HecktchA [] 投稿日:2005/12/30(金) 10:15:09 ID:maZcNzmV
寿司食いねぇ、リズミカル会話の中にでてきた夢の話にはぐっときました。

694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:28:59 ID:ccVVprmL
>>667さん。
一読して、何故か拭えなかった違和感。内容は充分練られている筈なのに。
理由は…口語体。語尾の「~さ」等、実際の話し言葉と乖離したものが選ばれているから。
自身の扱うことばを、徹底して吟味するのも推敲だと思います。

698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13:45:17 ID:c4JmHU9/
>>667 結論を急ぎすぎたかも。寿司屋の大将が、初対面の人間にいきなり夢
について語るというのは、現実には起りにくいと思います。最終連は、いい。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>667 寿司くいねえ
寿司やの亭主の一人語り。夢破れて山河あり。。。

32 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/06(金) 12:24:21 ID:Bg5/3SjP
今回「寿司食いねぇ」書きました。
「旅」と聞いて「旅行けば~♪」と広澤虎造の清水次郎長伝を思いつき、でっちあげました。
毎度のことなんすけど俺、5分で書きたい人なんでねぇ(笑)推敲不足です。雨さんのご指摘はその通りでやんす。
しかし今回他の審査員の方二名に寿司屋の会話と読まれちゃったのはどう解釈すればいいのかねぇ。
「寿司食いねぇ」の台詞、意外に知られてないのかなあ。江戸を東京に変えてわかり易くしたつもりだったんだが。
一応、自作解説させてもらうと寿司屋はまったく関係ないっす。(笑)
でも読んでくださった方々、ありがとうございました。点を入れてくれた方に至っては最敬礼したい心境っす。
自分の書いた人様の評価については辛口でごめんちゃい。(爆)

54 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/01/07(土) 01:04:42 ID:gI4JD4Ri
>>32 「江戸っ子だってね」「神田の生まれよ」これがなきゃあね…。

57 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/07(土) 05:05:35 ID:efNUrD8l
>>54
うーむ。なるほど。森の石松の名前も出すべきだったか。
いや、でもさ、どう考えても寿司屋の会話ではないだろ、っての。
 ・・・・・などと自分の拙さをあくまでも読み手のせいにしようとする俺。(爆)

58 名前:メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo [] 投稿日:2006/01/07(土) 05:14:07 ID:TCsQvNU7
 ニィチェ・ニィー〔注釈:兄の格調高い呼び名〕
 隠れてても見つかるね~
 寿司食いねぇ の意味わかった 笑
 読みやすかったし
 しかし
 シブガキ隊の寿司食いねぇが耳からはなれんのはなぜ?

59 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/07(土) 06:08:25 ID:efNUrD8l
>>58
わ、すまんどす、評価やってて真夜中の竹輪VSにーちぇのレスバトルに乗り遅れました!
シブがき隊の「スシ食いねぇ!」は罪な歌だよねぇ。俺もついそっちの音楽鳴っちゃうのよ、頭ん中で。
でも本当に広澤虎造好きなんだよね、俺。(爆)
浪曲って黒人のブルースに匹敵するのではないか、と。それくらい渋くていい声なんだよなあ。
だからちょっと浪花節普及の意味も兼ねまして今回Canopus氏に絡んだりしております。(笑)


【得点】 1点
  • ◆i4HecktchA:1点





シンプルに旅



二十億光年の旅は
ただ様式美だけが天を駆け
人々の血と肉を飲み込んで
ワアプ・アウト地点に吐き出してゆく

君の人形が植えた種のなか
圧縮された極限は根を伸ばし
揺りかごのように
くうらり
くうらり
死神の子を育てるだろう

アッ、キミハ136aww14amain()916*astr"F/A18392350番地ノ住人ダネ
何進数の表記だったか
幽霊のように五三世紀の懐古趣味的ブラウン管へ突入したら
砂嵐と交接せよ
複製しないと脳味噌が腐るぞさあ発射まで二のマイナス三十二乗
すべて灰色になるまで

二十億光年の旅は
きりきり巡っててっ巡りきりき
きり切りきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきり
きりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきりきり
きりきりきりきりきりきりきりきり
きりきりきりきり
きり。

そして暗い日が来る


668 名前:シンプルに旅 [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 05:45:10 ID:Nkn1iCaa


【コメント】

694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:28:59 ID:ccVVprmL
>>668さん。
有り得ない風景は、有り得ない言葉で綴る。圧巻です。
個々の単語が表す意味を超える作業は、生易しいものでは無い筈なのですが、
更に破壊を進めて欲しい、と願ってしまいます。

698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13:45:17 ID:c4JmHU9/
>>668 二十億光年で連想するのは、やっぱ谷川俊太郎なんだけど…明らかな
繋がりはないように思えるね。SFチックだけど、世界はあまり見えなかった。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>668 シンプルに旅
そして暗い日がくるってのがものすごく説明不足。
なんせ詩の中で20億光年も使ってその果てなもんだからさ。そんだけ経ったらもうお腹いっぱいじゃん
って気がしましたです。


【得点】 2点
  • ◆L4LyBSss3w:2点





なんとなく新しい傘が欲しかった日



よっぱらったような空気を
置き去りにして、
どこかへ通じるバスへ (循環バスじゃあなく)

雪がチラツイテ
コートが薄くて
靴も薄くて
世の中って寒いなっ


思うだけでも家へ帰れる


669 名前:なんとなく新しい傘が欲しかった日 [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 09:40:23 ID:XpiQKPiP


【コメント】

694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:28:59 ID:ccVVprmL
>>669さん。
心象風景の断片を並べて、水彩画を思わせる風景を仕立てています。
ただ、きつく焦点を結んだ部分を持たない分、淡い印象で流れてしまうのが残念。
何処かに毒を仕込むのも一興かと。

698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13:45:17 ID:c4JmHU9/
>>669 バスに乗ったと思ったら、次の瞬間には歩いてて、これもまた詩の為
せる業なんだろうけど、少し展開に無理を感じたかなあ。詩情は感じました。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>669 なんとなく新しい傘が欲しかった日
ちょっと手抜きなんじゃあないかな。





遠くへ



そういうつもりでカラダを使えば コトバよりはラクにたどりつける
そんな場所もあるけれど そこにだってやはり、約束はなかった

一本の視線を共有する瞬間 それだけが魔法

魔法の時間をつぎはぎにつなげて おれだけが永遠になっていくのですか?

そうです

そうやってすべての人が ひとりで生まれてきて ひとりで還っていく

残されたのは永遠のひとりぶんの空白 です


670 名前:遠くへ [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 16:18:46 ID:cdb6+bkC


【コメント】

694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:28:59 ID:ccVVprmL
>>670さん。
言葉を削る、というのは、単に説明を減らす事では無い、
最も的確で簡易なことばを選択する、と言う事、なのですね。
透徹した諦観、堪能しました。

698 名前:Canopus[] 投稿日:2006/01/05(木) 13:45:17 ID:c4JmHU9/
>>670 人生そのものが旅のようなもの、ってんで、最終行が印象的です。そ
こに到るまでに、どうことばを紡いでいくか…苦心の跡が見える作品です。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>670 「遠くへ」
この孤独感はいいなあ。。

48 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/01/06(金) 17:53:36 ID:ZTh4FbdV
ところで、「遠くへ」を書きました。
審査員のみなさま、読んでくれてありがとうございました。


【得点】 1点
  • ◆L4LyBSss3w:1点





雪だよピギー



明日朝の気温 週末の予報
いつ見直しても 雪は雪だなあ

いつもだったら 機上の人に
好きな買い物や 土地の名物や
目新しい音 言葉 匂い
そういう数々に ニューイヤーを言う

君もそろそろ 落ち着いたら?
落ち着くって 何が何かなあ

夜遅い店で ゆっくり飲むこと
街で歌ったり 笑ったりしないこと
子どもを子どもと はっきり分けて
言い切れないがと 語尾を濁すこと?

 縦巻きの時間 型を思い出し
   毎日 毎日 そして 毎日
 自分を保つのは 至難の業だから
 いいこと考えたり するのは
 次の 次の そして 次の 次?

ガイドブックを手にしてた昨日
旅の窓口に繋いでいる今日
明日朝にはもう新聞止めて
水道締めて留守電入れて
年賀状なんかどうでもよくなる  

そうだそうだよ 旅に出ようよ


671 名前:雪だよピギー [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 19:03:58 ID:kyerqCnZ


【コメント】

694 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:28:59 ID:ccVVprmL
>>671さん。
この詩で語られる「旅」は、表向きには行動力と開放を詠いながら
その実“逃避”の側面を色濃く滲ませる、多重構造の言葉です。
これは作者の意図なのか、それとも無意識なのかが知りたいな。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>671 :雪だよピギー
なにげに楽天的な雰囲気がよかった。

704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22:55:35 ID:4LaAjlTk
>>671 外の世界と自己の内面が巧くブレンドされてるね。ただ、内面は非常
によく書けているのに、外界の描写はあやふや。なので入っていきづらい。

73 名前:c[sage] 投稿日:2006/01/09(月) 11:57:17 ID:vTgdguZ2
亀です「雪だよピギー」を書きました。読んでくださり評をくださり加点してくださり
ありがとうございます。何てありがたいスレなんでしょう・・・・・。

>雨さん
丁寧に読んでくださりホントにありがとうございます。
旅に出る動機にも色々あるかと思いますが、雨さんの言葉で言うなら
書いたのは日常からの「逃避」と結果の「開放」両方ですね。
で、それは一続きのもので、相反するものではないです。
>カノープスさん
外面の描写不足とバランスのイマイチさ、はい~その通りだと思います。
微妙に自分でない人物として書こうとして失敗。
設定があいまいになってしまいトホホのホです。精進します。
>リーフさん
ありがとうです。地の自分は実にアホたらしいので、これでも書くもので
目指してるのはいつもメランコリック・・・・・なんですよ!よ!

取り急ぎ失礼します。またよろしくです・・・。


【得点】 1点
  • Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点





カニパン



おいカッツォ
またハナザァさんから電話が来た
お前まだ帰らないのか
お前何やってんだ
ワカミはもう結婚したぞ
お前は結婚したのか したならお前
親不孝者が
ちゃんと出すところに届けを提出しないと認められない
わかるか みんな心配してるんだ
お前がどこにいこうとこっちは平和な国
しかしやはり年に一度はお前と会うのも悪くはないだろうと
みんな思ってるだろう
だからお前は今帰れないなら
いつか適当な時間を見つけて帰りなさい
ワカミやタラスに会うくらいなら時間も
それほどかからんしサザサにも会ってやれ
今回はこれまで

気長に待つ間に誰か死ぬかもしれんし
今くらいがちょうどいい時期だと
誰かが言ってたぞ


672 名前:カニパン [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 19:44:18 ID:Cv7lTi9E


【コメント】

683 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/12/29(木) 15:18:31 ID:3d3NGWMW
>>672 カニパン 2点
どんなに時間と場所が離れても待っててくれる人がいるなんて
カツオは幸せものだ。たまには帰れよ。

695 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:29:41 ID:ccVVprmL
>>672さん。
え、と、予備知識として「サザエさん」を知らないと成立し難い詩、です。
読み手に何処までの共通概念を求めるか、は常に課題として意識すべきもの、でしょう。
ぎりぎりのボーダーを読みきったのか、それとも外したのか。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>672 かにパン
自虐的な人が多い。

704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22:55:35 ID:4LaAjlTk
>>672 「こっち側」と「あっち側」の世界の対比は魅力的なんだけど、それ
は仄めかすだけに終ってるのがもったいないなあ。

706 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/05(木) 23:19:15 ID:PjCrYj/6
>>672に1点。
笑えた。しかしカニパンの意味がわからなかったのでぜひ作者は解説して欲しい。


【得点】 3点
  • 虫 ◆Yh5.nC8OlA:2点
  • にいちぇ ◆UQRl.WeFEk:1点





ウーパールーパー



俺の部屋のアパートの壁は薄い。
だけど隣の部屋に住む未亡人のばあさんは耳が悪いため、常に演歌を大音量で流している。
俺はそれのせいで眠りを妨げられたり、結構迷惑を被っているのだが、
未亡人のばあさんの顔が、
昔母さんと水族館で見た、ウーパールーパーにあまりに似ているため、
俺はばあさんの顔を見た途端なにも言えなくなってしまう。
ばあさんの演歌は俺が彼女とセックスしているときにだって例外なく襲ってくる。
演歌聴きながらのセックスは、なんでか
「おかあさんごめんなさい、ごめんなさい」って気持ちにさせられて、
いい歳してんのにばかだな、俺って、
母さんなんて俺にはいないのにって、
相当惨めな気分に追いやられる。

演歌聴きながら腰振り
腰振りながら演歌
セックスしながらごめんなさい
ウーパールーパーに呪われたセックス
無心に帰ろうと必死な俺
おかまいなしな演歌

やっとのおもいで彼女の子宮に貼りつけた俺の遺伝子は恐らくウーパールーパー。
あぁ、なんておぞましい。
母さんは俺と水族館でウーパールーパーを見た半月後、俺を置いて家を出てった。
俺はそのときまだ幼かったため、母さんの記憶なんてほとんどないのに、
なぜかあの水族館で見たウーパールーパーの顔だけはよく覚えている
母さんもよく笑っていて、
その時話題の的だったウーパールーパーは少し気持ち悪かったけど、
次の日学校でみんなにじまんした。
まわりの反応おかまいなしで、
それから2週間は永遠その話ばかりしていた。



母さんの記憶
隣のばあさんの流す演歌
彼女との長いセックス

俺の残した遺伝子、ウーパールーパー。


673-675 名前:ウーパールーパー [sage] 投稿日:2005/12/28(水) 21:00:26 ID:lZ1iHnco


【コメント】

695 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:29:41 ID:ccVVprmL
>>673-675さん。
これもまた「ウーパールーパー」と、鍵になる言葉が微妙な位置付けに有ります。
にも関わらず、充分に詩として成り立つのは、“ウーパールーパー”の持つイメージに
詩が依存していない、逆に、「母」を刷り込もうとさえする構造に有るのでしょう。
最後の一行が美しく決まり過ぎてて、かえって勿体無い気もしますが。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>673-675 ウーパールーパー
好きです。

704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22:55:35 ID:4LaAjlTk
>>673-675 ぼくはアホロートルの世代。そのドーブツと世界との関りは若干
強引さを感じるんだけど、いい味を醸し出してるよね。

39 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2006/01/06(金) 15:48:48 ID:WD3bbRCG
審査員の皆様お疲れ様です。

ウーパールーパーかきました。
自分はウーパールーパーを見たことがなく、
それがどんなものなのかもいまいちよくわからずにあの詩をかきました。
それでも丁寧に審査してくださった方々本当にありがとうございました。


【得点】 3点
  • ◆L4LyBSss3w:2点
  • 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点





灯台



夕焼けとまじわり 灯りを放つ
挨拶もなく夜は始まるから
灯りを送る 送りつづける

さっき港を出た船が 合図を鳴らす
ボーッ… ボーッ…
天気は良好 波穏やかにして 航海日和り
今度はどこの 異国へ向かう
行っておいで 帰航を待とう
灯りを送る 灯りを送る 見守りながら

遥かの国の港から港
巡って帰る船が 汽笛をかえす
ボーッ… ボーッ… ボーッ…
長い航路も あとわずか
久方ぶりの港まで 標が欲しいから
ボーッ… ボーッ…
灯りを送る 灯りを送る 無事を喜び

夜を行き交う船たちは 万難克した強者ばかり
荒波幾万 漂流幾千 それが故にも
愛し海を渡ってゆくから

灯りを送る 送りつづける
見送り 出迎え 幾度なりとも

再び海が朝焼けに染められ
灯りを消して眠りにつけば
この灯台に
異国土産の 海ゆく旅の夢が降る


676 名前:灯台[] 投稿日:2005/12/29(木) 00:00:32 ID:Kppk1AQR


【コメント】

695 名前: ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2006/01/05(木) 02:29:41 ID:ccVVprmL
>>676さん。(32秒差だったのにね。うん、本当に残念)
「異国」と言う、少しレトロな単語のチョイスが、良い香りを漂わせる詩ですね。
港に立つと分かるんだけど、汽笛にも様々な音色が有るんですよ。
「取材」なんて大袈裟だけど、自分の肌で感じる事は何より大事。

702 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2006/01/05(木) 22:02:29 ID:JXSNVKaG
>>676 灯台
歌を聞いているようなよい気持ちになりました。
定型ではないんだけど古風な趣がいいですね。

704 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/01/05(木) 22:55:35 ID:4LaAjlTk
>>676 作者の優しさは伝わってきます。が、パノラマ的な名跡案内といった
印象で、ありがちな感傷に陥っているかなあ。

706 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [] 投稿日:2006/01/05(木) 23:19:15 ID:PjCrYj/6
>>676に1点。
読みやすかった。ボーッの繰り返しが良かった。

62 名前:カコ ◆kaco/250tg [sage] 投稿日:2006/01/07(土) 17:58:03 ID:8vQrjQFQ
(遅くなりましたが…)
審査員のみなさま、忙しい時期の大変な審査お疲れさまでした。
今回初参加させて頂こうと思い投稿したのですが、時間に間に合わず失格となった、
「灯台」(本スレ・676)を書きました。
投稿直前に規制に合ってしまい、詩板を知らない友人の協力を得ての書き込みだった
のですが色々手間取っている間に、結局遅刻という結果になってしまいました。
そのせいで、投稿作品まとめの際にお手間をとらせて申し訳ありませんでしたm(__)m

失格であるにも関わらず、評まで下さった雨さん、リーフレインさん、カノプスさん、そして
にいちぇさんのお心遣いに心から感謝いたします。

雨さんのご指摘
>港に立つと分かるんだけど、汽笛にも様々な音色が有るんですよ。

その通りなんですネ(笑)。
学生時代の毎年の灯台近くの海辺の合宿所での体験をもとに描いてみましたが
汽笛の音の違いについてはもっと工夫がするべきだったと正直思っています。

失格での梁山泊デビューとなってしまいましたが、ともあれ 御四方の評を頂けたことで
投稿に協力してくれた友人までが、喜んでくれています。
次回、参加できる機会がある時には、もっと余裕をもち規則に反さないよう気をつけます。
錚々たる作品と、審査・評価を堪能させてもらうことが出来たことに、重ね重ねお礼申し上げます。

ありがとうございました!

67 名前:にいちぇ ◆UQRl.WeFEk [sage] 投稿日:2006/01/08(日) 06:27:28 ID:pSou4HWq
>>62
ありゃま、あれ、カコぐどん先生の作でしたか。
作風変えてきたなあ。いや、そんなこともないか。
失格ではないんじゃないの?何分も遅れたわけじゃないし。
ボーッが良かった。(笑)


【得点】 1点
  • にいちぇ ◆UQRl.WeFEk:1点



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最終更新:2006年09月04日 09:49