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作品





そういえば



454 名前:そういえば [] 投稿日:04/02/16(月) 00:13 ID:GD0UaUn4

食べ飽きた料理でさえ
今は何よりもおいしく そう感じる

人生とは
不思議なものだ



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無題



455 名前: ◆./IUAzrbq6  [sage] 投稿日:04/02/16(月) 00:20 ID:mXUvnDPc

  むしゃり、とやって
  うん

  ぐびり、とやったら
  ぷはぁ

  そしたらもいっちょ
  むしゃり、とやって
  にんまり

  うん





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呑み下す



456 名前:呑み下す [] 投稿日:04/02/16(月) 00:57 ID:6jz9DPMf
  オレは食べるひとくちひとくち一口一口
  ダレも代わることのできないひとくちひとくち一口一口
  オレは生きるいちにちいちにち一日一日
  ダレも代わることのできないいちにちいちにち一日一日
  つらくなった時おもいだす感謝の心
オレはダレかのやったことを呑み下す

  食べるために生きているわけじゃないけれど
  生きてることを実感するひとくち一口
  一口がささえるいちにち一日
  いろんなコトを考える頭を
  満足させる一口
  思い出すことのできる一日



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ヘルシー・ライフ



457 名前:ヘルシー・ライフ [sage] 投稿日:04/02/16(月) 17:40 ID:XL8ZqSL8
洗いあげた一円玉
のような朝

冷蔵庫から取り出す
コンビニサラダ

こめかみをめぐる 快音
徹夜明けの 生野菜は
目のおくが 晴れわたる

給湯室で足を洗い
さあ うちに帰って
出勤だ

始発のエスカレーターは
無言の葬列を進む




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喰媒



458 名前:喰媒 [sage] 投稿日:04/02/16(月) 18:01 ID:QG4i21l6
胃を形成する
粘土質の液体で塗れた小部屋
そこに詰め込む
うっすらと笑った表情に
足首に近い細さを以って挑む
孕む肉体と壊死の匂いとを
匙でかき回して抉りとる
胎児にも似た姿で
それは紛れもなく存在する
丸ごと引きずり出して掲げるべきそのもの
噛み砕かれる側の意味
生観念の碇泊
溺れて溢れる寸前に目にする
食すと謂う行為



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正邪のレシピ



459 名前:正邪のレシピ(1) [sage] 投稿日:04/02/16(月) 18:11 ID:YPd4DmrV

るつぼで
石をたく
とろ火で3分
くつくつくつくつ
なみだが噴きこぼれないよう
弱火で
ヘロドトスが
ナイルの水でといた麻薬を打ちながら
ウガンダを迂回したところを捕獲すると
さらして
はらぼねをすきとる

ひとくち大に切りわけ
へたを落とし
皮をむく
輪切りにして
さらして
あくをぬくと
すあげにして
火がとおったら
たねとすじをとり
ふきとる


460 名前:正邪のレシピ(2) [sage] 投稿日:04/02/16(月) 18:12 ID:YPd4DmrV

そしてサロメの切り身で巻いてライ麦粉をうすくかけ
1600度の鉄であげる
表面がカリッとしたらひきあげ
あぶらを切り
あぶらをしいて
いためる

しんなりとしてとうめいになったら
正味紀元のせいで死んだ人の数をくわえさらにいためる
生きるすべジュース
薄口醤油
ローリエ
カンダタをくわえ
さらにマイナス5分間
にじるがぐにからむ濃度になったら
うつわにもりつけず
なべからちょくせつ
あなたの口へ


461 名前:正邪のレシピ(3) [sage] 投稿日:04/02/16(月) 18:13 ID:YPd4DmrV

たこ糸で亀甲しばりにしておいたあなたの
血のけをとばしてから
肺に注入
おこのみで
臓器と皮のすき間にくまなくタイムを詰め
弱火で約六千年間

あめいろになったら
包帯をほどき
薬味を一無量大数ほどくわえ
あらかじめお持ち帰りしておいたヤンママの
もううつろな瞳にやさしくキスを何回もくりかえせば
すぐにもみずみずしく挿入が可能な状態に

ひと晩ベッドで寝かせたら
そのあいだに
何度でも引越しましょう
本能にしたがい
ザーメンはあくまでも
エキセントリックな無国籍風味を失わないよう
いっきにぶちまけるのがポイントです

食後はイエティーなど入れて
今回のサプリメントの余韻を存分に堪能してください






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サーベルタイガー



462 名前:サーベルタイガー [sage] 投稿日:04/02/16(月) 23:07 ID:u3nY1M0M

血だらけの
けものの体をひきずり 草むらにこもれる
いつまでも赤い足跡は消えない

泥にまみれたりはしない
精神は削ぎおとさねばならない
その長いキバは
耳あたりのいい調べを噛み砕いたりはしない

振りしぼった四本の脚で
遠く糸を垂らす赤い凧にむかう
サーベルタイガーの死にゆく背中に
もう
憧れたりはしない




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日食



463 名前:日食 [sage] 投稿日:04/02/16(月) 23:29 ID:8ik2C+Rh
ソラを見上げれば
蝕まれていく太陽
暗くなる大地
蝕まれていく太陽
ますます暗くなる大地
大地が蝕まれていく
かのように 太陽が蝕まれていく
大地のうえの神話が蝕まれていくかのように
大地のうえの民族が蝕まれていくかのように
大地のうえの伝説が蝕まれていくかのように
大地のうえの国家が蝕まれていくかのように
大地のうえの社会が蝕まれていくかのように
大地のうえの政治が蝕まれていくかのように
大地のうえの家族が蝕まれていくかのように
大地のうえの教育が蝕まれていくかのように
大地のうえの夫婦が蝕まれていくかのように
大地のうえの生活が蝕まれていくかのように
大地のうえの二人が蝕まれていくかのように

しかし なにごともなく
明るくなる大地
ますます明るくなる大地




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私の食



464 名前:私の食 1/3 [sage] 投稿日:04/02/16(月) 23:57 ID:OtuKyzkn
体毛などが残りますと歯ざわりがよろしくありませんので
生の食材などは気持ちの悪い方もいらっしゃるかもしれませんが
食べられる方を第一に考えこれを丁寧にむしりとりましょう。
かなり大きなものですので各部位に分けて切り取っていきます。
頭部・四肢・胴体にわけ特に胴体はお腹を割いて内臓とりだしましょう。
次に食材を冷水で洗います。
最近の若い方でお米を洗う時に洗剤をつけてジャブジャブ洗う方がいらっしゃるようですが
冷水で丁寧に揉み洗いするだけで充分ぬねりよごれ等はとれますので
けっしてそのようなことはなさらないでください。この食材の場合は特に注意してください。
内臓も食べられます。臭みがありますからお箸でもなんでもかまいませんので
しっかり挟んで中の臭みの元をこすげとります。ここで差がでますので丁寧にしごいてください。
全体を洗えば少し水をきっておいておきます。
今回は鍋で調理いたしますのでまずさっとでよろしいのでダシをとります。
そして食べやすいように一口サイズに各部位を切りましょう。
一口サイズと言ってもさまざまですが煮崩れしない程度になるべく小さくします。
煮崩れするとせっかくの食材が見た目も悪く
鍋の底にちいさくいっぱいに溜まっていて結局食べない
となるともったいないということもあります。
まず火の通り難い四肢から入れて次に胴体・内臓を入れていきます。
頭部は旨味が凝縮されていますので他の食材に火が通りとろ火にしてからじっくりと煮込んでいきます。
食材から旨味がたっぷりとしみだしてきますのでよけいな味付けはなさらない方がよろしいでしょう。

465 名前:私の食 2/3 [sage] 投稿日:04/02/16(月) 23:59 ID:OtuKyzkn
不精、どころではない。もさもさに生えた髭。一週間ほど風呂に入っていない。
風呂どころかシャワーですら浴びておらず、まず鏡をのぞいていなかった。
しなやかだが次第に脂じみてくるこの毛。切っ先から何か垂れてきそうだ。
手の平の大きな男に熱い泡を塗りこまれてタオルで蒸される。すごく気持がちよかった。
耳の裏側からじょりじょりぶちぶちと聞こえてくる。いっそ快感だ。
軽くマッサージまでしてくれてその男は優しく俺の手を引いていった。
風呂だ。熱い風呂だ。まだ入っていなくとも分かる。風呂だ。それは風呂だ。
扉を閉められ-その向こうにいるのはわかっていたが-もう俺だけの風呂に入れると
かけ湯もそこそこに一気に湯船に飛び込んだ。・・・・・・っはぁぁぁぁぁぁあああ。
幸せだった。大きな息の後に小さく何度も息をもらした。おしっこももらしてやった。
もう生き生きと泡だらけの体をこすった。何度も湯をかけた。笑った。
目の前に鏡があった。手でこすりのぞいた。俺を見た。にじんだ俺を見た。
三十年ほど付き合ってきた顔。すこし間抜けに写っていたが確かに俺だ。
風呂場でみる自分はどうしてこんなにふやけた顔をしてるのか。
思いっきり笑顔してみた。にん。どうやら髪も剃られているようだ。
静かだった。笑顔だけが元にもどっていった。

467 名前:私の食 3/3 [sage] 投稿日:04/02/17(火) 00:01 ID:XBTgf162
今日の夕食は鍋だ。鍋。調理法としては融通無碍にして思わぬ味わいも得られ
それはけっこうなことなんだが問題は何をもってその調理をするか、だ。
自慢にもならぬがかつて世界中の高価でもの珍しいいわば珍味秘方は、くってきた。
四足で食わぬものは両親と机だけだというある民族よりも食に関しては貪欲に生きてきたつもりだ。
あちらに珍味あれば眼鏡ごとすっとび、こちらに一品あれば飽きるまで食う。
そういった食の探訪だけでなく私はみずから調理場に立つ。
磨ききったその室内には私という存在だけが頼りになる。
家庭料理も一通りこなすがゲテモノのたぐいでもためらいなくさばける。
しかしそれを私は食べない。医者が自らを診断しないように私も自らを食さない。
作る、とはコピーすることなのだ。他であれ自であれ。
調理は自分のためではないのだ。誰かに食べてもらうのだ。
でなければ、私は私を食することになる。
「その時」というものをぼんやりと見過ごしてはならない。うまいものには旬がある。
次などいつくるかわからない。いっそ「その時」を待つよりこちらから挑むのもいい。
今日の夕食は鍋だ。一般的だ。知らぬ者はいまい。
今、俺は興奮している。



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ふくじゅう



466 名前:ふくじゅう [sage] 投稿日:04/02/17(火) 00:00 ID:ZSKqDT+4
振りかえれば みずみずしい林檎
だけど僕はポテトチップスを食べる
洗練されていく流線型のなか つぎつぎ視界のそと流れてく自然界しりめ
彼女の人工的な白い肌にそそりたつ






ぽてち

ポテチ

ポテトチップス
             う      ま         い

    もっと
            振りかけて
                  フレイバー

               もっと
                    もっと
                          もっと

       もっと!!!!!





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最終更新:2006年09月10日 23:49