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作品





穏やかな夢を



641 名前:穏やかな夢を(1/2)[sage] 投稿日:03/01/30 11:13 ID:Ghwiuvgw

遙か遠くの地の果てに
厚いイバラに包まれて
皆に忘れられたまま
眠るお城がございます
高い塔ではお姫様が
つむに刺されて夢の中

せんだっては
ジェットエンジンしかけのつむ2本
姫の夢に現れました
リセットされる百年時計

この世のどこかで憎しみが
相手にぶつけられるたび
その憎しみはつむとなり
姫の指を刺すのです

宴に呼ばれなかった占い女
城に押し掛け呪いをかけた
姫はつむにさされて死ぬよ
最後の占い女は
かろうじて呪いを軽くした
いいえ死にません眠るだけ
穏やかな夢を百年見たら
姫は目覚めるでしょう



642 名前:穏やかな夢を(2/2)[sage] 投稿日:03/01/30 11:13 ID:Ghwiuvgw

しかたがないと嘆くかわりに
夢見てごらん 百年間
夢みてごらん 登記簿のない土地
夢みてごらん 争いをやめた人々
夢みてごらん かろうじて自分である日々

若者よ
姫に会いに行きましょう
その日が百年目かもしれない
たとえイバラにとらえられ
むごい最期をとげようとも
城が目覚めたあかつきに
残るお前の白い骨
拾う者があるでしょう




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ゆめのまぼろし



643 名前:ゆめのまぼろし[sage] 投稿日:03/01/30 12:31 ID:8S97P5Ke
横を向いている君の頬をただ見つめていた
普通のひとの愛の形を何も知らないまま
ただ君を好きだと思う心の動かすまま

あの日ひとりの部屋のなかで塞ぎ込んでいた
君の言葉がわからなくて自分を責めていた
君が住む普通という名の箱に
体押し込もうと
肩を削いだ

この夜に瞳を閉じれば 横たわっているゆめのまぼろし
消せないと知りながらも ぼくは胸に鑢(ヤスリ)をかける
君に近づきたかった




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ムセッソーな夢



644 名前:ムセッソーな夢[] 投稿日:03/01/30 14:41 ID:kpXWJd+0
小学校の作文で将来の夢はイグアナになることです!
といっていた細田くんはいま
とおい街で大学病院に勤めているらしい
と同窓会名簿で知った。同じ課題の作文にわたしの夢は何
と書いたのだだろう。覚えていないのは平凡だったからだ
と思い至った自分はそういえばまだ何者にもなっていなかった。

ところで今何時?
と急いでスゥォッチを見る
と、二時だ、急げ、遅れたなら、自分の将来はないぞ!
というわけも全然なくて、ただのデイトなもんだから
とろとろと着替えて、とことこと歩きだそう。

とんでもないところにイグアナっているもんだなぁ
と、思ってしまったのは、電柱の上にそれを見つけたからで。

とって、誰か、とって
と願っても、道行く人々は誰もそんなところに気づいてないし
とんでもないイグアナはただ置物のようにじっとしているだけだし。

とろぉりと雪が溶ける音の聞こえちまいそうな
とっても暑い冬の日だから
とんでもないことを想像してしまう
とっとと夏がやって来たんじゃないか、春をすっ飛ばして
とかいう妄想で、足元は南国のらっくえーん。


645 名前:つづき![] 投稿日:03/01/30 14:42 ID:kpXWJd+0

とんだ、イグアナが、とんだ
とべたのね、イグアナ。西の空へ
と見えなくなった。

西っていうと細田くんの暮らしている街だよね
と思い至ったわたしは、今日のデイトをすっぽかして西へ
と向かった。

それはもう、わたしならではの突発的な突撃行為だ
もしかしたら小学校の作文、平凡だったのではなくて
なにも書かなかったのかもしれない。

なにもないところには、なんでも入って来る
もう「と」で始めることは、もうやめて
わたしは細田くんの家へ押し掛けていくのだ
だって「小」で始まった世界じゃない。

なにしに来たの?

聞かれたら、こう答えるまでよ。

  イグアナに導かれて

ムセッソー、嬉しそう
歩くわたし、軽くはだし
夢が跳ねた、うさぎはねられた
うさぎ、はねられた!




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夢世界



646 名前:夢世界[] 投稿日:03/01/30 15:40 ID:5Ag18fCG

不安定な矛盾成立ドラマの
継ぎ接ぎだらけに誘われて
今日は寂しさを語り出す
飢えに飢えて飢え浸り
不謹慎にイケナイトキメキ
笑顔も見えない優しさに
無情にもチャンネル変わる
カラスの餌付けも楽しく
本当の僕にまた会えます






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午睡



648 名前:午睡(1/2)[sage] 投稿日:03/01/31 00:38 ID:U1B6GLkT

父さんライオンは
たらいみたいなあくびをして
目をつぶります

母さんライオンも
洗面器みたいなあくびをして
目をつぶります

チビちゃんライオンも
やっぱりコップみたいなあくびで
目をつぶります


母さんライオン達の狩りのあと
家族みんなで
木陰に寄り添っています

午睡(シエスタ)
まどろみの時間です






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賞味期限



650 名前:賞味期限[] 投稿日:03/01/31 02:36 ID:/0YYRV+E

夢に賞味期限はありますか?
ないですよね
自分で決めない限り
たまに酸っぱい思いをしますが
それはまだ期限内という証拠です
勘違いして捨てないでくださいね
夢に賞味期限はありません
自分で決めない限り





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夢からさめて



651 名前:夢からさめて[] 投稿日:03/02/01 01:20 ID:DqiPkeTQ
夢からさめたころ
心を真っ白にしたままで
美味しい炭酸水のあるあのお店まで
顔を意識して少しだけ上向きにしたまま
ゆっくり歩いていました

街並はただ陽光に白く答えて
生身の生き物である私との距離をやさしく保ち
あの頃の心のままの私を
すっかり需要の途絶えた公衆電話の傍らに
置き去りにしたままで季節が変わるのを見つめています

かつて私の中で膨らんだ想いが
一体いつ頃そこを抜けでたのかなんて
どうでもいいこと
ストローを回すほどにほら
少しだけ重ねた時を
遊べているもの




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ゆめうつつ



653 名前:ゆめうつつ (1)[sage] 投稿日:03/02/02 02:46 ID:PxDDsiXb
―――夏日が来る
風鈴の音色を気高く乗せて。

くたくたと くたびれたシャツが ゆっくりと歳を重ね
ぼそぼそと 大きなラジオが小さく何かを 呟きつつ

鈴生りに林檎
昔日の面影は いつの日かに異国へと還る

それでも

―――果実が成る
たぷり と生命の色を抱え込んで。

うとうとと 僕の瞼が重力に従い
さらさらと 撫で肩の僕を 涼風が心地よく愛撫する

  (あの日の父 の姿はもう僕の目には映らなくなり
   それと同じく あのシャツは未だ 顔色を変えない)




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ゆめのくに



655 名前:ゆめのくに 前[sage] 投稿日:03/02/02 03:45 ID:ir6uJg1x
「ご来園のみなさまに申しあげます誠に申し訳ございませんが当遊園地「ゆめのくに」は後10分をもちまして本日の観覧を終了させてもらいますご来園ありがとうございましたまたのお越しをお待ちしておりますお忘れ物のないようお気をつけてお帰りください
ご来園のみなさまに申しあげます当遊園地「ゆめのくに」は後10分をもちまして…」


そして涙があふれた


「チャンチャチャ、チャチャチャチャチャァ~ン!ご来園のみなさま!ここ「ゆめのくに」はみなさまに楽しんでいただける愉快なこでいっぱい!すべての催しものは「とてつもぽうる」を見せるだけでOK!全部まわれるかなぁ~うふふ!
いちいち入場券買うのめんどくさぁ~いというアナタ!「ゆめのくに」では会員さま大募集!これは年会費を払っていただいて後は専用の「とてつもぽうる」でフリーパス!なんと年会費は…」


目覚めたから泣いたのか 泣いたから目覚めたのか 灰色の思考はただ枕だけを求めた


656 名前:ゆめのくに 後[] 投稿日:03/02/02 03:49 ID:uLQXml/t
「♪たっのしいネうれしいネゆかいなゆかいなゆめのくに~くびふりうきうきなにぬねの~みんなのゆめをかねえようー
それっ!ふわふわマシーン~
それっ!いきいきコースター~

とてつもぽうるが、やってきた~
(台詞):ここでは涙はいらないんだだから抱き締める必要もないんだよ手をとりあうこともなくそれぞれがそれぞれらしくうきうきしてればいいんだよ あはは:
それっ!ひとりでうきうき~
それっ!みなぎるパワー

とてつもぽうるが、やってきた~」


幸せが減るたびに ため息をついた 乾燥した空気にむせて笑う 

「いかんねー。会員を増やさないと。え?あはは。もうこないよ、あれは。天災だよ、あれは。夢が見れなくなるなんて。とんだ災難だ…ま、そのおかげでうちはやってけるんだけどな…ぐわははははははっ!」


たとえば整理のつかない部屋たとえば消せない落書きたとえば死なない醜いあの子たとえば醒めない現実

確実に生きている
どうしようもなく
いきている

それがいやだ

死にたい


涙をふきおえた俺は 今日こそアソコへ行くのだろうと思いつつ きしむベッドから降りた




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最終更新:2006年09月15日 03:45