prepress-tips

構造と処理を別の言語で書いて組合せる

最終更新：2008年12月02日 11:10

prepress-tips

- view

管理者のみ編集可

　同じソースの中で構造は日本語プログラムで処理は通常のプログラム言語で
　書いて組合わせてみます。

最終更新日時： 2008/12/02

概要

記述法

記述のイメージ

変換プログラム（ story_to_pl.txt ）

※ このページはソースの書式を変えてみるのつづきです。
※ 実利用できるようさらに検討したものは → 構造と処理を別の言語で書いて組合せる２

Edit

概要

次のようなプリプロセッサを使ってプログラムを作ってみる。
1. / ? * で始まる行を構造を記述する言語で書かれた部分と判断し
2. その他の行を通常のプログラム言語（ perl, javascript, java など）で
  書かれた部分と判断して
3. ソースコードに変換する。
そうするとプログラムを次のように作ることができる。
1. まずプログラムの構造を日本語シンボルを使って書き（構造の記述）
2. 日本語シンボルを自動抽出して一覧を作り
  それらの詳細をプログラミング言語で書き足す（処理の記述）。
3. そうすると自動変換してプログラミング言語のコードができ上がる。

記述法

構造の記述
日本語のシンボルで記述する。
- シンボルは空白で区別する。
- 引数は ( ) による表現も可能とする。
使用する構文
- ならば
- そうでなければ
- かつ
行頭の記号
- /? 注釈 ‥‥ 注釈
- ? シンボル ‥‥ 日本語シンボルの定義
- / 処理の記述 ‥‥ 日本語シンボルによる処理の記述
- // 処理の注釈 ‥‥ 注釈による処理の記述
- * シンボル / 識別子 ‥‥ 日本語シンボルの置換の定義
- * シンボル / ‥‥ 日本語シンボルのコードへの置換の定義
- ? シンボル / 識別子 ‥‥ 日本語シンボルとその置換を同時に定義
- ( ) ‥‥ 引数を記述
- (? ) ‥‥ 省略された引数を記述
- use ファイル名 ‥‥ 参照するファイルの指定

記述のイメージ

wgc_story.txt ‥‥ 構造の記述
wgc_list.txt ‥‥ シンボルの一覧
wgc_pl.txt ‥‥ 処理の記述（意味的に並べ直したもの）
wgc.pl ‥‥ でき上がるコード（自動変換されたもの）

wgc_story.txt

/? したいことは ‥
    // wgc問題を解く
        / タイトル を表示する
        / 初期状態 からgoalseekerで解く
        / 解 を表示する
        / 終了する
    ? 初期状態
        / 解 と 状態の推移 を初期化する
        / 状態 ( "wgcf" )

/? goalseekerを使うにあたって ‥
    ? ゴールか
        / ""か
    ? どんなアクションが可能か
        / もし fがいる ならば どれか１つ
        / そうでなければ 反対側 のどれか１つ
    ? アクション a を実行したあとの状態は
        / 新しい状態を用意する
        / もし fがいる ならば fとaを除く
        / そうでなければ fとaを加える
    ? 守らなくてはいけないことは
        / もし fがいる ならば wgのどちらかがある かつ gcのどちらかがある
        / そうでなければ wgがともにない かつ gcがともにない
    ? ゴールですることは
        / 解 に 状態の推移 を加える
    ? 新しい状態ですることは
        / 状態の推移 に 状態 を加える
    ? 前の状態に戻すには
        / 状態の推移 から最後の状態を除く
    ? 状態を一意に表現するには
        / 状態 を文字ごとに分解・ソートして並べ直す

use wgc_pl.txt

wgc_list.txt

/? 使われているシンボルは ‥

/? したいことは ‥
    ? タイトル / 
    ? を表示する / 
    * 初期状態 / 
    ? からgoalseekerで解く / 
    ? 解 / 
    ? 終了する / 
    ? 状態の推移 /
    ? を初期化する /
    ? 状態 ( "wgcf ) / 

/? goalseekerを使うにあたって ‥
    * ゴールか / 
    ? ""か / 
    * どんなアクションが可能か / 
    ? もし / 
    ? fがいる / 
    ? ならば / 
    ? どれか１つ / 
    ? そうでなければ / 
    ? 反対側 / 
    ? のどれか１つ / 
    * アクション a を実行したあとの状態は / 
    ? 新しい状態を用意する / 
    ? fとaを除く / 
    ? fとaを加える / 
    * 守らなくてはいけないことは / 
    ? wgのどちらかがある / 
    ? かつ / 
    ? gcのどちらかがある / 
    ? wgがともにない / 
    ? gcがともにない /
    * ゴールですることは / 
    ? に / 
    ? を加える / 
    * 新しい状態ですることは / 
    ? 状態 / 
    * 前の状態に戻すには / 
    ? から最後の状態を除く / 
    * 状態を一意に表現するには / 
    ? を文字ごとに分解・ソートして並べ直す /

wgc_pl.txt

/? シンボルの詳細は ‥

/? 構文

    * もし((.|\s)*?)ならば((.|\s)*) / if($1) {$3 }
    * そうでなければ((.|\s)*) / else {$1 }
    * かつ / &&

/? ライブラリから

    ? ( ？ )を表示する / msg( $1 )
        print $_[0]."\x0a"; $debug = 1;

    ? ( ？ )からgoalseekerで解く / goal_seeker( $1 )
        my ( $state, $ready, ) = @_; $state || return; $ready || ( $twice = {} );
        ! $twice->{ $state->unique } && $state->constraint || return;
        $state->goal && ( $state->goal_lambda, return ); $state->lambda;
        $twice->{ $state->unique } = 1;
        map do { goal_seeker( $_, 1 ); }, map do { $state->Delta( $_ ); }, $state->Actions;
        $twice->{ $state->unique } = undef;
        $state->lambda_back;

    * 終了する / 
        exit( 0 );

/? goalseekerを使うにあたって ‥

    * 初期状態 / InitialState()

    * ゴールか / goal
    * どんなアクションが可能か / Actions
    * アクション a を実行したあとの状態は / Delta
    * 守らなくてはいけないことは / constraint
    * ゴールですることは /goal_lambda
    * 新しい状態ですることは / lambda
    * 前の状態に戻すには / lambda_back
    * 状態を一意に表現するには / unique

/? wgc問題について ‥

    ? タイトル / title()
        'wgc問題を解く';

    * 解 と 状態の推移 を初期化する /
        $answer = "";
        $sequence = "";

    ? 状態 *[(]( ？ )[)] / State( $1 )
        bless { state => $_[0] };

    * ""か /
        $_[0]->{state} eq "";

    ? fがいる / f_in( @_ )
        $_[0]->{state} =~ /f/;

    * どれか１つ /
        split "", $_[0]->{state};

    ? 反対側 / opposite( @_ )
        my $all = "wgcf";
        $_[0]->{state} eq "" || ( $all =~ s/[$_[0]->{state}]//g );
        $all;

    ? ( ？ )のどれか１つ / one_of( $1 )
        split "", $_[0];

    * fとaを除く /
        $_[0]->{state} =~ s/[f$_[1]]//g; $_[0];

    * fとaを加える /
        $_[0]->{state} .= $_[1] eq 'f' ? 'f' : 'f'.$_[1]; $_[0];

    ? ( ？ )のどちらかがある / contain( @_, '$1' )
        $_[0]->{state} =~ /[$_[1]]/;

    ? ( ？ )がともにない / not_contain( @_, '$1' )
        my @a = ( $_[0]->{state} =~ /[$_[1]]/g );
        return @a != 2;

    * 新しい状態を用意する /
        $_[2] || ( return State( $_[0]->{state} )->Delta( $_[1], 1 ) );
        $debug && print "-$_[1]\x0a";

    * 状態 を文字ごとに分解・ソートして並べ直す / 
        join "", sort split "", $_[0]->{state};

    ? 解 / $answer

    ? 状態の推移 / $sequence

    * 解 に 状態の推移 を加える /
        $answer .= $sequence.' → '."\x0a";
        $debug && print "$_[0]->{state}\x0a";

    * 状態の推移 に 状態 を加える /
        $sequence .= ( $sequence ? ' → ' : "" ).$_[0]->{state};
        $debug && print "$_[0]->{state}\x0a";

    * 状態の推移 から最後の状態を除く / 
        $sequence =~ s/ → \w+$//;

wgc.pl

# したいことは ‥
    { # wgc問題を解く
        # タイトル を表示する
            msg( title() ) ;
        # 初期状態 からgoalseekerで解く
            goal_seeker( InitialState() ) ;
        # 解 を表示する
            msg( $answer ) ;
        # 終了する
            exit( 0 );
    }
    sub InitialState { # 初期状態
        # 解 と 状態の推移 を初期化する
            $answer = "";
            $sequence = "";
        # 状態 ( "wgcf" )
            State( "wgcf" ) ;
    }

# goalseekerを使うにあたって ‥
    sub goal { # ゴールか
        # ""か
            $_[0]->{state} eq "";
    }
    sub Actions { # どんなアクションが可能か
        # もし fがいる ならば どれか１つ
            if( f_in( @_ ) ) { split "", $_[0]->{state}; } 
        # そうでなければ 反対側 のどれか１つ
            else { one_of( opposite( @_ ) )  } 
    }
    sub Delta { # アクション a を実行したあとの状態は
        # 新しい状態を用意する
            $_[2] || ( return State( $_[0]->{state} )->Delta( $_[1], 1 ) );
            $debug && print "-$_[1]\x0a";
        # もし fがいる ならば fとaを除く
            if( f_in( @_ ) ) { $_[0]->{state} =~ s/[f$_[1]]//g; $_[0]; } 
        # そうでなければ fとaを加える
            else { $_[0]->{state} .= $_[1] eq 'f' ? 'f' : 'f'.$_[1]; $_[0]; } 
    }
    sub constraint { # 守らなくてはいけないことは
        # もし fがいる ならば wgのどちらかがある かつ gcのどちらかがある
            if( f_in( @_ ) ) { contain( @_, 'wg' ) && contain( @_, 'gc' ) } 
        # そうでなければ wgがともにない かつ gcがともにない
            else { not_contain( @_, 'wg' ) && not_contain( @_, 'gc' )  } 
    }
    sub goal_lambda { # ゴールですることは
        # 解 に 状態の推移 を加える
            $answer .= $sequence.' → '."\x0a";
            $debug && print "$_[0]->{state}\x0a";
    }
    sub lambda { # 新しい状態ですることは
        # 状態の推移 に 状態 を加える
            $sequence .= ( $sequence ? ' → ' : "" ).$_[0]->{state};
            $debug && print "$_[0]->{state}\x0a";
    }
    sub lambda_back { # 前の状態に戻すには
        # 状態の推移 から最後の状態を除く
            $sequence =~ s/ → \w+$//;
    }
    sub unique { # 状態を一意に表現するには
        # 状態 を文字ごとに分解・ソートして並べ直す
            join "", sort split "", $_[0]->{state};
    }

# シンボルの詳細は ‥

# 構文

# ライブラリから

    sub msg { # ( ？ )を表示する 
        print $_[0]."\x0a"; $debug = 1;
    }

    sub goal_seeker { # ( ？ )からgoalseekerで解く 
        my ( $state, $ready, ) = @_; $state || return; $ready || ( $twice = {} );
        ! $twice->{ $state->unique } && $state->constraint || return;
        $state->goal && ( $state->goal_lambda, return ); $state->lambda;
        $twice->{ $state->unique } = 1;
        map do { goal_seeker( $_, 1 ); }, map do { $state->Delta( $_ ); }, $state->Actions;
        $twice->{ $state->unique } = undef;
        $state->lambda_back;
    }

# goalseekerを使うにあたって ‥

# wgc問題について ‥

    sub title { # タイトル 
        'wgc問題を解く';
    }

    sub State { # 状態 *[(]( ？ )[)] 
        bless { state => $_[0] };
    }

    sub f_in { # fがいる 
        $_[0]->{state} =~ /f/;
    }

    sub opposite { # 反対側 
        my $all = "wgcf";
        $_[0]->{state} eq "" || ( $all =~ s/[$_[0]->{state}]//g );
        $all;
    }

    sub one_of { # ( ？ )のどれか１つ 
        split "", $_[0];
    }

    sub contain { # ( ？ )のどちらかがある 
        $_[0]->{state} =~ /[$_[1]]/;
    }

    sub not_contain { # ( ？ )がともにない 
        my @a = ( $_[0]->{state} =~ /[$_[1]]/g );
        return @a != 2;
    }

    $answer; # 解 

    $sequence; # 状態の推移

変換プログラム（ story_to_pl.txt ）

使ってみるときは、全角の＜を半角に変えてから（２箇所あります）、
ソースの書式を変えてみる２の txt_to_pl.pl を使って story_to_pl.pl を作って
ください。
※ 単純な構文しか処理できません。不足する機能は補って使ってください。

story_to_pl.txt

html2 plugin Error : このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。

Edit

「構造と処理を別の言語で書いて組合せる」をウィキ内検索

人気記事ランキング

最近更新されたページ

急上昇Wikiランキング

急上昇中のWikiランキングです。今注目を集めている話題をチェックしてみよう！

人気Wikiランキング

atwikiでよく見られているWikiのランキングです。新しい情報を発見してみよう！

新規Wikiランキング

最近作成されたWikiのアクセスランキングです。見るだけでなく加筆してみよう！

全体ページランキング

最近アクセスの多かったページランキングです。話題のページを見に行こう！

構造と処理を別の言語で書いて組合せる

概要

記述法

記述のイメージ

変換プログラム（ story_to_pl.txt ）

更新履歴