三好

三好(みよし)



関東衆英会組長。温厚な老人といった風貌だが、肩書きの示す通り、正真正銘のヤクザの組長。
仁義を重んじる性格で、言動からも器の大きさがうかがえる。
影虎にヤミ金強奪事件の犯人である犬居清忠らの始末を依頼していた。
しかし、その後影虎が罠に嵌まり拘束されてしまい、彼を助けるためにアゲハ達に小刀を託す。
天樹院エルモアは、昔自身の運勢を占ってもらった事から知り合った知人で、八雲祭とも顔見知りらしい。

犬居の山荘事件後、捕まえたハルヒコを始末する予定だったらしいが、影虎の説得により断念。
彼が「けじめ」として自らの片腕を切り落とそうとした瞬間、怒声を上げて刃を素手で掴みおさえ、血と涙を流しながら影虎の頼みを聞き入れたところから、
極道としての非情さと受けた恩を忘れない仁義を持ち合わせているのは確かである。

なお、余談ではあるが関東衆英会の長であるならば「三好組長」ではなく「三好会長」と呼ばれる立場にあるはずなので、
彼は関東衆英会の二次以上の団体の長である可能性がある。(会長でありながらあえて主軸となっている組の長を名乗っている可能性も否定できないが)
ちなみに極道世界には直参、直系、組内組といった区分や、若頭、舎弟頭、補佐、本部長、風紀委員、若衆といった数多くの身分や肩書きがある。
三好が関東衆英会内ではどの地位にいる人物なのかは不明だが、海外マフィアを後ろ盾にしている濁業會を相手に一歩も引かないことから、
かなり大きな力を持った団体であるといえよう。

小説第1巻にも登場。
濁業會との抗争を見越し、自らの孫娘である「鳴宮阿澄」の警護を影虎に依頼するのだが……。


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最終更新:2023年08月09日 13:13
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