夢路晴彦(ゆめじ はるひこ)
ヤミ金融金庫連続現金盗難事件の実行犯の一人。作中では名前を「
ハルヒコ」と表記される事もある。
生粋のサイキッカーで、
サイレン世界の事は知らない。
東雲嵐とは高校の頃からの腐れ縁。また、事件を起こす以前から
犬居清忠とは知り合いであったようだ。
現金盗難に加担していた理由は、嵐同様、
東雲千架の治療費を稼ぐためであった。
作中から見て取れる性格は、好戦的で激情家。考えるよりも体が動くタイプ。
PSI能力は電気ショック系の「
電磁'n(ショッカー)」。嵐の「
トリック・ルーム」とのコンビネーションにより、敵を電磁波で中身から焼き尽くすことが可能。
その他にも、敵のPSIの発動をキャンセルすることが可能な「ショットガン・ボルト」や、目くらましも可能な「ホワイト・ショック」などの派生技もある。
エルモア・ウッドの子供達が自分達を追い山荘を包囲した際は、相手が子供だと知り攻撃を躊躇した嵐とは異なり、全く動じず攻撃をしかけた。
しかし、最終的には、
天樹院シャオの「
心羅万招」により心を読み取られ、「彷徨い泣き続ける黒い猫」と称されて挑発に乗り、一蹴されてしまう。
事件が解決してからは、
雹堂影虎の体を張った嘆願もあって罪を許された。
その後は半ば強制的に影虎の
はるかぜ学園の調査に同行する事になり、反発しながらも嵐と共に彼のサポート役を務める。
影虎が
ジュナスとの戦闘で危機に瀕した際それを救うも、自身の戦闘経験や実力が不足している事を痛感する。
とはいえ、エルモア・ウッドたちとの対決を繰り広げ、影虎と共にジュナス追撃に同行したことからライズも多少は使えるようで、
ヤクザを相手にうまく立ち回っていたことからサイキッカーとしての素質は十分。
サイレン世界の晴彦
4thゲームのサイレン世界では、「
根」で、電磁'n(電力貯蔵用に改良を加えている)を活かして水力発電では足りない電力の供給をしており、自称「"根"の生活を守る真の救世主」。
マリーに言い寄ろうとして千架達に即刻阻止されるなど、女好きで陽気な青年として描かれている。
前述の事件以降、嵐同様心を入れ替えており、自分達を救ってくれた影虎に対しては強い恩義を抱いている。
5thゲームで
W.I.S.Eが根に侵攻してきた際は
バーリィと交戦し、両腕を骨折するも勝利する。
サイレン大気によってサイキッカーの才能が完全に開花したのか、1000人分の生活を賄える根の電力を5日分充電し終えた後でもでまるで疲弊した様子は見られなかった。
(根の内部は住人が暮らせる居住区以外にも空調設備や養殖プラントなどかなりの電力消費量があるはずなのだが、それでもハルヒコは苦もなく電力を供給している)
さらに、ライズにはかなりの自信をもっていたはずのバーリィを真正面から打ち破るだけのライズを持っていた(やや辛勝気味ではあったが)ことから、
ライズ、バースト共に大きく成長し現代での彼とは比べ物にならないほどの次元に達していた。
最終更新:2012年01月15日 15:10