犬居清忠

犬居清忠(いぬい きよただ)


ヤミ金融金庫連続現金盗難事件の中心人物。自身を追う雹堂影虎を罠に嵌め、山荘に連れ去った。
顔にある痛々しい縫い跡とぐるぐる巻きにされた包帯が印象的な容姿を持つ。
「痛み」を「幸福」と置き換えて読んだりする極度のマゾヒスト。
自らの右手首付近に「病苦」という文字を描いている(刺青なのかペンで描いたものなのかは不明)ところからも彼の「痛み」への執着がうかがえる。
また、弟・三郎に度々暴力を振るっているが、弟を傷つけてもいいのは自分だけだと主張するなど、重度の(というよりも歪んだ愛情を持った)ブラコンでもある。
アジトとしていたアパートの部屋の壁に多数の落書きをしている。
影を操って攻撃する事が出来るが、その本質はダメージを受けることでプログラムを組み込むPSIアングリー・ゴーリー(以下ゴーリーと記述)」。

影虎を救出する為に山荘にやって来た夜科アゲハとの戦いの序盤ではゴーリーを発動させるためにアゲハの攻撃を受け劣勢を装っていた。
その後、本来の力を現しゴーリーを発動。アゲハ、カイルと2対2の死闘を演じることとなった。
ライズと戦闘センスはかなりのもので、アゲハに滅多打ちにしていたと見せかけているだけで(気絶するような強打は全て避けつつダメージをわざと受けていた)
ゴーリー発動後はアゲハのパンチを受ける瞬間にライズを強化してダメージを軽減、さらに余所見をした一瞬の隙を突き包帯でアゲハの首を絞めあげるなど、
戦い方においても並の素人とは一線を画しており伊達に悪行を重ね続けてきたわけではないようだ。
ライズの面でアゲハの優位に立っていたものの、失神させるだけという手緩い判断を改めたアゲハと奥の手を使用したカイルのチームプレーに敗れて捕縛される。

実はW.I.S.Eの構成員であると発覚するが、天戯弥勒により記憶改竄と洗脳を施されており、W.I.S.Eや弥勒に関して具体的に知っている事はほとんどなかった。
弥勒にとっては暇つぶしの玩具でしかなかったようで、以上のことが発覚した直後に口から生命の樹を生やされて殺された。
洗脳されていた影響によるものなのか自分のことを「僕」、「私」、「俺」と呼んだり、
相手の事を「お前」、「君」、「アンタ」や名前でと呼んだりと一人称及び二人称が定まってはいなかった。


盗難事件を起こす以前から夢路晴彦とは知り合いで、晴彦曰く「知り合った時はあんなにブッ飛んだ人じゃなかった」とのこと。
単行本6巻のおまけページにおいて昔の犬居と思われる人物のラフ画が描かれている。

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最終更新:2023年08月09日 13:14