前回では、2色ツモにおける市松模様状の捌き方について述べました。これが市松模様の法則の出発点となる考え方ですが、この項ではより発展的な内容について述べます。
一色市松模様
市松模様の法則が適用できるのは2色ツモの時だけではありません。多色ではあるけれど、特定の1色が過剰に来ている場合にも有効です。市松模様にするというより、斜めの位置関係を重視すると言った方が良いのかもしれません。
また2色連鎖とは状況が異なるのでガチガチの挟み込みにする必要がないどころか、同色や鶴亀、クッション式多重折りなどさまざまな要素を盛り込むことができます。
大量の黄色を捌いた例。
多色市松模様
今度は2色や特定1色ではなく多色で斜めの位置関係を重視してみるという話です。
第2
折り返し以外は特に何てことない普通の形に見えますが、これ、土台上部のあらゆる箇所で、「同色斜めの位置関係」が意識されていることが何となく分かるでしょうか。このような意識で色を置いて行くと、自然とタブーとぶつかりにくいような気がします。その理由はうまく説明できませんが。
もう一つ面白い例。
この階段の土台の上に同色斜め関係で色を置いて行くと・・・
鍵段になります。
その逆発火点を維持したままNov式に発展させることも。
(以上はあくまで理想的なツモが来た場合ですが)
結局
「菱型の法則」って結局こういうことなんじゃないかなという気がします。「市松模様の法則」というワードを思いついた瞬間から、まあ菱型法則と似たようなものだろうとは思っていましたけれどもね。
菱型の法則も「同色の斜めの位置関係」を重視していますよね。互いに繋がらない4つのぷよを置いてどうするんだろと、最初見た時は思っていましたが、このそれぞれの赤がその後の連鎖構築で徐々に生きてくると。タブーも自然と回避でき、それぞれに役割も与えることができる。
くまちょむさんによる
昔のページのアーカイブを読むと、菱型法則は元々、土台の上の余分なぷよをどう置くか、ということから始まっていたようです。その際に同色斜めの位置関係でぷよを置いておけば、自然と配色におけるタブー回避にも繋がるし、その後の展開における個々のぷよの役割方針が明確化しやすい。色々な利点があるということなんでしょうね。
あとは同色斜め関係の好例を他にも幾つか。
ほすけさんが以前
自身のぷよブログで述べていたテクニックについて触れます。例えば次の赤を暴発させたくない形。
あえてその5列目に赤を置いてしまうことによって、むしろ赤の暴発リスクを軽減できます(その代わり赤を必ずクッションに組み込む義務も生じますが)。
この例も、赤を斜めの位置関係に置きに行ったことによる効能と言えるのではないでしょうか。
liveスペシャル。時々お世話になっています。
完全な市松模様というわけではありませんが、連鎖尾の黄色と青が互いに斜めの位置関係に置かれています。このため個人的には「X字連鎖尾」とも呼んでいました。
コレの何が良いかというと、最下段の青L字の方向が逆でも一向に構わず繋がってくれるという点です。段差のズレ方を大して気にすることなく伸ばせるため、緊急時の2列連鎖尾付け足しとかに重宝するわけです。
斜めの位置関係に置くぷよ。色々と隠れた秘密がありそうですね。
まとめ
- 市松模様の法則(同色斜めの位置関係の配置)は2色ツモだけでなく、
・特定1色の過剰出現時にも
・多色全体に対しても
適用できる。
- 同色斜め置きには様々な長所や可能性が隠されている。
もちろん、これも以前の
多色と少色の話と併せて、その時の状況によって使う使わない場合等あると思います。多色市松模様などは比較的シンプルな形を目指す時の方が適用できそうです。超不定形では色を斜めに避け合うどころか、互いにぶつけ合うような色の置き方をしたりもしますからね(だから多色が必要なんだけれども)。そこは好み次第ということで。
最終更新:2015年12月12日 14:13