時空管理局・本部
星井美希(以下美希)「ハニー、ちょっと聞きたいことがあるんだけど・・・」
深澤勇樹(以下勇樹)「何だ?」
美希「ハニーはどうやって時空連邦の司令になったの?」
勇樹「あ・・・そっか、美希には話してなかったか。」
美希「ねぇ~え、教えてなのぉ~!」
勇樹「わかったよ、今教えるから。あれは、俺が時空管理局の魔導師として働いていた時だった・・・。」

イレギュラー・ダイナモの戦い、空中戦艦爆発事件の後、勇樹は時空管理局で任務を続けていた。そして、リンディ・ハラオウン提督が、勇樹に話しかけてきた。

リンディ・ハラオウン(以下リンディ)「お疲れ様、勇樹君。」
勇樹「リンディ提督。どうかなされたんですか?」
リンディ「あなたの転属先を、勇樹君の故郷である地球にしようと決めていたの。」
勇樹「転属先が地球・・・?」
エイミィ・リミエッタ(以下エイミィ)「勇樹、もしかして知らなかったの?」
勇樹「・・・何が?」
エイミィ「地球の地球連邦平和維持軍と、ミッドチルダの時空管理局が手を結び、『時空連邦平和維持軍』になったのよ?」
勇樹「そ・・・そうだったのか!?」
そう、勇樹だけは全く知らされていなかったのである。そして、詳しい事情を勇樹に話すリンディ。
リンディ「・・・説明は以上よ。」
勇樹「了解しました。早速、時空連邦本部に向かいます。」

そして地球・イギリス・パリに存在する、時空連邦本部に向かった勇樹。
総司令「やぁ、キミが本部に配属する勇樹君かね?」
勇樹「はい。深澤勇樹と申します!」
総司令「深澤勇樹・・・もしかして、勇樹君か!?」
勇樹「そうだけど・・・って、え!?磐田先生!?」
総司令・磐田和彦(以下磐田総司令)「久しぶりだな!まさか管理局で魔導師をやっているなんて、思わなかったよ!」
勇樹「岩田先生こそ・・・どうして司令官を務めているんです?」
磐田総司令「実は、教師というのは仮の姿で、実際は連邦軍の司令官を務めているんだ。」

磐田和彦、それは勇樹の母校である高等学校での、勇樹の担任教師であった。趣味が勇樹と共通しており、放課後では模型の改造を手伝ってくれた人物でもある。勇樹が高等学校を卒業した際、同時に教師を退職した。そして、地球連邦軍の司令となったのである。

そして、勇樹が配属してから3ヶ月が経過した。
磐田総司令「イギリスの生物研究所の地下に、過去の戦争で造られた生物兵器ディガウドの生き残りを確認した。今回はその生き残りを秘密裏に葬り去る任務だ。」

1ヶ月前、深夜のイギリスで人間が何者かに食い殺される事件が発生している。偶然、その犯行を目撃した連邦兵士は、その犯人を捕まえることに成功。その正体は、旧イギリス軍が化学実験で作り出した、生物兵器「ディガウド」である事が判明した。

磐田総司令「今回の任務は私も参加する。所在も確認した。」
勇樹「(先生が直に参加するのか・・・)」
磐田総司令「総員に告ぐ!・・・死ぬなよ。」
連邦兵士達「了解!!!」

こうして勇樹たちは、イギリスの生物研究所へ向かった。
これが、勇樹にとって最悪の惨劇が始まるとは、誰も知らない・・・。

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最終更新:2012年08月02日 18:01