市民。幸福ですか?幸福は義務です。
……おや、市民。私のこの口調がいったいなんなのかご存知でない様子ですが。もしや反逆者によって記憶を消されてしまったのでしょうか?
では、親切な私がご紹介いたしましょう。
この【パラノイア】と呼ばれるTRPGは……「市民Red。TRPGとはなんですか?あなたのクリアランスには開示されていない情報のはずです。zap!zap!zap!」
<その場に親切な市民のクローンが送られてくる>
前回の私は完璧で幸福ではない反逆者だったようですが、今回の私は完璧で幸福です!
……とまぁこういったシステムです。
「アルファ・コンプレックス」という閉鎖された都市の中で、コンピュータ様により管理された社会で任務を与えられてその任務の達成にひた走る。
コンピュータ様は完璧で幸福な都市を作り上げたと思っており、もし完璧で幸福でないことがあればそれはこの都市を破壊しようと企む反逆者がいる、と信じています。
そしてこの任務。たいていの場合達成は「不可能」です。では、なぜ任務が達成できなかったのか?それは当然、任務に参加した人たちの中に反逆者がいるからでしょう。
「反逆者」は須らく抹殺すべき存在です。知らない情報を知っているのも反逆者です。コンピュータ様に歯向かう者も反逆者です。ルールを破る者も反逆者です。
反逆者を見つけたらこう叫びましょう
「ZAP!ZAP!ZAP!」
相手は死ぬ。
PLにはそれぞれ残機<クローン>が存在し、その残機がなくならないように上手く立ち回り生き残ることが目的です。
逆に、相手の揚げ足を取り相手の残機を削りましょう。何故なら相手もまた自分を殺しに来ているのですから。
最終更新:2018年01月13日 05:15