カルタゴ
背景
カルタゴは北アフリカの海岸から世界を臨む巨大港と殷賑をきわめる交易の中核地であり、この貿易立国の脈動する心臓部です。かつてはフェニキア人の植民地のひとつに過ぎませんでしたが、短い年月のうちに独立を得て、独自の海軍と海洋帝国を築くに至りました。しかし神々に対する信仰は彼らの祖先と変わりなく、カルタゴ人は多くの神を礼拝しています。万物の父であるバアル・ハンモンや、カルタゴを守護する女神タニトなどです。また多くの人々は、神殿で幼児を生贄に捧げることを受け入れています。
カルタゴは拡張主義をとる貿易国ですが、地上軍の大半は雇われた傭兵部隊で、カルタゴ人の数はそれほど多くありません。しかし軍の切り札はカルタゴ市民で構成された精鋭部隊である神聖隊と、北アフリカの森林から連れてこられた強力な戦象です。カルタゴ人の多くは熟練した船乗りであり、その船は速く機動的で、敵への体当たりも飛び道具を浴びせることも自在にこなします。
紀元前6世紀からカルタゴはローマと通商条約を結んでいました。ピュロスのイタリア侵攻の際にはローマと共に戦いさえしましたが、これはギリシアの勢力がイタリア南部やシチリアを席巻することを防ぐための政略的な結びつきに過ぎませんでした。その結果カルタゴはシチリアに足がかりを獲得し、ローマはイタリア南部に対する支配を固めましたが、これによってより多くの利益を得たのはローマのほうでした。現在、このニ強国の間には緊張が走っています・・・
プレイアブルな勢力として、カルタゴは比肩するもののない交易国として築き上げた資産を持ち、海洋を支配して利益を得ることができます。民主主義の政体を持ち、民衆が高い幸福度を保っているのも有利に働くでしょう。さらに、プレイヤーは3つの主要な政治派閥のうちの1つを選択してプレイできます。それぞれは経済的、軍事的、文化的な特色を持っており、その特長に応じた利益を得られます。
文明ボーナス
傭兵軍: 傭兵の維持費-40%
フェニキアの交易伝統: 全商業施設の収入+10%
バルカ家
カルタゴにおけるこの顕著な氏族は"稲妻"を意味するバルカまたはバルカスにちなんで命名された。
この強大な氏族はローマの拡張主義による脅威に反対した。
民の支持: カルタゴ文化による治安ボーナス(最高で+4)
カルタゴ人の信義: 全勢力との外交関係に中程度のペナルティ(文化的嫌悪)
農業改革: 農業施設の収入+3%
ハンノ家
大ハンノ、HannonidあるいはHannonianによって設立された。
王朝は紀元前3世紀の50年間カルタゴを支配し続けた。
政治家: 全勢力との外交関係に小程度のボーナス(文化的親近感)
軍事的敗者: 非傭兵部隊の徴兵費+10%
先駆者: 全陸軍と艦隊の移動範囲+10%
マゴ家
マゴは古く著名なカルタゴの氏族である。
マゴの氏族はリビア、サルデーニャ、そしてシチリアへのカルタゴ拡張の責任を負った。
圧制: 外国の侵略に対する抵抗-20%
軍制改革: 全ての非傭兵部隊の維持費-5%
汚職: 税率-6%
最終更新:2015年01月01日 22:13