放送リスト

ニッポン放送が本格的にナイター編成に移行する6/15週を起点とする。

2020年のネット局

前年との変化点

  • LFは土曜日に巨人がデーゲームを行う場合に限り、時間制限付きで中継するようになった。これによりSFは巨-中の土曜デーゲームを同局からネットできるという恩恵を得ている。時間制限に対しては、一部の試合でWeb配信リレー中継を行うことでフォローしている。
  • QRは地上波の最大延長を21:50まで制限。救済措置として、一旦取りやめていたホームゲーム分のインターネットライブ中継の地上波同時配信を2年ぶりに再開した。その一方、不定期に実施されていた土日分のインターネットライブ中継は行われなくなった。
  • STVがついに予備カードの補充を廃止。完全に日本ハム戦のみ放送する方針となり、雨天中止時は自社制作の雨傘番組で埋め合わせることになった…と思いきや、10月半ばになって突然予備カードの補充を復活させている。
  • FBCが土曜ナイターを廃止。水・木・金曜のみの放送となり、NRN土曜ナイターの定時ネット局はKRYのみとなった。
  • 編成の変化というわけではないが、新型コロナウィルスの感染防止の観点から、ビジターゲームへのリポーター派遣を見合わせる局が増えている。
    • それまで全試合アナウンサー派遣していた東海ラジオが派遣取りやめ。
    • CBCはDeNA戦・巨人戦の最初のビジター3連戦にアナウンサー1名を実況要員兼務で派遣したが、それを最後にアナウンサー派遣を見合わせている。
    • 交流戦以外派遣していたRCCも、開幕戦となったDeNA戦にアナウンサー1名を実況要員兼務で派遣したが、それを最後にアナウンサー派遣を見合わせており、ホームゲームについても局内で陽性者が出たことを受けて7/14以降リポーター無しでの中継を続けていた。ホームゲームにおけるこの措置は10/4から解除された。
    • QRについても、ビジターへのアナウンサーやリポーターの派遣を一切取りやめ、スペシャルウィーク中のビジター自社製作も見送った。

一覧

  • N:NRN定時ネット
  • (N):NRNへの裏送りのみ(自社では中継なし)
  • R:RKB毎日放送からの定時マイクロネット
  • F:RFラジオ日本からの定時マイクロネット
  • ◎:中継制作局(定時中継)
  • ●:中継制作局(定時中継だが地元球団の試合予定がない場合自社制作番組に差し替え)
  • ○:ネット受けのみ
  • ◇:中継制作局(地元球団の試合のみ放送)
  • 空欄:中継なし
放送局 系列 備考
NHKラジオ第一 土曜デーゲームを定時中継
ローカル中継は他曜日含め随時実施
北海道放送(HBC) J 日本ハム戦制作局
STVラジオ(STV) N ◇N ◇N ◇N ◇N ◇N ◇N 日本ハム戦制作局
青森放送(RAB) J/N ○N ○N ○N
IBC岩手放送(IBC) J/N ○N ○N ○N
秋田放送(ABS) J/N ○N ○N ○N
東北放送(TBC) J/N ◎N ◎N ◎N 楽天戦制作局、必要に応じ二重制作実施
山形放送(YBC) J/N ○N ○N ○N
ラジオ福島(RFC) J/N ○N ○N ○N 水曜はカードによってTBCネット
茨城放送(IBS) N ○N ○N
栃木放送(CRT) N ○N
文化放送(QR) N (N) (N) 土日NRN幹事局だが制作のみで自社では放送なし
平日は必要に応じてJRN単独局向けにパリーグ戦を制作
ニッポン放送(LF) N ◎N ◎N ◎N ◎N 平日NRN幹事局
土日の放送はMBSと提携のほかパリーグ戦でJRN単独局とも提携
RFラジオ日本(RF) ◎F ◎F ◎F ◎F NRN以外向けの巨人戦制作局
山梨放送(YBS) J/N ○N ○N ○N
信越放送(SBC) J/N ○N ○N ○N
新潟放送(BSN) J/N ○N ○N ○N
北日本放送(KNB) J/N ○N ○N ○N
北陸放送(MRO) J/N ○N ○N ○N
福井放送(FBC) J/N ○N ○N ○N 2020年から土曜日の中継枠撤廃
静岡放送(SBS) J/N ◎N ◎N ◎N 中継制作は地元開催試合のみで、それ以外はネット受け
CBCラジオ(CBC) J 中日戦制作局
東海ラジオ(SF) N ◎N ◎N ◎N ◎N ◇N ◇N 中日戦制作局
岐阜放送(GBS) ○F ○F ○F ○F 通常は自社制作の音楽番組を放送。野球中継は不定期放送
京都放送(KBS) N ○N ○N
朝日放送ラジオ(ABC) J/N ◎N ◇N ◇N 阪神(オリックス)戦制作局
毎日放送(MBS) J/N ◎N ◎N ◎N 阪神(オリックス)戦制作局、土日の放送はLFと提携
ラジオ関西(CRK) ○F ○F ○F ○F 不定期に自社制作の音楽番組に差し替えあり
和歌山放送(WBS) J/N ○N ○N ○N
四国放送(JRT) J/N ○N ○N ○N
西日本放送(RNC) J/N ○N ○N ○N
南海放送(RNB) J/N ○N
高知放送(RKC) J/N ○N ○N ○N
山陰放送(BSS) J/N ○N ○N ○N
山陽放送(RSK) J/N ○N ○N ○N
中国放送(RCC) J/N ◎N ◎N ◎N ◎N ◇N ◇N 広島戦制作局、必要に応じ二重制作実施
山口放送(KRY) J/N ○R ○N ○N ○N ○N
RKB毎日放送(RKB) J ◎R ソフトバンク戦制作局
九州朝日放送(KBC) N ●N ●N ●N ●N ◇N ◇N ソフトバンク戦制作局
長崎放送(NBC) J/N ○R ○N ○N ○N 水曜はカードによってKBCネット
熊本放送(RKK) J/N ○R ○N ○N ○N 水曜はカードによってKBCネット
大分放送(OBS) J/N ○R ○N ○N ○N
宮崎放送(MRT) J/N ○N ○N ○N
南日本放送(MBC) J/N ○R ○N ○N ○N
ラジオ沖縄(ROK) N ○N ○N プロ野球開幕までは自社差し替え
FM NACK5 一般民放FM局では唯一の中継局
Rakuten.FM.TOHOKU コミュニティ局では唯一の中継局

開幕延期による暫定対応

本来3月20日にペナントレースが開幕する予定だったが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、最終的に6月19日まで3ヶ月間延期された。このため、各局とも暫定的な編成を余儀なくされており、2011年の東日本大震災の時とは異なり延期期間が長期化したため、そこから更なる編成の見直しを強いられた局も発生している。
LF
(-平日NRN)
平日はナイターオフ番組「ザ・フォーカス」を、ナイターの放送枠に合わせて拡大したうえで放送期間を延長。
そのままNRN全国中継の代替番組となったため、地方局では放送枠を拡大する代わりに放送曜日が削られたケースもある(RNBのように4月からネット開始となった例もある)。
延期期間の長期化を受けて、金曜日の「ザ・フォーカス~フライデースペシャル」を、4月第2週から「フライデーナイタースペシャル」として独立させた。
土曜日はその都度特別番組を組んで凌いでいる。日曜日はスペシャルウィーク週を除いてナイターなし編成で対応。
「ザ・フォーカス」シリーズは6月5日までに完全に終了。翌週のスペシャルウィーク編成を挟み、6/16から本格的にナイター編成へ移行する。
QR スポーツ部門主導の雨傘番組「がんばれ山田!獅子奮迅」を連日18時台を中心に放送。
残りの時間帯については、元々野球中継予定がない日は当初の予定通りの特別番組を放送し、
野球中継を放送予定であった日は「音楽で日本をアゲル!」と題した日替わりパーソナリティによる音楽番組を編成して凌いでいる。
さらにはレーティング期間には、過去の名試合の中継の再放送も実施することになった(前年のゴールデンウイーク期にSFがやっていた手法と同様)。
RF 「60TRY部」は当初の放送スケジュールに沿っての放送とし、野球の代替番組には充てていない。
野球中継を放送予定であった日は、雨傘番組である「ジャイアンツナイタースタジオ特集・麻布台スタジアム」を編成している。
HBC オフ番組「Music Delivery BAN BAN RADIO!」(以下、バンラジ)は当初の予定通り週末の週1回に移行したため、
平日のナイター枠はTBSラジオ制作の「アフター6ジャンクション」(以下、アトロク)をネットするというまさかの展開になったが、延期期間の長期化を受けて再度編成を見直し。
「アトロク」のネット受けは4月末日を以って取りやめ、5月1日からは「バンラジ」の帯放送を急遽再開することになった(週末枠のレギュラー放送も存続)。
土日のデーゲーム枠は以前からの自社制作による雨傘番組「スポーツ&ミュージックスペシャル・オンリーワン」を編成。
STV-RCC STVは前年から日本ハム戦の予定がない日に「ナイタースペシャル・MUSIC★J」を編成していたため、今回もこれを連日放送。
ナイターオフ期同様にRCCへもネットされる。土日は両局とも通常編成に戻している。
TBC 前年度ナイターオフのスポーツ情報番組「Come 火6 スポーツ」の拡大版を4月第3週まで火曜日に放送していたが、延期期間の長期化を受けて再度編成を見直し。
第3週から20時台にナイターオフ番組「青春フォーク漂流記」の特別版も編成するようになり、第4週からは「Come 火6 スポーツ」に代えて「火曜日のアナウンス部」を新たに開始。
水曜から金曜はNRN受けを行っていたが、5月第3週より水曜も自社制作に切り替え「熱血スタジアム イーグルスナイト」を立ち上げた。
土日は通常編成に復帰し、競馬中継も毎週放送されている。
CBC 平日は雨傘番組「ドラ魂ワイド」を連日放送。
しかし延期期間の長期化を受けて、4月24日から内容をリニューアル。同時に後座枠「ドラ魂ナイト」も5月いっぱいまで休止し「オタメシ」という番組を放送していた。
土日デーゲーム枠は通常のワイド番組をフル放送。
SF 平日は「ドラゴンズステーション」をオフ編成同様に19時まで放送。
19時からは4月第3週までNRN受けを実施していた(特に火曜日は唯一のネット局になっていた)が、延期期間の長期化を受けて再度編成を見直し。
4週目からは土曜昼の番組「OH!MY CHANNEL!」を19~21時台の帯番組に拡大することになった(本来の土曜枠も存続)。
なお、5/26は「OH!MY CHANNEL!」を休止し、臨時でQRの「ライオンズナイタースペシャル」にネットを切り替え、「さだまさし流(理由)ラジオ」をネット。
土日デーゲーム枠は以前からの自社制作による雨傘番組「サウンドスタジアム」を編成するが、この間は「#おうちでラジオ オールタイムリクエスト」というサブタイトルが付けられる。
GBS 開幕戦予定日のみRFからのネット受けであったが、以降はすべて通常番組に戻している。
逆に、元々RFでナイター中継が予定されていた土日については、自社制作番組への差し替えを取りやめ、RFの雨傘番組のネットに変更されている。
ABC 平日については、最初の2週間はナイターオフ番組「伊藤史隆のラジオノオト」の特別版扱いとして、
「伊藤史隆のプレイボールまで待てない」を編成するが、延期期間の長期化を受けて再度編成を見直し。
3週目からは18時台にスポーツ部門主導の「ラジオで虎バン」を編成し、19時台以降は曜日別バラエティー番組枠「NEXTを探せ!」を編成する。
元々「NEXTを探せ」は4週限定の契約であったため、5月第2週からは「ラジオで虎バン」は継続しつつ、火-木の19時台以降に「伊藤史隆のラジオノオトはじめました」を編成。
結局「ラジオノオト」の特別版が再開される。金曜19時台以降は「金曜7時は☆テンダラーじゃナイト!」を編成。
土日デーゲーム枠は通常のワイド番組をフル放送するが、野球中継枠とは名乗らせずに放送。
MBS 18・19時台については、火曜と水曜は「MBSラジオなにわ演芸荘」などの特別番組で凌ぎ、木曜はナイターオフ番組「石田英司のプカプカ気分」を放送期間延長かつ2時間前倒しで編成。
火曜から木曜の20時台は、4月第2週まで21時台に放送される「市川いずみのベースボールパークEXトラ!」を20時台まで拡大していたが、延期期間の長期化を受けて再度編成を見直し、
翌週から火・水曜の特番枠と「プカプカ気分」を21時までの3時間に拡大(後者の増枠分はフロート番組「前田智宏のお天気散歩」に充てた)し、「EXトラ!」は本来の21時開始に戻される。
しかし流石に毎週の特番放送に無理が出てきたのか、4月最終週からついに火~木でNRN受け(「ザ・フォーカス」のネット)を決行。木曜の「プカプカ気分」はJRN扱いの金曜日へ移行した。
京阪神地区の緊急事態宣言解除を受け、5月最終週から自社制作を再開。「ザ・フォーカス」を打ち切り火-木に「MBSベースボールパーク番外編」などの自社制作の特別番組を編成する。
金曜(4月まで)・土曜・日曜は各曜日の雨傘番組(土曜日は「豊永真琴のMBSミュージックパーク」ならびに当初から予定されていた特番、それ以外は「MBSベースボールパーク番外編」)を放送。
CRK 各曜日の通常番組(ナイターなし編成の番組)に順次戻している。
KRY(土曜NRN) 土曜日はQRからの裏送りによる雨傘番組「砂山圭大郎のSET UP」を引き続き放送。
RKB 平日は「ホークス花の応援団」を連日放送(「ホークス&スポーツ」の場合あり)。やはり火曜日には九州山口各局にもネットされている。
土日デーゲーム枠は通常のワイド番組をフル放送。
KBC ナイターオフ編成同様に「夕方じゃんじゃん!」を19時まで編成するとともに、
前年からソフトバンク戦の予定がない日に「KBC長浜横丁」の特別版を編成していたため、今回もこれを19時台以降で連日放送。
当初は前年同様の日替わり内容であったが、流石に無理があったのか4月第4週からは内容を音楽番組「LBレコード」に統一した。
土日デーゲーム枠は通常のワイド番組をフル放送。
ROK 水曜日の定時番組である「山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)」を、期間限定で木金のナイター枠でも放送し週3回としている。
NRN全国中継のネット受けのみ行っている局では唯一の自社差し替え対応である。
NACK5 「サンデーライオンズ くぼかんラジオ」と題し、本社スタジオから西武応援番組として放送。
Rakuten.FM 元々楽天球団直営だったため、球団事務所閉鎖の影響をもろに受けることになり、最低限の放送枠を除いてフィラー音楽か再放送となってしまった。
5月11日から通常放送を順次再開するが、野球をやるはずだった時間帯は引き続きフィラーを編成。
上記のように暫定編成を強いられた中で、そこから次期ナイターオフ期のレギュラー番組へ昇格した事例がある。
  • LF-NRN「ゲッターズ飯田 ラジオで占いまSHOW」 - レーティング期のナイター枠で放送。リスナーからのメールが殺到するほどの反響ことを受け、2020年オフ期の水曜日にレギュラー化。
  • TBC「火曜日のアナウンス部」 - 2020年オフ期に「水曜日のアナウンス部」に改題の上でレギュラー化。
  • SF「OH!MY CHANNEL!」 - プロ野球開幕後は元の土曜日の週一番組に戻っていたが、秋の改編で平日の帯番組に昇格。宮地佑紀生氏の失脚以降不安定な枠となった午後の帯ワイド番組枠に投入された。
  • SF「サウンドスタジアム #おうちでラジオ オールタイムリクエスト」 - 2020年オフ期の日曜日にこのフォーマットを継承した「オールタイムリクエスト TRY-ON」が開始された。
  • ABC「ラジオで虎バン」 - 2020年オフ期にレギュラー化。
  • KBC「LBレコード」 - ツイッターでしばしばトレンド入りする反響を受け、2020年オフ期に帯番組としてレギュラー化。

オフ編成への移行

今回は本来の改編時期以降も1ヶ月以上も野球が続くことから、各局ともオフ編成への以降について前例のない対応を迫られ、2段階に分けての改編となったケースもある。
LF 11/9より本格的なオフ編成へ移行(中継のレギュラー放送は11/7まで)。以降はパ・リーグCSと日本シリーズのみ中継。
QR 9/28に部分的にオフ編成を適用したため、中継時間を19:00開始に短縮。
その後11/2から本格的なオフ編成へ移行(中継のレギュラー放送は10/30まで)。以降は日本シリーズのみ中継。
RF 明確な区切りはないが10/19より本格的なオフ編成へ移行(中継のレギュラー放送は10/15まで)。
以降は10/30の巨人優勝決定試合のみ特番扱いで中継。
HBC 日本ハムの全日程終了翌日の11/10よりオフ編成へ移行。
STV 11/7よりオフ編成へ移行。残る11/9の日本ハム最終戦については中継。
TBC 11/6よりオフ編成へ移行。以降は楽天戦に限って中継。
CBC 11/7よりオフ編成へ移行。11/11の中日最終戦の中継は無し。
SF 11/6よりオフ編成へ移行。以降は中日戦に限って中継(日本シリーズは今季のみ中継せず)。
GBS 明確な区切りはないが9/28よりオフ編成へ移行。ただし10/13-15の巨-広に限りネット受け実施。
ABC 11/6よりオフ編成へ移行。以降は11/10の藤川引退試合に限り特番扱いで中継。
MBS 本格的なオフ編成への移行は、日本シリーズ終了後の11/30からとなる。
全日程終了から日本シリーズ開始までの1週間は特番枠「MBSナイトポケット」を編成。
CRK 方針に従い10/1に改編したが、10/15まではRFでの中継時のネット受けを継続。
RCC 11/9よりオフ編成へ移行。以降は広島戦に限って中継。
RKB 全日程終了翌日の11/10よりオフ編成へ移行。以降もソフトバンクが勝ち進む限りポストシーズンの中継を実施。
ただし、競馬中継の開始は日本シリーズ終了後を予定。
KBC 11/2よりオフ編成へ移行。以降はソフトバンク戦に限って中継。
NACK5 当初の予定通り10/1からオフ編成を適用したため、9/27で中継を終了。
Rakuten.FM 11/9よりオフ編成へ移行。
上記以外 当初の予定通り9/28よりオフ編成に移行。LFの担当枠は11月第1週まで裏送り対応。
最終更新:2022年10月24日 01:59