ど う す れ ば い い ん だ ◆IAfXeP1LXM
「……???? 」
少女は困惑した表情で、辺りをキョロキョロと見回している。
何が起こったのかわからない、といった様子だ。
何が起こったのかわからない、といった様子だ。
「さっきのって……夢じゃない……? 」
無意識に髪を撫でながら、困惑するべきなのか怯えるべきなのか迷っているようにも見える。
挙動不審ともとれるそんな小早川ゆたかの姿を見ていた者は幸運にもいなかった。
ゆたかはやがて震えながらその場……川に掛けられた橋の真ん中に座り込んだ。
挙動不審ともとれるそんな小早川ゆたかの姿を見ていた者は幸運にもいなかった。
ゆたかはやがて震えながらその場……川に掛けられた橋の真ん中に座り込んだ。
「あれ」
へたりこんだ腰に、奇妙な感触を覚えて視線をやる。
そこには、かなり大きめのバッグがあった。
拾って、落し物かなぁと呑気に考えるゆたか。
ふと、先程のピエロの男の言葉を思い出す。
そこには、かなり大きめのバッグがあった。
拾って、落し物かなぁと呑気に考えるゆたか。
ふと、先程のピエロの男の言葉を思い出す。
「首輪……本当についてる。じゃあ、これの中に……」
首にやった手をバッグに伸ばし、ジッパーを引いて中身をあらためる。
食料や電灯、地図。話の通りの物が詰め込まれていた。
ゆたかの手が、一枚の紙を掴む。
食料や電灯、地図。話の通りの物が詰め込まれていた。
ゆたかの手が、一枚の紙を掴む。
「名簿」
小さく呟いてから、恐る恐る紙を表向きにする。
そこに書いてある名前を確認しようとして――――。
そこに書いてある名前を確認しようとして――――。
- 6/氏(カオス)
- 6/氏(かがみ)
- 6/氏(神)
(えぇ……)
いきなり同じ名前の人物が三人見受けられた。
氏と付いているということは、なんだか偉い人達なんだろうなぁと適当に流し、名簿を読み進めるゆたか。
氏と付いているということは、なんだか偉い人達なんだろうなぁと適当に流し、名簿を読み進めるゆたか。
「……」
理解を放棄して、淡々と読み進める。
やや怯えが和らいでいるように見えるのは、幸か不幸か。
最後まで読み終え、バッグのもとあった位置にキチンと名簿をしまい込む。
やや怯えが和らいでいるように見えるのは、幸か不幸か。
最後まで読み終え、バッグのもとあった位置にキチンと名簿をしまい込む。
「岩崎さんや、こなたお姉ちゃん達もいるなんて……」
あのピエロは、これは殺し合いだと言っていた。
彼女達が――――危ない。
友達や親戚の事を心配し、探しにいこうと立ち上がろうとする。
だが、立ち上がれない。
彼女達が――――危ない。
友達や親戚の事を心配し、探しにいこうと立ち上がろうとする。
だが、立ち上がれない。
(あの人……本当に死んだのかな)
怪人の投げたカードに心臓を貫かれ、首輪を爆発させられた少女。
なんだか親戚の友達に似ていた気もするが、別人だろう。
ゆたかの知るその人物は、体から文字など出せない。
なんだか親戚の友達に似ていた気もするが、別人だろう。
ゆたかの知るその人物は、体から文字など出せない。
(体から文字出せる人ってなんだろう……)
疑問で、恐怖を紛らわそうとする。
だが、それもそう長くはもたなかった。
あまりにも日常とかけ離れた状況は少女の精神を蝕み、脆弱な体に牙を剥く。
だが、それもそう長くはもたなかった。
あまりにも日常とかけ離れた状況は少女の精神を蝕み、脆弱な体に牙を剥く。
「こほっ、こほっ……」
咳が止まらない。
ゆたかは、軽い呼吸困難に陥り始めていた。
ゆたかは、軽い呼吸困難に陥り始めていた。
(このままじゃ……)
がくがくと震える足に喝を入れ、橋の縁に手を置いて立ち上がる。
よろけながら、橋の端に体重を預けて何とか進むゆたか。
そう時間が経たないうちに、その視界に人影を捉えた。
よろけながら、橋の端に体重を預けて何とか進むゆたか。
そう時間が経たないうちに、その視界に人影を捉えた。
「! ど、どうしよう……」
その人影はまだこちらには気付いていないようで、ゆたかに背を向けるように立っている。
桃色がかったブロンドの長髪に、小柄な体躯。
少女と思しきその姿に、ゆたかは話しかけたいと言う衝動に駆られる。
心細さからくる気持ちであったが、やはりこの状況では、そうそうその衝動に従うことは出来ない。
退くも進むもできずにあたふたするゆたかに、人影が気付いた。
長髪を翻し、ゆたかを睨めつける、鳶色の眼。
桃色がかったブロンドの長髪に、小柄な体躯。
少女と思しきその姿に、ゆたかは話しかけたいと言う衝動に駆られる。
心細さからくる気持ちであったが、やはりこの状況では、そうそうその衝動に従うことは出来ない。
退くも進むもできずにあたふたするゆたかに、人影が気付いた。
長髪を翻し、ゆたかを睨めつける、鳶色の眼。
「あなた……もしかして、ゆたかちゃん? 」
「え……」
自分の名前を呼ばれた。
だが、ゆたかは彼女の顔に見覚えはない。
ゆたかが戸惑っているのを見て微笑を浮かべながら、小柄な少女は両手を後に回して近づいてくる。
だが、ゆたかは彼女の顔に見覚えはない。
ゆたかが戸惑っているのを見て微笑を浮かべながら、小柄な少女は両手を後に回して近づいてくる。
「泉さんから話は聞いてるわ。あ、泉さんと私……ルイズ・フランソワーズ・ル・ブ(ryはクラスメートなんだけどね」
「そ、そうなんですか? 」
ゆたかは頭を傾げ、記憶を総ざらいする。
ルイズ・フランソワー(ry……聞いたことがあるような、ないような。
ゆたかの目の前まで歩いてきたルイズの顔をまじまじと見つめる。
こんな可愛い子(しかも、外人だ! )がクラスにいれば、こなたは自分に話しただろう。
しかし、そんな覚えはない……。
ルイズ・フランソワー(ry……聞いたことがあるような、ないような。
ゆたかの目の前まで歩いてきたルイズの顔をまじまじと見つめる。
こんな可愛い子(しかも、外人だ! )がクラスにいれば、こなたは自分に話しただろう。
しかし、そんな覚えはない……。
(ひょっとして、騙されてるのかな)
しかし、こなたの名前を出すのはともかく、ルイズが自分とこなたが知り合いだと知っているのは事実だ。
迷うゆたかに、ルイズが優しい笑顔を見せる。
迷うゆたかに、ルイズが優しい笑顔を見せる。
(もしいい人だったら、疑ったら悪いよね)
ゆたかは疑念を振り払い、はたはたと両手を振って赤面する。
ルイズはそんなゆたかを見て笑顔を消し、「柊姉とどっちがいい声を出すかしら」と呟いた。
ルイズはそんなゆたかを見て笑顔を消し、「柊姉とどっちがいい声を出すかしら」と呟いた。
「え? 」
ルイズの呟きの意味が分からずに呆けるゆたかの耳に、ドッドッという重機のエンジン音のような響きが届く。
船でも来たのかな、と川を見渡すゆたかの目に、後にやっていた手を引き上げ、何かを振り下ろすルイズの姿が映った。
船でも来たのかな、と川を見渡すゆたかの目に、後にやっていた手を引き上げ、何かを振り下ろすルイズの姿が映った。
「サイトォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!! 」
「ちょ……」
振り下ろされたのは、チェーンソーだった。
歪な音を立てて迫るその凶器は、ゆたかの頭があった場所に向け急激に加速。
驚いてしりもちをついたゆたかは運よくその一撃をかわせたが、その心境はとても文章では表せないほど混乱していた。
歪な音を立てて迫るその凶器は、ゆたかの頭があった場所に向け急激に加速。
驚いてしりもちをついたゆたかは運よくその一撃をかわせたが、その心境はとても文章では表せないほど混乱していた。
∩___∩
| ノ ヽ/⌒) あばばばばばば
/⌒) (゚) (゚) | .|
/ / ( _●_) ミ/ /\___/\
.( ヽ |∪| / / ⌒ ⌒ ::\
\ ヽノ / | (゚) , 、 (゚) ::|
/ / | ,,ノ(、_, )ヽ、, :::| あばばっあびゃばびゃばば
| / | ト‐=‐ァ' .:::|
| /\ \ \ `ニニ´ .::/
| / ) ) /`ー‐--‐‐一''´\
∪ ( \
\_)
↑
大体このくらい
大体このくらい
「チッ……」
「ひぃっ! 」
橋の手すりを凄まじい音を立てて食い破るチェーンソーを一旦止め、ルイズは舌打ちしてゆたかを蹴り飛ばした。
2mほど転がって、声にならない声をあげるゆたかを見て、嗜虐的な笑みを浮かべる。
2mほど転がって、声にならない声をあげるゆたかを見て、嗜虐的な笑みを浮かべる。
「ごめんなさいね、ゆたかちゃん。私はサイトのところに帰らないといけないの。よって死ねぇぇぇぇぇ!!! 」
「わわ、わっ! 」
腰が抜けて動けないゆたかに、ルイズが迫る。
ゆたかがぎゅっと目を瞑って、体を転がらせて逃げようとするのを、ルイズは足を掴んで阻む。
ゆたかがぎゅっと目を瞑って、体を転がらせて逃げようとするのを、ルイズは足を掴んで阻む。
「チェーンソーの扱いには慣れてないから、あなたの体で切れ味を楽しま……試させてもらうわね」
「や、やめ……」
「ダーメ」
チェーンソーのスイッチを入れ、ルイズはゆたかの足にその刃を食い込ませ「待ったぁぁぁぁぁぁ!!! 」
▼
まったく、せっかく残り10人近くまで減ったってのに最初っからやり直しとはな。
ハルヒの理不尽につき合わされるのも大概だが、これはちょっといくらなんでも酷いだろう。
大体ルイズは死んだはずじゃなかったのか。何故生き返って、俺の目の前にいるのか、誰か説明してくれ。
ドラゴンボールか? ドラゴンボールなのか? 伏字にしたほうがよかっただろうか。
まあそんな事は谷口のノロケくらいどうでもいい。
問題はこれからどうするかと言うことだろう。それだってもう大体決めてるんだから、今この状況をどうするのかということだが。
うむ……やらない夫に聞いてはいたが、目の前のルイズはここでもゲームに乗るつもりのようだ。
いきなり声を荒げて静止した俺に上目遣い気味に視線を送ってきている姿はなかなかいい。
なかなかいい!
ハルヒの理不尽につき合わされるのも大概だが、これはちょっといくらなんでも酷いだろう。
大体ルイズは死んだはずじゃなかったのか。何故生き返って、俺の目の前にいるのか、誰か説明してくれ。
ドラゴンボールか? ドラゴンボールなのか? 伏字にしたほうがよかっただろうか。
まあそんな事は谷口のノロケくらいどうでもいい。
問題はこれからどうするかと言うことだろう。それだってもう大体決めてるんだから、今この状況をどうするのかということだが。
うむ……やらない夫に聞いてはいたが、目の前のルイズはここでもゲームに乗るつもりのようだ。
いきなり声を荒げて静止した俺に上目遣い気味に視線を送ってきている姿はなかなかいい。
なかなかいい!
「落ち着けよ、ルイズ。クラスメートの知り合いを殺すなんて、人の道から外れてると思うぞ」
「あんたは……涼宮さんの犬! 邪魔するなら、あなたから殺してあげてもいいのよ? 」
うむ……ちょっとびっくりするくらいキャラ崩壊してるな。
一体どう扱っていいものか……とりあえず、説得を試みよう。
俺は自分のコミュニケーション能力をフル活用し、簡潔にかつ慎重にルイズを説得する。
ルイズはとりあえずゆたかたんを解放し、俺のほうに向き直った。
俺が意図的に目立たせている、腰の後に回した左手を警戒しているのだろう。
そこに銃がある、と思っていそうな表情で、俺の毒にも薬にもならない説得を神妙に聞くルイズ。
一体どう扱っていいものか……とりあえず、説得を試みよう。
俺は自分のコミュニケーション能力をフル活用し、簡潔にかつ慎重にルイズを説得する。
ルイズはとりあえずゆたかたんを解放し、俺のほうに向き直った。
俺が意図的に目立たせている、腰の後に回した左手を警戒しているのだろう。
そこに銃がある、と思っていそうな表情で、俺の毒にも薬にもならない説得を神妙に聞くルイズ。
「さあ、俺のラマンになるんだ」
「お断りね」
説得は失敗した。
古泉なら言いくるめられたのかも知れんが、俺には無理でした。
しかしゆたかたんを見捨てるわけにもいけないのが辛いところだ。
古泉なら言いくるめられたのかも知れんが、俺には無理でした。
しかしゆたかたんを見捨てるわけにもいけないのが辛いところだ。
「じゃあどうしろというんだ。戦う、なんて答えは勘弁だぜ」
「戦え! 」
ルイズは警戒をやめたようで、チェーンソーの刃を回転させて俺に飛び掛ってきた。
チェーンソーなんて持ってないで裸だったらむしろウハウハどんと来いなのだが、チェーンソーで刻まれるのはごめんだ。
俺は隠していた左手を前に突き出す。何も持ってはいない。
ルイズは「ハッタリか」というような悪い笑顔を浮かべるが、俺は気にしない。気にする必要がない。
足を肩幅に開き、両掌を丹田のあたりに翳す。同時に、右腕を左から右に高さを変えずに平行移動。
気合を入れて、叫ぶ。ちょっと恥ずかしいがな。
チェーンソーなんて持ってないで裸だったらむしろウハウハどんと来いなのだが、チェーンソーで刻まれるのはごめんだ。
俺は隠していた左手を前に突き出す。何も持ってはいない。
ルイズは「ハッタリか」というような悪い笑顔を浮かべるが、俺は気にしない。気にする必要がない。
足を肩幅に開き、両掌を丹田のあたりに翳す。同時に、右腕を左から右に高さを変えずに平行移動。
気合を入れて、叫ぶ。ちょっと恥ずかしいがな。
「殖装……! 」
「!? 」
チェーンソーが俺の体に触れる寸前、不可視の衝撃波が走った。
衝撃波はチェーンソーを吹き飛ばし、ルイズも同じく弾き飛ばす。
背中を強かに打ちつけたルイズは、俺の姿を見て驚愕していた。
特撮ヒーローのようなバイオニック・アーマー。
それを身に付け、俺は背筋を伸ばして立っている。
衝撃波はチェーンソーを吹き飛ばし、ルイズも同じく弾き飛ばす。
背中を強かに打ちつけたルイズは、俺の姿を見て驚愕していた。
特撮ヒーローのようなバイオニック・アーマー。
それを身に付け、俺は背筋を伸ばして立っている。
「悪いな、ルイズ。お前も候補だったんだが」
「く……! 」
チェーンソーを取ろうとするルイズに、俺は重圧砲(プレッシャー・カノン)をぶち込む。
最初の一撃で絶命したとは思うが、念のため三発ほどダメ押しに重圧砲を叩き込んでおいた。
一仕事終えてふうと溜息をつき、ルイズのバッグとチェーンソーを回収し、ルイズの死体を川に放り込んだ。
まったく、もったいないことをしたもんだ。
最初の一撃で絶命したとは思うが、念のため三発ほどダメ押しに重圧砲を叩き込んでおいた。
一仕事終えてふうと溜息をつき、ルイズのバッグとチェーンソーを回収し、ルイズの死体を川に放り込んだ。
まったく、もったいないことをしたもんだ。
「ルイズ……お前も道を違えていなければ、立派な妹キャラになれただろうに……」
「……」
「何故逃げる! 顔に傷は付いていないかい? ついていないな! 安心! 」
俺がたそがれている隙にその場を這って離れようとしていたゆたかたんをしかりつけ、殖装を解除する。
スタスタと近寄り、肩をつかんで無理矢理立たせる。ゆたかたんはなんとも怯えた表情で、非常にそそる。
俺はハァハァと息を荒げながら、至近距離からゆたかたんのFloralな匂いを満喫した。
スタスタと近寄り、肩をつかんで無理矢理立たせる。ゆたかたんはなんとも怯えた表情で、非常にそそる。
俺はハァハァと息を荒げながら、至近距離からゆたかたんのFloralな匂いを満喫した。
「ひぃ……」
「スンスン! ハッ……怯えないでくれ、小早川ゆたかちゃん。俺は君のお姉さんのクラスメート……友達だ」
(お姉ちゃんは友達を選んだ方がいいと思う……)
何を考えているのか、怯えきった表情で俺から離れようとするゆたかたん。
助けてあげたというのに、こんな態度は酷いだろう。まあ、あんな怪人染みた姿になったのだから仕方ないのかも知れんな。
俺は息を整え、ゆたかたんに害を加えるつもりはない、と紳士的に説明した。
俺の目的を言わせて貰えば、たまたま手に入れたこの力……ガイバー・ユニットの力を使い、究極の妹祭りを齎すことだ。
最終的に生還するのは俺だが、せっかくの機会、日頃の妹欲を解消したいと思うのは当然の事だろう。
しかし、実妹がいないのに究極の妹祭りを齎すことができるだろうか。できる。やってみせるさ。
優勝すれば望みが叶えて貰えるらしいが、そんな事では意味が無い。額に汗し、苦悩してこそ究極の妹祭りなのだ。
その旨を分かりやすくゆたかたんに伝えるが、あまり分かってもらえなかった。
何を考えているのか、怯えきった表情で俺から離れようとするゆたかたん。
助けてあげたというのに、こんな態度は酷いだろう。まあ、あんな怪人染みた姿になったのだから仕方ないのかも知れんな。
俺は息を整え、ゆたかたんに害を加えるつもりはない、と紳士的に説明した。
俺の目的を言わせて貰えば、たまたま手に入れたこの力……ガイバー・ユニットの力を使い、究極の妹祭りを齎すことだ。
最終的に生還するのは俺だが、せっかくの機会、日頃の妹欲を解消したいと思うのは当然の事だろう。
しかし、実妹がいないのに究極の妹祭りを齎すことができるだろうか。できる。やってみせるさ。
優勝すれば望みが叶えて貰えるらしいが、そんな事では意味が無い。額に汗し、苦悩してこそ究極の妹祭りなのだ。
その旨を分かりやすくゆたかたんに伝えるが、あまり分かってもらえなかった。
「まあ、俺は君や、柊つかささん達――――妹キャラを守る……そう考えてもらえばいい」
「そ、それは嬉しいですけど……あの女の人を殺したのはやりすぎじゃ……」
「俺が一番辛い! クラスメートで、しかも妹キャラだったルイズをこの手にかけたんだぞ!? 何故分からないんだ! 」
「ご、ごめんなさい……あの、具体的には妹祭りって……」
「安心してくれ。俺に全て任せてくれればいい」
「……わたし、こなたお姉ちゃんの実の妹じゃないんですけど……」
「そんなことは、大した問題では、ない」
(えぇ……)
ゆたかたんは何かを諦めたような、微妙に精神が崩壊しかけているような顔で、クラクラと倒れかけた。
それをはっしと抱きとめ、再び彼女のNiceMintな匂いを嗅ぐ。スプレンディドゥ!
慌てて立ち上がり、ゆたかたんは俺の名前を問う。
それをはっしと抱きとめ、再び彼女のNiceMintな匂いを嗅ぐ。スプレンディドゥ!
慌てて立ち上がり、ゆたかたんは俺の名前を問う。
「キョン。キョンと呼んで……お兄ちゃんと呼んでくれ! 」
「お、おに……」
「兄様でもいい」
「キョンサン、オリシアイハイラッシャルノデスカ」
お兄ちゃんと呼んでくれと言うのに!
まあ、これから徐々に打ち解けていけばいいだろう。
妙に機械的になってしまったゆたかたんの言葉に、手早く返答する俺。
まあ、これから徐々に打ち解けていけばいいだろう。
妙に機械的になってしまったゆたかたんの言葉に、手早く返答する俺。
「やる夫、前原、桂さん、ハルヒ、古泉、長門、泉、wiki、朝何とか……この辺は俺のクラスメートだが、必要ない。見つけ次第始末する」
「始末って……」
「柊姉、柊妹は妹キャラの側面を持つ。なんとしても手中に収めたい。でっていうは危険だ。気をつけよう、ゆたかちゃん」
(危険なのはあなたですよー)
「他にも妹キャラがいたら、貪欲に仲間にしていきたいと思う。ゆたかちゃん、この中に他に知り合いはいるかい? 」
「イマセンー」
(こんな人に、岩崎さんや黒崎先生の事は話せないよぉ……っていうかなにー、この展開なにー? )
ゆたかたんは何か隠しているような素振りだったが(隠し事が出来ないゆたかたん萌え! )、まあいいだろう。
そういう年頃なんだろう。俺にもそんな時期がありました。小学生女子とデートした事とかは隠さなかった、むしろ誇っているが。
SOS団の仲間達……朝何とか……やる夫たち……すまない。
今回も、俺の為に踏み台になってもらうぜ。
そして、俺は……究極の妹祭りに到達するのだ。
そうすれば――――。
そういう年頃なんだろう。俺にもそんな時期がありました。小学生女子とデートした事とかは隠さなかった、むしろ誇っているが。
SOS団の仲間達……朝何とか……やる夫たち……すまない。
今回も、俺の為に踏み台になってもらうぜ。
そして、俺は……究極の妹祭りに到達するのだ。
そうすれば――――。
「妊娠確実ぅ! 」
ガッツポーズを取りながら叫んだ俺の言葉にビクッとしたゆたかたんの手を取り、
俺は橋の向こう――地図でいう娼館の方向へと、走り始めた。
俺は橋の向こう――地図でいう娼館の方向へと、走り始めた。
【ry@やる夫ロワ】死亡
【残り58人】
【F-7 橋/一日目 深夜】
【F-7 橋/一日目 深夜】
【小早川ゆたか@らき☆すた(原作)】
【状態】:精神崩壊気味、大混乱
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品(1~3)
【思考・行動】
基本方針:友達やこなたたちと合流
0:何この人……
1:何この展開……
2:キョンから離れたい
【状態】:精神崩壊気味、大混乱
【装備】:なし
【所持品】:支給品一式、不明支給品(1~3)
【思考・行動】
基本方針:友達やこなたたちと合流
0:何この人……
1:何この展開……
2:キョンから離れたい
【キョン@やる夫がバトル・ロワイアルに参加しているようです(やる夫ロワ)】
【状態】:健康、ガイバー化
【装備】:0号ガイバーユニット @書き手ロワ2nd
【所持品】:支給品一式、不明支給品0~4(自分の分は本人確認済み)、チェーンソー@やる夫ロワ
【思考・行動】
基本方針:究極の妹祭りを齎す。
0:ゆたかたんカワユスなあ
1:妹キャラを集める
2:妹キャラ以外は排除、最終的には優勝する
3:でっていうを警戒
4:何故死んだ奴等が生き返っているんだ……ミステリーだぜ
【状態】:健康、ガイバー化
【装備】:0号ガイバーユニット @書き手ロワ2nd
【所持品】:支給品一式、不明支給品0~4(自分の分は本人確認済み)、チェーンソー@やる夫ロワ
【思考・行動】
基本方針:究極の妹祭りを齎す。
0:ゆたかたんカワユスなあ
1:妹キャラを集める
2:妹キャラ以外は排除、最終的には優勝する
3:でっていうを警戒
4:何故死んだ奴等が生き返っているんだ……ミステリーだぜ
【備考】
※でっていうに追いかけられ、やらない夫たちとはぐれた時点から参加。
※究極の妹祭りとは具体的に何をするのかは、まだ考えていない。
※でっていうに追いかけられ、やらない夫たちとはぐれた時点から参加。
※究極の妹祭りとは具体的に何をするのかは、まだ考えていない。
支給品解説
【0号ガイバーユニット @書き手ロワ2nd】
kskアニメキャラバトルロワイアルもよろしく!
kskアニメキャラバトルロワイアルもよろしく!
【チェーンソー@やる夫ロワ】
神も殺せる凄い武器。ジェイソンの得意武器。
神も殺せる凄い武器。ジェイソンの得意武器。
018:激突!仮面ライダーゼクロスVSテッカマンエビル | 投下順 | 020:魔王アナゴに死ぬほど騒がれて眠れないCD |
018:激突!仮面ライダーゼクロスVSテッカマンエビル | 時系列順 | 020:魔王アナゴに死ぬほど騒がれて眠れないCD |
小早川ゆたか | 035:変種第二号 | |
キョン | ||
ルイズ |