らき☆ロワ @ ウィキ

第一回定時放送

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

第一回定時放送 ◆nkOrxPVn9c



朝日が昇り始めて大地を照らす。
これから訪れるのは太陽が闇を消し去る時間。
夜の束縛から生ける者全てが解放される時間。
しかし人々の闇は晴れたのだろうか。
夜の闇は消え去ったが日差しでは心まで照らせはしない。
恐怖、疑心、絶望、いまだに闇に飲み込まれて苦しんでいる者がいるだろう。
それらを拭い去るのは太陽の役目ではない。
勇気、信頼、希望、己の手で光を心に閉じ込めた者も確かに存在はしている。
彼らにこれから訪れるものはまだ誰もわかりはしない。
されど今この空間で起こる出来事は、誰もが理解できるであろう。

怪しげな光と共に空が歪み始める。
歪みは雲を巻き込み、一つの塊を作り出していく。
塊は伸縮をはじめ、薄く伸ばされて正方形の巨大なスクリーンを形成していった。
そしてスクリーンから映像と音声が流れ始める。






          /l/レ-:┐
        /V: : : : : : : /___
        /: : ; -イイ: : : : : /
       l´7  \l レl:ィ: :\
     _入{    _lヽー|: :/
   // ̄ \ (⌒7 /: :> 『おまえら人間じゃねぇ!』
  / //    l 二 イ  ̄
∠ - /      \
   /         |
  ,'  / ̄ ̄「ヽ/
  |/l    、|/
    ̄|    \
    ヽ.     \
      \     \
  __  \     \__
  |___|  \         \


 
 
 
         ,. -―wyz==、、
       ,.ィ"ミミヾゝソノィ三ミヽ、
     ,.イ三>ー''"¨¨`ーミ三ミ≧、
    ,イミシ'´        `丶ミミヽ
    ノミf ,. =≡≡ミ;  ミ≧z、ヾミミ!
   'ミミノ /  _ヽ ノ  r '"`ヾ!',ミミ} 『あぁん?あんかけチャーハン?』
   l三{  ,. '-'‐'` , '⌒ヽヾtェュ、 Wリ
   |彡!      | f:!.f:!.| `゙"''` }if
   jミシ     .:.:.:`,.エ.,´:.:..    l|!
   /^i{: : . .  ..:.:./,;Y';,ヽ、:..   リ、
  {{ 人: : ..    `"二二`'  :.. . :.トヘ
   ヾ二!: : : : : : . . _.:._ . . . . : : :.にl|
    V}、: : : : : , '´: : : ` :、: : : : ノ_ソ
     ゙i \: : : : : : : : : : : : : : : ,.イ
     |   `丶、:_:_:_:_:_:_,.:-‐'" |
     |       ,.        |



             |ヽ、
             ,',   ̄` ー 、
             !ヽ、      ヽ
             ' , ヽ、      i
            __,-\___ゝー-----'!<`ー 、
          , '´  ,  '´/`!      `く` 、`ヽ、
       , '´,   , '´,  /.  /      .  !、 ` 、ヽ『おいこら、お前らか、私の服を剥ぎ取っt
      //. /  .  / , ,'       〟 !ヽ    、
    ´'7.´ /  /   / / .!        !!,  ! ',
    /,.  /  /   / / !       ! !  ! !
    ' / /  /.   /, ,'  !       ! .!  |, !
  ,/./.  /   /..   / ,' !! !       !  ! . |、 !
  , ./.  /    ,'..   / !. .! | !      ,'!  !  | ! !
 //  /   ,   /  !. ! | !      ,' !、  ! |. ! !
.//  /i   ,   /  ,|. !/! !     ! | ` -! | ! i



『やべっ!間違えた!』
『誰だよニコ動見ているやつは!』
『つか参加者の映像●RECしてんじゃねぇロリペド野郎がっ!!』



その声とともに映し出されていた糸目の男やパンツ一丁の男・・・・・・
等の様々な映像が消える。 その後も何やら騒ぎ声が聞こえてくるが、画面に映されるのは
『しばらくお待ちください』と書かれた文字だけである。
右下にあくびをしている猫の頭のような新種のスライムのような生物も描かれていたが。




☆ ☆ ☆






『おは☆らっきー!』
『黙れ!』

次に画面に映し出されたものはどこかのスタジオのような風景であった。
中央に立っていたなめくじが両目をぶらぶら揺らしてパフォーマンスをしていたが、
すぐさまピエロによって殴り飛ばされた。
そしてピエロは姿勢を整え、画面の向こう側にいる誰かへと語りかける。

『いきなりの放送事故失礼したね。 では早速だが第一回定時放送を始めよう・・・・・・おい』
『は、はいピエモン様、それでは禁止エリアの発表を始めます』

画面横から戻ってきたなめくじは呼ばれたことを確認すると、
背負っていた紙を背後の壁に貼り付ける。

「さて今回の禁止エリアは・・・・・・

7時からE-5
9時からE-4
11時からD-3

だ。 くれぐれも首輪爆発なんて間抜けな死に方はしないように。
・・・・・・言っておく死亡者から外された首輪でも禁止エリアに反応するぞ』
『武器に使えるかも知れませんね!』
『冗談はほどほどにしておけ。 では次はお待ちかねの死者の発表をしようか』


『えーと死亡者は

高良みゆき
ルイズ
前原圭一(ニコ)
キョン
桂ヒナギク
セフィロス
川田章吾
ピッピ
笑点のピンク
ゴマモン

の10名です!』
『一度殺し合いを経験したのにまだ殺したりないのかねぇ・・・・・・
私が前にいたところとあまり変わらないなぁ』
『ピエモン様、そろそろ・・・・・・』
『ああそうだな。 では今回はこれぐらいでお開きにしようか。
では次に会うときにまでごきげんよう』
『バイニ~』







☆ ☆ ☆

「黙れ!」
「ひでぶっ!」

怒声とともになめくじが再び空を舞う。
かと思ったらすぐに重力に引っ張られて下に落ちる。
倒れた幾多のなめくじの同胞かと思われる生物の中になめくじが混ざった。

「いつかはとんでもないミスをやらかすと思ったらこれか・・・・・・」

気絶したデジモン達を見渡してピエモンは嘆く。
前回の殺し合いで仕事は経験させたから今回も大丈夫だろうと思った結果がこれだ。
これではかつての友であるマルクにとても顔見せできたものではない。

「とりあえずは第一回は終わったということだな」

ピエモンの背後から現れるのは白いマントを羽織った魔術師であった。
剥き出しになって内部の器官が丸見えになった頭部を透明なカプセルがすっぽり覆い、
マントと同じく白のタイツを身に纏った奇妙な井出達はむしろ奇術師、道化師に近いかも知れない。

「部下どもが見苦しいところを見せてしまってすまんな、ジェネラルシャドウ」
「俺はそんなところは気にしていない。 それよりもこの有様で次の放送は行えるのだろうな?」

ジェネラルシャドウはボロボロになったスタジオを指差してピエモンに問いかける。
そこにはピエモンに粛清されたであろうデジモン達と所々砕けた壁や資材などがあった。
だがピエモンはそれ自体には特に気にする様子は見せない。

「それなら別の人材がいるから問題ない。 それよりもジェネラルシャドウ」
「なんだ?」
「よろしかったら次の放送やってみるか? これといった仕事は今のところはないしな」
「・・・・・・考えておこう」


076:夢のかけら 投下順 078:もうどうにでもな~れ
076:夢のかけら 時系列順 078:もうどうにでもな~れ
000:OP 開演 ピエモン 117:第2回放送
ジェネラルシャドウ



タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー