トランザがレッドレーサーに剣を振るった。
レッドレーサーはバイブレードを盾にしてその攻撃を防ぐ。
しかし、戦いの終結とともに体がなまった戦士と、戦士として進化した男には決定的な力の差があった。
レッドレーサーのバイブレードもトランザの剣と力により、レッドレーサーの胸にどんどん近づいていった。
だが、その状況もすぐに逆転された。
トランザの手を、剣が走った。
「ゼルモダ!」
元・ボーゾックの副総長、ゼルモダの剣がレッドラーサーの命を救ったのだ。
「フン。雑魚が何体かかってきても同じこと!」
ゼルモダの剣、トランプ剣もトランザの腕に微かな切れ目を入れた程度の威力だ。
「これってマジヤバくな~い?」
「うん。ヤバいかもしれない」
二人の冗談のような会話を、トランザが言葉で真っ二つにした。
「ふざけた事を……まあいい。その漫才も二度とできぬように口を割いてやる」
トランザの剣がゼルモダの顔を襲った。
だが、レッドレーサーが「しめた」とばかりに弁慶の泣き所──つまり男にとって一番の急所を蹴り上げる。
「グァッ!! おのれ! このトランザ様にとんだ恥をかかせたな……。爪をはいでから体中の川をはいで、目をつぶしてから殺してやる!!」
「ゲッ!! それは嫌だ。……だからこそ、その前に倒すぜ!!」
「おう!!」
二人の剣がトランザの泣き所を狙った。
□
「どうやら加勢した方がいいみたいね」
チェーンソーリザードにはレッドレーサーとゼルモダの攻撃がどれくらい強いのか……そんなことはわからない。
だが、これだけは言える。
トランザは負ける。
戦闘経験は、明らかにレッドレーサーとゼルモダが勝っている。
トランザの泣き所の同時攻撃は外したものの、二人の剣さばきは、トランザよりも微かに勝っているように見える。
だが……チェーンソーリザードの"腕"ならば倒すことができるかもしれない。
「待てよ」
背後からの声に、加勢を目的としたチェーンソーリザードは振り向いた。
青いスーツに身を包んだ男と、赤い異形の男が並んでいた。
「人間を殺そうとするなんて……」
「許せないな」
しかし、さらに二人の後ろで声がした。
「リーッチッチッチッチ!! チェーンソーリザードさん。あっちの二人はトランザに任せておきましょう。あの二人はバカですから。リーッチッチッチ」
リッチリッチハイカー教授。それが彼の名前だ。
【現在地:茨城県】
陣内恭介の持ち物:(アクセルチェンジャー、アクセルキ、)
トランザの持ち物:剣
ゼルモダの持ち物:トランプ剣
チェーンドーリザードの持ち物:チェーンソー、マスク
アヤセの持ち物:クロノチェンジャー
五代雄介の持ち物:不明
リッチリッチハイカー教授:不明
参戦時期
恭介→最終回以降、トランザ→大人への成長後、ゼルモだ→最終回後、リッチリッチハイカー教授→死亡後、他不明
最終更新:2008年10月26日 19:32