「ここ・・・どこ?」
不安な感じでそう言ったのは野上良太郎という青年だった。
「なんでこんなとこにいるの?モモタロス、わかる?」
「そんなこと俺が知るわけねぇだろ」
そう言って返したのは、モモタロスだ。
「そだよね・・・」
落ち込んだように良太郎はその場に座り込んだ。辺りをざっと見てみるとここは港のようだ。辺りには大きな船が停船していた。それは大きな太陽のかかれた船だった。
「!?」「よけろ!良太郎!!」
モモタロスが気配にきずき叫んだ。
「え?」
良太郎がわけもわからず振り向くと、巨大な物体が良太郎の首の真横を横切った。
「うわぁ~」
情けない声を出して良太郎は仰向けに倒れた。
「良太郎、なんだあれ?」
モモタロスは疑うように良太郎に問いかけた。
「さぁ、ちょっと見てみようか」
良太郎がそう言って飛んできた物体に近ずくとその物体は巨大な銛で鉄筋を貫通していた。
「なにこれ?銛みたいだけど・・・」
良太郎がその銛に触ろうとすると銛は細い装飾品の様なものに変わった。
「良太郎、後だ。」
モモタロスのこの言葉に従い振り返ってみると、そこにはパッと見OLのような女の人が立っていた。
「あなた、リントの戦士?」
「リント?何ことでしょうか?」
そう答えた後すぐにその女の人は怪人へと変わった。ゴ・ザーシャ・ギである。
ゴ・ザーシャ・ギは腰の装飾品を手に取ると、装飾品は巨大な銛へと変わった。
「あ、あれって・・・」
「良太郎、俺に代われ!」
「わ・・わかった。頼んだよモモタロス」
そういうと良太郎の雰囲気ががらりと変わった。
「よう!おまえ、ちょっとは楽しませてくれるのか?」
そう言いながらモモタロス憑依の良太郎はベルトの赤いボタンを押し、ライダーパスをベルトに掲げた。
―SWORD FORM―
電子音が鳴り赤い鎧が身を包んだ。
「俺、参上!」そう決め台詞を言った途端、ゴ・ザーシャ・ギは持っている銛を電王に投げつけてきた。
「おわぁ!」
銛は命中し電王の肩にあたった。
「ぐわっ!」
電王の肩で銛は止まっていた。厚いアーマーが功をそうしたようだ。
「やるじゃねぇか。こんどはこっちの番だぜ。」
そう言ってデンガッシャーソードモードを構えて電王はゴ・ザーシャ・ギに向かって行った。
「いくぜ!いくぜ!いくぜ~」
威勢良く向かって言った電王。ゴ・ザーシャ・ギの目の前まで来た、その勢いで電王はデンガッシャーで切りつけた。
「うっ」
一瞬ひるんだゴ・ザーシャ・ギに容赦なく電王は切りつける。その時、ゴ・ザーシャ・ギの顔に仮面が装着され、装飾品を手にすると今度は剣に変わった。
「なに!?」
今度は電王が切りつけられる。
「うわ!」
5・6回切られたところで何とかデンガッシャーでこらえた・・・かのように思えたが、
カキーン!!!
「うぁ!!」
なんと、デンガッシャーがたたき折られて斬撃が電王を直撃したのである。
「モモタロス、ここはいったん逃げよう。ねぇ」
心の中から良太郎がそう言った。
「はぁ?逃げるだぁ。この俺が逃げるわけねぇだろ」
「でも、あのイマジンすごく強い」
「くっ。シャーネー」
電王はデンバードに乗って全速力でその場を去った。
「ふぅ、危なかったね」
「ジョーダンじゃね~ぜ!あのまま行けば楽勝だったのによ!」
そう強がりながらも少し安心した様子のモモタロスだった。
ゴ・ザーシャ・ギは人間の姿に戻った。すると背後から軍服姿の男が現れた。ゴ・ガトル・バである。
「いいのか?ゲゲルの開始前にリントを襲って。」
「いいんです。それにあなただってさっきリントと戦ってたじゃありませんか。」
「・・・フン。まぁこの世界では関係のないことだ」
現在位置:大洗港
良太郎の持ち物:電王ベルト、ライダーパス
モモタロスの持ち物:なし
ゴ・ザーシャ・ギの持ち物:装飾品複数
時間軸:良太郎:2話以降
ゴ・ザーシャ・ギ:40話
最終更新:2008年10月25日 10:39