人殺しは愛する彼のために
頭痛がする。足取りも重い。
まさに最悪のコンディション。
そんな状態にある長門は学校に向かう。
ニートの遺体は体育館に残ったままである。
さらに、こんな殺し合いにおいて他人の支給品の回収は有利へと繋がる。
長門はそれを知っているだろうに、ニートの支給品の回収を忘れた。
思考能力の低下が原因、ニート殺害に体力を使い過ぎた。
これが、その結果……。
校舎へと歩くスピードもかなり遅かった。
まるで生きた屍であるゾンビのようだった。
ニートを殺害した際の血も付着しており、外から見れば完全に人殺し。
間違いではないが、本来の長門であるなら対策をうつであろう。
それなのに何も対処出来ず、ただウロウロする。
長門らしくないとしか、SOS団員は言えないだろう。
あれ程、冷静無口の彼女がこんな失態をするとは予想もならない。
血が付着した服は、血の臭いを放ち、獣を寄せ集める。
違和感の臭いは、人に不審感を与えてしまう。
デメリットしかないその服、長門が着替える事はない。
歩いて数分、校舎の中へと入れるその時だった。
長門は急に後ろへと振り返り、言葉を放った。
「隠れても、無駄」
思考能力が低下してるとはいえども、それは察知出来た。
まだ頭痛等は続いているが、長門が言ったその言葉を聞いて、
暗闇の奥から誰かが現れた。
長門よりも小さい、一つの影が。
暗闇に浮かぶ月夜をバックに、その者の姿は絵の様。
まさに、夜の魔王の様なイメージを植え付けるものだった。
小さな影から生える二つの翼、人間ではない。
「……よく気配を察知したじゃない。」
向こうから言葉が返ってくる。
同時に、月夜をバックにした姿が見える。
少し濃いぐらいのピンクのドレスに、青か青紫かの髪。
その小さな姿に生える二つの悪魔の翼。
紅魔館の主であり、カリスマ臭がプンプンする吸血鬼。
そこには、
レミリア・スカーレットがいた。
「血の臭いは、誰をも引き付ける。アンタ、死にたいの?」
「……………」
レミリアの挑発じみた言葉を、長門は無言で返す。
もっともこれは事実であり、血のついた服のまま行動というのは自殺行為。
間違いではないレミリアの言葉、少しぐらい返答したっていいじゃないと、
内心、レミリアは呟く。そして、この夜の舞台で―――。
―――ゲームは始まった。
「………排除」
小さく言った長門の言葉が全ての始まり。
レミリアにも聞こえない音量だった。
言葉を放つと同時に、長門は素早くレミリアの元へとダッシュした。
突然の行動だが、レミリアは気を乱さずにむしろ知ってる様な動きで、
長門が繰り出したキックを回避した。
その長門の無言での行動に、レミリアはイラッとした。
戦うなら宣戦布告ぐらいしろ。その手は嫌いだ。
「……いいわ。貴女がその気っていうなら」
レミリアの手に力が籠もる。
顔はニヤリと笑っている。
「月は紅くなんかない、けど………」
月夜に映る彼女は、まさに夜の魔王。
そして―――叫んだ。
「本気で殺してやる!!」
◆◇
時間というのは、本当に不思議なものだ。
楽しいっていう時間は、何故か少なく感じて、
早く終わって欲しいというウンザリな時間は長く感じる。
……と、いうことは俺の人生はもの凄く長く感じれるものだってことだ。
トラブルメーカーであるハルヒが近くにいる時間分、人より長い人生。
アイツが近くにいない時である今、本当に時間は長く感じたさ。
突然の朝倉の登場に、鶴屋さんの死亡。頭がパニックになる。
フロイト先生も笑えない事態の今、俺はどうすればいいんだ?
主催者である朝倉の
居場所は不明。他の奴の場所も不明。
ただ、殺し合いという非常に理解出来ないフィールドの中で動くだけの駒として、
無駄に長い時間を、無駄にして生き延びる事こそがやる事なのか?
ここで正義ぶって朝倉を倒してやると叫んだところで、何も変化しない。
ああ、これも一つのハルヒが望んだ世界だっていうのか!??
まさか深夜にバトルロワイアルの番組とかあったんじゃないだろうな!?
それとも何だ。偶然見つけたサイトの内容がそうだったのか!?
それを見て、アイツはSOS団が華麗にバトルロワイアルから生還する事を見たのか?
もしもそうだというなら、アイツはとんでもなく最悪な存在だ。
朝倉と同等レベルにな!俺は、本当にハルヒを恨んださ。
本当にバトルロワイアルをしたい願望を、アイツがもったならな。
そう、鶴屋さんが死ぬという場面を見せてまでそうしたいなら、だ。
ハルヒと鶴屋さんの仲は、悪くないというより結構気が合っていたと思える。
だからあり得ない。ハルヒはバトルロワイアルなど願っていなかった。
………それが、何になるっていうんだ。そう思い込んだだけで解決はしない。
無駄に長いバトルロワイアルの中で、俺はどこまで生き延びれるか。
ハルヒがこの殺し合いをどう思おうが、SOS団の死亡は願ってない筈だ。
俺の死亡はわからないが、古泉や長門、朝比奈さんの死亡は衝撃を与える。
ああ、俺も同じさ。朝比奈さんは勿論の事、長門には死んで欲しくない。
どうでもいい奴だと思って対応してきた古泉も、死んでもらったら気分が悪い。
ハルヒがいないSOS団なんて、SOS団じゃない。SO団だ。
……そう、俺達は死んではならない存在なんだ。
―――だから、俺は決めた。SOS団の皆を探して守るんだと。
長門や古泉は大丈夫だと思えるが、ハルヒの性格は非常に厄介。
下手すれば相手は怒りに任せて殺害、なんて最悪なケースが見える。
朝比奈さんはもっと心配だ。この殺し合いという現実を受け入れる事が出来ないのでは。
俺が支えてあげなくては、朝比奈さんの身はあまりにも危険過ぎる。
(なんて、キツイ状況なんだ……クソッ!!)
そう、これは無理過ぎる理想。
このフィールドの広さは分からないが、おそらくは相当の広さ。
この中から、常に移動しているSOS団の全員を探す?
無理だ。負けイベント戦のようなものじゃないか。
俺は一般人だ。超人的な移動力も、周りの気配を感知する能力も、
何一つ持っていない。それは、極々当然の存在だ。
だからこそ、人の無力さが感じれるってものだ。
故に、前にいる仲間すら助ける方法もわからない。
ただ声をかけるだけしか、無力な者には出来ない。
「長門っ!!」
自分が決めた事項は早くも前に現れた。
音がしてくる方へと向かえば、玄関口にて長門が血だらけの服を着てそこにいた。
大丈夫だと思っていたが、あの長門ですらここまでの存在がいるのか?
「助けるZO!」
当然、仲間のピンチは助ける。
修造さんと共に、俺達二人は長門の前へと出た。
そこで初めて、向こう側にいるであろう者の姿が見えた。
予想外の人間だった。長門と戦っていたのは妹と同じぐらいの女の子だった。
小学生ぐらいであろう子は、まことに残念な趣味の持ち主だった。
ハルヒが育てる子はこんな事になってしまうのか?とふと思ってしまった。
そんなのはいいとして、前の小さな子に対して、警戒を緩めてしまった。
「幾ら人間が集まろうが、偉大なる夜の支配者には敵わない!」
相手の素早い動きに、キョンと修造は捉える事も出来ずに攻撃を受けてしまった。
襲いかかった攻撃の威力は、その外見に合わない強力なものだった。
吹っ飛ばされた二人、残った獲物はただ一つ、長門だけ。
殺そうと、中へと入ろうとしたが……長門は既に攻撃態勢を整えており―――。
「ッ!!チッ……!」
レミリアの顔が少し歪んだ。
長門が放ったのは弓矢、当然、弓から発射したもの。
特に普通の弓矢ではあったが、命中した。
構わず第二撃がレミリアへと飛んで行く。
さすがにこのまま突撃するのは駄目かと踏んで、レミリアは闇へと消えた。
その場に残った長門は、レミリアが消えたと同時に愛する彼の元―――には向かわない。
先ずは邪魔者を片付ける、それから。
「排除」
長門の目に映る標的は、松岡修造。
かなりの近距離で、頭を狙う。
発射されればほぼ即死の場所だ。
「おい、ちょっと待て!」
弓の軌道は修造によって変えられる。
手で弓の撃つ方向を誰もいない方にして、修造はそう叫んだ。
それから、長門に向かって言葉を放った。
「お前、今何しようとした?そして、俺達は何をしようとした?
考えてみろよ!!嫉妬、悪口、恋愛、自分の事ばっか考えてんじゃないか!?
そんなの全て洗い流しちまえよ!!」
五月蝿い、長門はそうとしか思わなかった。
愛する彼の事を思ってやった、だから自分と彼の事を思ってやった。
全て間違った事をいう前の男を、月は紅くはないけど………。
―――本気で殺したい―――と思った。
「いいか!?主催者達は、そういう欲ばかりの考えでこんな事をしたんだ。
それに付き合わされた俺達は、あいつらを考え直してやらなくてはならないんだ!
お米は美味しい!岩魚も、蜆も、蟹も、美味しいだろ!?でも人間は美味しい物を、
自分で独占せずに皆に分け与えてる!人間は協力し合って生きているんだ!
自然が一番、人工的な血は洗い流す!お前も、強い根っこをもって、倒しにいこう!!」
修造は、共に主催者を倒そうと言っている。
だが………長門がした行為は反逆だった。
長門の右足が動き、修造の身体へとヒットした。
「……お、おい!長門!」
愛しの彼が声をかけてくる。
でも今は仕方ない、こいつを殺さないと始まらない。
「お前、何俺の言ってる事、馬耳東風してんだぁぁ!??」
修造も、長門の捻くれた行動に少し怒りがこみ上がった。
構わず、長門は弓を持って修造の身体に向けて――――。
撃った。
「し、修造さん!!!」
キョンは、修造の元へと走った。
そして修造を庇う様にして長門の前へと立った。
修造の腹に、弓矢は命中。あまり深くは入らなかったみたいだった。
「やめろ!やめてくれ、長門!どうしちまったんだよ!?お前は、殺し合いなんかする程、馬鹿じゃないよな!?
ああ、俺は知ってる。そんな馬鹿じゃない、むしろお前は天才さ!何もかも知ってる様な奴だ。
そんなお前が、殺し合いに乗ってしまう様な奴じゃないのは知ってるんだ!だから、やめろよ!!!」
キョンは、叫んだ。
ただやめて欲しいばかりに、感情が出た。
その場は、沈黙と化した。
長門は元から無言、会話相手にはならないのは知っている。
………だが、長門はしっかり弓を地面へと向けてくれた。
それは、分かってくれたという証拠。
「長門………」
良かった、本当に良かったとばかりにキョンは言葉を漏らす。
一息ついてから―――パンッと弓が放たれる音がした。
瞬時に、激痛がキョンに襲いかかって―――。
キョンの身体は地へと倒れてしまった。
(長門………お前………)
何故、長門は攻撃してきたのか?
冷静に考えれば早い話だったのかもしれない。
SOS団が殺し合いに乗る筈が無いという甘い考えを捨てれば……。
長門が実は、殺し合いに乗っているという事も考えれた筈だった。
キョンの甘すぎた考えは、激痛となって襲った。
長門は殺し合いに乗っていた、その事実に悲しみながら、
キョンの意識は飛んだ。
「……………」
長門は無言のまま、意識を失っている彼を見る。
撃ち所は、死なない様に心臓や頭じゃない場所に撃った。
それ故に彼は生きている。大丈夫だ、問題ない。
長門がキョンを撃ったのは、彼と二人になる為という欲。
ただそれだけの理由で、長門が狙った標的は再び修造。
今度は邪魔が入らない、確実に殺害が可能。
やっと殺せる、やっと………。
そう、ここに誰も来なければ出来たのに!
長門の願いが叶う時はただひたすらに遠かった。
「まさか、あれだけの攻撃でこの私が退くとでも思ったのか?」
再戦、そこにいたのは、紅き悪魔――レミリア・スカーレット。
そしてもう一人、同じぐらいの背の生徒がいた。
別の高校の生徒なのは制服を見て一目瞭然。
一緒にいる所を見て、確実に仲間。
だが、どうであろうと彼以外、前に出る奴は敵。
殺害対象の一つでしかなかった。
「アンタも運が悪かったわねぇ。私と戦った、その時点で勝敗は決まっているのよ」
ただ、レミリアの喋る声がそこに聞こえる。
「―――アンタには、私が倒せない」
運命、必ずそうなる。
打開の難しいとされる運命。
その操作の能力は、勿論の様に制限。
……だが、元よりレミリアの身体能力はかなりのもの。
それに吸血鬼のプライドは高く、絶対。
「人殺しなんてさせません!!風子が守ります!!」
風子は、完全にレミリアも同じ気持ちであると思っている。
ただ利用されてるだけとも知らずに………。
でも本当に人殺しである長門、その言葉に誤りはない。
素直な気持ちの通りに、風子は動くだけである。
「……………」
相変わらず無言のまま、長門が動く。
勝負が始まった頃に、少女の悲鳴が聞こえてくる。
……いや、悲鳴というより大きな泣き声。
レミリア達からすれば前、長門からすれば後ろから現れた存在。
構わず、長門はレミリア達を攻撃しにかかる。
「ひっ……!!」
その少女、小さく悲鳴をあげて声も出せず動けず。
ふと後ろを見れば、金髪の子がいて………。
暗闇の奥に見えるあの白いのは………。
「嫌ぁぁぁぁぁ!!!おにぃぃちゃぁぁぁん」
怖い、それだけの気持ちで前へと走る。
二人共同じ気持ちで、前へと逃走する。
そこの人混みに助けを求める余裕もなく逃走する。
レミリアと長門も、それに目をやる暇などない。
故に、悲鳴をあげた少女が見た何かを警戒する事などなかった。
―――みーつけた。
◆◇
その頃、ビジネスマン風スーツを着た男はゆっくり学校の中を歩いていた。
目的は愛するゆきぽ姫の発見。早くしないとという焦りの中での探索だ。
彼、ビオランテは無意識な探索の中、屋上の階段を上っていた。
この時に、屋上から下へ降りていった男は助けられて放心状態にあった。
知る訳も無く、ビオランテは屋上の扉を開いた。
「ッ!し、死体ぃ……?!」
前にあったのは、既に死亡した人間だった。
心臓部分へと刺されたその死体は見る事も痛い。
一気に不安が増した、ゆきぽ姫が無事なのか?
焦りに焦って、ビオランテは屋上から離れた。
もう大体、この校舎は見た筈………。
(………あっち、行ってみようかな)
もう怖くて仕方ないこの暗い学校。
あっちにある校舎はボロボロだった。
近寄りたくもない、そんな場所。
ゆきぽ姫の為ならいける。
………でも、やっぱり。
(あぁ、怖い……あんな所に行かないといけないなんて………。
しかも人の死体見ちゃうなんて………あぁ、最悪………)
ヘタれた。
【E-4 - 学校3階】
【いかりやビオランテ@ガチムチパンツレスリング】
【状態】健康 ヘタレ
【服装】ビジネスマン風スーツ
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:ゆきぽを探す。
1、こんな事になるなんて……あぁ最悪……。
2、死体見ちゃうなんて……あぁ最悪……。
※アニメ知識は健在してるようです。
◆◇
「ッ!?」
「なっ、何……!?」
「え、えっ!?」
3人が3人、困惑した。
後、フフフと笑う声。
あまりにもそれは突然過ぎた。
長門の攻撃を受け止め、間合いを取っていた。
だが次の瞬間、衝撃の事態が発生した。
長門の腹から、何かの刃物が生えたのだ。
その生えた何かは抜かれ、そして大量の血がそこから噴出する。
大量の血は地面へと、そして刺された本人も地面へと落ちる。
長門の倒れた身体の周りには、血溜まりが出来ていた。
長門の背後に現れた何かは、レミリアよりも小さな女の子。
可憐な姿に似合わない包丁と、黒のない目。
どこを見ても異様な光景に、レミリアと風子は言葉も出ない。
「……これで、二人目っと」
そして、次はお前だ。と合図する様な目線をこちらへと向ける。
妙な人間に、レミリアは相手をしてやろうと気になって風子の前に出る。
長門の周りに倒れるキョンと修造は気絶していて、その子も気にしてないみたいだった。
故に今の標的は一つ、紅き月、レミリア・スカーレット。
「風子、貴女は外へ出ておきなさい」
レミリアの言葉に、そのまま風子は従った。
走って出て行った風子を、包丁少女は見る事しか出来なかった。
次に殺す相手は決めたから、あれは見逃すしかない。
噂にされた包丁さんのやり方はそうなっていた。
「……さて、勝負を邪魔してくれた代金、血で払ってもらおうじゃない」
スッキリしない勝利に、レミリアは不機嫌だった。
紅い月もない、けど本気で殺してやりたい気分。
そんな吸血鬼の思考などお構い無しに包丁さんは動く。
突撃してくる包丁さんに向けて、レミリアは本気の一撃をぶつける。
「 神槍「スピア・ザ・グングニル」 」
そう宣言すると、槍の様な何かがレミリアの手にうまれる。
紅い槍の様な何かは、その後――一直線に包丁さんへと飛んだ。
槍の一撃は、包丁さんの胸を貫いて遥か遠くへとぶっ飛んだ。
気分爽快……とはいかないが、取りあえずスッキリはした。
近くの地面に倒れる3人の身体、人間共の無様な姿。
レミリアは、それを見てから外にいるであろう風子の元へと向かった。
◆◇
………レミリアがいなくなって、動く手。
………震える、その手は―――。
………ぼやける、その視界には―――。
………愛しい、彼―――。
………何かに、触れた。
………とても、温かい―――。
それが、彼だったかは彼女には分からない。
【長門有希@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】
【E-5 - 学校一階廊下】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康 腹に弓矢直撃 気絶
【服装】北高制服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:SOS団を探し、誰一人として死なせない
0、……………。
1、主催者対抗の為の仲間探し。
2、MTって一体なんだ?
3、長門……何でだ……。
4、SOS団が殺し合いなんかする訳ない。
※MTの暗号を見ました。解読は出来てません。
【E-5 - 学校一階廊下】
【松岡修造@現実-派生】
【状態】腹に弓矢直撃 気絶
【服装】半袖の服
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:主催者に対し怒り、殺し合いは絶対しない。
0、……………。
1、主催者対抗の為の仲間探し。
2、MTについてはわからないが、絶対いつか読み取れる!
3、何で馬耳東風するんだ……!
※MTの暗号を見ました。解読は出来てません。
※長門の遺体の傍にデイパックと弓セット@Mine craft があります。
◆◇
「あ、良かった……もし死んでたらって、風子ずっと不安でした!!」
レミリアが玄関口から出ると、風子の声がした。
不安だった、部下としてそう思うのは当然だろう。
だが、従者としてまだまだ。咲夜は、絶対の忠誠を誓っている。
咲夜とレミリアは互いに似た様なものだ。
信頼するからこそ、絶対に相手は死なないのは分かっている。
運命を操作せずとも分かるぐらい、二人は信頼が厚い。
そんな咲夜が今、どうなってるか何て分からない。
だが心配の必要は無い。咲夜は必ずまた前に現れるから。
分かりきった運命でも、久々に会えたら嬉しいんだろうか。
……そう、増えた人間が望む様な。
「………」
「………」
ずっと黙ったままの二人がそこにいる。
チラッと横目で確認した。逃走していた二人だ。
レミリアの威圧感に二人はまた恐怖を感じているところ。
特に青っぽい服を着た子の方は涙を浮かべて、ビクビクしている。
もう一つの金髪の方は、何処かで見た気もするし、フランに似てなくもない。
もっとも、羽根で妖精だというのは分かりきったことだが。
「大丈夫です!レミリアさんは、とーっても良いお姉ちゃんの様な人!
風子が信頼するんです!絶対に大丈夫です!怖くなんかないです!!」
風子がそういって、レミリアを説明した。
内心、守る気は全然なかったりするが………。
だが、風子視点だと守ってくれてる様に見えるのだろう。
さらにその言葉を聞いて、少し安心したのか緊張の糸は解けたようだった。
包丁少女をぶっ飛ばしてる間に、風子と話をしていたからだろう。
少し安心したから、向こうから声をかけてきた。
「も、
持田由香…です。お兄ちゃん……探して、ます……」
「私はサニーミルク!……なーんか、見た事ある気がする」
「同じ事を思ってたわ。ねえ、アンタ一回ウチ(紅魔館)に入ってないかしら?」
「あ、アンタじゃなくてサニー!それに、ウチってどこ?」
「紅魔館」
即答である。
紅魔館と聞いて、サニーはハッとした。
そして、三月精一の頭脳系として頭を働かせた。
(もし、これが正しかったら今、前にいるのって………。
あの時の館のお嬢様!?も、もしそうだったら……ダメだわ!!
ここは、嘘で誤魔化すしかない!!)
「し、知りませんねぇ………」
「ふーん……気のせいか」
「そ、そうみたいですね」
急に敬う様な口調に変化したのを見て、レミリアは嘘だと見抜いていた。
……だが、妖精相手に吸血鬼が本気というのもどうか………。
あの天狗が目撃すれば間違い無く新聞のネタにされるだろう。
だから、レミリアはそのままやり過ごした。
……でもやり過ごせない事もある。
「あ、あの……その傷……」
由香が指さした所は、先程の矢の攻撃を受けた場所。
ずっと痛みがして仕方が無い場所だ。
心臓には命中していないも、ギリギリだった。
おかげで、先程の攻撃の際に中々の痛みが襲ってきた。
……でも吸血鬼がこのぐらいの傷で弱音を吐くのは許されない。
「全然大丈夫よ」
レミリアの言葉を聞いて、少し安心する由香。
少し、だから心配なのは抜けない。
まるで皆のお姉ちゃんみたいな存在のレミリア。
この場に集まった全員がロリというこの現象。
まったく、運命は不思議なものである。
「さ、寄り道は済んだ事だし少し急いで紅魔館に行くわよ」
再び、紅魔館への歩みは再開された。
パーティメンツは4人、まるでRPGである。
【D-6 - 学校 門前】
【レミリア・スカーレット@東方project】
【状態】右胸付近に矢の傷 疲労(小)
【服装】レミリアのドレス
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:主催者達と外界の人間共を下す。
1、風子達は利用するだけ。
2、外界の者は変人ばかりね。
3、紅魔館へ行き、皆に自分の凄さを見せつける。
※吾作の姿は確認しましたが、名前は知りません。
※由香達と名前の交換はしました。
【D-6 - 学校 門前】
【伊吹風子@CLANNAD AFTER STORY】
【状態】健康
【服装】制服@CLANNAD
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:???(殺し合いには乗っていない)
1、レミリアさんと行動します。
2、あの男の人、最悪です!
※吾作の姿は確認しましたが、名前は知りません。
※由香達と名前の交換はしました。
【D-6 - 学校 門前】
【持田由香@コープスパーティーBCRF】
【状態】健康 恐怖(少し落ち着いた) 疲労(小)
【服装】如月学園中等部制服
【装備】なし
【道具】基本支給品 サニーミルク@東方project
【思考】基本思考:お兄ちゃんを探す。(殺し合いだと気付いていない)
1、早くお兄ちゃんを探さなきゃ………!
2、逃げれて良かった………。
3、レミリアさんに着いて行く。
※万能包丁さんの姿を確認しました。名前は知りません。
※直美の悲鳴が聞こえたかはわかりません。
※殺し合いをしていると気付いていません。
※風子達と名前の交換はしました。
【由香の傍】
【サニーミルク@東方project】
【状態】健康 恐怖(落ち着いた) 疲労(小)
【思考】基本思考:由香のお兄ちゃんの哲史を探す手伝いをする。
1、由香を助ける。
2、自分を閉じ込めたのは一体……?
3、こんな時にスターがいたらなぁ……。
4、もしかして:紅魔館のお嬢様
※万能包丁さんの姿を確認しました。名前は知りません。
※直美の悲鳴が聞こえたかはわかりません。
※殺し合いをしていると気付いていません。
【学校の廊下】
【万能包丁さん@包丁さんのうわさ】
【状態】??? 気絶
【思考】基本思考:???(とりあえず殺害に動かされている?)
0、……………。
1、これで二人………。
最終更新:2011年04月01日 10:48