レディオ・ザイア その2

ヴィスタリア「はい始まってしまいましたレディオ・ザイアまさかの第2回」

マトリ「この方式書きやすいんだもん」

ヴィスタリア「お相手は私ヴィスタリアと」

マトリマトリでお送りする」

ヴィスタリア「・・・はっ!もしかして今回は私掘り下げスペシャルかしら?本編で色々ありましたし?」

マトリ「それはまたの機会ということで、物事には順序というものがあるからな」

ヴィスタリア「かなしい」

マトリ「本編といえばワタシとキミは危うくメイド部隊になるところだったわけだが」

ヴィスタリア「ヒカリさんとセット装備みたいでちょっと・・・ってなったのでコンバットプリンセスドレスということにしますわ」

マトリ「キミは勝手だなあ・・・ん?ワタシもヒカリとセット装備・・・?」

ヴィスタリア「まあほとんど一緒にでることはないでしょうし・・・ね?」

マトリ「そういえばこの世界ビキニアーマーはないのだろうか?戦闘用のメイド服はあるのに」

ヴィスタリア「あら?着て欲しいんですの?どうしてもというなら・・・」

マトリ「遠慮しておく、そんなにビキニアーマー好きではない」

ヴィスタリア「あら残念、からかうネタができるかと思いましたのに」

マトリ「それに、せっかく綺麗な白い肌なんだからあまり露出させないほうがいいと思うが、日に焼けるぞ」

ヴィスタリア「褒められてるんだか親目線になりつつあるのかわかりませんわね・・・」

マトリ「さてこの番組ではリスナーさんからの質問・曲のリクエスト・お悩み相談を募集中」

ヴィスタリア「採用された方にはこちら、私とマトリのツーショット写真をプレゼント」

マトリ「・・・本格的に需要がなくないか?主にワタシのせいで」

ヴィスタリア「そうかしら?シスターとか喜ぶかもしれませんわよ?」

マトリ「あー、なんだろう、胸がキュッてなった」

ヴィスタリア「さて、そろそろ始めていきましょう、レディオ・ザイア」


(陽気なBGM)

ヴィスタリア『この番組はあなたの未来に最上の翼を、ヒカリプロダクションの提供でお送りします』

(へんてこな効果音)


マトリ「では本日一通目のお手紙、ラジオネームカツオザムライさんから」
マトリ「『ヴィスタリアハン マトリハン オオキニ!』」

二人「「はいおおきにー」」

マトリ「『イセキチョウサノ ハナシデ イクツカシツモンガ アルネンナ』とのことだ」

ヴィスタリア「所要時間にもよりますができる限り答えていきますわ、最初はなににしようかしら?」

マトリ「重要そうなやつからいこうか」
マトリ「『ソモソモナンデ キョシンハ フウインサレテタン?』とかどうだろうか」

ヴィスタリア「まあメタく言ってしまえば、条件を満たすと弱体化する裏ボス的なものをやりたかっただけですわね」

マトリ「設定的な話もしようか、まず巨神が誕生したのは魔法文明時代初期あたりのイメージだ」

ヴィスタリア「本編の私が生まれるずっと前ですわね」

マトリ「アストレイドの脅威がまだ大きかった頃、アストレイドに対抗するために魔法王の手によって作られた存在だ」

ヴィスタリア「恐らく通常のアストレイドを何かしらの方法で改造したりしたんでしょうね」

マトリ「結果アストレイドよりヤバいものができてしまったというありがちな話だ」

ヴィスタリア「これは不味い、と気づいて起動せずに封印しましたのよ、とりあえずは」

マトリ「だが戦力としては強力なのでな、何度か起動させられることもあっただろう」

ヴィスタリア「1度成功はしてますし何体か作られた可能性もありますわね」

マトリ「ファラド―ラ王国崩壊にも巨神が絡んでるイメージ」

ヴィスタリア「本編の私は知る由もないでしょうけど」

マトリ「数体存在していたかもしれない巨神だが、そのほとんどが1度に起動するほどの戦いがあった」

ヴィスタリア「魔法文明時代末期の魔神に対抗するためですわね、制御はできなかったでしょうが」

マトリ「魔神との戦いで生き残ったか、あるいは偶々起動させられなかったか、そんな感じの個体が本編にでてきた巨神だ」

ヴィスタリア「その一体が魔法文明時代の遺跡に眠っていたんですわね」

マトリ「それを魔動機文明時代にうっかり発見してしまったわけだ」

ヴィスタリア「そこからは慎重に巨神を弱らせていきましたのね」

マトリ「あと一息・・・というところでまた問題が発生したわけだ」

ヴィスタリア「大破局ですわね」

マトリ「十分な時間が残されていないことを察し、後世に望みを託したわけだ」

ヴィスタリア「魔動機文明崩壊ギリギリまで本編で投与した薬品を作成してたんでしょうね」

マトリ「突っ込みどころは多々あるだろうがこんなところだ」

ヴィスタリア「けっきょくのところ、ぶっちゃけ某ゲームの安直なパロディーですわ」


マトリ「思っていたより長くなったな、どうしようか」

ヴィスタリア「一旦曲に入りましょうか」

マトリ「今回はスポンサーからのリクエスト、新ユニットの新曲だ」


(♪~マーガレットブロッサムのデュエット~♪)


マトリ「引き続きラジオネームカツオザムライさんからの質問に答えていくぞ」

ヴィスタリア「どうかしら?時間的にいけそうかしら?」

マトリ「残りはそれほど時間はかからないと思う」
マトリ「では次、『ドウシテ イセキノオクデ マナコートガ ミツカッタン?』」

ヴィスタリア「あっ・・・(察し)」

マトリ「魔法文明時代の遺跡、しかも巨神の部屋の更に奥からマナコートがでてきた問題だな」
マトリ「これはただのガバです」

ヴィスタリア「マナコートが魔動機文明時代製だって知りませんでしたの、お詫び申し上げますわ」

マトリ「だいぶ苦しい言い訳だが、魔動機文明に頑張ってた人たちから未来へのお礼として隠されていたってことでどうか」

ヴィスタリア「細かい描写はしていなかったはずですし、どうかご勘弁を」

マトリ「気を取り直して最後の1つ、『ケッキョク マリスハ イマドコデ クラシテルコトニ ナットルン?』」

ヴィスタリア「修道院ということにしてしまってもいいのでは?」

マトリ「修道院の場所がどのくらい王都に近いのかもフワフワしてるからなあ」

ヴィスタリア「本編の私とマトリは王都で家なり部屋なりを借りていますのよね」

マトリ「いっそワタシたちと暮らしてることにしてもいいんだがな」

ヴィスタリア「じゃあこうしましょう、修道院と私たちのところを行ったり来たり自由にしている」

マトリ「移動の足はカツブシがどうとでも解決してくれるだろう」

ヴィスタリア「カツブシバイクモード・・・?」

マトリ「カツブシウィングモードとか」

ヴィスタリア「それはさておき、所属自体はローズフィールド修道院ということにしますわね」

マトリ「王都にいる場合はワタシたちのところなりザイア神殿なりアマリリス姉さんのところなりって感じで」


ヴィスタリア「せっかくですのでお悩み相談のコーナーですわ」
ヴィスタリア「ラジオネーム皐月さんからのお手紙」
ヴィスタリア「『ヴィスタリアさんマトリさんご機嫌よう、ですわ』」

二人「「ご機嫌ようですわー」」

ヴィスタリア「『諸事情がありまして、私の身体は成長しません』」
ヴィスタリア「『このままでは恋人に飽きられるのではないかと心配です』とのこと」

マトリ「本来知り得ない情報を知っている身からすればご心配なく、といいたいところではあるが・・・それはちょっとなあ」

ヴィスタリア「せっかくならもう少し気の利いた言葉を伝えたいところですわね」

マトリ「そうだなあ・・・皐月さんの恋人はそんなことを気にする人なんだろうか?」

ヴィスタリア「と、いいますと?」

マトリ「皐月さん、キミが惚れた相手だろう?そんな相手が見た目だけでキミを判断しないだろうことはキミが一番わかっているはずだ」

ヴィスタリア「おお・・・ラジオのMCっぽい」

マトリ「確かにゆくゆくは周りから奇怪なものをみる目を向けられるかもしれない」
マトリ「それでも本当に大切なのは周囲の視線じゃない、互いを思う心だ」

ヴィスタリア「・・・あっ、照れてますわね?言っててちょっと恥ずかしくなってきましたわね?」

マトリ「・・・ちょっと。いや、けっこう」

ヴィスタリア「あらあら、耳まで赤くしちゃって、かわいいですわね~」つんつん

マトリ「ぐぬぬ」


マトリ「こほん、そろそろ番組終了の時間だ」

ヴィスタリア「番組ではリスナーさんからの質問・曲のリクエスト・お悩み相談を募集中」

マトリ「採用された方には番組特製ワタシとヴィスタリアのツーショット写真をプレゼント」

ヴィスタリア「お付き合い頂き感謝しますわ、それではまた次回」

マトリ「まああるかはわからんけど」


(♪~終わりのテーマ曲~♪)

マトリ『この番組はあなたの未来に最上の翼を、ヒカリプロダクションの提供でお送りしました』

(気が抜けるような効果音)


収録後
マトリ「・・・予定より話が進まなかった」

ヴィスタリア「・・・私スペシャルまで到達するのかしら」

マトリ「・・・望み薄かなあ」

ヴィスタリア「かなしい」

マトリ「そもそもやるとは言ってないし」

※広告は勝手に仮で書きました、キャッチフレーズがあるなら書き換えますのよ
最終更新:2020年10月18日 03:14