ケラスス・ディ・マレウス

『紫水晶』と恐れられた、マレウス家の長女

第二十三話『最後のピース』にて登場した、バジリスクの女性。

『マレウス家』三姉妹の長女である彼女は、『ラフルル』の実姉にあたる。
典型的な高位蛮族の思考を持ち合わせており、ここ『フェンディル王国』まで姿を現したのは、
人族に与する妹が許せなかったからに他ならない。
しかし、冷徹無二な人物かと言えばそうでもなく、本来身内には甘い性格だったらしい。
決して、仲が悪かった訳ではない。
妹を直ぐに始末しなかったのも、蛮族側に改心させようと目論んでいたからだ。
幼き頃より、姉の人柄を知っていた『ラフルル』にとって、
今回の彼女の行動は理解できるものだった。

そんな背景は他所に、妹の仲間たちとの戦闘の末に、討伐されてしまったのだが。
最終更新:2020年12月06日 20:48