マトリ「はい、義理チョコだ」ヒカリ「はあ」

ヴィスタリア「ぴんぽんぱんぽーん、この物語はフィクションですの、実際の登場人物とはたぶん異なりますわ、あらかじめご了承を」




マトリ「今年はファリスやエリュスタ達に友チョコを渡したのだが…材料が余ったんでよければどうぞ」

ヒカリ「いや、いりませんよ」
ヒカリ「おかしいとは思いませんか、勝手に渡しておいて三倍のお返しを要求するイベントなんて」
ヒカリ「こちらに全くメリットがない、不当な取引ですよまったく」

マトリ「…」

ヒカリ「…?」

マトリ「…これは失礼した、迷惑だったようだな」
マトリ「どの道ワタシには不要なものだ、捨てるなり好きにしてくれ、お返しももちろん不要だ」

ヒカリ「他に何か用件は?」

マトリ「特にないよ、それでは失敬」




ヴィスタリア「はい、義理チョコってやつですわ」

ヒカリ「はあ」

ヴィスタリア「なんだかんだお世話になりましたし、貴方にもお渡ししようと思いまして」

ヒカリ「いや、いりませんよ、あなたが作ったものなんてどうせ食えたもんじゃないでしょう」

ヴィスタリア「…」

ヒカリ「…?」

ヴィスタリア「そう…ですわよね、上手くできたので是非、と思ったのですけど…確かに既製品の域にも及びませんわ」
ヴィスタリア「ただその…面と向かって言われると私だって傷つきますのよ?」

ヒカリ「そうですか」

ヴィスタリア「迷惑でしたよね、失礼しますわ」


こういうの好き(小声
実際ヒカリくんはチョコ貰えるんすかね
最終更新:2021年02月15日 21:43