ヴィスタリア「ご機嫌ようプロデューサー」ヒカリ「!?」 > 2 > 2 > 1 > 1 > 2

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ヒカリP「…気持ち悪いですね」

ユキ「…えっ」

ヒカリP「気持ち悪い、と言ったんです」

ユキ「…」

ヒカリP「突然家事できるアピールですか、物語のヒロインにでもなったつもりですか?」

ユキ「ち、ちが」

ヒカリP「わかりませんか?あなたは"ヒロイン"にはなれないんですよ、絶対に」
ヒカリP「その事実から目をそらして服も仕草もヒロインの真似事、滑稽だとは思いませんか?」

ユキ「…ボクだって好きでこう生まれたわけじゃないもん…夢くらい見たって」

ヒカリP「おや、今度は悲劇のヒロイン気取りですか?12時の鐘が聞こえませんかシンデレラ」

ユキ「…ボクが気に入らないっていうんならとっととクビにしなよ、こんな回りくどいやり方馬鹿みたいじゃない?」

ヒカリP「勘違いしないでください、私はただ個人的な意見を述べているだけですよ」
ヒカリP「あなたにファンがいることは事実であり、それはつまりあなたに商業的な価値があるということです」
ヒカリP「ただあなたとそのファンが愚かである、と思っているだけですよ」

ユキ「…そう、だったらボクもキミを利用させてもらうよ、なんと言われようとボクは夢から覚めるつもりはない」
ユキ「だからその目に焼き付けるといいよ、ヒロイン気取りの愚か者が魔法をかけて、夢を叶える姿をね、プロデューサー」

宣言通り、彼はステージに立ち続ける。
虚構被りの偶像でも、いつかお伽話のヒロインになれると信じて。

NormalEND ライアー・ルージュ

最終更新:2021年04月07日 17:46