ヴィスタリア「ご機嫌ようプロデューサー」ヒカリ「!?」 > 2 > 2 > 3 > 1 > 2

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ヒカリP「差別化は可能だと思います」

ベル「差別化?」

ヒカリP「確かに顔はヴィスタリアに遠く及びませんし、実は育ちも血統もヴィスタリアのほうが格上…あっこれ言っちゃいけない情報か」

ベル「当たり前なんだが??????…こほん、ですがそれを他人に言われるとそれはそれでけっこうムカつくんですよね」

ヒカリP「…ちょっと興味が出たんですが、ヴィスタリア本人に言われた場合はどうなんです?『ざーこざーこ♡』みたいな」

ベル「ヴィスタリア様はそんなこと言わないんだが????」

ヒカリP「たとえ話ですよ、めんどくさい人だな」

ベル「たとえ話ですか…なるほど、ご褒美ですね悪くない」ふへへ

ヒカリP「くっそ気持ち悪い顔してますよ…話が逸れましたね、差別化の話です」

ベル「ふぅ…はい、差別化ってどういうことですか?」

ヒカリP「ヴィスタリアも万能ではないという話です、特に演技とか」

ベル「は????ヴィスタリア様は演技も最高なんだが????」

ヒカリP「信者…じゃなかったファンの目にはそう見えるでしょうね」
ヒカリP「彼女はきっと幼い頃からずっと人目を集めてきたでしょう、それこそ物心ついた頃から」
ヒカリP「生まれも生まれですし、こうあるべき、こうあってほしいという視線にずっと晒され、それに応えてきた」
ヒカリP「やがて彼女は1番の自分を魅せる技術を身につけていたんです、無意識のうちにね」

ベル「それのどこに問題が?」

ヒカリP「『いつでも1番のヴィスタリアを魅せる』というのは言い換えると『何をやってもヴィスタリア』ということです」
ヒカリP「良くも悪くもスターなんです、演技で役に溶け込み魅せるバイプレーヤーにはなれない」

ベル「…確かに納得はできますね」

ヒカリP「だからあなたは演技力で勝負しましょう、適度に花もあるあなたにぴったりだと思います」

ベル「…驚きました、意外と色々考えられるんですね、もはやアイドルというより役者ですけど」

ヒカリP「あなたの拗らせまくった面倒くさい性質はもうわかっています、ヴィスタリアの隣に並べないと思っていることも」
ヒカリP「ですが『ヴィスタリアが演じる役』の隣ならどうです?先程ああは言いましたが、役は決してヴィスタリア本人ではありません」

ベル「落とし所としては悪くないかもしれません、少なくとも私一人では思いつきもしませんでした」

ヒカリP「あなた一人で考える必要はありません、そのためのプロデューサーですからね」

ベル「…これまでの非礼をお詫びします、これから改めてよろしくお願いしますね、プロデューサーさん」

ベルEND 夜に輝く星座のように

最終更新:2021年04月07日 17:56