ヴィスタリア「聞きましたわよアルマさん…!」アルマ「?」

ヴィスタリア「聞きましたわよアルマさん、魔導学園からオファーがあったとか」

アルマ「どこから聞いたのか知らんが…まあそうだな」

ヴィスタリア「…受けますの?」

アルマ「一応顔は出すつもりではあるが」

ヴィスタリア「…ひどい」

アルマ「…え?」

ヴィスタリア「ひどいじゃありませんの!私というものがありながら!」

アルマ「待て、まずは誤解を招きかねない発言はやめてくれないか」

ヴィスタリア「…はっ!…そうですわね、私としたことが」

アルマ「それで、いったいお前は何がいいたいんだ?」

ヴィスタリア「そう、オファーの話ですわ、私のほうが先にオファーを出していましたのにひどいじゃありませんの!」

アルマ「…出された覚えはないが?」

ヴィスタリア「…あれ?言ってなかったかしら」

アルマ「せいぜいそれっぽいことを言っていたのはファリスとエリュスタ相手くらいじゃないか?」

ヴィスタリア「そうだったかしら…まあ確かに遠慮はしていたかもしれませんわね」

アルマ「遠慮?」

ヴィスタリア「…ええ、なんというか戦っている時の貴方は頼もしい反面、どこか心配になりますの」

アルマ「…」

ヴィスタリア「これから私が歩もうとしている道はきっと避けられぬ戦いが少なからず起こり得ますわ」
ヴィスタリア「果たして本当に私に手を貸してほしいと頼んでいいものなのか、と」
ヴィスタリア「…ごめんなさい、本人にする話ではなかったかもしれませんわね」

アルマ「…まあなんだ、嫌だったら俺が断る、それだけだろう」

ヴィスタリア「…そうですわね、まあ頭の片隅ででも覚えておいてくださいな」
ヴィスタリア「私が貴方の力を欲しているのは事実、ですがそれ以上に貴方自身の幸せを願っているということを」

ヴィスタリア「えーっと、とにかく、貴方の才能に目をつけたのは私のほうが先、と言いたかったんですわ!」
ヴィスタリア「貴方の力が必要なときには貸してくださいね?アルマさん」

アルマ「…考えておく」


ウザい絡みかたかなとは思いつつ欲望を抑えられなかった。反省はしている。
ヴィスタリアが言ってることが的外れだったら悪いのは中の人のクソザコ理解力です。
最終更新:2022年01月01日 04:23