記憶をなくした神官
記憶を失う前は、リルズ神殿にて神官を務めていたことが記録されている。
この時期に「
キール」と接触し、彼が「
花を摘む者」から足を洗う切っ掛けを与えた。
その後もキールと暫し行動していたようだが、彼女の神殿に「
紅い女の子」が現れた日を境に、姿を消した。
ここ数年行方不明となっていたが、『
焔の記憶』にて瀕死となっていた所を、キールに助けられ再会する。
彼女に当時の記憶はなく、感動の再会とはいかなかった。
程なくして追ってきた、追跡者の
魔神使いを撃退。
帰る場所すら忘れてしまった彼女は、かつての様にキールと共に生活することを選んだ。
◆コネクション
- 50点 (顔見知り)
- 100点 (友人)
- 200点 (貴重な友人)※ MAX
…
……
………
『すべて…思い出しマシた。』
【聖王】と呼ばれし、魔剣の遣い手
Ex2.「
滅びの迷宮」にて、とある
魔剣を手にしたことで、すべての記憶を取り戻した彼女。
その正体は、古代魔法文明時代で行われていた、「滅びのサーペント」再現計画の被験者の一人。
元々孤児だった彼女は、計画のために集められた、他の被験者達と姉妹となった。
彼女の使命は、各々に与えられた"蛇"の名を冠した魔剣の遣い手となり、
最後の一人となるまで姉妹たちと"淘汰の儀"を行う。
つまりは、殺し合う事だった。
この「滅びのサーペント」の再現計画は、原因は不明だが凍結され、
彼女を含む姉妹らは皆長きの眠りについていた。
時は現代。
彼女を含む姉妹は、「
紅い吸血鬼」と呼ばれる人物によって目覚めさせられる。
"淘汰"のための殺し合いを、再開させるために。
だが彼女は、これを拒絶した。自分の意志で魔剣を放棄し、逃亡したのだ。
各地で神官としての人道的活動を行いながらの逃亡生活。
「キール」を救ったのも、丁度この時期だった。
しかし、魔剣を持たずとも、彼女が"蛇"の魔剣の遣い手であることは変わらない。
姉妹の一人に見つかり、"淘汰の儀"に巻き込まれてしまう。
魔剣が無ければ互角に戦うことはできない。
何とか生き延びた彼女だが、深手を負い、記憶を失った。
………
…
満身創痍の体で逃げ回り、たどり着いたのは、とある難民キャンプ。
手当の仕方なんて分からない。どうして傷を負っているのかすら分からない。
ここの人々は優しかったが、彼らに深手の治療は難しかった。
何も分からないまま、ここで自分は死ぬんだろうと。
諦めて。そう、思っていた。
最終更新:2020年03月09日 21:47