危機管理の希薄な街の英雄たち
ヒーロー達は、バーナビーやライアンのような例外を除いて、未だ根強く残るNEXTへの偏見や差別・正体が発覚した時に関係者からの逆恨み等を避ける為、普段は素性を隠して一般人として生活している。
しかし、「ライジング」ではヒーローでありながら、自分や仲間の正体バレに繋がりかねない迂闊な言動をする姿が度々見受けられる。
・正体バレをした相棒に「いいじゃないですか」で済ませるバーナビー
虎徹が正体を隠していたのは、「ヒーローは正体を隠すもの」という彼自身のポリシーの他に、ひとり娘の楓をはじめ家族に危害が及ぶのを防ぐ事が一番の理由なのだが、「ライジング」ではTV版終盤の【マーベリック事件】の影響により、不本意な形で正体が発覚したという設定になっている。
(詳細は
キャラクターについて→
ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹の項目を参照)
そんな虎徹に対して顔出し・本名でヒーローをする事のリスクを誰よりも知っている筈のバーナビーが、出動中でも「虎徹さん」の呼称のままだったり(TV版では普段と出動中で「虎徹さん」「タイガーさん」と使い分けていた)、「正体バレてるからもういいじゃないですか」で済ませるのは、虎徹本人や彼の家族が危険に巻き込まれる可能性を軽視しているようにも取れる。
・公共の場で素顔の仲間をヒーロー名で呼ぶカリーナ
新ヒーローコンビ「ライアン&バーナビー」の誕生とそれに伴うワイルドタイガーの解雇騒動の後、カリーナ・ネイサン・パオリンの3人が食事をするシーンで、カリーナが素顔&私服姿のネイサンに向かって
「いいわねぇファイヤーエンブレムはいつも明るくて」とヒーロー呼びをしている。
(台詞の詳細については
キャラクターについて→
ファイヤーエンブレム/ネイサン・シーモアの項目を参照)
TV版第4話でもカリーナとネイサンによる似たような台詞のやり取りがあったが、その時は入場者が限られたヒーロー専用トレーニングルームでの事だった。
対して「ライジング」では、個室でもない不特定多数の人間が集まるレストランという、いつ誰かに会話を聞かれるか解らない場所にも関わらず、正体発覚の危惧もないままカリーナがネイサンを無神経にヒーロー名で呼んでいた。
・夜中に素顔のまま能力を解放するパオリン
入院したネイサンの看病の合間に、パオリンが病院の裏庭(敷地内の空き地?)で夜中得物を手に特訓をするシーンがあるが、その際私服姿のままで電撃を放出している。
夜中に特訓をするパオリン wiki以外への転載禁止 |
出動時でもないのに不用意な能力解放だけでなく、
実行犯3人組による連続事件が多発している中、病院の敷地内とはいえ
夜中にNEXTの子供が得物を振り回して電撃を発している姿を警備員や病院内のスタッフに目撃されようものなら、
病院を襲撃している不審者扱いで警察や司法局に通報されてしまう可能性も出てくる。
このような素顔のパオリンが安易に能力を解放するシーンは、前作の「ビギニング」や、2016年2月24日に発売された「THE SOUND OF TIGER&BUNNY」BD内のショートアニメ、追加エピローグでも見られる。(詳細は別項目にて)
最終更新:2016年04月12日 09:34