アナ

概要

cv:野月まひる
明るい笑顔と言葉の中に、弟への深い深い愛情を秘めたアデプトの娘。
物語の主人公となる資格を有した人物。
紫色の髪と瞳をしている。母親似の容姿をしているらしく、アスルの母イーシャにも雰囲気が似ているとのこと。
砂漠都市のマザンダラン壁市にある都市公営共同住宅の一室に弟のカシムと住んでいる。弟であるカシムのことを深く愛しているが、それは家族としてのものなのか、それとも砂漠の《盟約》に反するような禁忌の想いであるのか、彼女は努めて考えないようにしている。

来歴

両親もアデプトであり、どちらも迷宮で命を落としたと言われている。カシムとは幼い時から仲の良い姉弟として知られており、いつも一緒に行動していた。幼少の頃にカシムに恋をし、想いが確信に変わったのは彼が右腕を失った一年前の出来事の時。
同じく親がアデプトであるアスルは、幼い頃から面倒を見ている家族のような間柄で、彼に家事一切を教え込んだのは彼女。しかし後記の理由から料理に関してはすぐに追い抜かれてしまったらしい。

人物

姉御肌で、明るくサバサバとした性格。難しいことは苦手で、物事を理屈より感情や勘にまかせることが多い。
最愛の弟であるカシムのことは髪も瞳も肌も全部好きで、嫌いなところはひとつもないという溺愛ぶり。とはいえ根が純情な乙女であり、その想いを表に出さないため、何気ない誘いひとつにも覚悟を必要としている。
迷宮で大半を過ごすアデプトであるため、カシムとの数少ない日常生活を大切にしており、苦手な炊事、洗濯、掃除を全て自分でやっている。中でも料理は古紋の後遺症で味覚に独自の幅があり、それがなぜか調理時に歪んでしまうため、味付けにムラがある。
母性も強く、年頃にしては大人び過ぎているアスルのことを少し心配しており、彼からも母代わりと認識されている。あと可愛い女の子が大好き。

能力

杖剣に長けた当代の赫剣士。弟のカシムとは互いの背中を預け合う戦い方をし、その息の合った連繋は《赫蒼の剣士》と呼ばれ、上級の称号こそないものの若手では一番のスコアを誇る。
《ふるきもの》の息吹を体に取り込んだアデプトとしての身体能力の他に、反射神経強化の古紋がもたらす感覚感知の“眼”があり、意識すれば周囲の状況を瞬時に把握できる。アナの“眼”は“鷹の眼”とも呼ばれアデプトの中で一番《ふるきもの》に愛されていると自称するほどで、ひとりで迷宮を探索するならば明かりさえも必要ない。しかし反射神経強化の古紋は神経系のため、使った後の反動も強い。
黒装束はアデプトの力を強める護符と同じ仕組みで作られた特別製。

本編での活躍

アデプトとして迷宮から発掘機関を持ち帰る日々の中、弟のカシムへ想いを寄せる自分に葛藤していた。
ある日やっとの思いでカシムをデートに誘い、買い物や食事を楽しんでいたが、不穏な気配を感じた後、彼はどこかへ消えてしまう。その日以降、昼夜を構わず頻繁に出掛けるようになったカシムを心配し、そのことを旧友のザール=アタルに相談もしたが、何も進展が無いまま数日が過ぎてしまう。
そんな中、碩学協会の指令で再び迷宮へ潜ることになるが、迷宮では中層近くへ潜っても全くホラーが出現しないという異例の事態が発生しており、疑問に思いながらもランドルフの酒場で休憩している途中、いつの間にかカシムがいないことに気付き、単身中層へと飛び出す。“眼”を使ってカシムを探すが、そこをザハカに呼び出された獣型ホラーに襲われ、心臓を貫かれる寸前まで追い詰められたところでカシムに救われる。

9章でハールートにより10年ぶりに遺跡深層の“開放”が発表され、事実上の迷宮攻略という重大任務に就くため、カシム共々便宜上の上級アデプトへ昇格。全アデプトと共に迷宮へ潜る。今までにない激戦の中、ホラーの精神侵食に罹ったザールに触れてしまったことで自身も感染してしまい、本来アデプトが見ないはずの夢に落ちてしまう。
夢の中では“ここで立ち止まる”ことと引き換えにアナ自身の望むカシムの幻想を与えられるが、彼女はそれを拒み、精神侵食に打ち克った。しかしすぐにザールによって意識を奪われ、彼に迷宮から都市へ連れ出される。
目覚めると親友であるはずのカシムとザールの殺し合いを目にし、ザールからこの状況とカシムの仮面のことを聞かされ困惑する。さらに都市にアブホールが出現するなど状況に追いつけず、カシムに促されるままに、壁市の自宅にまで戻ることになった。
だが壁市を訪れたアスルと再開し、尖塔を目指す彼の決意に励まされ、自分がカシムを愛していようとも、それでも自分はカシムの姉であることを再び自覚、いつもの調子を取り戻し、自分の知らない小難しい理屈で殺しあう二人を一喝して黙らせ、カシムとの従来の連携で周りのホラーを払い除けてザールの仮面を引き剥がした。

半年後、カシムとの日常を取り戻したものの、どこか開いてしまったように感じる“距離感”を埋めるため、意を決して彼に口付けをし、自身の想いを伝えた。そしてカシムに再び仮面が表れた時は自分が剥がすことを誓い、自分に仮面が表れた時はカシムに剥がしてほしいと頼んだ。

ウェブノベルでの活躍

旧碩学協会の屋敷で新しく運営されている図書館連盟の事務員として働いている。慣れない事務仕事や人間関係に四苦八苦している。

ヴァルーシアSFF

補章『それは、彼女たちの幕間』では、アスルの旅立ちを見送ろうと駆けつけたところ、彼の旅に同伴するクセルのあまりの愛らしさに、思わず異邦服飾店に連れ出してミニファッションショーを始めてしまう。「きみはあたしの妹でいいね」とか危ない発言をしながら、その場で意気投合したジェミマと一緒に悶絶しまくった。

備考

物語中スポットが当たることが多く、公式HPのキャラクター人気投票で栄えある1位に輝いた。

登場作品


関連人物




  • アスル以外では、物語の主人公として一番活躍してたからな -- 名無しさん (2013-07-10 17:12:31)
  • 野月まひるさんの姉キャラは最高すぎる -- 名無しさん (2013-07-20 18:35:31)
  • まあ、弟お漏らしして泣いてるのを見て興奮したとか子供の頃から若干変態だったりするけどなww -- 名無しさん (2013-07-21 00:02:22)
  • アナ姉さんとかが、何か卑猥な響きに聞こえる俺は汚れてる -- 名無しさん (2013-08-02 18:06:18)
  • ちょww思っても言わなかったことをww -- 名無しさん (2013-08-02 21:02:26)
  • 本編とハチポチではすごく主人公してたな。社交的だし、頼れる姉御だから他のキャラに絡ませやすいんだろうな -- 名無しさん (2014-01-29 22:43:06)
  • ↑4 まあ仮にド変態だったとしてもカシムなら律儀に付き合ってくれるだろう。カシムだし(無根拠) -- 名無しさん (2019-03-05 11:42:47)
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最終更新:2019年03月05日 11:42
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