ランドルフ・カーター

概要

CV:真木将人(赫炎)、滝沢アツヤ(白光)
幻想人種《穴熊》の姿をした小柄な男。誰もが恐れて近づかない都市下層地下で穴を掘り続けている。
自他ともに認める狂人であり、話は長い上に会話があまり成立しない。
狂人ではあるが交流関係は広く、ギーとは友人、老師イルやスタニスワフとも知己である。
銀の機関と鍵を求め穴を掘り続けているというが、それらが何を指すのかは不明。穴掘りには水平角と黄金三角、そしてスコップを用いる。

来歴

初代十碩学の第7位《大司書》であり、西亨で初めてカダスへ渡ったザ・ファーストの一人。かつては合衆国のミスカトニック大学に在籍していた。
「夢見るひと」のひとりであり、自らの「夢見た場所」を探して北海探索を開始。西暦1822年に地球ではないどこか、異世界へと繋がる《門の位相》を発見する。
盟友であり後援者、後に《蒸気王》と呼ばれるチャールズ・バベッジ、若干15歳の才媛で、後に《探索姫》と呼ばれるローラ・ジョサイア・ネーデルマンと共に《門》を超えてカダスに渡り、北央帝国で歓待を受けた。そして帝国公用語を習得した3人は西亨とカダスの交流の足掛かりとなる。
博物学者とも神秘学者とも言われているが、その素性は謎に包まれており、皇帝家の至宝《緑色秘本》と関わりを持つという《赤色秘本》を西亨から《既知世界》へと持ち込んだらしい。また、《赤色秘本》によって虚言を述べることができない。
現在は“消息不明”と言われており、『赫炎のインガノック』と『白光のヴァルーシア』に登場する《穴熊》の彼がランドルフ本人ならば、齢100歳を越すことになる。

能力

能力は不明だが、穴を掘っている最中に何者かの声を聞いていた。
彼の経営している機関酒場は迷宮のど真ん中にあるにも関わらずホラーがよりつかない。そのことを協会に聞かれた際には「狂人はお気に召さんのだろうよ」と答えたらしいが、意味は不明。

装備

  • 小型蒸気機関で明かりを灯すランタン
  • 潜地機関
  • 水平角
  • 黄金三角
  • スコップ

赫炎のインガノックでの活躍

赫炎のインガノック』では地中にてただひたすらに穴を掘っていた。
たまに地上に出てきては狂言を言ってまた穴を掘りに行く。

白光のヴァルーシアでの活躍

インガノックから砂漠都市ヴァルーシアまで到達した後は、迷宮の中層に機関酒場を経営し始めた。なんでもヴァルーシア本編の二年前にふらりと姿を見せてすぐに酒場を自分で"作って"しまったらしい。
前作同様狂ってはいるが、酒場の主人となったからには料理が得意でなければならないらしく、様々な国の料理と酒をアデプト達に振舞う。

セリフ・名言・迷言

@「……私以外の誰も。……この都市に、狂人などいないのだ」
  • グリム=グリムがギーの前に現れた際に穴を掘りながら言った言葉。その言葉通り、視界の隅の道化師は決して狂気の証ではなかった。

元ネタ

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトのランドルフ・カーターの陳述などに登場。
架空の学者だが、原作者のラヴクラフト自身がモデルであるとも言われている。

備考

  • 作中ではほとんど狂っている状態であり、まともな知性を伴ってまともな思考をするのは月に一度程度らしい。しかし、キーアを見た時に一瞬だけ狂気が消えていた。
  • 孫もしくは曾孫は、今頃は西享で婚約者と共に機関自動車を乗り回しているだろう、とのこと。
    • 西享で婚約者と共に自動車に乗っていたキャラクターには『漆黒のシャルノス』のハワード・フィリップスがおり、こちらも元ネタがラヴクラフトである(ランドルフはあくまでモデル説がある程度だが)という関連性がある。
  • 物語の中で穴を掘り進めるうち、実は異形都市の“果て”に到達したのだが、掘れないほどに硬い、土ではない何かに行き当たり、しかたなく回り道をしている。
  • ミースによれば彼が持つランタンからはなぜか機関の駆動音がせず、光の中ではうさぎのような鳥のような生物が見えるらしい。
  • 穴を掘っていても地上の出来事をどういうわけか感知しており、度々ギーの選択に耳を傾けている。ミースの想い人がキーアであることもなぜか知っている。
  • 銀の機関と鍵を求めている他、かつて自分が持ち出したとされる《赤色秘本》も探しているらしい。
  • 酒場の主人という肩書を得たためか、『白光のヴァルーシア』では相変わらず話は長いものの、前よりは話が成立し、明確に他者を労る態度を見せた。
  • ランドルフの名は銀の機関と無形の鍵によって既に呪われており、カダスと西亨の両方の《ふるきもの》と、特に西亨に在る彼らの王にはいたく嫌われている。

登場作品



  • ヴァルシーアでは突然休憩所の主になってて吹いた -- 名無しさん (2012-11-22 07:18:43)
  • ランドルフは第7位の《大司書》ですよ -- 名無しさん (2013-01-09 03:32:16)
  • ↑修正しました -- 名無しさん (2013-01-12 20:49:31)
  • R・カーターってランドルフだったのか。そんな記述あったっけ? -- 名無しさん (2013-01-19 22:38:18)
  • ジャイアニズムVol4の人物相関図でザ・ファーストで大司書として紹介されてる。 -- 名無しさん (2013-02-06 15:47:10)
  • インガノックのウェブノベルで孫かひ孫が婚約者と西享でガーニー乗り回してるだろうって言ってるんだが、もしかしてアーシェかハワードはランドルフの血縁だったりするのだろうか・・・?ラブクラフトモデル説からするとハワードの方か…? -- 名無しさん (2013-04-18 17:58:44)
  • モデルがモデルなだけに、両者とも何かしら伏線があってもおかしくはないしな -- 名無しさん (2013-04-18 19:55:21)
  • ラブクラフトが自分をモデルにした「ランドルフ・カーター」は、「先祖の見つけた銀の鍵」を使って、門の向こうへと旅立った。 なので彼がHPの先祖というのはある意味で当然。 -- 名無しさん (2013-04-19 16:37:16)
  • ソナーニルノベルブック用語集下段の作者不明の記述はランドルフの手によるものって認識で平気かな? -- 名無しさん (2013-09-20 00:21:25)
  • あれはシアトル地下のバーに行ける人の記述だからランドルフではないだろう。内容的にシャルノス以降だし、その頃のランドルフがシアトル地下に通えるとは思えない。なによりインガノック以降のランドルフはもうあんな風には狂ってない -- 名無しさん (2013-09-20 13:18:11)
  • 赤色秘本の元ネタがJ.L.ボルヘスのバベルの図書館に記載のある“「真紅の六角形」の本”ではないかと思うのは考えすぎでしょうか -- 名無しさん (2013-09-21 01:04:07)
  • インガノックのランドルフ、クリッターの恐慌耐性あるんだよね。1章の男から女になったやつは狂っていたし、狂っているなら耐性がつくのだろうか。 -- 名無しさん (2013-10-31 22:37:58)
  • 後に「火星シリーズ」(E.R.バローズ)のジョン・カーターが叔父って事にされとるが、この人も最初は魂だけで火星行ってたわ -- 名無しさん (2013-11-01 23:26:12)
  • ふるきものに呪われているって、wiki見て初めて知ったけど、具体的には情報出てないんだよね。西享の王はMだと思うけど。あんなビックネームに嫌われる時点で大物なのかな。 -- 名無しさん (2013-12-10 15:23:39)
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最終更新:2017年12月01日 22:59
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