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  • きっさんらが
  • 炎熱編集

きっさんらが

炎熱編集

最終更新:2007年06月22日 04:02

rockshow

- view
管理者のみ編集可
  • 怒涛の不定期連載小説「炎熱編集」
第一回
記事番号:40
タイトル:炎熱編集(1)
投稿者 :矢上総一郎
投稿日時:1998/09/25(金) 00:45:36

怒涛の不定期連載小説「炎熱編集」 第一回

パリ、で、炎、熱。

 この塔は、水圧式エレベーターだった。
かろうじてつかんだ、鉄の板。その上に向ける視線の先には、悠然とした大北が立っている。

「やるな。きみは。」
「よく言われます。」

大北は笑った。やさしい笑いだった。
大山田も、笑った。びしょぬれになりながら、大山田は今週の表紙に夢を見ていた。
「あの、奇才大北の連載がついに復活!」
それは、雑誌編集者として最高の名誉だった。

「いや、実際まいったよ。」
大北は笑った。
(国際問題だなこりゃ。 なんまんだぶなんまんだぶ)
 彼は、彼の古い友人である編集長の胃炎がひどくならないように天に祈った。

地階を爆破して巻き上がる水圧に乗り、大山田は200mの高さを駆け上がっていた。
若さゆえの勢いか。大北は、笑って84人目の担当編集者を見下ろした。
 片手で足場にぶら下がっている大山田をゆらす強い風が、濡れて重くなったネクタイをゆっくりと動かす。

「原稿を、書いてくれますね。」
大山田のその言葉は、確認ではなく勝利宣告であった。

「そうだな、その前に、一つ聞いておこうか。」
「なんですか。」

大北は、青い空を見上げた。
「君の実家の住所だ。」
「は?、亀有ですが。」
 大北はブーツのかかとで大山田の手を踏みつけた。
驚愕で目を見開きながら、そして大山田は小さくなっていった。

「遺品はそこに届けておこう。」
だから、安心して眠れ。おまえはいい編集者だった、

言葉の後のほうは、風にすら聞こえなかった。また聞こえる必要もなかった。


200mの風は、冷たい。
 吹き渡る風。また今日も、逃げることができた。

休載から14号め。まだ記録は、伸びそうだった。

<第1回 了> 


第二回
記事番号:41
タイトル:炎熱編集(2)
投稿者 :矢上総一郎
投稿日時:1998/09/28(月) 01:07:12

怒涛の不定期連載小説「炎熱編集」 第二回

夢、で、炎、熱。



 夢を、見ていた。

「先生、原稿あがりましたか?」
こざっぱりした玄関で靴を脱ぎながら問い掛ける。

「ああ、今あがったところだ。」
しばらくの沈黙の後、答えが返る。
その短い沈黙の間に、彼はキーボードに最後の一行を打ち終わったのだ。
先生はいつも、そうしていた。

廊下を小走りで歩きながら、自分は思ったものだった。
世界中のだれより早く、先生の原稿が読める。

それが、なにより幸せだと。


-2-

爆炎と煙が、そうさせたのか。

焦点を結ばない目が、光を取り戻した。

記憶が、混乱している。頭を振る。
油の浮いた水面に浮かび、エッフェル塔を見上げながら大山田は、自分を取り戻した。
時計を見る。何年分もあったような気がしたが、あれから1分もたっていない。

冷静に体の各所を確認する。出血はある、軽い脳震盪も。だが骨は、折れていない。
そして、魂も、くじけてはいなかった。

「まだだ、まだ終わらせはしない!」
震える足で、大山田はゆっくり立ち上がった。近寄ってくる救急隊員を荒々しくはねのける。

誓ったのだ。全国の読者に。誓ったのだ。死者に!

あの人にまっとうな締め切りと人生を取り戻すことができるのは、自分だけなのだ.


「大北先生、あなたがやっていることは、間違っている。逃げちゃだめなんだ。逃げることは、解決じゃないっ。」

 大山田は、走りだす。


もう、その横顔を少年と間違えるものは、いない。
それは紛れもない、若き編集者の貌であった。


第三回
記事番号:42
タイトル:炎熱編集(3)
投稿者 :矢上 総一郎
投稿日時:1998/09/30(水) 00:42:20

怒涛の不定期連載小説「炎熱編集」 第三回

エッ、フェル、で、炎、熱。



大北は、200mの高さの風を頬に感じていた。戦闘もとい逃走の時に感じた、
あのほてりは消え、今はただ、寒かった。

コートの襟を立てて、帽子を目深にかぶる。

エレベーターは先ほどの一件で破壊されている。しばらくは、このメンテナンス用の
階段が、唯一地上との連絡路となるだろう。
 早くも不安そうな観光客達が、係員に引き入られて、どっと階段を降りて来ていた。


大北は、何気ない顔で、エッフェル塔をその足で登り続けた。
一人逆行するその姿を不信に思う人間もいたが、彼らは自分たちの脱出に精いっ
ぱいで、大北に声をかけようとはしなかった。

 そして大北は、登り続けた。もう、すれ違う人もいない。
大北に、急ぐ必要はなかった。次の締め切り間際までは、大丈夫なはずだった。

「…逃げるのは、いい。」
心が、豊かになる。

彼は、誰に言うわけでもなく一人つぶやいた。

「よくない。」

つぶやきに対して明朗な返答が聞こえてきた。
大北は頭の向きを少しだけ動かし、背後を確認する。

「水に落ちて、助かったか…運がいいな。きみは。」
「よくいわれます。」

大北は、やさしく笑った。


-2-
 強風にはためくジャケットとネクタイが、見えた。

大北を見上げ息を整えながら、大山田は次のセリフを言おうとした。
それを制するようにやさしい微笑みが見える。

 「前の担当より、体力がないな。あれはいい男だった。」

その言葉を聞いて、大山田は目の前が暗くなるほどの怒りを覚えた。
「そう思ってたのなら、なぜ原稿をあげなかった。なんで一度もあげなかったんだ!」

大北は、やさしく笑った。 それが、更なる怒りを生む。

「あんたが殺したんだ! あんたが、あんたが一度もあげなかったから!」
「…友情や愛情には色々な形がある。覚えておくことだ。」
「うるさいっ、! ナベさんは36年皆勤してたんだ!」


 36年皆勤というその言葉になんの意味があるのか、大北にはさっぱり
わからなかったが、とりあえずノリがいいので、彼は気にしないことにした。

「若いな、きみは。若すぎる。」


――――――――――― 一方そのころ  日本

小さなくしゃみをして、大渡辺は鼻をすすった。
「ははっ、風邪ですか? ナベさん。」

「いや、噂だよ。」
「そうですねえ。大北先生さびしがってるんじゃないですか。いつも追い
かけてくる人がいないんで。」
「そうか? ふむ。だがな、この噂は別のところから出てるような気がするよ。」
たとえば大山田とか…

大渡辺はもう一度くしゃみをすると。これは悪い噂に違いないと確信した。


-3-
奇妙な沈黙が、場を支配していた。

膠着状態というところだった。会話が完全に平行線をたどっている。

「だから、鎌倉幕府は1192年ですっ。」
「…大化の改新は645年だ。」

-しばらくお待ちください-

「…どうやら話あいでは決着はつきそうもありませんね。」
「そのようだ。やはり編集者と作家は、拳でなければ語り合えないらしい。」

大山田は、その言葉に態度で答えた。高く飛び上がり、太陽を背に飛び蹴りを放つ。

「それでこそ、編集者だ! こい!」
大北が、吠えた。

意味もなく、自分のシャツを引き千切る。

戦いが、始まった。






-4-

 エッフェルに走る閃光を見上げるパリジャンヌの一人が、風に舞うかつてシャツだったものを拾った。
 彼女はそこに鮮やかな血が付着しているのを見て、顔をしかめたのだった。


第四回
記事番号:43
タイトル:炎熱編集(4)
投稿者 :矢上 総一郎
投稿日時:1998/10/02(金) 06:59:08

怒涛の不定期連載小説「炎熱編集」 第四回

ボイ、ン、で、炎、熱。

 大北は、腕を交差させて上空からの大山田の懺撃を受け止めた。
鉄板でできた足場が衝撃に負け、沈みこむ。
 「それで83.4人斬りの私を倒そうというのかな。笑止!」
「傲慢だよ先生、それはあなたの傲慢だ!」

大山田は間髪入れずブロックされた大北の腕をさらに踏み台にして、ジャンプした。
再び太陽を背に舞い上がる。大北は逆光に目を細めた。
「傲慢が、作家のエネルギーだ。なぜそれがわからぬか!」
「それが傲慢だと言っている!」

華麗に宙返りを決めて振り下ろされる大山田の足が、金色に輝く。

「わたしはあなたを殺さない。あなたの傲慢を殺すのだ!」
再び腕を交差させて攻撃を受け止めようとする大北。
「きかんよ。そんな蹴りではな。」

だがそれは、大山田の予期したところだった。
上半身をひねりながら、無防備な側頭部へ回し蹴りをいれる。

「オォォォォォ!」

 だれが叫んだのか、大山田はわからなかった。自分だったのか、
それとも、大北だったのか。

 ただ、はっきりとすることは。
一分の狂いもなくそれは、決まった。





-2-
 大北は、やさしく笑った。額から、血を流していても。
攻撃を受けても、微動だにしなかった。

 大山田は、動けなかった。
足首を、握られている。



戦闘によって、こわされたのか。
 頭上、展望台に据え付けられた給水タンクから、水が、吹き出す。

まるで激しい雨のように、二人に、降りかかる。



それでも、二人は、動かない。







「残念だったな。」

大北は、やさしく笑った。
「それが、男と、女の体力差と言うものだ。」




-3-
 吹き出す水量が、激しくなった。

 大山田は、静かに言った。
「女は、捨てた。…あなたが、逃げてから。」

「…そうか。」
 大北は、空を見た。俺はこんな娘知らんぞ。名前も知らんのに。
と、思ったりしたが、ノリがいいのでほっておくことにした。
かわりに、親切心を働かせた。

「ところで、いつ気づくか、と思っていたんだが。」
「…」
「透けてるぞ。」

大山田の顔が、硬直した。

――――――――――― しばらくお待ちください。―――――――――――

硬直の後、耳先まで赤から、そして、激怒。
彼女の表情が激変した後。猛烈な攻撃が始まった。

踵が摩擦熱で火を吹き、後退する。攻撃は、強力だった。
「なんだとぉ!」

チャランボ。

大北はもんどりうって倒れた。

「スケベ!」


 その言葉を聞きながら、大北は、静かに立ち上がった。

血の混じった唾を吐く。

戦況は、再度逆転した。


おしらせ
記事番号:44
タイトル:おしらせ
投稿者 :矢上 総一郎
投稿日時:1998/10/06(火) 00:39:45

炎熱編集は不人気のため、4号で打ち切らせていただきました。
長い間のご愛顧、ありがとうございました。

何か別の企画で、捲土重来を図ります。

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きっさんらが
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