64 :初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/08/26(金) 22:29:19 ID:fDyIDXws
モラーラが何故オリーブ油の生産を独占できているのかについて補足
ことの起こりはこうだ。
橋を作ったり、大型のカマドを作ったりと一人じゃできない作業が増えてきたナナッシくんは
当初、友人である、モーナーやギーコに協力を頼んでいたのだが、彼等は彼等でなにかと
忙しかったりする。
そんな、こんなで途方にくれていたナナッシくんに声をかけたのがモラーラだった。
燻製の技術やぶどう酒作りといった技術で一日の長がある、モラーラだが
基本的には非力で女にもてない集団の彼等は日々飢えているのだ。
それでも、麻を採って来たり、畑を手伝ったりで食料や必需品を皆に分けたもらっていたのだが
十分な量とは言えなかった。ましてや、儀式とも言えるものに必要な
ベニテングダケ等は貴重品で、なかなかわけてくれないのだ。
で、モラーラはナナッシに頼みにきたのだ
ナナッシが作る土器と木炭を作るのを手伝わせて欲しいと
その代わり、必要な分の土器と木炭をわけてくれと。
実際、レンガを大量に作るさいには良くて手伝ってもらったものである。
でで、ナナッシのそばに入り浸りだった、モラーラがウズメとナナッシの
奇妙な会話に興味を持ったのは言うまでも無い。
その中のひとつオリーブ油の作り方はけっこう前から
二人の間で、何度も交わされていたのだ。
オリーブ油の量産はこのときまだまだの段階で
ナナッシとウズメが実験用にわずかな量を作っていたに過ぎなかった。
続く
65 :初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/08/26(金) 22:44:39 ID:fDyIDXws
続き
獣油は狩りのときに等、それなりの量が採れてはいたが
村全体の必要量を満たすには不充分であり
さらに、獣油は匂いがキツク、大量のススがでるため
燃やすことには不向きだった(このときは、油の主な利用目的は燃料だった)
そこで、以前に燻製の技術で、狩りにいかなくても
肉の一番良いところを分けてもらったことを思い出した。
そして、燻製の技術が誰でもできるようになると、
そんな特権も失われたことを。
モラーラは今度は二人に頼み込んだ。
二人に対して、できるだけの労力を提供するから
オリーブ油の作り方を自分達だけに教えて欲しいと。
ウズメはあまり良い顔をしなかったのだが
労働力に困っていたナナッシはあっさりとOKを出してしまった。
こうして、オリーブ油の製造の秘密は隠匿され
モラーラ達が独占をすることに成功した。
その後、オリーブ油の価値が村中に浸透すると
村人がこぞって、オリーブ油を求めるようになり
現在の、ちょっとだけ周りより、豊かなモラーラ達があるのだが
何故か、女にはあまりもてない・・・・・
オリーブ油をてみあげに、某スーパーマーケットに通う
集団がいるだけとなる。
結局、得をしているのは、女衆なのか?(笑)
最終更新:2005年08月27日 10:21