352 :ウズメ@原始人:2005/09/29(木) 13:38:08 ID:AKs+4dXx
「だ~る~ま~さ~ん~が~こ~ろ~ん~だ~」
「このくらいゆっくりとなえればいいのかな?」
謎呪文を唱えながらウズメが菜種をカラ炒りしていると、村の子供達が集ってきた
「ヒメさんなにやってんの~?」
「あっ!落花生炒ってんの?ちょうだいちょうだい!」
「ざ~んねんでした。これは食いもんじゃねえだよ。これで油を絞るんだ」
完成したばかりの圧搾絞り機を指差した。
「ここで手なんか挟むとあぶねえから、悪戯しちゃだめだよ」
圧搾機の方へ目を向けた瞬間に男の子の1人が叫び声を上げた
「あちっ!」
土器に手を突っ込んで菜種を取ろうとしたらしい
「あっこらっ!食いもんじゃねえっていったろ!」
「さっき洗い場でおめーのかあちゃんがこぼしてたぞ」
「あんまり悪戯して困らせちゃだめだぞー」
「こっちおいで、水でひやしてあげるから」
作業を中断して子供を家の脇の水がめの方へ連れて行った
「えーんいたいよー(>o<)」
今度は圧搾機の方から女の子の泣き声が聞こえる
「はさんだのか?だからあぶねーって・・・」
「ちがうよー トゲ刺したー(;_;)」
「・・・・・」
「ねーちゃん!なんかこげてるよー!」
「ぎゃーーーー!」
作業は遅々として進まないのであった・・・・
最終更新:2005年09月30日 17:20