59 :初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/11/01(火) 23:05:38 ID:yQT/7INn
未来技術村恋愛事情
結婚という概念が導入はされたが
ほとんど根付いていない、ここ未来技術村ですが
現代人の視点から、その実態についてみてみましょう。
意外なことに、愛だの恋だのという概念は
文学の登場によって確立されて物という学説もあり
少なくても、いま我々が考えているものと、
彼らの考え感じているものとは、かなり違うことは
過去の文献などを読めば考察は可能だと思われます。
未来技術村でも、愛って言うものは認知されていません。
恋についても、同等です。
ナナッシ君に聞いたなら
「なんだぁ?そりゃ?うまいのか?」
なんて答えが返ってくるでしょう。
彼らが、身近に感じているものは、我々の言葉で言うならば
「家族愛」、「友情」、「仲間意識」、「信頼関係」
といったものが主だった様子です。
もちろん、彼らは人間なので
「性欲」と「独占欲」を持っています。
それゆえに、言い表せない、奇妙な不快感とも
快感ともとれる感情に悩まされることもあります。
つづく
62 :初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/11/01(火) 23:31:47 ID:yQT/7INn
では、その具体例を見てみることにしましょう。
彼女の名前はシ~。村一番の美人です。
艶やかな、黒髪。大きく知的で優しげな目。
高く、スマートな鼻。ぷっくりとした赤い唇。
欲情的なボディーライン。明るく人当たりのよい性格。
多くの男たちが、彼女の虜で、彼女を独占したいと思っています。
そして、その方法とは・・・・・
1、食べ物を持ってくる
こんな時代ですから、食べ物の確保は最重要課題です。
一人でイノシシをしとめた若者が、シ~の母親にそれを丸ごと差し出して
自分をアピールします。
2、貴重品を持ってくる
こんな時代でも、貴重品にはそれなりに価値があります。
木綿布や陶器、酒といった消費するものや
水晶、砂金といったものも、自分が裕福であることをあらわします。
ある、若者は、葵で染めた麻布をたくさん持ってきて、シ~の母親に(以下略
3、人望を集める
短期的に収穫物や貴重品を大量に持ってこれたとしても
長期的に自分の家族を養ってくれるとは限りません。
先の見えない時代だからこそ、信頼できる人間にはそれだけで価値があるのです。
ある、男はいかに自分が誠実であるかを、シ~とその家族にアピールします。
つづく
64 :初代1 ◆zhFdGsjV7M:2005/11/01(火) 23:55:24 ID:yQT/7INn
彼らの、必死のアピールは、本人と母親に向けられます。
未来技術村の家族構成の中では、母親(場合によっては祖母)が
大きな力をにぎっているからです。
母親に認められると、当人と2人だけで出かけることを
許されるのです。
場合によっては、家族という形で迎え入れられたりします。
シ~も母親にいってきなさいと、いわれると、2人で
半日程度の時間を過ごすようです。
しかし、ナナッシ君。君は勘違いをしているぞ
シ~の穴兄弟なんて団体は存在しない。
なぜなら・・・・・
星の見える丘で男が一人たそがれている。
母親に認められシ~事をせまったのだが、見事に断られたのだ。
腕力で強引にという手もあったのだが、そんな噂が広まれば
その後が怖い。
仕方なしに、翌日、シーとすばらしい時間を過ごしてきたと
嘘をつく程度でとどまるのだ。
シ~がいうには
「私には欲しいものがある、そのために早々簡単にはゆるさないわよ
もっと、男を磨いてきなさい」
とのこと、さて、シ~の欲しいものていったいなんでしょうなぁ
最終更新:2005年11月02日 00:23