【名前】
立花響
【名ゼリフ】「あの場所に生きて帰るためにッ! みんなと笑い合える明日のためにッ! どんな壁だって乗り越えていけるッ!」
【本ロワでの動向】
参加者として登場。
今回の主人公格の1人でもある。
とはいえ登場話が書かれた時には、
田中ぷにえと鉢合わせ、一方的に叩きのめされるという、非常に情けない開幕戦を披露することになった。
その後もなかなか調子が出せず、いまいち戦果を挙げられずにいたのだが、
獅子王凱らと交流するうちに、徐々に成長を重ねていく。
そんな響の最大の転換期は、凱の死亡の瞬間だった。
未熟な彼女の中にも勇気を感じた凱は、自らのGストーンを、響に託そうとする。
しかし、響にとっての凱の死は、予想以上に大きな衝撃となった。彼を喪った悲しみが、ガングニールの破壊衝動を加速させ、響を暴走させてしまったのだ。
このまま暴走マーダー化かと思われたが、天羽奏からガングニールを受け継いだ
ジャイアンの、必死の奮闘と説得により、暴走現象は一旦終息を迎える。
正気に戻った響は、敗北と恐怖の味を噛み締め、それをバネにし立ち上がることを誓ったのだった。
ゴッドライディーンとの戦いのさなか、遂に響は凱のGストーンを使い、ガオガイガーとのファイナルフュージョンを成功させる。
「勇者王誕生!」を熱唱しながら、鋼の巨体を振りかざす、シンフォニックガオガイガーの誕生である。
更に最終決戦においては、起動キー代わりとなるデュランダルを手に入れていたこともあり、
ラーゼフォンに認められ、調律の力を得た新たな勇者――真聖シンフォニックガオガイガーへと覚醒。
無意識に行った調律によって、
イザナミが生み出した、現実と虚構の揺らぎを無効化した。
そして迎えたSSが、
どんなときでも、ひとりじゃない。
これで逆転勝利かと思いきや、大聖杯と融合した伊邪那美大神は、更にその遥か上を行く。
受けたダメージを全回復させ、幾千の呪言を発動し、その驚異的な力をもって、逆に響達を圧倒する。
ガオガイガーも満身創痍となり、もはやこれまでかと諦めかけた時、響の目の前に現れたのは、概念存在と化した
鹿目まどかだった。
彼女は真聖ラーゼフォンに宿された、調律の力の真の意味を、傷ついた響へと語りかける。
ラーゼフォンの力を使い、世界を再構成すれば、こんな悲惨な殺し合いそのものを、なかったことにできるのだと。
「――いらない」
「私が欲しいのは、新しい世界を作る力じゃない……
今ある世界をこの手で守り、今ある居場所へ帰るための……たったそれだけの力でいい」
しかし、響の口から語られたのは、その力を否定する言葉だった。
死んでいった者達の戦いを尊重し、同時に今ある世界を守ろうとする響には、全てをなかったことにすることはできなかったのだ。
神の力を持ちながら、しかし響はそれを使わず、その一部だけを借りようとする。
ラーゼフォンの力の一端を行使し、世界と繋がった響は、自分が今までにかかわってきた、全ての人々の存在を再認識した。
人々の想いを力に変え、所有者の勇気を力に変える、立花響が戦うためには、それだけで十分だったのだ。
「これが私達の――絶唱だぁぁぁぁーッ!!!」
まどかと
不動遊星の後押しを受け、再び立ち上がった響は、ガオガイガーの必殺技を解き放つ。
ヘルアンドヘヴン・アークインパルス――ラーゼフォンの力で響と繋がった、全ての人々の想いが生み出す力は、
真聖シンフォニックガオガイガーを黄金に輝かせ、その手に勝利を掴み取らせた。
人間を試さんとする邪神は、人間・立花響の体現する力によって、見事に打ち倒されたのだった。
「ぷにえちゃんと友達になるために」
「私の強敵になるというのなら」
「「肉体言語で語るのみ!」」
全ての戦いが終わった後、
ライダーのマスターとなった響は、再びぷにえと対峙する。
かつて彼女のサブミッションを前に、為すすべなく敗北した少女は、勇気と力を身につけて、立派な戦士へと成長した。
その想いと力のぶつかり合いが、いかなる未来へと向かったのかは、また別の話になるだろう。
【名前】
風鳴翼
【名ゼリフ】「ばっ、馬鹿、わら、わら、笑うなぁぁぁぁ!(ゼロ仮面ボイスで)」
【本ロワでの動向】
参加者として登場。
彼女の最大の不幸は、支給されていたゼロの仮面を、うっかり被ってしまったことだった。
その長い髪が挟まれでもしたのか、仮面はがっちりと固定され、そのまま外れなくなってしまう。
しかし、そんな有り様でも発動してしまうのが、シンフォギアシステムの恐ろしい所。
のっぺらぼうのようなフルフェイスマスクを被り、男か女かも定かではないボイスチェンジャー声で、
バリバリに熱唱しながら戦う姿は、登場人物・読者の双方を大いに爆笑させ、彼女自身を大いに赤面させることになった。
しかしそんなゼロの仮面も、インベーダードラゴン戦では砕け散り、名シーンを演出している。
【名前】雪音クリス
【名ゼリフ】「アンタもそれを言うのかよ!」
【本ロワでの動向】
参加者として登場。
彼女が登場話で遭遇したのは、1人の娘を持つ父親の、
車弁慶だった。
「何であたしにそんなに構うんだよ!」「そりゃお前、俺がお前より大人だからじゃねえかな」という、
どこかで見たようなやりとりは、シンフォギア勢の萌え担当として、読み手達を和ませていた。
【名前】天羽奏
【名ゼリフ】
【本ロワでの動向】
参加者として登場。
原作で既に故人であった彼女は、健闘むなしく、この
アニロワでも、命を落とすことになる。
しかし、問題となったのはそれ以上に、彼女がガングニールを託した相手が、あのジャイアンだったことだった。
奏の遺品を身にまとい、殺人ボイスで歌う彼の姿は、のちに翼とクリスの2人を、発狂にまで追い込むことになる。
とはいえ、ジャイアンがガングニールを受け継いでいなければ、
響の暴走は止められなかったということを考えると、一概に「余計なこと」とは言い切れないのかもしれない。
【名前】風鳴弦十郎
【名ゼリフ】
【本ロワでの動向】
外部勢力として登場。
大河幸太郎率いるGGGや、
くろがね五人衆と連携した彼らは、
主催者の本陣に殴り込みをかけ、参加者達を救出しようとする。
中でも彼の活躍は目覚ましく、素手でシャドウをなぎ倒し、
ブロッケン伯爵や
SPすらも一蹴し、
機械獣ガラダK7の踏みつけを発勁で受け止めるなど、一騎当千という言葉が相応しい大暴れぶりを披露した。
さすがにガラダK7の攻撃を受け止めたことで、負傷してしまった弦十郎だったが、それで終わるような奴はOTONAじゃない。
なんとそこからゲッタードラゴンの1体を強奪し、そのまま乗り込んでしまったのだ。
ここまでの大立ち回りを演じておきながら、ほとんど反対意見が挙がることがなかったのも、弦十郎の恐ろしさを物語っていると言えるだろう。
とはいえ、やはりロボットの操縦は無理があったのか、今度は逆に、機械獣と化した
あしゅら男爵に圧倒され、機体ごと押し潰されてしまう。
しかし死に際に放ったゲッタービームは、主催に混ざっていた切札勝舞に命中し、見事彼にかかわる問題に決着をつけたのだった。
あるいはあしゅらとの戦いの敗因は、守るべき子供を殺さなければならなかった、その葛藤によるものだったのかもしれない。
【名前】フィーネ
【名ゼリフ】
【本ロワでの動向】
主催者の1人として登場。
彼女は己が持つ古代の技術によって、ラーゼフォンを改造し、シンフォギアシステムの到達点として仕上げるという、割ととんでもない偉業を達成する。
しかし、それがフィーネのピークだった。
いざ弦十郎らに攻め込まれれば、くろがね五人衆相手に翻弄され、
せっかく改造したラーゼフォンは、その改造のせいで響に奪われることになるという、散々な噛ませ犬扱いを受け続ける。
「馬鹿な……こんなことがあってたまるかッ!
まったくあの役立たずめ、かくなる上はソロモンの杖を――」
「そうはさせん!」
「がッ! だ、誰だお前はッ!?」
「私はガッツィー・ジオイド・ガード長官――大河幸太郎!」
おまけにその末路は更に悲惨。
ユベルの近くにいたことで、彼の撃退の二次被害をモロに被り、右往左往してしまったフィーネは、
なんと参加者ですらない、
ゴールドタイガーをまとった大河幸太郎の攻撃を受け、あえなく身柄を拘束されてしまったのだ。
ベール・ゼファーや
ジュラルの魔王と異なり、ネタキャラとしてのパンチもなかった彼女は、
シンフォギア原作のラスボスでありながら、ほとんどいいところなしのまま、御用となってしまったのである。
最終更新:2012年05月02日 00:43